21.《ネタバレ》 CGは迫力あったが、それ以外は良くなかった。音楽もなんか合ってない。若い夫婦のエピソード、パンフを観ない限りわかりにくいというのは不親切だけど、ちょっとリアルだった。 【ホーマー】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-08-01 15:22:36) |
20.これは今時珍しいダメダメ映画。特撮以外すべて古臭過ぎ。オープニングタイトルのバックの音楽からすでに「古めかし」過ぎ。そして極めつけは脚本。この脚本33年前のんより古臭いんじゃない?33年前小学生だった私は映画館に「日本沈没」を観に行ってすんごく衝撃を受けました。なんというか、そう日本人も「民族」なんだぞということを教えてくれた映画だった。いつも、蒙古をも追い返した「海」に囲まれてるから、他民族と同じ地にいないから、だから我々は自分達のことを「日本人」だとは思っていても「日本民族」という認識はもっていない。だからレバノン紛争などは文字どうり「海の向こうの出来事」になってしまっている。「でもでもやっぱり日本人も『民族』なんだよ」ということを33年前版は教えてくれた。特にラストの・・・藤岡弘を含んだ日本人難民がシベリアかどこかの国で貨物列車で移送されてる場面で教えてくれた。海に守られぬくぬくと育ったおぼっちゃま日本民族がシビアな民族のせめぎ合いの場に引っ張り出されたその「どうしたらいいか分からない感」が33年前版にはあった。しかしこの2006年版はこの点が完全に抜け落ちてしまっている。この映画を映画館で観て家に帰ってテレビつけたらたまたま「HNK神戸」のニュースで樋口監督がインタビューされていた。「ボクはずーっと街が破壊されるような場面の特撮をエンターテイメントとしてやってて、それで阪神大震災のとき後で地震の現場を見て愕然として、そこにはついこの前まで実際に人が生活してて・・・」。 民族云々が描かれてなくて当然。樋口監督は震災の地域で生活する人々を描こうとしたのだから。でもさ樋口君、そこまで思ってんだったらさ、今この時代に「日本沈没」のリメークってしたらダメなんだよ。 【メロメロ】さん [映画館(吹替)] 5点(2006-07-31 23:06:41) |
19.《ネタバレ》 うわ! 平均点ひくっ! なにこれ? そんなにひどい映画かぁ? 俺は十分楽しみましたけどねぇ? 皆さん、期待しすぎなんじゃないですか??? 邦画でこれくらい頑張ってくれたら及第点だと思うなー。 田所教授のキャラは(オリジナルの時代ならハマっただろうけど)現代の目で見ると違和感があるものの、ツヨポンはじめ俳優陣の抑えた演技はなかなか良かったと思う。 柴崎コウがレスキューってのも、見るまで不安だったけどストーリーに入ってしまえば「別にどうでもいいや」って感じだし(笑) 女性のお客さんなんか、クライマックスでじゃんじゃん泣いてましたよ? CGもかなりの迫力があるし、大地真央の最後の演説も沁みるし。 つまらんアイドル映画みたいなのをだらだら量産するくらいなら、こういった大作ものをみっちり作ってくれた方が絶対いい。 ということで、俺はこの映画、支持です。 ただ、もちろん諸手を挙げてというわけではないです(笑) パニックアクションを描くのか、人間ドラマを描くのか、政治ドラマを描くのか、どれをメインに据えるのかもっとハッキリ決めて引っ張っていって欲しいのが本音。 どれもこれも並列に描こうとするから、全部がブツブツと途切れてしまう。だから展開がかったるい。もっとスピーディに見せられるはず。 沈没の描写に連続性がないから、「いつのまにここまで沈んだんだ?」と思ったり。 ラストなんか、ツヨポンの息遣いなど見せずに、そのままドカン!とやるべきだよねぇ。 コンテが下手なんだなー。 そういうのが「邦画って薄っぺらい」と感じさせてしまうところなんでしょう。 オリジナルで物足りなかった部分を一生懸命補完してくれてる点は評価できるんだけど、「邦画の限界を突き破ってくれそうな期待」には答えてくれない。 そこが悲しい。 制作費20億って、これくらいが限界なんでしょうか。 俺の場合、「ダマされてモトモト」(というか「ダマされること自体も楽しもう」(笑)という気分で観たのが良かったのでしょう。 かなり満足して帰ってきました(笑) 【とっすぃ】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-07-26 19:52:29) (良:2票) |
