127.《ネタバレ》 学生時代からジョージ・ルーカスにやられまくりのスティーブン・スピルバーグが、
今までの恨みを彼の得意分野でえげつない戦いを挑んだこの作品
個人的にはぶっちゃけスターウォーズの勝ちです。
ちょっとうんちくですが、同年代の彼ら二人は学生時代からの知り合いでして
その頃から天才といわれたルーカスが、スピルバーグの目の上のたんこぶだったのかは知りません。
まぁプロになってからは会社潰したルーカスに比べて
激突や未知との遭遇などでスピルバーグのほうが先に頭角を現したんですが、
ルーカスがスターウォーズで一発逆転かまし、今ではSFXに欠かせないILMを作ったりして監督より制作業に没頭
その後二人はあのインディージョンズで制作ルーカス、監督スピルバーグという黄金コンビを結成
まぁ、二人とも仲良くインディージョーンズ作るのかなと思いきや、
ルーカスが「スケジュールを一日でも遅らせたら監督俺と交代ね♪」などのイジメに近い条件を出した話は有名です。
結局一番得をしたのはハリソン・フォードなわけでしたとさ。チャンチャン。
一応親子愛をテーマにしたらしく、飛ぶ鳥落とす勢いのトム・クルーズが駄目親父役、
娘役にハリウッド1のおませさんダコタ・ファニングちゃんという関係なんですが、
正直あんまし愛は見えませんでしたね。
どっちかというと緊張感がバリバリの映画で、
よく5分に一回絶叫とかいう歌い文句の映画ありますけど、
この映画15分に一回は肩が凝ります。
この手の映画にありそうな前置きが非常に長いのを覚悟してたんですが、
特に親子愛とかって人物背景とか長々とやりたがりますからね、
ストーリーのテンポは非常に良かったんで、ドカーン!ズバーン!と飽きずに最後までいけます。
SFということで、迫力のCGが満載ですが、
はじめの宇宙人のポッドが出現するシーンなんてリアル過ぎて驚きです。
コレどうやって撮ったんだ?って疑問の箇所が幾つかあったりして
技術の進化の恐ろしさを目の当たりにしました。
ただ、幾つかオイオイ、そりゃねーぞっていう点がありまして、
特に宇宙人なんてID4に出てくる宇宙人そのまんまだったり、
なんか地球人の血を抜いて植物みたいなの植えてるんですが
結局コレって何なの?って感じだったり、
あとティム・ロビンスがあまりに不憫なチョイ役で出てたのが可哀想で可哀想で (つД`)