52.シニカルだけどファニーな中年男だからウディ・アレンはかわいいんであって、この映画のウディアレンは、シニカルなだけの中年男で、どうもかわいくない。ダイアン・キートンもイマイチだし、マリエル・ヘミングウェイはブサイクすぎだし、マンハッタンの景色まで魅力がなかった。ウディ・アレン作品と接点の少ないメリル・ストリープだけが魅力的。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-05-13 01:21:10) (良:1票) |
51.これで人生が変わった、といっても過言ではないくらい。本当はこんな人たちに感情移入なんかできそうにないけれども、見るたびにそれぞれのキャラクターに感情移入してしまう。胸をかきむしられるような思いで見てしまう。モノクロのマンハッタンが実に美しく、バックに流れるラプソディ・イン・ブルーが涙が出るくらいにはまっていて、最高傑作としか言いようがない。テープレコーダーに自分の好きなものの名前を吹き込んでいくところから、本当に好きなのは彼女だと気づいて、マンハッタンを走り抜けるシーン、そしてラストのM・ヘミングウェイの大人びた一言。何て素敵な流れだ。何と狂おしいエンディングだ。ぼくがマンハッタンに行ったのはこの映画を見たから。そして、ホンモノのウディ・アレンを間近で見たのだった。 |
50.ウディアレンの映画に出てくるいつも通りのインテリニューヨーカー達は大嫌いな私ですが、とりあえずこの映画は映像がすごくキレイで洗練されており、かっこいいです。でもって何かと意味のない事や物に、一々理由付けし気取ったバカな大人であるアレン自身をズドンと落とすこの映画は好きです。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-03-30 17:42:37) (良:1票) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 NYの風景を見ているだけでも飽きません。モノクロの映像にとてもマッチしていて素敵でした。恋人同士でデートすると最高でしょうね。いいなぁ~。さて、物語ですが、40過ぎのアイザック、あっちふらふら、こっちふらふら、手は出しまくるし、前妻メリル・ストリープ(若い、しかも痩せてる)に本を出されると言われあたふたし、、それを見ているだけでおかしいですが、18才の彼女にロンドンへ行って勉強してきたら、と言っておいて本当に行ってしまうと知ったときの慌て方ったら、、彼女の方が大人なんじゃないの!?と思ってしまいました。何というか正直すぎるというか、要領が悪いというか、、だけど何か憎めないんですね。うまいなぁー、ウディ・アレン。ジョージ・ガーシュインの曲、ラストで流れる「ラプソディ・イン・ブルー」もこの映画にとてもよくマッチして傑作でした。 【fujico】さん 8点(2004-02-12 14:14:08) (良:1票) |
48.モノクロの画面がとても美しいです。音楽もガーシュインでこれまたゴキゲンな映画。 【KINKIN】さん 7点(2003-06-22 17:22:42) (良:1票) |
47.稀代の才人ウディアレンの作品は、初期のドタバタコメディ、男女の関係や人生を問いかける哲学的要素の強い中期、ミアファローとの離別後から始まる楽天思考の後期、と3つに分かれるが、本作はその中期の最高傑作だろう。代表作と言われている「アニーホール」をも凌ぐ。抜群のユーモアのセンス、オシャレなカット割りと凝ったカメラワーク、あまりに美しいマンハッタンの景色、機知に富んだ会話の数々。そして何より、安っぽい美談や誇張を一切排して人間の不条理さ、非合理さ、弱さを真正面から告白していく勇気と誠実さに、やむことのない拍手を送りたい。ちずぺさんが下で「将来何かを生み出そうとする人は見ておくべき」と書かれてましたが、まさしく。“本物”のアーティストやクリエーターを志す人は、見ておくべきでしょう。さらに私なりに言わせてもらうなら、「何度でも」見なくてはならない作品であると付け加えさせてもらいたい。 【給食係】さん 10点(2003-01-19 01:43:51) (良:1票) |
46.主人公は放送作家以外に何の仕事もできなさそうなインテリで、しかし自分以上に理屈っぽいインテリには歯が立たず、神経質で、自意識過剰で、ロリコンで、自己中。ついでに言えば醜男でチビでハゲ。醜悪なキャラを煮詰めたような人物ですが、都会的なモノクロ映像と音楽でスタイリッシュに見えてしまう。そのギャップを楽しむとともに、人の印象なんて簡単に操作できるという恐ろしさを体感すれば、もうそれで十分かなと。いやけっこう面白かったですけど。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-24 23:33:25) |
