81.つまらなくはないですが物足りなく感じました。走る姿は好きだし有名な音楽もあるし見どころはありますが…。濃い味に慣れてしまって薄味に物足りなく思う感覚に似てるかも。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-26 00:23:28) |
80.アカデミー作品賞を取っただけに格調高い作品だと思うが、印象に残るのはヴァンゲリスの出世作ともなった音楽の方。 【きーとん】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-09-22 02:00:05) |
79.《ネタバレ》 パリ・オリンピックの陸上競技で優勝した2人のイギリス人アスリートの苦悩と栄光を描いたスポコン・ドラマですが、信仰や忠誠を語るダラダラした展開が長くスポコンらしい熱い情熱が感じられませんでした。優しいメロディのテーマ曲はあまりにも有名。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-11 01:19:19) |
78.《ネタバレ》 以前大学の授業で書いたレポートです(笑) ○2人のランナーの「走る」ことについての意味 「炎のランナー」は2人のランナー、エリック・リデルとハロルド・エイブラハムズの物語である。2人は五輪に優勝し、世界で最速のランナーになるという「目標」こそ同じであったが、その走る「目的(意味)」は違っていた。 まずリデルのケースである。宣教師である父を持ち、自身も敬虔な伝道師である彼は自身の足の速さを「神から授かった才能」として捉え、その俊足を発揮することこそ主を讃えることだと考えた。 そして「神の御名」により走ったのである。だからこそ彼は、自分の才能のままに自然体で走り勝敗は神の意である考えている。最も象徴的なのは「日曜日のレース事件」の場面である。日曜日にレースに出場するのは神の教えに反すると、彼は目標としていた五輪での勝利すら諦めようとしたのだ。彼の走る目的は「神から授かった才能を最大限に活用すること」であるから、神の意に反する場合は走ることは意味を成さないのだ。 一方でエイブラハムズのケースを考えてみる。彼は英国に帰化したユダヤ人である。ケンブリッジ大学で学び、エリート階層に食い込み彼自身もエリートであった。しかしユダヤ人に対する偏見に悩まされる。「水辺に行っても水は飲めない」という彼の言葉が象徴する。 表面的には差別的な態度を取る人間はおらず、周りの英国人も彼の能力は認めている。しかし深層で差別はあるのである。 エイブラハムズはユダヤ人に対し偏見を持つ者を見返すため、自らの俊足を「武器」に走ることを選んだ。だから彼にとっては走る目的は「勝利」なのだ。勝敗は神の意であるというエリックとは対照的だ。 エリックに敗戦したエイブラハムズが言ったように「勝てないなら走る意味がない」のである。だからこそ彼は自らの「走り」を科学的に徹底研究し、トレーニングで向上させることに努めた。プロのコーチを雇い、五輪で勝つためだけに科学的トレーニングを続けた。ここも自らの俊足を神からの才能と受け取り才能をそのまま発揮させようとしたエリックとは対照的である。 これらを纏めると、エリックにとっては「神の御名」に応える手段、つまり走ること自体が意味。一方でエイブラハムズにとっては「人種的偏見」に抗う手段、つまり走り勝利することまでがその意味であることがわかる。これらが2人の走る意味と相違点である。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 05:22:44) |
77.《ネタバレ》 印象深かったのがリンゼイ卿です。何かの為に誰かの為にという意志は見えないのですが、シャンパングラスを乗せたハードルを越える姿、リデルに出場を譲った姿に、単に何不自由ないボンボンではない、貴族という地位に見合う立ち居振る舞い、心根を見ました。エイブラハムはユダヤに対する偏見を見返す為に、リデルはキリスト教伝道の為に、一途な思いを貫きそれなりに好感が持てましたが五輪での直接対決がなく盛り上がりに欠けました。エイブラハムに「君のやり方は下賎だ」と言った学長が現在の五輪を見れば卒倒してしまうのでしょう。 |
76.《ネタバレ》 秀作だと思いますが、あんまり見た後に感動などはありませんでした。 テーマ曲はとても素晴らしいと思います。 エリックの人間関係はよく描けていますが、ハロルドの方はいまいちな感があります。差別と戦っている彼には差別を別段受けているような描写はあまりありませんでした。その点で彼に特段感情移入ができなかったのが惜しいです。 鑑賞して損することはないと思いますが、言われるほどの名作ではないような気がします。 【ribot88】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-28 21:10:54) |
75.嫌いではないが、あまりにもあっさりし過ぎではないか。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-03 12:35:10) |
74.2人の対照的なランナーを描いて、人としての生き方の違いを見せてくれました。どっちが良いとか悪いとかではなく、こんな生き方があると提案してくれているようでした。余談ですが、有名なテーマ曲は確かにいい曲ではありますが、この映画には似合わないと感じました。1920年代に電子音は合いません。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-31 20:03:17) |
73.え、これでアカデミー?って感じ。 学生時代、陸上選手経験者だった共感できるかも。 退屈はしないけど、2回見ようとも思わなかった。レンタルでいいかも。 【ひであき】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-17 03:34:26) |
72.あまり印象に残らなかったですし、オスカーを獲るほどには思えないです。でもまぁそれなりに満足。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-11 18:16:12) |
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71.世界陸上大阪大会も無事に終了した昨今、それが理由と言うわけでは更更ないのですが、この映画を観てみました。上品な感じが好きですが、なぜか不思議とのめり込めない。選手に速さを感じないところとか…。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-06 10:32:31) |
70.《ネタバレ》 何故だろう。ただ走っているだけのシーンなのに見ていると心を打たれます。単純にその躍動感が美しい。勝利のため、純粋に楽しいから…など、走る意味は人によって様々でしょう。走ることを通して、真剣に生きている若者の姿がそこにあるから感動できるのだと思います。また、安息日には走らないと主張したリデルの台詞、「個人の信仰に立ち入るのが傲慢だ」というのが印象に残りました。どうしても当時のモスクワ五輪ボイコット問題が頭に浮かぶわけです。日本選手達の涙の記者会見を思い出してしまった…。スポーツに対する国家(政治)の干渉、という点でも考えさせられる。映画の製作がそのモスクワ五輪の翌年ですから、当時この映画が高い評価を得たのも納得できます。 【Tweety】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-23 20:58:59) |
69.《ネタバレ》 日本人なのであまり宗教を理解していないけれど、安息日だから走らねえってのは熱かった。有名なヴァンゲリスの曲も良い。でも全体としてどうかっつうと平凡な感じ。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-03-16 14:25:56) |
68.《ネタバレ》 最初と最後の浜辺を走っていくシーンが特に印象的だった。 【なますて】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-07 14:45:49) |
★67.邦題と内容が全然合ってないような気もするんですが、なかなか内容もよかったです。イギリスのプロダクション会社がオスカー作品を作ったのは結構凄いことです。スポーツ番組では定番中の定番であるヴァンゲリスのあの音楽が冒頭とエンド・クレジットでしか流れなかったのはちょっと残念だったけど、信念を貫き通せば必ず結果がついてくるシーンにはちょっと感動してしまった。人種問題や宗教はよくわからなくて当たり前だけど、実話らしく静かな盛り上がりでした。 |
66.ユダヤ系の主人公の「(ユダヤ人は)水辺には行けるが水は飲めない」というセリフが非常に印象に残りましたね。差別というものを伝えるのに、非常に的確な比喩だと感じました。 後は、あの素晴らしすぎる主題歌の印象があまりにも強すぎてストーリーの印象が余り残らなかったのが正直な感想です。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-18 17:27:50) |
65.《ネタバレ》 実はレビュワーになったらまず書こうと思っていたのが、この映画だったのです。だって大好きなんだもん!ユダヤ人としてのコンプレックスのあまり過剰なまでに攻撃的で尊大な彼も、走りながら「神の栄光」を感じちゃう彼も、お貴族サマのぼっちゃんでハードルにシャンペン載せて練習する彼も、大切に育てられてきたいかにもひとのいい世間知らずのおっとり彼もみーんな大好き。(ちなみに寮長のジイさまコンビの何が楽しいのか分からないような3時のお茶のシーンも好き!) ここに描かれているのは2人の青年の生き方。どちらも私たち大方の日本人がおよそ理解できない何かに、あるときは導かれあるときは縛られて喜び苦しみながら生きている。 まあ皆さんいろいろ批判(宗教クサすぎ、人間離れした品行方正さなどなど)もございましょうが、私としては「一本スジの通った生き方」ができる彼らの人生に素直に拍手を贈りたいです。前のほうでどなたかもおっしゃっていましたが、その「スジ」ってのは信仰云々とは別物で、そのひとそれぞれに存在していると思うんですよね。それに出会うことのできた幸せな若者たちのドラマ、これはそういう映画なんだと思います・・・ 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 16:00:21) (良:2票) |
64.アカデミー賞受賞作、と期待して観ると、案外盛り上がらない感じがしました。ユダヤ人の迫害の歴史を学ばないと、主人公の言動は理解しづらいですね。自分自身の勉強不足でした。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-04 10:39:31) |
63.登場人物全員が真面目な好青年で、その好青年たち全員が、全身全霊を傾けて真正面からぶつかり合ってしのぎを削り合うという、暑苦しい上に、そこはかとなく漂う同性愛臭に、かなり疲れてしまう。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-27 21:44:49) |
62.個人の信仰と国家の威信との狭間で苦悩するアスリートたちの、宗教や人種を超えた友情と青春を高らかに謳いあげた感動作で、壮絶なまでに格調高い映像美と、貴族趣味的な友情物語、スポコンなのに汗がすっと乾いていくようなクールさと、いかにも英国らしい作品である。実話であることに加えて、俯瞰したカメラワークの多用と、スポコンの割に淡々とした演出で、いい話をあまり盛り上げようとせずに、さりげなく自慢するところが心憎い。現在のパレスチナ問題の原因を作ったのが、実は当時の英国なのだが、本作の美しさの前にはそんなことも忘れてしまう。どんよりと曇った空の下で海岸を走る選手たちの姿に、ヴァンゲリスのサイバーパンクなアナログシンセの音が、意外にもよくはまっているのが驚きだ。ただ走るという行為に、単なる競技以上の人智を超えた何か、神秘的なものを感じさせるのも、映像の美しさに加えて、ヴァンゲリスの手腕が大きいであろう。勝敗ではなく、アスリートが抱く競技に対する情熱や哲学的な深遠さを、ここまで美しく表現した作品は他に思いつかない。アイビールックもかっこいい。911以降の今では、公開当時以上に意義深い作品かもしれない。 【わいえす】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-09 21:37:07) |