2.原作ファンとしてはこちらに軍配が上がる。
とにかく原作準拠だし、少女漫画らしいキラキラした展開が魅力。
王子様が飛んできて告白されるなんて、現実ではありえなさ過ぎるが、それをあんなシャボン玉とかのエフェクト演出で見せられたらもうどうにでもしてくれとしか言えない。
実写版に比べて、ちゃんと主人公達4人の存在感もバランスが良く。
それぞれの想いが交差して行く様を丁寧に描いており好感が持てる。実写版では省略されていた由奈と理央のイチャイチャ展開も見られたし良かった。
ただ、テレビアニメだったら12話くらいかけてやっても良い内容を1つの映画としてまとめているのでやや駆け足感は否めなかった。
それにしても和臣君の映画愛は「(500)日のサマー」(原作)→「アバウトタイム」(実写版)→小津作品、「秋刀魚の味」(アニメ版)とそれぞれ趣味が違うのが面白いな。