125.《ネタバレ》 ハリウッドというかアメリカ映画のお得意ジャンルでありそれこそ星の数ほど(ちょっと大げさでした)製作されてきた法廷ものだけど、巨匠コッポラもやっぱ撮ってたんですね。彼は『タッカー』でも法廷劇的な要素を後半に盛り込んだけど、法廷小説の大家であるジョン・グリシャムのベストセラーに取り組んで、風格ある映画に仕上げました。原作とはかなり雰囲気の違う出来だという声もありますが、コッポラは脚本家としての力量を見せて観ていて飽きさせないエンタメとしての完成したストーリーかと思います。 やっぱ若い頃のマット・デイモンは、汚れた弁護士の世界に飛び込んだがギリギリのラインを守って成長してゆく姿が瑞々しくて、後年にジェイソン・ボーンみたいにゴリラ化するとは想像できないですね(笑)。悪徳ブラック弁護士のミッキー・ロークも、出番は少なかったけどいい味だしてました。悪徳とまではいかないかもしれないけど、一人で悪役を背負ったようなジョン・ボイドの弁護士も、あの法廷での駆け引きは迫力満点でマット・デイモンじゃ到底勝ち目が無いでしょ。日本じゃ未だに弁護士(とマスコミ)を正義の味方だと誤解している人が多いけど、前半の病院での営業活動なんかを見ていると、やっぱこの職業は他人の不幸やトラブルがないと喰ってゆけないんだなと実感させられます。人の涙や不幸を常に探し求める稼業、まさにレインメイカー(雨降らし屋)というわけです。コッポラの脚本は、“善い弁護士”と“悪い弁護士”をある意味で突き放して並列させている感じで、破産で保険会社が逃げ切った様なラストになってジョン・ボイドに「俺たちはどっちも負けだな」と嘆息させるところにその意図が出ているのかなと思います。 初訴訟で大企業に大勝したマット・デイモンが「これで依頼者は常に勝訴を期待してくる、そしてどこかで自分は越えてはいけないラインを踏み外してしまうだろう」と廃業を決意するラストには、とても共感できました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-04-24 22:38:46) |
124.新人の裁判は初々しいが、勝って当然の内容かと。 【TERU】さん [DVD(吹替)] 7点(2024-02-20 20:34:51) |
《改行表示》123.《ネタバレ》 法廷物ですが、弁護士や大手企業の裏も描き、 脚本が図抜けてしっかりしてるように感じました。 寄り道しすぎて、女性との絡みが無駄に多かったり、そこじゃないところを無駄に長くしたり という作品が多いですが (↑まさにこの一行のような無駄なフレーズが少ない) 主人公の紹介からいくつかのケース・人との関わり等、全てのシーンにおいて過不足なく、観ていて飽きません。 気になる点は 事実として多いので、私が理解出来ないだけなのはわかっているのですが、クレアがDV夫と別れない意味が分からない 相手弁護士・相方の存在が強いせいで法廷において、主人公の活躍はほとんどないように感じたこと やむを得ない理由があるとはいえ、人を殺していて何もないままというのは釈然としない 特に、法・正しくあろうとする弁護士であることで余計に思ってしまいました。 くらいです。 主人公(マッド・デイモン)ももちろんですが、ダニー・デヴィートの存在感がすごいいい味を出してます。 中盤の魂を売り渡したのはいつか覚えているか? のセリフは痺れますねー 日本にはびこってるお偉い様方にも聞いてみたい一言です。 終わり方は賛否両論あると思いますが、私はとてもいい終わり方だと思いました。 終わるための一文も感慨深いです。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-09-05 00:21:49) |
122.《ネタバレ》 法廷ものが好きなので少し甘めになっているかもしれないですが、それを差し引いても見応えはあったかと思います。法廷バトルの場面場面が少し短く感じましたが、どちらに転ぶか分からない展開はグイグイと引き込まれます。バットで致命傷を与えておきながら罪に問われることがないのは、最後までモヤモヤしました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-08 03:21:27) |
121.いわゆる勧善懲悪系の法廷モノ。教科書のような内容で、予想通りに話が進んでいく。ありきたり。 【くろゆり】さん [地上波(吹替)] 6点(2019-02-17 21:51:04) |
《改行表示》120.これがオカダカズチカのレインメーカーか(笑) コッポラらしからぬ軽快なストーリーでマットデイモン演じる若い弁護士が奮闘。深みは無いが法廷物として及第点。 エンディングが好みではなかった。金の雨はこれから降るんじゃないの?まだまだこれからってところを見たかったね、正直。 |
《改行表示》119.豪華な監督、豪華な出演者、展開が早いシナリオ、面白いです。 でも気になるんです。 ダニーでビートが愛川欽也に似てるんです。 決して笑わせようとして書いているんじゃないんです。 痛々しい患者たちが見せる大げさなジェスチャーや所々に伺えるコメディータッチの要素が作品を軽くしてしまっています。 タイトルにインパクトがないし、一年後には忘れちゃうでしょうけど、見る価値はありました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-01 07:42:56) |
118.《ネタバレ》 ○コッポラもこんな映画撮るのかと思わされた作品。かなりの豪華キャストで、使いどころも抜群。○クレア・デインズとの絡みがどうも取って付けた感があったものの、非常に見応えある法廷ものだった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-04 16:22:40) |
《改行表示》117.90年代に良くある映画。 今見ると普通の映画。 |
116.《ネタバレ》 え?辞めてしまうのー!?と思わずにいられません。タイトルから裁判で大勝して爽快なラストかと思いきや、裏切られます。DV夫殺害の現場では派手に暴れて血を流しているし、証拠も複数残っていそうなのに捜査が進まないのも謎。そして、色々大事なところを端折りすぎて、え、それでいいの?と突っ込みながら見てしまった。久しぶりにクレア・デーンズを見たけど、きれいな人だよなあ。 【SAEKO】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-22 23:12:54) |
