6.《ネタバレ》 王騎編完結、コロナ禍の中でここまでの大作の撮影(完走)は大変だったと思う。
だけど、コロナ禍の中の撮影の影響としか考えられないが、動(どう)の戦場等の盛り上がっている場面が切り替わってから、静(せい)の戦場以外の場面で喋る皆さん(別撮りの人たち)が、戦況、その他諸々の補足説明や状況説明をするだけの狂言回し役でしかなくて、何というか、繋がりが悪いというか、間が違うというか、役に入りきれていないというか、その直前のシーンとの空気感があまりに違いすぎて、作品の中で一体感に欠けていて、浮いた感が半端なかったのがとても残念で不思議だった。
別撮りなんか普通のことだろうに、キングダムでのこの違和感、何でだろう…。
本作を観て改めて思う。3部作で締められなかったものだろうか。
そもそも長編のキングダムの全てのエピソードを入れ込むのは無理な話なのだから、「信大将軍への道/王騎編」として(勝手に思ってますけど)、もっと大胆にエピソードを取捨選択して、第1シーズン全体の流れ(テンポ)を大切にすべきだと思う。
この4作目もそうだけど、余計なエピソードや冗長なシーンが多くて途中ダレる。(今回で言えば、尾到の最後のシーンとか長い!)
逆に、今回の摎のエピソードについては掘り下げが足りない。王騎と摎の互いを思いやる気持ちを描いてこそ、あの怒りに繋がる重要エピソードなのに、王騎が戻ったら既に殺されていました…じゃないだろ。
前作で紫夏のエピソードを映像化し(無駄~)、延々と本編に入れて時間を消費したが、それとはエピソードの重要性が違う。(あくまで映画キングダム王騎編としての話ですけどね)