119.いろんなシーンがおもしろかった。列車内でのお金の受け渡しとか、ピンクに煙。 犯行動機が、豪華映画のわりにおとなしい気がするけど、それでもすばらしい映画になっている。自分よりいい暮らしの人と比べて、自分の暮らしを地獄と蔑むのは悲しい。 【Michael.K】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-25 14:58:55) |
118.すでにいいレビューが出揃っているので、今さら私が付け加えるべきことは何もないのだけど、改めて徹頭徹尾娯楽映画に徹して、しかも抜群に面白いこの映画には黙って敬意を表します。久しぶりに見返しましたが、やはり感心し、唸ってしまいました。 ただ、不思議なのですが、これだけの名作でありながら、個人的にはそれでも、これを黒澤明の代表作と認めたていいかというと躊躇してしまいます。それだけの深みが、やはりこの作家にはあるんです。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-01-20 23:29:14) |
117.皆が「黒澤」「黒澤」と騒ぐ訳がようやくわかりました。 【Junker】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-01-20 17:24:54) |
116.《ネタバレ》 登場人物の演技から脚本までサスペンスとして本当に良く出来てる。 ですが、警察がわざと犯人を泳がせたあげくに犠牲者を増やしてしまっては元も子もないですよね。(この辺は当時と現在の犯罪に対する警察の意識の違いかもしれませんが) 【寺 梅斗】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-14 12:47:34) |
115.《ネタバレ》 昔の横浜黄金町は本当にあんな感じだったのか、というのが一番気になる作品。前半はおもしろい。後半はいまいち。誘拐事件というのは脅迫された本人が身代金を払うしかないのか?というのが非常に気になる作品。本当の警察はもっとドライな気がする。泳がせておいて人が一人死んだのはどうでもいいのだろうか。それにしても昔の黄金町を見てみたかったなあ。 【MARTEL1906】さん [地上波(邦画)] 2点(2007-01-11 01:33:52) (良:1票) |
114.《ネタバレ》 これは10点つけるしかない。 最初の重役との会議から一転して誘拐が発生。身代金を払ったら会社を追い出されると分かっているのでその間での苦悩。そして身代金の受け渡し。ここまでが前半戦。 そして今度は子供が帰ってきたので警察が執念の捜査。ホームズやコロンボみたいに誰か一人が天才的に解決するのではなく、みんなが足で稼ぐ。そうした地道さがたまらない。あの有名なピンクの煙、そして犯人のめぼしをつけてからの徹底した追い込み。そしてあのラスト。犯人の絶叫、シャッターが下りて終わる映画。 サスペンスとしても人間ドラマとしても楽しめる一品。 【θ】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-01-05 11:55:03) (良:1票) |
【ゆきむら】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-09-09 08:39:56) |
112.《ネタバレ》 本当に黒澤明って人は偉大なんだなと今更ながらに思います。144分という尺の長さを全く感じさせないし、一寸の無駄も感じませんでした。前半の誘拐犯との交渉、後半の神奈川県警の執拗な捜査、どちらも全く緊張感が途切れる事はありません。結局身代金はほとんど戻ってきたけど(ヘロインを買った2万円以外)、世論から同情を買うも権藤は会社を追われるという完全なハッピーエンドではない辺りもリアルで良かったです。印象的だったのは、自分の地位と全財産を投げ打ってまで身代金を払うか苦しむ権藤の葛藤、特急こだまの車内で身代金のカバンを投げ捨てるシーン、煙突からパートカラーのピンクの煙があがった決定的な場面、竹内をハメる為に執拗に足取りを追う街の場面、あらゆる側面から犯人を追う県警の捜査場面と、幾度のシーンでも鳥肌が立ち、「手に汗握る」とはこういう事かと感動しました。見せ場がこんなに多い刑事ドラマを観たのも初めてでした。また黒澤オールスターズとも言える超豪華キャストゆえ、「あ!あの人たったこれだけの役?」とかって楽しみ方も出来ました。また子役2人の演技力も忘れてはいけないと思います。不祥事を起こしてばかりいる警察に見てもらいたいですね。1人の金持ちにここまで同情的なのはドラマっぽい感じもしますが、この結束力と捜査への取り組み方は学ぶべき点も多いのではないでしょうか。 |
111.大好きなエド・マクベイン87分署シリーズ「キングの身代金」、しかも黒澤監督。 当時わくわく公開まで待ち遠しかった記憶が鮮明に蘇る。 高台の豪邸、下町のバラック小屋、新幹線の盲点の利用、煙のみカラー化、山崎努の強烈デビュー、話題に事欠かなかった。刑事映画の優秀作品。10数回鑑賞。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-13 21:27:36) |
【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-21 07:16:11) |
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109.《ネタバレ》 犯行の動機が少々幼稚に思えたが、こういう金持ちに対する妬みみたいなものは、どんな時代の人も持ち合わせてるものじゃないかなぁ等と考えてしまった。 【weber】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-13 18:15:56) |
108.《ネタバレ》 前半の密室劇は、緊迫感があり、見入ってしまった。そして、後半の展開も上手いです。三船の演技も、いいですねぇ。ラストも結構あっさり感があるが、個人的には好きなとこです。ところで、犯人を泳がせて捕まえようとして、犯罪を誘発させてしまったことは、罪に問われないのかな?w 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-17 12:12:45) |
107.一時も退屈させないシーンの連続でおもしろかったです。 権藤が感じの悪い人からいい人になっていく過程も面白かったです。 しかし、犯人の誘拐した動機がいまいちだったかなぁと。 【すごろく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-18 22:08:17) |
106.前半は室内での犯人とのやりとりと権堂氏の葛藤の重苦しいシーン、後半は室外で身代金の受け渡しから犯人を追い込むシーンが見事に対比してメリハリができていた、そして最後の面会シーンで犯人の心情が簡潔に力強く表現されていたのが、印象的でしたね。 【月読】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-12 13:23:05) |
★105.《ネタバレ》 犯人の目星がつくまでの一連の流れがスゴイ。怒濤の展開ってこれのこと。とにかく登場人物の感情がぶつかりまくって、目を離す暇がないのだ! また、犯人逮捕への焦燥感に追い打ちする盛夏のジリジリ感も好きですねえ。中盤以降、三船敏郎が画面に映らなくなって、ガチガチの犯人逮捕編になるのですが、これがシリアス過ぎて後半にのめり込めない要因かも。僕はDVDシリーズで鑑賞しているのですが、「天国と地獄」のDVD特典「創るということは素晴らしい」はかなり唸りました。「そこまでするんかい!!」って。この映画は限界を超えてます…。今度観るときは9分50秒の長回しシーンをじっくり堪能しよう 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-17 23:52:16) |
【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-26 23:53:30) |
103.一級のサスペンス映画でしょう、これは。かなり長い映画なのに全然緊張感が跡切れないところが凄いです。公衆電話の位置の割り出しや身代金の受け渡し、そしてピンクの煙など、印象に残るシーンは多い。ただこのあたりから三船敏郎が「動」から「静」へとシフトしてしまい、その辺がちょっと寂しかったりする。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2005-11-20 19:01:24) |
102.《ネタバレ》 リアルな捜査の過程は、高村薫の『マークスの山』を思わせた。警察という組織が犯罪に対しどう動き、追い詰めていくのかが丹念に描写され、重厚な味わいがある。 とくに、権藤と面会したときの犯人の独白がよかった。犯人は財産を失った権藤をみてあざ笑いたかったのだろうが、権藤は冷静に将来への前向きな展望を語り、犯人を憎むどころか憐れんでいる。犯人はいわば自身の過酷な境遇への憎しみを、たまたま目に付いた人物へと転化していたに過ぎなかった。堂々とした目の前の男に、自分の不幸ばかり嘆いていた己の過ちに気づく。狡猾な犯人の完全な敗北。虚勢が一気に崩れ、叫びだす様子は真に迫り、すさまじい迫力があった。 ただ、私の集中力に問題があるのか、見終えて少し疲れてしまった。こんなに長くしなくても、情報量を減らさずにもっと短くまとめることができたのでは? 丁寧に描いている意味がよくわからない場面がいくつかあった。 【no one】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-14 01:45:13) (良:1票) |
【k】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 21:30:23) |
100.後半のちょっとだらだらしたところを除けば文句なしおもしろいサスペンスでした。 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2005-10-30 02:07:07) |