ペンギン・ハイウェイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヘ行
 > ペンギン・ハイウェイの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ペンギン・ハイウェイ

[ペンギンハイウェイ]
Penguin Highway
2018年上映時間:119分
平均点:6.55 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-08-17)
ドラマSFファンタジーアニメ動物もの小説の映画化
新規登録(2018-08-03)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-05-22)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督石田祐康
演出亀井幹太
新井陽次郎
北香那アオヤマ君
蒼井優お姉さん
釘宮理恵ウチダ君
潘めぐみハマモトさん
能登麻美子アオヤマ君のお母さん
西島秀俊アオヤマ君のお父さん
竹中直人ハマモトさんのお父さん
藤原夏海マエダ君
和多田美咲オカダさん
原作森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
脚本上田誠
作詞宇多田ヒカル「Good Night」
作曲宇多田ヒカル「Good Night」
編曲宇多田ヒカル「Good Night」(ストリングスアレンジ)
主題歌宇多田ヒカル「Good Night」
製作フジテレビ(「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会)
東宝(「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会)
KADOKAWA(「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会)
電通(「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会)
プロデューサー松崎容子(チーフプロデューサー)
制作スタジオコロリド
配給東宝(東宝映像事業部)
作画石田祐康(絵コンテ)
新井陽次郎(キャラクターデザイン)
録音木村絵理子(音響監督)
その他佐藤順一(クリエイティブアドバイザー)
あらすじ
「相対性理論」を読み、日々疑問に思った事をノートに記録して研究しているちょっと大人びた小学4年生のアオヤマ君は、ある日突然街に現れたペンギン達の謎を追う為、研究を始める。また、彼が通う歯医者のお姉さんとは仲良しであり、ある出来事をきっかけに一緒に協力して謎を解いて行く事になる。果たして海も無い街に何故突然ペンギンが現れたのか?少年達のひと夏の冒険が始まった!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
20.作品中に生駒市北部の景色が登場するらしい。というのを、作品を見てもいない自分がなぜ知っているのかがよくわからず。最近こういうコト多いんですよね、困ったもんです。たぶん、だいぶ以前にDVD借りて見た家族から聞いたのと(私が見る間もなく返却されてしまった…)、ちょうどその頃に原作者のインタビュー記事を新聞で見かけたのと、その辺が記憶に残ってたらしく。
このアニメ作品、実際見てみると、あまり奈良っぽくない光景も多いし、むしろ架空の地域が舞台に設定されているようですが、それでも、駅の自動改札はいかにも近鉄だし、走っているのはどう見ても近鉄けいはんな線、行先表示もコスモスクエア行。気になって後で調べてみたら、バスターミナルのあるあの駅は、学研北生駒駅なんだそうな。
「あまり奈良っぽくない」のは、意識的にそう描かれている部分もあるのでしょうが、そもそもここは、西から北にかけて生駒山地、南は矢田丘陵があり、奈良盆地とはまた異なる光景が広がっています。神武東征にナガスネヒコが立ち向かった、「古都・奈良」よりもさらに古い神話の舞台でもあって。
しかしいずれにしても、ペンギンだけはこんな場所におらんでしょう。という場所には違いなく、それでもそこにペンギンを登場させ、歩かせる。かなりぶっとんだ発想の作品です。作中でなんやかんや仮説が披露されるけど、実際のところはこんな場所にペンギンがなぜ現れたかなんて、ほぼ不明。ほぼ無意味。って言っちゃダメですね、「謎」です。あくまで「謎」。
作品終盤にむけ、ますまず訳のわからなさは加速し、でもそれを敢えてわからせようとはせずに、ナンセンスの極みのような映像をアニメとして展開し続ける。この野心というか我慢強さというか。頭が下がります。
一体この一連の現象は何なのか。その原因と思しきお姉さんは一体何者なのか。ほぼ謎のままなんですが、いやだって、少年の目から見りゃそもそも、「キレイなお姉さん」ってモノ自体が、謎なんです。永遠の謎。いや少年の目どころか、男性一般にとって、謎なんです。謎なんだから男性は皆、女性をわかった気になっては、いけないんです。
謎なんだから、映画は謎のまま終わる。んだけど、少年は成長するし、成長すれば、出会いもあれば別れもある。思春期の混沌、別れの切なさをそのまんま描けば、例えばこういう作品になるんじゃないか。という気もいたします。少年は成長し、新たな謎に立ち向かう。だけど「おっぱい」を研究するのはやめた方がいいと思う。趣味と仕事は、できれば分けた方が。
最近、アニメの技術が上がるとともに、尋常じゃないほど手の込んだ作品も作られるようになり、そういう作品に比べてしまうとこの作品などは、ちょっと動きが乏しいかな、と思えてしまう部分もあったりするのですが、あくまでそれは比較であって、決して物足りないという程ではありません。CGでうまく補っている部分もあり、また、一つ一つの動作についてはちょっとした反動みたいなものも描きこむ芸の細かさがあったりして、「絵が動く贅沢さ」というものを充分に堪能できます。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-11-02 10:00:03)
19.《ネタバレ》 いわく、ペンギンが海から陸に上がるときに使う決まったルートを「ペンギンハイウェイ」と呼ぶそうです。そんなペンギンとそれを研究する少年、そしてペンギンと少年に深く関わるお姉さんにまつわる話。

