105.《ネタバレ》 オープニングは今やテスト・パイロットになっているマーヴェリック=トム・クルーズが試作機を飛ばして速度記録(なんとマッハ10!それにしても大風呂敷広げたもんだ)に挑戦するというシークエンスで、これはまるで『ライトスタッフ』の再現ではないか!トム・クルーズは現代のチャック・イェ―ガーだったというわけです。まあこれは製作陣の一種の遊び心だと好意的に解釈しておきましょう。あの『トップガン』の続編というにはあまりに年数が空いているのでリ・ユニオン的なストーリーになるだろうなとは予想していましたが、マーヴェリックがトップガンに教官として戻ってくるなど自分が予想した通りの展開でした。リ・ユニオンらしくライバルだったアイスマン=ヴァル・キルマーは海軍大将の艦隊司令官に昇りつめているけど、マーヴェリックは大佐どまり、まあこれは現役パイロットでいたいので昇進拒否しているので仕方がないか。前作で死なせてしまった相棒グースの息子がマーヴェリックの教え子となるのですが、グースの妻だったメグ・ライアンはすでに死去しているという設定で、これはルックス劣化が著しいライアンを出演させない意図があったのかも。それを言ったらシャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド=ケリー・マクギリスに至っては出演どころか言及すらされない存在です。リ・ユニオンなのに実は彼女には出演オファーすらなかったそうで、どうもデブっちゃったので敬遠されたみたいです。 本作は前作と違って某国の原子力施設を空爆する作戦のために精鋭たちはトップガンに集められており、そこら辺はかなり好戦的です。この某国は北朝鮮なのかイランかはたまたロシアなのかは、さすがに敢えてぼかした撮り方ですが、ラストにかけてその国がF-14トムキャットを運用しているのでこれはイランで確定ですね。まあイランも北部山岳地帯に行けば雪も降りそうですからね。このミッションは懐かしの『633爆撃隊』のモスキート機による重水工場爆撃と地形からしてそっくり、製作陣は古の航空機映画をいろいろと研究したみたいですね。イランが第五世代戦闘機を配備しているというのはちょっとしたおふざけですが、その機影はCG作成ながらもロシアの第五代戦闘機と言われるSuー57とそっくりさんでした。F/A-18ホーネットの飛行シーンはさすがに迫力は満点で、大スクリーンで観たら飛行機酔いするんじゃないかと思うほど。どうやって撮ったか、多分CG使用なんだろうけどホーネットが高性能機でしかできない荒業“プガチョフのコブラ”機動をするシーンにはびっくり、F/A-18の実機でこれが可能なのかは疑問ですけどね。 あんだけ地対空ミサイルを撃ちまくられたのに二機撃墜こそされたが戦死0というのはちょっとご都合主義が過ぎるけど、やっぱマーヴェリックのカッコよさに見入ってしまうとそんなことどうでも良くなっちゃいますね。こういう単純明快さこそがハリウッド・エンターテインメントの強味なんでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-11-26 23:36:31) (良:1票) |
《改行表示》104.前作と変わらない点数。こういう臨場感のあるアクションを味わうのはやっぱり映画館に限るということなんだろう。テレビ鑑賞では映像に酔いしれるということにはなかなかならない。平均点も今までは8点オーバーだったが、今後家で鑑賞するレビュワーが増えるにつれて下がっていく一方だろう。 人間関係などの描かれ方も充分とは言えず、戦闘シーンがやたらと長く感じた。ご都合主義や強引さも目立つ。 それにしても前作から36年後。今や中高年となったトムクルーズの見せ方は、青春を過ぎてしまった人間には感じるものがあり、盛り上がる若者に比例して落ち着いた演出はなかなか良かった。 【mhiro】さん [地上波(吹替)] 6点(2024-11-21 18:15:44) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 とても面白かったです。前作とはずいぶん印象が違う。前作は、緊迫感が乏しいわりに、戦意ばかりを高揚させるプロパガンダ映画って感じだったけど、今作は緊迫感が強いぶんだけ、かえって戦意を萎ませる映画じゃないかと思う。 前作の主人公には「友人の死を乗り越える」というミッションがあったものの、技術的な優位性は一貫してたので負ける気がしなかった。あの映画を見てパイロットに志願する米国人が多かったのは、映画のなかの勝利を追体験したいと考える観客が多かったからだと思う。でも、今作を見てパイロットになりたいと思う人は少ないでしょう。なんせ無人機の時代にあって、優秀な有人戦闘機に課せられるのは、まるで使い捨ての特攻みたいな任務なのだから。全体的に悲壮感の漂ってる映画だし、いちおう最後には勝利するけれど、それはあくまで映画のなかのフィクショナルな勝利であって、あれを現実にやらされたら生きて帰れないのは誰にでも分かる。敵国に先制攻撃を仕掛けたり、殺人をおこなってる点では前作と同じだけど、これは上質なエンタメフィクションであって、現実の戦意を高揚させる映画とは思えない。むしろ「戦争は無人機にやってもらうほうがよい」と思わせるためのプロパガンダ映画なのかもしれません(それを肯定するわけじゃありませんが)。 ちなみに、若い世代の観客は、なぜあの女優がヒロインなのか分からないでしょうが、前作をリアルタイムで見た世代にすれば、その容姿や演技のうんぬんはともかく、彼女が「ジェニファー・コネリーだ」という事実そのものが重要なのよね。わたしも、そういう感慨だけで見てました。なんせ美少女だったときの記憶しかないから(笑)。きっと制作者側もそれを狙って起用してると思う。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 9点(2024-11-16 02:10:46) |