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115.訴訟社会の胡散臭さい世界が描かれていました。悪徳弁護士と悪徳保険会社が日本でも増えてきてますので気をつけましょう。面白い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-11 20:05:08) |
114.主人公の善良ぶり、相手弁護士の悪徳っぷり、両方の描き方がいまいちなため、最後のセリフもそれほど響かない。無難にまとめた感あり。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-02 17:54:10) |
113.《ネタバレ》 コッポラらしい風格のある画、堅実できちんと引っ張る脚本、M・デイモンの初々しい新人弁護士ぶりをはじめ、ベテラン俳優陣のどっしりした名演技。本当によかった中盤までは。C・デーンズの夫殺しから逃げ出したあたりから、食い足りなさがスタート。「逃げてしまった」と頭を抱えて苦悩してたけど、この事件はその後ほぼスルーされ、クレアが不起訴になったことも台詞で終了。一方メイン筋の保険会社相手の裁判ではロイ・シャイダーが堂々の黒幕として登場。彼に引導を渡すことになる“骨髄移植を基本治療と認めた会議”の書類、決め手となるその証拠を手に入れるくだり、普通もっとタメませんか。エリン・ブロコビッチみたいに。そしてなんと勝ったのにM・デイモンは弁護士やめちゃうんだって。凄く唐突に感じるよ。ここも全てセリフでさらっと片付けちゃうこの慌しさ、一体どうしたというんだ。知りたいことを説明されずに、置き去りにされた気分。んー、物足りない。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-20 23:05:45) |
112.《ネタバレ》 いや~よかった 一気に観ちゃったよ こういう映画と相性いいのかな マット・デイモンいいね~ 新米弁護士を見事違和感なく演じていました 周りを固める名優たちも素晴らしい さすがコッポラといった感じですね が、無難にまとめた感があるのも実際で正直チト物足りない感じでアリマス 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-10-19 14:58:33) |
111.とても真面目に創っている作品です..映画としては、ちょっと盛り上がりに欠けるかもしれません... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-11 12:54:04) |
110.豪華メンバーの割にほぼ忘れ去られた感のある本作ですが、私は「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」よりも好きです。本作のような小さめの映画をきっちり面白く作ってみせることは、重厚な大作以上にコッポラの映画監督としての腕前を表しているように思います。DVに白血病とかなり重いテーマを扱う一方で、新米弁護士の爽やかな成長物語や恋愛要素をぶち込み、かつ両者を水と油にしていないのですから、並みの監督の仕事ではありません。大岡越前か、遠山の金さんかというダニー・グローバー判事の登場シーンや、ジョン・ボイト弁護士からの嫌がらせ、有力な証言者を捕まえてきたマット・デイモンの反撃等々、娯楽的な盛り上げ方も手慣れたもので、最後まできっちり楽しませてくれます。特に、困り果てたところでミッキー・ロークから助けが入る件は最高でした。クライマックス直前に意外な支援が入ることは娯楽映画の基本中の基本なのですが、こうした基本をきっちり見せてくれる映画って実はあまり多くありません。また適材適所のキャスティングもバッチリ決まっており、役者選びのセンスもさすがです。若手でもっとも注目されていたマット・デイモンとクレア・デーンズをカップルにする一方で、ミッキー・ロークやロイ・シャイダーなど「あの人は今」状態の俳優を引っ張り出して一緒に演技させる。枯れたとはいえ、かつてはハリウッドの頂点にいた彼らの存在感は抜群で、作品の重要なアクセントになっています。さらにダニー・デビート、ジョン・ボイト、ダニー・グローバーといった安定した俳優で彼らをグルっと取り囲み、鉄壁の布陣を作り上げています。ここまで見事に俳優を使いこなしている映画って他にはありません。まさに教科書のような映画です。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-02-14 20:38:03) (良:1票) |
109.原作を先に読んでしまった身としては、原作と映画の雰囲気が180度違うことにまずガッカリ。さらに深みはないし展開は急だし、正直大失敗した映画だと思う。原作の持つ重厚さをそのままキッチリ描いていれば良かったのになあ。映画だけ観てたらまた評価は変わったのだろうけど、こればかりは仕方なし。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-09-12 02:50:23) |
《改行表示》108.何を信用すればいいものか?深く考えさせられる、善良作。保険にも、色々あるんでしょうが、うかうか入れませんね。「ジョーズ」のロイ・シャイダーや「チャンプ」のジョン・ボイトといい共にどうしようもない汚れ役。それに比べダニー・グローヴァーの判事役には、ほっとさせられました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-08-13 14:37:44) |
107.《ネタバレ》 グリシャム&コッポラ、ということで重厚なドラマが展開するのかと思いきや、素材の重さを軽快なタッチでサラリと流すあたりに、ちょっと気持ちのいい裏切られ方をした感じでした。クセがコテコテにあるハズの役者達までサラリと流されちゃった気がしないでもないですけれど。それにしてもルーディはケリーの事件に大々的に関与してる気がして仕方ないワケですが、一方的にケリーだけの事件、みたいな感じに思えるのはどーしてなんでしょ? 下手をすると自分がモロに刑事責任を問われる状態だと思うのですが、当の本人はそれこそまるで他人事みたいだぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-11 13:38:06) |
106.結構よかった印象。アメリカの保険会社はえぐいね。 【承太郎】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2009-05-09 08:20:15) |