いろんな考え方の参考になるなーと思ったのは、「父の問題の解き方三原則」

一、問題を分けて小さくする
一、問題を見る角度を変える
一、似ている問題を探す

これは、自分が何かの問題に直面したりしっかり向き合って考えたいときなどに活用したい。

結局「海」とは何だったのか。この映画は二回も鑑賞したのだがいまだにうまく飲み込めていない。お姉さんはペンギンを作って「海」を壊せるが、そうするとお姉さんも消えてしまう。壊せるがそのために消えたくない、そうした相反した気持ちがペンギンの敵ジャバウォックとしても現れてしまう。そんなお姉さんの心の葛藤が垣間見える。が、そこまでお姉さんについて考えさせられる割に彼女の描写はそんなになく、アオヤマ君視点で物語は展開する。その中でお姉さんやペンギン、「海」が出てくるが、個人的にはもっとお姉さん視点、「海」視点の話の展開も見たかった。なぜならそれらこそこの物語の中心だから。アオヤマ君はどちらかというと第三者的傍観者であり、その視点から得られるものは表面的なものな気がどうしてもしてしまって、なんだか勿体無い気分になった。その視点はそれはそれでいいんですけどね。自分なりに考察はするのだが、すぐ答えを知りたがるのは現代人の悪い癖か。

そんなことばかり考えていると、『ペンギンハイウェイ』というタイトルにどこまでの力があるんだろうということも疑問に思えてきた。興味深いタイトルだが、物語そのものとはそこまでリンクしていないような気がする。月並みだが、『海とペンギンと年上の君』とかでも良かったのでは。年上の女性に対するアオヤマくんやハマモトさんの反応は何だかリアルで心をくすぐられた。

アオヤマ君のような小学生が実際にいれば完全に変人扱いされるだろうが、それだけに、彼のノートにはとても興味を惹かれる。純粋に子ども視点からの疑問に対して、しかし的確に細かく整理されたノート。時に正確に、時に主観も交えながら緻密に書かれるそれは大人の研究ノートよりも開いてみたい気にさせる。いや、大人の研究ノートとか見たことはないですが。こんな子と、一度自分も実際に話してみたいものだ。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-11-21 23:56:59)
18.『夜は短し歩けよ乙女』は京大理系院卒原作者の屈折したインテリ感が受け付けなかったが、これは主人公が少年ということもあって「研究者あるある」感が素直に出ていて、その「タマゴ」の成長物語として評価できる内容になっている。凡庸なのび太系でもなくあえて出来杉君タイプを主人公にするのはヤンキー文化が主流の日本ではある意味チャレンジではあるようにも思えるが、アニメならオタク系として受け入れやすくもあり、ある層にはマッチしやすのかもしれない。難点はお姉さんのキャラと声が合ってない、西島秀俊は棒読み、ウチダ君の声が少女過ぎた等々、声優陣のミスマッチかな。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 8点(2022-09-12 01:31:17)
17.記憶にあって観たかったやつ。
もっと現実的な話かと思ってたけど、
がっつりファンタジーな内容でした。
「ペンギンかわいいファンタジー」です。
明らかにされない部分もあって若干消化不良だけど、
ペンギンLOVEとファンタジーで割り切りるべきか。

