62.《ネタバレ》 スティーブン・スピルバーグ監督による人種差別問題を扱ったドラマ。リメイク版公開に向けて観賞。理不尽な抑圧にめげず、気高く生きようとするアタシたち。だけど、黒人女性の容姿がみんな同じに見えてそれぞれ認識・判別が難しいぞ。あまり入り込めなかった。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-01-29 00:48:22) |
61.《ネタバレ》 ほとんどが暗く悲しいシーンであり、また長い作品であるが、人間の持ついろいろな面を見せてくれて、また見終わった後もいろいろと考えさせてくれて、簡単に結論が出ないところが良い。●再見してどきっとしたのは、序盤、妻ソフィアへの対応に悩むハーポに対し、セリーがさらっと「殴れば?」と言ってしまうシーンです。彼女は父からも夫からも常に殴られてきたので、「言うことを聞かせる」=「殴る」だと思い込んでいる、というかそれ以外知らない。だから、ほかの人に対しても、その概念以外のことを伝えることができない。こういった連鎖の問題は現在でも着実に存在しますし、85年の時点でそれをするりと映画の中で表現してしまった手腕が素晴らしい。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-01 01:26:20) |
《改行表示》60.人種問題の映画かとかってに勘違いしていたが、全く違う。 そういったものを超えて、いい物語はやはりいい、それを認識させてくれる作品。男女差別とかの暗い面はあるものの、何故か前向きなトーンが流れている。 ちょっと長いが観るべき。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-17 22:47:25) |
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《改行表示》58. ‥‥まあまあ、ことごとくポイントをはずした、デティールだけのもったいぶった演出の連続で、それでただヒロインの半生記をそれなりに映像化すればいいのかよ、という感想にはなる。スピルバーグはこれでこりずにこのつぎにはあの「太陽の帝国」なんていうのを撮ってしまい、またまた「それなりに映像化すればいいのかよ?」という疑問を、ふたたびみるものに抱かせることになるわけだ。 製作のクインシー・ジョーンズがやりたかったポイントというのもわかるけれども、だって、スピルバーグはそういうことのわかる人、できる人ではないじゃん。 【keiji】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-05-11 12:29:34) |
57.《ネタバレ》 【違和感】①苦労知らずの白人男性監督が昔の黒人女性の過酷な人生を描く。②手紙が届かないというが、義父や親類や知人に頼めばいい。学校の先生や友達もいるでしょうに。教会宛に事情を説明して出せば、手渡しで届けてくれると思う。そうしなくともアフリカに立つ前に一度は訪ねなさい。比較的恵まれた生活をしているのだから。③主人公セリーの夫がネティの手紙を後生大事にしまっておくのは何故?焼き捨てるでしょ。④夫のキャラが、美人歌手シャグが登場してから別人のように変化してしまう。虐待キャラから憎めない男に変身。⑤セリーの子供をネティが育てるなんて、偶然が過ぎる。⑥自立した筈なのに実父の遺産が転がり込んで商売を始める。その商売がズボン店で、それまでの彼女と縁が無い。良い話が台無し。⑦セリーは父に強姦されて子供を産んだと思っていたが、実の父では無く義父だった。彼女は妹と子供と再会し、遺産を受け取る。シャグは神父の父と和解する。強い女ソフィアは夫と元の鞘に戻る。セリーの夫は改心してセリーと妹の再会を助ける。何もかもうまく収まり過ぎ。余韻が残らない。【感想】描く対象が絞り切れず、締まりが無い。単純な女一代ものにすればいいのに、他の女性の人生や時代を描こうとして冗長的。一本の映画で描ける内容は限られている。クライマックスが手紙を読むところなので、その余韻で家を出、再会させてすぐに終わればすっきりした。ゴスペル場面など不要。◆骨子は、父や夫によって人権を無視され、教育も受けず、虐待され続けた女が、自立した女性と出会うことにより、魂が目覚め、生きる喜びを知り、自立すること。映画では夫に対する怒りが協調され、女の成長過程が十分描けていない。刃物を突きつけ、罵り、他人に頼って家出するのが自立だろうか。感動が薄いのはこのため。再会が感動のクライマックスとしてもそれは成長した結果の神様からのご褒美ようなもの。原作は感動的、監督は天才、映像は詩的、演技は文句なし、でも脚本の出来が悪ければ、良い映画にならない好例。原作の矛盾点を改善し、無駄なキャラを削り、ラストも改変するくらいでないと成功しない。小説と映画は別物だからだ。小説では自由に表現できる心理描写も映画では科白と映像で表現しなければならない。おのずと構成に違いが出てくる。極端な話、シャグを主人公にすればもっと起伏にとんだ物語になったろう。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-20 17:12:08) |
56.今のところスピルバーグ監督作品では最も好きな作品です! というか同監督作品ではダントツに好きな作品です! これ以降のスピルバーグ作品はどうでもいい感じしかしないけど、この作品だけはもう・・・感情が正常に反応できて心が揺さぶられます。常人では到底真似できない、反吐が出るほどの良い子ちゃんの話しでもなければ、冷徹すぎる悪人の醜行を淡々と映すよな、感情が擦り切れた感じもなく、わざとらしくギャーギャーわめくだけのバカ生意気ガキが終始進行をぐちゃぐちゃにすることもありません。人間の愚かさや温かさの描き方が適切なレベルを保っている感じです。要するにこの頃はまだ監督が映画ファンをナメ切っていなかったと思えます。この映画が全くオスカーを穫れなかったことがアカデミー賞の七不思議と言われたのもうなづけます。本作は原作者の熱い勧めでウーピーがデビューを飾った作品ですが、僕個人はテレビ番組の司会者オプラ・ウィンフリーのソフィア役の演技も強く印象に残しています。またジョン・ウィリアムズが音楽を担当しなかったスピルバーグ映画というのも珍しく、クインシー・ジョーンズの音楽もなかなかでした。とくにカミソリのシーンの音楽と妹の手紙のシーンの音楽は強く印象に残ってます。 【追記】オスカー狙いだとかよく言われるみたいですが、どこかで読んだ情報では、監督はこの作品を作ることにかなり躊躇していたそうです。それまで自分がSFやファンタジーの路線で走ってきた人間であることを十分承知していて、そんな自分が全く毛色の違うこの話を監督できるのか戸惑いもあったとか。音楽を担当することになるクインシー・ジョーンズが監督の背中を押したそうですよ。スピルバーグ今は嫌いですが、これを作った後の言われようだけは、監督を可哀想に思います。レズビアンたちからもかなりバッシングされたとか。この作品を周囲がまともに評価してたら、監督はもっとマシな大物になってくれたのではと思って仕方ないです。彼はきっとこれ以来感情を擦り切らしたのだと思います。自分だったら、ふてくされるだろうし、作品作りが怖くなるだろうと思う。それを乗り越えて「どうせ好き勝手しか言わないんだから、そいつらからテキトーに金出させりゃ良いんだ」となってしまった気がしてなりません。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-20 16:07:47) (良:1票) |
55.黒人社会を正面から丁寧に描いています..秀作です.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-06-09 13:03:24) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 冒頭から女という女がこれまた男という男からの抑圧(という2文字では片付けられないほど酷い心身への虐待)を受け続けて、「いやだ、これ以上見るのしんどい…」と思い始めた頃、徐々に抑圧からの開放がわずかながらも続き、エンドロールの頃には涙とともに気持ちいいほどのカタルシスを感じた。人間はどんな苦境でもユーモアがあれば生きていけるとか、自分を愛してくれる存在が何よりの希望だとか、我慢した感情は消えてなくなるわけではなく、心の奥底にマグマのように蓄積されていく(から発散しなきゃダメ)とか、そういう当たり前の事を改めてこれでもかと叩き込まれた。 セリーは何の取柄もない普通の女性と解説にあったけど、料理・裁縫は上手いわ手際はいいわ、整理整頓の天才だわで、私にとっては真似出来ないほど素晴らしすぎる憧れの女性。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-22 13:07:14) |
53.この作品を観てから軽々しくゴスペルが好きだと言えなくなった。映像の美しさも素晴しいが、クインシー・ジョーンズの音楽も魅力である。スピルバーグ作品の中では、このような少し重めのテーマのものが世の中の批評に反して個人的に好きである。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-23 21:15:46) |
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52.監督の伝えたいことは分かるのだが、長い。この映画からテーマを取ったらほとんど何も残らない。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-11 22:41:17) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 監督がスピルバーグと知らずに見た作品。ダニーグローバーはリーサルウェポンシリーズの狂犬を抑える役のイメージが強かったけど、また違ったダニーがみれてよかった。 ストーリーは不幸がずっと続くわけだけど、最後は救われてほっとした。またラストのダニーの遠目で見守る様な表情が印象的で、彼もまた時代の被害者である事がうかがえる。すべて時代のせいには出来ないが、親から子へ、子から孫へ、間違った事を伝える事もあったと思う。ウーピーは彼を受け入れ、また彼も死ぬまで彼女達に謝罪しながら必死で尽くす・・みたいな後日談を想像しながら涙した。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-21 14:19:00) |
