2.《ネタバレ》 このシリーズ見るのは3作目。だいぶ慣れてきたというか、こうなると壮絶ワンパターンな展開の差異が気になりだすほどに。馬乗りで登場しても誰も驚かないで、スンナリ受け入れてしまう感性はなんなのか?というツッコミから始まり、本作では突然歌いだす弾き語りがなく、バーのステージで福島意識の小原庄助を歌いだすという驚く展開。で、お決まりの地下の別室に案内されたと思ったら、これまでのサイコロ博打ではなく、ポーカー勝負。相変わらずの悪役になりきれない宍戸錠は中途半端で、他の殺し屋を説教・非難する始末。崖から車が転落してるのに、急に店内での乱闘になたり、飼い犬に噛まれたとか言って親分が死んだり、どんどん人が殺されていく急展開についていけない唐突さはコメディか?と笑ってしまう。今回は白木万理がちょっと目立ってしまって、浅岡ルリ子の存在感が希薄なのが難点か。311以降フクシマのイメージも変に固定化されてしまったが、50年以上前はこんな状態だったんだなと思うと感慨深い。