お姉さんの声(蒼井優)がキャピキャピしてなくて、
一見ミスマッチな渋い声が逆に「リアルなお姉さん感」
アニメ声の声優を起用しなくて正解だったなぁと思います。

個人的にはあらすじにも出ないウチダくんのサブキャラ感がツボ
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-28 16:40:24)
16.想像以上に荒唐無稽で摩訶不思議な物語が、少年の初恋と成長を紡ぐ。
その儚さと、脆さと、幼さ、そしてそれらと同時に内在する果てしなさ。そういう普遍的なジュブナイル性が、瑞々しく綴られた美しいアニメーションだった……とは思う。

謎のペンギンが大量に出現し、利発で好奇心旺盛な小学4年生の主人公を、ファンタジックなアドベンチャーに引き込んでいくというストーリーテリングは、アニメーション表現に相応しい題材だった。
そして、地方都市の小さな町を舞台にしつつも、縦横無尽に無限大の広がりをみせる物語構成は、まさしく森見登美彦の世界観らしいものだったと思う。

アニメーション映画としてのクオリティは高いと思えたし、群雄割拠の日本のアニメ界において、この作品のクリエイター及びスタジオは、また新たな才能として台頭しているなとは思った。

けれど、この摩訶不思議な物語をビジュアルとして紡ぎだし、幅広い観客に“許容”させるには、アニメーション表現としての独創性がやや足りていないように感じた。
それは即ち、クリエイターとしての“エゴイズム”の物足りなさと言い換えてもいい。

森見登美彦の原作は未読だが、他の作品と同様に、良い意味で主観的で、キャラクターのインサイド(精神世界)へとどんどん世界観を広げていくような物語であろうことは、想像に難くない。
ならば、アニメーション表現としても、もっと“独善的”で、ある意味“変態的”な世界観が必要だったのではないかと思うのだ。
アニメ映画として魅力的に捉えられた反面、全編通して引き込まれず、「こんなことあり得ない」と一歩引いた目線でストーリーを追ってしまった要因がそこにあるように思える。

例えば、全盛期の宮崎駿であれば、原作者や原作ファンなど完全無視の独善性で、全く別物の世界観を構築していただろう。
また、同じく森見登美彦原作の「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」のアニメーション化に成功してみせた湯浅政明であれば、もっと変態的で、もっともっと果てしない“マイ・ワールド”を展開してみせたと思うのだ。

そういう意味で、この若いアニメ制作スタジオ(スタジオコロリド)の若いクリエイターたちによる初の長編作品は、ただ綺麗にまとまり過ぎているようだ。
クライマックスにおける主人公少年の感情表現等はもっと直情的で無様で良かっただろうし、現実と幻想が入り混じったような街並みはもっと混沌とイカれてほしかった。