50.スピルバーグがこういう作品を撮り出して、当時は、「そんなにオスカー欲しいかよ~」と陰口叩かれたりしたワケですが(いや、今でも言われてるのかな)・・・・・・まあ、何か目標を持つってのも、結構なことじゃないですか(笑)。それだけ、確かに力のこもった作品でもあり、美しい映画に仕上がっています。姉妹の別れの場面で二人がかわす“手遊び”など、「視覚的キーワード」とでも言いますか、雰囲気や感情をあくまで映像として刻みこもうとするのが、スピルバーグ好みというか、いかにも「らしい」ところ。それが、映画全体と通してとなると、もう一歩の踏み込みの甘さが感じられなくもなく。暗い話をヘンに救おうとする、妥協の産物のような安心感。結局、映像を充実させんとする才気は溢れていても、映画の題材に対するシンパシイが、それに追いついていないのではなかろうか? 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-02 23:43:55) |
《改行表示》49.私は初めてウーピーを見たのがこれだからだったんでしょうかね、すべてに素直に感動できた記憶があります。ウーピーのはじけた演技を見慣れた人にとっては、苦痛が余計大きいのかも。これから見る人は、社会派の映画を見たいナーと思ったときに、なるべく先入観を持たないようにしてから見るといいんじゃないかな。ハッとするような映像が幾つもあって、さすがにスピルバーグだなあと思った記憶があります。賞ほしさに作った映画、という評価自体はわからないわけではないけれど、映画人だったら、アカデミー賞をほしいのは、特にスピルバーグがほしかったのは、当然過ぎるほど当然でしょ? そんなことでイチャモンつけられる彼は、はっきり言って気の毒です。 追記:小学生だった息子と一緒に初めて観て以来、今日久方ぶりにたまたま見始めたとき、隣にいたのが、またもや息子。今や25歳です。内容を私以上に覚えていていたたまれなくなったのか、途中で彼は退場しました。こんなに重いものを無理やり(?)小学生に見せる親って、今思えば私だっていかがなものかと思っちゃいますが、映画というものは一見難しいものでは?と思ったって子供にも理解できるってことですよね・・。改めて思いましたが、優れた作品です。息子曰く、「これ以降のこのオバサンの映画はいらねえ」ですと。ウーピーのベストアクトだと言いたいらしい。インタビューで、これのヒットによって娘とのあいだに大きな溝ができてしまった、というようなことを言っていたウーピーを知っている私はちょっと複雑な気持ち・・。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-06-08 23:10:23) |
48.最初の展開でラストは読めるし、さして派手なシーンがあるわけでもありません。その上長い。しかし、どっぷり浸かってしまいました。中盤まで、ゴールドバーグのダンナに対する徹底恭順&献身的&はにかみながらの微笑に違和感を覚えましたが、終盤のタンカでようやく辻褄が合った感じです。それにしても、ミジメなのはダンナなり。実はけっこういいヤツなのにねえ。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-23 04:47:30) |
47.まぁ不幸不幸不幸って感じのお話でした。つーか、疲れてるときに見る映画じゃねーやコレ。選択ミス。 【Junker】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-12-30 22:31:10) |
46.重たいテーマだが登場する女性達を明るく逞しく描くことによって必要以上に重くなっていない。そのことが余計に涙を誘う。黒人であるが故に起こるどうしようもない憤りを乗り越え、年を負うごとに強くなっていく彼女達が素晴らしい。ラストシーンは何度見ても泣ける。しかし彼女達は明るい色がよく似合う。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-25 02:27:46) |
45.《ネタバレ》 てっきり白人に差別でも受ける話かと思ったら、その辺は軽めで、普通に黒人同士での不幸な話がメイン。冒頭の三十分くらいの展開がとても悲惨で見てるの嫌になったが、子役からウーピー・ゴールドバーグに変わった辺りから少しづつ良くなってきます。しかし自分が夫から暴力を受けているのに、その息子ハーポが嫁の扱いを困っているからといって、殴ればいいじゃないかなんてことを言うのは明らかにおかしく、理解不能。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-12 18:08:31) |
44.うう!おもすぎる。だけど、こういうことがほんとにあった(いまも・・・?)となると・・・目をそらしちゃいけないなっておもいました。《とはいっても、わたしになにができるのか・・・・考えてもわからないです)あの妹と別れるシーンは泣きました・・・ 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-16 21:33:40) |
43.美人て「あんたは美人だから・・」その一言で頑張った成功も容姿のせいだと評価されてしまう。何故かこの映画を見た時美人は損な気がしてきた。 【junneisan】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-28 10:44:34) |