45.アレンは好きな監督なのだが、この作品はだめだった。ガーシュイン&モノクロのマンハッタン。それだけの印象。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-21 14:16:29) |
《改行表示》44.お馴染みのアレン・ワールドが全開の作品。 相変わらずNYのインテリ男女が理屈っぽい会話を繰り広げるアレン流ラブコメ群像劇。 勿論その中心にいるのはアレンです。この手の理屈っぽいアレン映画には、まず俳優アレンの存在が欠かせません。 どんなに芸術も人生も知り尽くしたような口をきくインテリっぽい人間にとっても、時にどうにもならないのが男と女の関係。 事あるごとに子供扱いしてきた17歳の彼女に駄々をこねるようなアレン。 最後は彼女に諭されてしまいながらも神妙な顔でそれを聞くアレンのラストの表情が何とも印象的。 モノクロで撮られた美しいNYの街とガーシュウィンの音楽が何とも素敵な作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-31 20:22:56) |
《改行表示》43.モノトーンでかっこよくて、よく練られていましたが、やっぱりこの人何度離婚してもモテるって設定、おかしいですよね。(笑)御大メリル・ストリープがこんなちょい役では、、、 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-01 13:56:16) |
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42.ジャケットもいいし、内容もウディアレンの中では一番好き。 |
《改行表示》41.ニューヨークのマンハッタンを舞台にした、ウディ・アレン監督、主演作品。 ストーリーは別にどうってことなくて、とにかくセリフが異様に多い。 その会話の内容がまた独特で、インテリっぽいのか、お洒落なのか、ユーモアがあるのか、 自分にはよく理解できなかった。わかる人には、これが面白いんだろうね。 特筆すべきは演出と音楽。この年代の映画はとにかく演出のヘボいものが多いのだが、 こちらはかなりハイレベルで、マンハッタンの街並が美しく撮られており、 全編モノクロの映像が秀逸な効果を与えていた。音楽も非常に良かったのだが、 ラストの主人公の行動だけは頂けない。ここだけやたら人間臭いのはちょっと・・・。 全体的には、ジャズが似合いそうな雰囲気のある映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-12 06:50:48) |
《改行表示》40.俗物的な動きを見せるニューヨーカーたちが面白い。 風景も実に美しい。 だけど、ウディ・アレン自身は醜い。 てっぺんハゲ、ちんちくりんおっさんだ。 だけどモテる。 というか、モテる設定にしている。 そりゃあ、ウディ・アレンが監督だし。 でもこの人物設定は、ウディ・アレンの自身過剰による勘違いではなく、彼のユーモアによる狙いだと思う。 劇中の台詞に、「こんな髪の毛の薄い~」的な自虐的・自覚的な台詞もあったし。 外見の話を個人の好みで言わせて頂けば、本作にはほとんど魅力的な男女が出てこなかった。 劇中で、自分のことを「美人、美人」と連呼しているダイアン・キートンも、おばさんパーマでちっとも好きくないし。 だけど、居た! 若かりし頃のメリル・ストリープ! スレンダーで、何となく荒んだ感じの若さと美しさがたまらない。 ニューヨーカーのインテリたちが、皆あんな風に理屈をこねまわして、その場の欲求で動く俗物ばかりなのかは分からないが、もしそれが本当なら、なんて疲れる街なんだろうと思う。 都会は好きだが、そんな街には住みたくないなぁ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-04-02 05:10:19) |
39.ラストシーンのアレンの表情は街の灯を思わせます。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-19 00:53:56) |