“少年”のキャラクター性が憑依してしまったかのように、「大人ぶってしまっている」部分が、アニメ映画として稚拙に見えた最たる原因かもしれない。
ぜひとも、少年同様に研究と成長に邁進してもらいたいものです。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-06 00:21:09)
15.《ネタバレ》 ストーリーの理解が困難でペンギンとお姉さんのかわいさを堪能することに終始してました。もう少し現実的なお話やと良かったんですが。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-23 18:45:10)
14.声の役者さんたち特にアオヤマくんの北香那さんが「たいへん」よかったと思う、残念ながらお名前が未登録なのでこれから申請させていただき、追加予定です。物語は残念ながら私が嫌いないくつかの大御所のアニメ映画に似てしまっていて評価を下げてしまいました。矛盾するものはどうしても受け入れられないのであしからず。
HRM36さん [インターネット(邦画)] 4点(2019-10-26 22:47:39)
13.《ネタバレ》 世界観や雰囲気は好みではあるものの内容的にはファンタジーにも程がある。
不思議世界を描くのだから必ずしも、事象の正体がハッキリする必要は無いと思うが
ここまで物理的にあり得ない現象を盛り込むには、あまりに説明がなさ過ぎるのも
見てる方としては突っ込むのも忘れて置いてけぼり間が。
いわゆる未知の敵だとか自然現象なのかはたまた心の問題なのか、そんな描き尽くされた枠に
当てはめたくないのかもしれないが、だとするなら何かしらの物語の軸は欲しかったね。
デミトリさん [DVD(邦画)] 6点(2019-09-16 16:30:27)
12.《ネタバレ》 『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』がホラーの看板を掲げた青春ドラマとするならば、本作もSFを纏ったジュブナイルと言えましょう。それにしてもSF設定が結構本格的なんですね。ファンタジー色が強めのようでいて、しっかりサイエンスしているところが気に入りました。“ペンギンで世界の穴を塞ぐ”という奇想天外かつロマン溢れる仕立てにも好奇心がくすぐられます。私のような物知らずにも丁寧に考え方のヒントを教授してくれているのも有難い限り(巾着袋の裏返しは実に解りやすい!)。予断なく、偏見なく、物事を観察することが研究の始まりなんですね。少年の成長物語としても、また王道のつくり。主人公がいささか出来過ぎ(良い子過ぎ)という気もしますが、無理矢理屈折させる必要もないですし、何より事象に真っ直ぐに向き合える素直さがなければ、世界を救うことは叶わなかったでしょう。世の中に誘惑や落とし穴は多いですが、彼には今の志を忘れないで欲しいものです。最後に蒼井優さん、ご結婚おめでとうございます。ご祝儀込みで8点進呈です。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-06-20 19:28:20)
11.《ネタバレ》 お姉さんのおっぱいにこだわり過ぎるだろうアオヤマ少年と、隙の多そうな怪しからんお姉さんが織り成すジュブナイル・ムービーの佳作。

前半の滑稽さと後半のシリアスとの折り合いがついていないような気もするが、それらの幅もギリギリ飲み込んだ全体的な揚々さもあり、見事。終盤の「ペンギンの洪水」シーンも、素晴らしかった。

蛇足ですが、アオヤマくん。残念だが、君はおっぱいのせいで「立派な大人」と決めた最終地点からは半歩ほど踏み外すだろう。おそらくは…否、それは確信に近い。そこはウチダ君の忠告をやんわりにでも受け入れるべきだ。まぁ、半歩程度なら許容範囲内かもしれんが。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2019-02-12 04:39:07)
10.評価がそれほど高くない本作、期待半分 不安半分で 鑑賞..う~ん、なぞ なぞ なぞ な物語..それはそれでいいのだが..観ていて 物語として上手くない..つながりが悪く、細かいところがリアリティーに欠ける..だから違和感を感じざるをえない..さらに、お姉さんのキャラが不自然、主人公との関係も説明不足で唐突で変..主人公のお父さんも中途半端で不自然..お母さんは存在感なし..要は、脚本が下手!ってこと..映画として、物語として、残念...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 6点(2019-02-03 13:45:36)
9.見るのが苦痛な作品でした。最初から最後まで受け付け難いファンタジー。雰囲気だけの作品。
そして最後までよくわからないまま終了。もう冒頭15分んで興味がなくなっている状態でした
視聴層はどこを狙ってるのかよくわからない作品。
へまちさん [DVD(邦画)] 3点(2019-02-02 15:26:19)
8.《ネタバレ》 SF映画の佳作メッセージのお気楽版。でも、楽しい。ガキとオッパイ美女の話@@では、ないが、お姉さんにあんな秘密があるとは。
にけさん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-10 21:38:52)
7.《ネタバレ》 原作未読だけど、自分と同じ地元の作家が原作で、
しかも地元の風景が出るとのことで、地元に一番近い映画館で見ました。笑

