★5.《ネタバレ》 20年前の映画かあ。私も一度タイに行ったことがありますが、「アジアの混沌」というものは確かにある。別にそれはフィリピンやタイ特有のものではなくて、普通に日本の中にもあるもので、よその国の人が「おかしい」とか「いかれてる」と思うようなことなんかいっぱいあるんだろう。この話がどれだけリアリティに基づくものかはわかりませんが、そういう尺度で映画を楽しみました。お金次第でなんでも自由な刑務所、なんか本当にありそうですよね。こういうのを見ると、いかに自分が平和で安定した場所が好きなのかよくわかる気がします。英語が多少できますが、だからって日本からそれほど出たいとも思ってないし、やたらと人の輪を広げようとも思わないし、基本的に内に引きこもりたいタイプの人間なんですが改めて「外って怖いなー」と思わせられた作品。たぶん映画が見せたいものとは全く違う感想を持ってしまいましたが。まぁ仕方ない。思ったんだから笑
しかし20年前の映画なのに、吉川晃司さんや遠藤憲一さんはあまり外見に変化がないですね。つい最近撮った映画だと言われてもそんなに違和感はない。ある意味カメレオン俳優だわ。山崎努さんだけは、さすがに『長いお別れ』を観た後でこれを見るとさすがに年取ったなーと言いたくなる。キャラも全然違うしそこは自分の中だけで違和感だらけでした。
話自体は夢がある、というか「色んな世界があるんだなー」と率直に感じた作品。だからってそこに行きたいとはほとんど思わなかったが。いや、少し行きたいかも。ただ、少しブラブラするくらいでがっつりそこで滞在したいとは思わない。どんなところか少し見てみたい、その程度の関心。なんて言うか、ああいうお金や悪いビジネスで繋がるっていう感覚が自分には無くて、毎日そういうことをして綱渡りで生きることが楽しいと思うような自分がもうないんですよね。そもそもそういう要素がある人や若い人ならこの吉川晃司さんや山崎努さんに憧れるのかもしれないけど。自分には全然響きませんでした。最後サクセスストーリーっぽく描かれてますが、特にそれもどうとは思わなかった。
結局この映画は何が大事と言いたかったのか。お金?信仰心?友情?それとも愛する人?混沌の中でも自分を失わない強さが必要ということなのか。色々考えさせられて、自分の大事なものを確認することができました。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-02 23:54:28) |
4.吉川晃司のいいところが出てる。面白いのはなかなか快適そうな刑務所生活。別にそんなに逃げ出したくなることもないと思うが。大塚寧々がいればそれでいいだろ。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-11-05 05:25:59) |
3.どっかの映画評で「三池崇史の集大成」とか「三池崇史作品のひとつの頂点」みたいなことが書いてあったので、深夜の放送を観てみたけど……。いや、これのどこに誉めるべき要素があるんだろう。脚本も映像も最悪の部類じゃんか。駄作すぎて笑える作品は、ある意味救いがあるが、これは笑えない。閉口するしかない類のクソつまらなさだ。誉めるしか能がない評論家は消えて欲しいと心から思った。 【zinny07】さん [地上波(字幕)] 0点(2005-11-01 00:26:06) |
2.たしかにヒドイ。ただ映像をダラダラ垂れ流しているだけ。ホントにつまらない。しかも、映像もマジでこれ2001年の映画かよ?と疑いたくなるほどヒドイ。 【A.O.D】さん 1点(2004-11-22 11:37:51) |
1.こりゃヒドイ!ビデオで観たのだが、それでも「金返せ」と言いたくなるショボ映画。一緒に借りた子供映画の『ジュブナイル』の方がまだ作品としては良い出来。フィリピン監獄のメチャクチャさとそこにうごめく不良日本人と言う興味深い素材を扱いながら、結局噂話をつなぎ合わせただけの安易なストーリー展開。現地で長期ロケした労作らしいが、ここまでつまらない映画をマジメにつくる感性が理解できない。 【lafish】さん 1点(2004-08-21 20:49:15) |