61.《ネタバレ》 前半はとにかく後半のサスペンスへの伏線を張ることに専念し、
医療ミス事件の後はビル・プルマンがそれらの伏線を1つ1つ潰していく謎解きミステリーの一面も。
サスペンスとしての組み立ては上々の出来ではないかと思います。
しかし序盤の連続レイプ事件にストーリーを引っ張らせていく展開は不要だったと思います。
ビル・プルマン演じる夫のある事情を説明する方法はもっと別の手段があったのではないでしょうか。
その中でグウィネス・パルトロウがあっという間にいなくなってしまう。
今のグウィネスにはあり得ないキャスティングに、そんなに前の作品という感じはしないのですが、
これも20年以上前の映画なんだなと時の流れを感じたりもします。
後半は前半とは別人のような目ヂカラを見せる二コールの悪女っぷりと、
ビル・プルマンの執念がぶつかる後半の展開はサスペンスとしてなかなかの面白さ。
二コールとビル・プルマンとアレック・ボールドウィン。
この主要キャストは3人共に演じる役と見事にはまっています。
母親の家で再びその名が出る、もう1人登場する謎の医師リリアンフィールド。
しかしそれらしい登場人物は1人しかいないので、残念ながらその正体はバレバレでしたけどね・・・。