確かに、あーあのイオンだ!とか、地元の電車やーん。とか、おーこれはあの喫茶店!ってのは、
地元民だけに楽しめました♪

しかし、しかーし、内容に関しては長いしよくわからんかった!

主人公のお父さんも何か謎の答えを知ってる風にも見えたけど、ん!?ちゃうのか!?とか。
リアリティに欠けたり、ところどころなんで!?って引っかかって、
ストーリーがスムーズに入ってこなかったなー。
お姉さんも最後消えるなら、最初この街にやって来るところから見せた方が、
ストーリー的によかったんじゃないかなー

全体的にポニョとかトトロ、千と千尋のような
ジブリっぽい世界観があるのはいいんだけど、
ジブリのような見終わった感がなく、
いろんな謎が謎のまま終わってる気がして結局なんだったんだ!って感じ。

いや、分かる人には謎は全て解けていたのかもしれない!!???
けど俺はなんかすっきりしないんだー…笑

ってか海があるあの草原、グーグルマップ見たらわかるやろ!て思ってまう。
そこは森の木々に囲まれて上からも見えない場所にせんと〜
ゆにおさん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-30 01:12:37)
6.《ネタバレ》 なんて!なんて難しい作品!どうこの良さを伝えればいい!自分の語彙力と知能の無さを呪うばかり。
先に見た知り合いに感想を聞いたら「エモい」と一言言われたことを思い出した、そんな一言で片付けちゃうのかと思ったが…確かにこりゃ「エモい」
大人にはない子供だから持ち得る無邪気な好奇心と、自分でもわからない感情がもどかしく動くアオヤマ少年の夏は言葉を失う不思議な作り。
夏の冒険、憧れの人、不思議な出会い。全てがたまらない。それにペンギン可愛い。
アニメーションもペンギンの動きといい仕草といいたまらないし、背景も美しい。いや、昔は自分の目にもこんな風に映っていた気がしなくもない。あの海の中の情景も好きだ。昔見たゲームのバグのような光景。
好きなシーンは外が雨で家でパスタを食べるシーン(寝る前ね)。なにかとても懐かしい気分になる。
それにキャラクターもどれも素敵だ、アオヤマ少年もお姉さんも友達も悪ガキもそれにカッコいいお父さんも。
たしかによくわからないSF設定だし結局なんだったのかと聞かれたらなんだったのかわからない。そこはアオヤマくんがこれから解いてくれるのだ。それを期待したい。
えすえふさん [映画館(邦画)] 7点(2018-09-03 19:32:12)
5.うーん、話が難しくて良く分からなかった。。見る前に多少の前提知識を入れといた方がいいですね。見終わったあとに、これは SF なんだと気づきました。原作読んでみたいです。
よしふみさん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-02 14:07:10)
4.《ネタバレ》 森見登美彦原作の、ライトなジュヴナイル……と見せかけて、結構ガチなSF作品の映画化(SF大賞受賞作)。

原作もとても好きで、アニメになったら映像が映えるだろうなあと思ってたら、期待以上のすばらしい美しい出来栄えで、原作知ってる方にもお勧めできます。

この映画ですごいと思うのは、あの結構難解で難しい原作の「オチ」を完璧に理解した上でプラスαの演出しているところです。
原作者様に、よほどしっかりした取材をされたのかと思われて、ちょっと感動してしまいました。