《改行表示》102.《ネタバレ》 大ヒットした「トップガン」はストーリーがアイドル映画のようなよくあるパターンで、インパクトは感じなかった。 今、見返してみるとかなり昔の青春映画の野暮ったさを感じたりもするが、これは映像も進化したスタイリッシュな印象を受ける。 ただ、ストーリーはお約束的なことから外れないので、途中で読めてしまう。 終盤、敵に撃墜されそうになったクライマックスシーンでも、ここで攻撃隊から外されていたハングマンが助けに来るんだろうなと思ってたら、案の定でハラハラもしない。 あまりのお約束通りだったので、感動シーンのはずがちょっと笑ってしまった。 トム・クルーズは前作から36年経ているので、一般人と比べれば遥に若く見えるとはいえ、当時からの加齢は隠せない。 ヒロイン役のジェニファー・コネリーも、『レオン』の子役のイメージがあるので、感慨深いものがある。 そのノスタルジーの部分で、前作より少し加点。 映像の迫力が一番の売りだろうから、映画館で観ないと面白さは半減しそう。 【飛鳥】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-06-29 08:24:22) |
101.映像は迫力あって、展開もテンポがよく、よく出来た映画。生徒?役のキャストにあまり魅力を感じられなかったのが残念。あんなにミサイルに狙われまくって、観てる方もパニックになる感じ。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-06-04 16:57:27) |
《改行表示》100.《ネタバレ》 これこそ古き良きハリウッド・エンターテイメント、いやあ面白い。 30年前の初代の雰囲気そのまま。 しかし・・・敵国をイランにしちゃって大丈夫かな。F-14を使用可能で残してるのはイランだけなんだから・・・ さすがに敵機はCGになってて安心しました。初代は敵のミグ役をF-5がやってて、完全に興ざめだったからねえ。 昨今のポリコレ全開のハリウッド、軍人は悪としか言えない凝り固まった左翼全開日本映画、どちらとも一線を画す爽快な映画でした。 【えんでばー】さん [映画館(字幕)] 8点(2024-05-31 22:02:12) |
《改行表示》99.スカッと爽やか! 単純明快!スリル満点!ドキドキ!ワクワク! そんな映画ですね。 【東京ロッキー】さん [インターネット(吹替)] 8点(2024-03-16 22:00:10) |
《改行表示》98.考えてみたら前作観てませんが、それでも充分楽しめました。 敵軍の司令官とかパイロットの姿が一切描写されないのが新鮮。最新機器による戦いってこんなものなのかな。 若手精鋭たちのもう少し細かな人物描写があったらな…とは思いました。「ファンボーイ」って誰だっけ?とか、オタッキーな「ボブ」が実はどんな優れた能力を持ってたのか…とかよく判らなかったので。 おぉジェニファー・コネリー…下の方のコメント読んでからスギゾー以外に見えなくなってしまいました。どうにかして下さい(w)。 メイキングでは俳優達の訓練の様子が描かれてましたが、実際に半年間、軍の養成所で地獄のような訓練を行って、実際に俳優達が戦闘機に乗って演技したそうな。 スゴイ映画の作り方だな…今の日本じゃ考えられない。 【番茶】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-03-11 00:14:26) |
《改行表示》97.映画らしい作品。お金を払って観て損はしないだろうと思う。 ただし、背景や物語の奥行きはあまり無い。絶賛者ばかりだと少し気になるが、作られたこと自体は良かった。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-12-16 21:36:01) |
96.すごい迫力で観てて飽きませんでした。こんなに凄い映画を作れるなんて、トム・クルーズは今や、ハリウッド一の大スターですね。 【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-07-23 22:00:17) |
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95.ハラハラドキドキ!楽しめた。戦闘機でのミッションは迫力あった。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2023-06-22 06:04:11) |