38.ウディ・アレン自身が出ている映画よりも出てない映画の方が私としては好きなのだが、これももっと違う俳優が主演の方が良いと感じるのはやはりあの風貌が苦手なのかもしれない。監督としての才能は認める。とにかく絵が凄く綺麗である。しかもマッハッタンをここまで美しく、白黒で一枚一枚のまるで風景画でも見ているような錯覚さえ起こさせてしまうほどの心憎い上手さ、白黒の画面、美しいニューヨークに奏でるジャズ、ピアノの音、好きな要素が沢山、散りばめられていて、それだけでついつい見入ってしまう。話そのものよりも完全に美しい映像美と音楽に酔いしれた。ただ、それでも6点が私には限度です。ウディ・アレンが自分の都合の良いように監督としての立場というものを利用して撮ってるように思えるし、それに四十二歳には見えなかったぞ。もっとふけてるように見える。あれだけ頭の後ろがハゲてきていて、見た目もちっとも男前ではないのに、若い女性にモテル。俺の方が絶対にかっこ良いはずだと思った男達がこの世にどれほどいるだろうか?私もその中の一人だ!て書いてみたところで誰も解るばすがない。ウディ・アレンの良さが解るにはこの監督の他の映画ももっと沢山、見て知る必要があるのかもしれない。まあ、とにかく私には映像、音楽だけは完璧!なそんな映画です。それにしてもやはりこの映画のウディ・アレン、どう見ても四十二歳より上に見えて仕方がない。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-16 20:55:20) |
37.わたしにはこの映画、なにが面白いのかわからない。そもそも、このタイプのウディ・アレンの作品が苦手。前に観た「ハンナとその姉妹」とか「ウディ・アレンの重罪と軽罪」とか、いつも同じことをやっている。「アニー・ホール」にしたってそうだっただろう。ちょっと知的なキーワードをちりばめてインテリジェンスを醸し出し、それでも気取ったバカをあざ笑う。そのあざ笑うのはウディ・アレンの視点と決まっている。で、彼の映画の中の彼自身も滑稽な存在なのだけれども、その滑稽さをどこまでウディ・アレンが意識しているのかがわからない。オレも滑稽だけれども、オレは許されるのだ、と思っているようにみえる。この作品のラストでも、勝手に捨てた元愛人に「よりを戻してほしい」とこれまた勝手に求愛するわけで、どうみてもこの作品の中でもいちばん滑稽な人物になるわけだけれども、なぜか映画の中で、彼には救済のチャンスが与えられる。その救済のチャンスが、わたしにはどうしてもウディ・アレンの自己愛によるものと見えてしまう(もしくは作者としての特権意識、だろうか)。そうすると、彼は映画の中であざ笑うために登場させる人物たちと、自分とは違うのだと言っているのだろうと思えてしまう。ヴァン・ゴッホをヴァン・ゴーグと発音する気取ったエセインテリ人物を陰で笑いながらも、自分は「カフカ以下の自尊心にされた」などと気取ったことを言い、そのことは許されるらしい。だいたい、なぜ彼はいつも人のことを「陰で」あれこれ悪口をいうのか。好きになれない。 【keiji】さん [DVD(字幕)] 1点(2010-05-12 13:37:07) |
36.《ネタバレ》 いくらなんでも17歳の少女といたすのは、ちょっと正視できませんね。アレン・アレルギーの人は観てはいけません。本作は全アレン映画中で最もアレンのモテ男演技が炸裂しているかも。でもそれを補って余りあるのがモノクロで撮られたNY風景の息をのむほどの素晴らしさです。そしてラストのトレーシーが放つ一言、アレンはきっとこれがやりたくてこの映画を撮ったのではと思わせるほどインパクトがありました。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-12 13:13:45) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-20 01:42:47) |
34.W・アレンの映画は他にもいくつか見ました。この映画でも彼らしいキャラクターを創造し、彼らしく演じています。私とは相性が悪いようで、彼なりに面白おかしく創造したキャラクターが、とても卑屈に思えて、愛すべきニューヨーカーとは思えないのです。言葉の端々に出てくるブラックジョークにはニヤリとさせられますが、楽しめるのはそこまで。監督として、何を観客に伝えたいのかも分かりません。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-07-19 23:53:56) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 アレン扮する何処にでもいるような40 男の恋愛とも言えないような自分勝手でありながらも毛色の異なる複数の女性とのかかわりを上手く切り抜けているようで、実際には振り回されているのに、自分の好きな物を次々テレコに吹き込んでいたら自然とトレイシーの名が!ラスト娘ほど年の離れたその少女の、純粋な愛にやっと気づき夢中で走って会いに行く。 その気持ちよくわかります。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-06-20 16:13:49) |