興味のある方は、ぜひぜひ原作もチェックされて、その差や、映像では説明されなかった諸々の謎についても確認されると、より面白さを味わえるかと思われます。

個人的には、大好きだった原作の「ウチダ君の証明」が端折られてしまったのが残念でしたが、枝葉のエピソードなので、まあー、しょうがないかなーと、納得はしてます(メインのアクションとか素晴らしかったし)。

というわけで、平成最後の夏の終わりにふさわしい、少年期の、ひと夏の終わりの物語の哀愁感+究極のSF的ハッピーエンドのドラマをご堪能いただければ幸いかと!(熱烈宣伝)
simさん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-28 21:55:28)
3.《ネタバレ》 佳作。軽薄そうなタイトルというだけでなく、声優が芸能人、テーマソングが宇多田ヒカルという時点で、相当期待値が低く、正直見るつもりはなかったのだが、森見登美彦原作ならばと思って見に行った。【ネタバレ注意】つまらなかったとまでは言わないが、終盤までペンギンの得体がしれないのが、なんだかスッキリしなかった。もちろん原作からそういう展開なのだと思うけれど、そうした状況について「不思議なことに」以上の説明がないのは残念。
mohnoさん [映画館(邦画)] 6点(2018-08-23 19:29:37)
2.《ネタバレ》  遅い夏に公開された、夏を舞台にした少年が主人公のファンタジーって事で去年の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を思い起こさせて、イヤな予感がしたのだけれども、似て非なるモノだったわ。

 もう冒頭からリアリティは排除されて、これはファンタジーです、って宣言から展開してゆく物語は謎だらけ。その様々な不思議が難解な世界を創っているみたいにも思えるけど、でも、それはひとりの少年をめぐるひと夏の経験を彩る(大掛かりな)一要素に過ぎないんじゃないかな。
 歳上の女性への憧れを通して(それが「おっぱい」って形に集約されるけど、そんなつもりはないと気取りつつ端々から嫌らしい視点が滲み出ていた『打ち上げ花火~』とは全く違っていて、「おっぱい」をきっちりキーにしてる状態ね)少年の成長を描いていて、彼が過ごした大切な、二度と戻らない夏が懐かしい思い出のようにじんわりしみじみ染みてきて。
 そして、その先、少年にはまだ見ぬ世界への精一杯の探究心と無限の未来があって。

 中盤にマイナスベクトルのエピソードを重ね過ぎて、もたついてしまうのは残念。スズキくん一味、ハマモトさんの父親、そして森を調べにやってくる大人達(『E.T.』の呪縛は今も続く)、それぞれが物語の流れを必要以上に阻害してしまっている印象で、もっとスッキリと流れていても良かったんじゃないかな。お姉さんがそこに密接に絡んでるワケではない以上はね。

 でも、ダイナミズムとスピード感溢れる絵のクライマックスから、切ない夏の終わりに、ああ、いい映画を見た、ってカンジで。
 アタシには遠い遠い日の思い出みたいな世界なのだけど、その大切な夏の日を描いた良きアニメ映画だったわね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-19 17:12:12)(良:2票)
1.森見登美彦による原作小説は彼の他の作品に比べるとあまり好きな作品ではなかったが、読んでる時からこれはアニメ化向きの小説だなと思っていたので、これは良い映画化だと思う。

何でも論理的に考え、疑問に思った事はすぐ研究しちゃう大人びた小学生の少年が、突然街に現れた謎のペンギン達について研究していくというひと夏の冒険ファンタジー姉ショタ風味。

とにかく、小説を読んでいて頭の中に広がっていたイメージが事如く映像化されていて、無数のペンギン達が街を走り回るシーンとか見たかった映像が大画面で展開されるので迫力満点だし、これは観て良かった。子供の頃に感じたような純粋なワクワク感だったり、懐かしさだったり、切なさだったり、そういうものを感じられて、一緒に冒険してる気になれたので、大人が観ても楽しめる作品なのではないでしょうか。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-17 17:08:16)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.55点
000.00%
100.00%
200.00%
315.00%
4210.00%
500.00%
6735.00%
7210.00%
8840.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS