15.《ネタバレ》 う〜ん、やはり私のように心が汚れている人間は素直に楽しめないなぁ。 いい話すぎると言うか、、、いや、それを見越した上で、なおかつ人の人情の理想像を描いたと言うべきか。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-07 15:09:47) |
14.《ネタバレ》 いい話だったが、いい話すぎる。(大工のげんさんの話といい、泥棒を家族に迎えるといい・・・) かあちゃんも、その息子も、娘も人が良すぎる。(若干イライラする) 最後の弁当のおかずと、量についてのところは、好きです。 【へまち】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-20 01:50:41) |
13.最初だけちょっと確認してすぐにやめようと思ったら意外に面白そうだったので、最後まで観ることにした。 ただし、途中からはダレる。善人たちの物語は確かに素晴らしいのだが、どうにも「うわべ」感が拭えない。 こういう映画で救われる人もいるんだと思う。でも自分は違ったか。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-25 21:18:55) |
12.ストレートな江戸時代の人情モノで、綺麗ないい話だとは思うんですけど、台詞回しのテンポがどうも好みではないし、岸恵子はミスキャストかな。どこかで計算がありそうで、ちょっと強かな雰囲気があって、タダのいい人には見えないところがある。まあ私が疑り深くて心が歪んでるのかもしれないですが。 |
11.《ネタバレ》 『しゃべれどもしゃべれども』を見たせいか、最初に熊五郎の家に泥棒に入るあたりで、てっきり落語が原作かと思いました。別に違っていてもいいんですが、もう少しハチャメチャというか、笑える展開でもよかったかと思います。長屋の4人組などは、面白かったですが。メインの話がまじめすぎますかねぇ。いい話なんですが、いい話すぎて、かえって損をしているのでは。台詞回しとかはいいんですけど。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-19 20:33:08) |
★10.もうとにかく、台詞の1つ1つが、最初から最後までいちいち説明的・直接的・文章的で、見ていて気恥ずかしくなり、いたたまれなくなり、身の毛がよだって悶え苦しんでしまう。この脚本を渡されても、役者としても何ともやりようがありません。何かを演じるとか表現するとかいう以前の問題。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-06-04 23:19:28) |
【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-02 23:22:52) |
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8.《ネタバレ》 市川崑監督と岸恵子というこの名コンビは溝口健二監督若しくは成瀬巳喜男監督と田中絹代の名コンビを見ているようです。日本人が今、忘れている何かが岸恵子演じるかちゃんことおかつさんの優しさ、人を疑って生きるよりも人を信じて生きて行くことの方がどれだけ難しいかということをこの映画の岸恵子のかあちゃんから教えてもらっている気がします。貧乏長屋での貧しい生活にもけして、貧乏であるということを強調しない。泥棒に入った男までも自分の5人の子供達と同等に扱う優しさ、それに心を打たれる泥棒、他の人たちにしても出てくる人物に一人足りとも悪人はいない。この映画には人間ってお金よりももっと大切なもの、赤の他人であろうとも同じ人間であるという市川崑監督の優しさ、山本周五郎という人の原作もそんな優しさに満ち溢れている。ラストの「勇吉」の「かあちゃん」の一言!それを映し出す岸恵子のかあちゃんの表情には本当の子ではない勇吉も五人の子供と同じ本当の子になれた本物の瞬間であると見ることが出来る。市川崑監督がまだ健在であった時、しかも、2001年という二十一世紀にこの映画が撮られたことが、それも岸恵子で撮られたことがとても嬉しく思います。この映画の岸恵子の表情はどれもこれも女優という枠を超えて一人の人間、かあちゃんとしての姿として観ることが出来る。脇を固める俳優陣の中では大家の小沢昭一、この人の存在感、インパクトの強さは凄い。私の大好きな日本の監督の一人、川島雄三監督作品の常連である小沢昭一、この人が画面の中にいるだけで何だか嬉しく思えてしまいます。色んな意味で見ていて、気持ちの良い映画、傑作とかいう評価よりも心温まる佳作としてまた、落語的なユーモアも交えて楽しむことが出来た。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-07 21:05:16) (良:1票) |
7.私にとってこれがスクリーンで見た最後の崑の新作になったわけだ。晩年の志ん生の高座は、もう姿を眺めるだけで客は満足したって言うけど、ちょっとそれに似て、屋根瓦と路地を俯瞰する構図とか、着物の裾が襖にはさまれてスッと引っ込められるとことか、崑がサインをしているようなカットに出会えばそれで満足してしまうとこがあった。長屋の連中、小猫・コロッケ・梅雀・柳昇の顔が横に並んでいる図のおかしさなど、いいなあと満足する。落語的に語ったおとぎ話のような作品で、考えてみると、この監督はけっこう『つる』とか『竹取物語』とか『火の鳥』とか、そういったおとぎ話・ファンタジー系も好きなのだった。『ビルマの竪琴』だって、歌う兵隊ってある意味でおとぎ話だったし。晩年の諸作品ではうじきつよしがいい仕事をしていたが、このコンビぶりを大きく発揮する時間がもうなかったのは残念。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-07-16 10:32:33) |
6.高評価に水を差すようだけど、ギリギリのところであざとさの方が勝ってしまっている感じだった。もう少し抑えてくれれば素直に感動できるのに。もったいない。全体的に「感動しろ」と押し付けられている感じがしてしまって、かえってしらけてしまうんだ。そのあたり、同じ山本周五郎でも、黒澤明の『赤ひげ』のもっていき方はうまいと思う。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-30 23:04:57) |
5.板葺き長屋にどぶ板、落語に出てきそうな長屋の店子と家賃回収に追われる大家さん、このかあちゃんにこの子供たちと江戸風情が良く出た山本周五郎の人情世話物でいい味でてるんですが、肝心要のかあちゃんが岸恵子合っていない気がします。ちゃきちゃきした感じの肝っ玉母ちゃん、杉村春子や山岡久乃のような人がベストだったのでは?まあ2人ともこの世にいないからなあ。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-12 23:27:58) |
4.市川崑が奥さんの遺した脚本を映画化した作品。終始ほのぼのとしていて、見た後とても幸福感を味わうことが出来る傑作。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-03-27 22:52:24) (良:1票) |
3.山田洋次監督が、ある映画サークルの上映会に呼ばれて参加した後の喫茶店での茶話会でメンバーの一人に「なぜ、悪人を描かないのですか?」と聞かれて「映画の中で悪人を描くのは簡単だけど、善人を描くのは難しいことなんだ」と厳しく答えたそうだ。 まさしく、その難しさを、まざまざと感じさせる映画。ここで描かれる善人を監督が信じているかどうかに、かかってるからね。善人だらけの、このドラマが説得力を持つのも、うそ臭くなるのも、監督の信念しだい。原作を読んでいた僕はラストの処理を、どうするか気になったけど、まずまずではないでしょうか。結論から言うと、大好きな映画。「どら平太」よりは数段上だと思う。日本人って、こうだったんだよな、いや、いまだって、こういう人達がいるはずだ、いてほしいと、痛切に思わせてくれる。傑作じゃないけど、フェンスギリギリのホームラン、大事にしたい佳作。 【ひろみつ】さん 8点(2004-03-28 22:25:37) (良:2票) |
2.2度目の鑑賞..初観では、シリアスなコテコテのヒューマンドラマを期待していたせいか、ガッカリしたのをよく覚えています..今回は、たまたまTV放映されているのを、何気なく観入ってしまい(内容をきれいさっぱり忘れていたこともあって)、思いのほか楽しめました..古典落語のような序盤の出だし..わざとらしさを、あえて誇張した独特な演出..そこを冷静に、そういうもんだと慣れてしまえば..兄弟、妹、母(おかつ) のやり取りが、なぜか、じわじわと面白い..後半は人情味あふれる、とても イイ話に..そして、泣かせてくれる..2度目で点数UP! 7点! 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2004-01-21 12:29:31) |
1.ストーリーや映像に真新しいものがあるわけじゃないし、リアルな人間ドラマが秀逸だっていうんでもない。でも、この人情味あふれるまったり感と、いい人だらけなのが最高に気持いい。かあちゃんのどっしりした規矩を見ていると、こんな存在に憧れる。キャラクターも生き生きしていて、映画が終わってしまうのを惜しく感じた。安っぽくなってしまうのは承知でシリーズ化、ドラマ化を期待しちゃう。 【ウメキチ】さん 8点(2003-11-27 01:31:33) |