94.《ネタバレ》 前作と比較して、映像技術の進歩の甲斐あって、空中戦の迫力も随分改善しているようですし(実はもう少し期待していた)、ポップソングに頼った、雰囲気重視の雑な展開も改善してると思いますが、同時に、良くも悪くも、普通のエンタメ作品になってしまったなとも思いました。結局あんたが主役かいっ!っていうのは、それはそれで、目をつむるとしても、トム・クルーズが昔に比べて、枯れて渋めになっているのだから、若き日のトム・クルーズに代わる華のある若手役を押し出してもいいし、個性溢れるキャラクターのぶつかりあいがあっても良かったかなと。全体的に登場人物の魅力が弱すぎると思いました。そんな感じの作品ですので、結局一番気になってしまったのは、ジェニファー・コネリーです。ジェニファーと言えば、まだ幼さが残り、輪郭が少しぼやけた感じの、透き通って潤いのある白い肌が、強く印象に残っているのですが・・・年月を経て、輪郭がシャープになって、肌が乾いて、役柄なのか少し浅黒くなって、特に鼻の下から口にかけて、そして顎のラインが、ルナシーのスギゾーさんみたいになってました。ルナシーのスギゾーに対して、何の悪意も持っていませんし、ミュージシャンとしては、むしろ尊敬もしてますし、イケメンと言えばイケメンなのですが、殊、ヒロインとしてはどうなのかな?と思ってしまった・・・というのが、率直な感想です。P.S.スギゾーさんに対する批判みたいになってしまって、本当に申し訳ない気持ちで一杯ですので、映画には関係ないものの、ギターが巧いし、バイオリンも巧い、とほめておきたいと思います。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-06-14 18:50:50) (良:1票)(笑:2票) |
93.こんな物をありがたがり、高い評価をする自称「映画好き」の人達。「敵基地攻撃能力」という字面に何の違和感も感じないんだろうな。30年前と同じ、怒らせてくれたことに1点。 【ブタノケ2】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2023-05-16 00:55:41) (良:1票) |
92.すげぇな。マーヴェリックはそのままスーパーマンになれるかも。 【海牛大夫】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-29 21:50:33) |
91.まさに王道で、安心して最後まで楽しみながら観ました。トム・クルーズは何歳になってもスーパースターだということを再認しました。ジェニファー・コネリーも好演していました。これからまだ何回でもリピートできそうです。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2023-04-19 08:47:18) |
《改行表示》90.《ネタバレ》 まさに古典的なストーリーラインだと思うのですが、 いまこういう王道なストーリーというのは逆に新鮮と言いますか安心して観れるなぁと。 トム・クルーズは自身が大の飛行機好きで自ら操縦されるということで、 すごくトップガンに思い入れがあって本作に取り組んだ。まさに彼だからこその映画。 自分で操縦することの本物感が本作の魅力だと思いました。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-04-16 17:57:18) (良:1票) |
89.なんて夢のない映画でしょう。この映画が娯楽映画の王道と持ち上げられてるのは理解不能です。戦闘機マニアやトム・クルーズのファンが面白いというのはわかります。しかしふだん軍隊と関係ない生活を送っている人間がこの映画のどこに感情移入できるのかさっぱりわかりません。こんなものは懐古主義だ、所詮米軍のプロパガンダだ、ステレオタイプな人物像しか描かれていない、こういう批判を口にする人間がいてもいいと思いますので私が言います、それで救われる人間もいるでしょうから。昔のようにジェリー・ブラッカイマーの映画なんぞ真面目に語る価値がないとバカにするぐらいの余裕こそ必要です。今の時代に続編を作るべきなのはトップガンではなく7月4日に生まれての方である、このぐらいの皮肉は言わなきゃいけないのです。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 0点(2023-03-31 23:07:29) (良:3票)(笑:1票) |
88.見たい映像全部みれて、聴きたい曲を聴きたいタイミングで聴かせてくれた映画でした。期待値は高かったはずですが、願いをかなえてくれちゃうあたり、さすがのエンターテイメントチーム、役者たちだなと思う。30年、、、メンテナンスできてる人は違うね、脱帽!! 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-27 13:28:35) |
《改行表示》87.前作については思い入れはなく、期待もしていなかった。 確かに本作の完成度は高く、本物志向のアクションとスケールの大きさで、 往年のハリウッド映画の王道がコロナ禍の映画館に観客を呼び戻した意味で貢献度は大きい。 最高の続編を作ろうとしたトム・クルーズをはじめとする制作チームの執念と情熱を感じた。 でも、"足りない"。 映画館の大画面や大音響で体験しなければ本作の真価が発揮されないのは分かっている。 それよりも見せ方や物語が枠に嵌りすぎて息苦しさも感じてしまうのだ。 もう少し意表を突いた演出や展開があっても良かったのではないか。 その年の最高の映画として、アカデミー作品賞に推す人が大勢いるのは分かるし、 取れなかったことに対して不満が少なくないのも分かる。 いつの時代もたとえ新鮮味がないものであっても、 誰にも分かりやすく安心して楽しめる映画を求めている観客が圧倒的に多いのだから。 私はその観客の一人にはなれなかった。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-03-24 23:37:19) (良:2票) |
《改行表示》86.この作品を「4DX+SCREEN-X」そして「IMAX」での2回、劇場で観られたことはこの上ない幸せです。 スピルバーグ監督も言われていたように、トム・クルーズは映画界の救世主です。 【halmic】さん [映画館(字幕)] 10点(2023-03-22 11:01:20) |