18.「途方もなく酷い映画だった」と家族、親戚、友人、上司、部下に触れ回ってほしい。■そしてこの映画を大コケさせてほしい。■その上で「製作委員会」に名を連ね、多数決で映画を作ろうとした人々の左遷、降格、減給を望んでほしい。■次に、監督として、脚本家として才能や力がないばかりか、「製作委員会」の決定に唯々諾々と従い、作品よりも自己保身、売名に汲々とする樋口真嗣、加藤正人、尾上克郎には仕事を今後与えないという、業界内の暗黙の了解をとりつけさせてほしい。■こんな映画つくってちゃ、ほんとーに駄目になるよ。■さらにもう一つ問題なのは、この映画の酷さ、「デビルマン」クラスの酷さが、大マスコミからはまるで漏れ聞こえてこないこと。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 0点(2006-07-23 19:12:57) (良:4票) |
17.《ネタバレ》 何だろうこの「薄味」感は。CGでどんなに大迫力の映像を見せられても、いや見せられれば見せられるだけ、こっちの気持ちが引いてしまう。轟音や揺れる画面よりもどなたか述べておられたが「かたかた鳴るコップ」や「静かに鳴る地面」のほうがなんぼか怖い。常に「轟音の」地鳴りがしているくせに、肝心な時だけ静まり返ってるのも納得出来ない◆小野寺の存在感の無さはどうしたことか。仲間を失わないと気付かない自分の役割、据え膳を喰わぬあっさりテイストはツヨポンという個性の為せる業か。阿部玲子があんなにちっさくて華奢なのに「ハイパーレスキュー」てのもどうか。光っていたのはトヨエツの田所博士とミッチーの結城(途中までミッチーだと気付かなかった…)くらいか?福田麻由子は顔が怖いので感情移入出来なかった。俳優陣豪勢な割に生かされて無いぞ◆酷評気味だけどあの迫力はテレビじゃ味わえないので劇場をお薦め。なので6点…と行きたいがどうしても我慢できないツッコミどころの多さで減点1。レディースデイ・メンズデイ・レイトショウを利用しましょう。 【椿庵】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-07-21 17:24:01) |
16.パニック映画なのに何という緊迫感の無さ がっかりしました。話もだらだらした感じで、メリハリが無い。あまりのつまらなさで睡魔がおそってきた次第です。これじゃ日本のパニック映画ばかにされるんじゃ・・・CG使って迫力を出してるつもりがなぜか中身が薄い感じに思えて、いったいなぜなんでしょ 【teruru】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-19 16:13:38) |
15.《ネタバレ》 予告編でのスペクタルシーンがなかなか迫力あったので映画館で見ようと思った作品です。しかし蓋を開けて見れば、パニック描写は非常にあっさりですっきりしない。ぶつ切りのそれぞれの特撮シーンはよくできてはいるがあっという間で、破壊のカルタシスや恐怖を感じることができませんでした。水没の描写がないのにいつの間にか日本の半分くらい沈没してたし(笑)。一番よかったのは阿蘇山噴火→熊本市街被災のシーンかな(特攻隊長の我らが熊本県は完全水没orz。土地がなけりゃ復興も何もあったもんじゃないよ)。でもどうせなら「カルデラ内は消滅した模様」と言葉で説明するより映像で見せてほしかったな。あと、爆弾設置のために潜水艇で草薙が潜るコースに、沈んだ街並があるのはおかしな話です。設置地点はずっと沖のはずでしょう。見せたい画のためだけに矛盾した演出をするのはやめていただきたい。ラストの爆発シーンには萎えましたね。ってかあれでは海上の船たちは全滅では。といった見せ方面での不満、それに加えて主役二人の薄~い恋愛模様。すぐ明かしてしまう草薙のあの嘘は何のために付いたのか全く不明ですよね。そもそも二人ってどういう関係だよ。ただの助けた・助けられたの関係から恋愛に発展するまでの心情の描写がさっぱりのように思えます。しかも二人のシーンが出会い以外はパニックの現場という極限状況の中のものがなかったというのも、本質的じゃないような気がしました。あ、酷評してますが、同系?のパニック映画「ドラゴンヘッド」よりはずっといいですよ。一応ラストには救いもあるし。あと、序盤から中盤、海のシーンでのBGMはノリノリでよかったですな(爆)。 日本映画にしては映像がんばってたので4点。 【チヤルカ】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-07-18 23:18:37) |
14.《ネタバレ》 大して面白くもないのにSM○Pの稲○が「MI:3」よりも面白いなどと公共の電波で宣っていたので観に行ってしまいましたよ。いくら身内びいきでもそりゃないでしょう。しかし、何ですかね、この不謹慎なタイトルは。ハリウッド映画なら、どんなに荒唐無稽なストーリーでもエンタテインメント作品に仕上げてしまうのに、この映画は単に荒唐無稽なだけで、全然楽しくないんですけど。主演の二人の演技もなんだかなあって感じなので1点でお願いします。 某国でも公開され、大人気だとか。ついでに「日本崩壊」や「日本滅亡」もつくって荒稼ぎしようとかいう魂胆はないでしょうね? 【稲葉】さん [映画館(邦画)] 1点(2006-07-18 22:44:39) (良:1票) |
13.オリジナル版未見、原作未読。確かにハリウッドの災害パニック物を要所要所で拝借している感はあるが、そもそもパニック映画というものは良作も駄作もそれぞれ似たり寄ったりなのでさほど気にはならなかった。邦画としてみると最近のものではきちんと手間隙をかけて作られている印象を受けた。さすがにアルマゲドン等には劣るが、その他上映が終わればすぐに忘れられてしまうようなハリウッドの駄作的パニック映画に比べたら今作品のほうがずっとマシである。なにより、日本人による日本人のためのパニック映画である。日本人である我々が観ずして誰が観る?NYの自由の女神が災害によって破壊されてもいまいちピンとこないが、京都の五重塔が壊れてしまう様は日本で生まれ育った者からすればリアルに恐怖を感じる。邦画のパニック物はどんどん進化している、と感じさせてくれる力作だった。中途半端につけたしたような恋愛要素ではまったく感情移入できなかったが、火山・地震など日本ならではの災害が起こる様子は見ていて気持ちがいいぐらい。やはりパニック映画は大画面・大音量の映画館で観るべき。ちっちゃなテレビ画面で観ても今作品の醍醐味は味わえない。 【HARVEST】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-07-18 06:31:39) |
12.《ネタバレ》 予想以上に楽しめましたし、ジーンとする箇所もちゃんとありました。 なのに平均点やけに低いんですね・・・。人それぞれだけど皆さん辛口だなぁ。。。 ただ、残念に思ったのは、日本列島が崩壊していく様が、ぷつりぷつりと他のシーンが入ることにより、緊迫感が薄れてしまったことかな。何千万人もの死者が出ているほどの喪失感があまり伝わってこなかった。その他突っ込みどころも様々あったけれど、そんなことより平和ボケした今の日本国民に警笛を鳴らすには良いとは思う。 日本が無くなってしまう!!というあり得ない話が出たときに、外国に移民するのか、日本に留まって死を待つのか・・・自分はそんなこと考えたことも無かったけれど、地震や異常気象、ミサイルの恐怖・・・そんな実際に起こっている身近なことからも少し考えるきっかけになったし、私は見に行ってよかった。 特撮も思った以上に良く出来ていて感心したし、大地さんの最後の言葉。胸がジーンとしましたよ。 【だんぼ32cm】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-07-17 19:17:19) |
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11.《ネタバレ》 なんか前半は『ディープ・インパクト』、後半は『アルマゲドン』って感じでした。特撮シーンのテンポの悪さ(プツプツと切れ過ぎ)とか緊迫感の欠如(あんなに簡単に難民受け入れが進むわけない)とか色々アラはありますが、それら全ての引き金はN2爆薬だと思います。あそこで急に話の方向性が変わり、全くリアリティのない絵空事と化してしまった(だいたいあんなことしたら大陸プレートが跳ね返り、未曾有の大地震と大津波が襲いかかって沈没寸前の日本にトドメを刺すはず)。この映画に必要な嘘は「日本が沈没する」というただ一点だけでいいはずなのに、N2爆薬という余計な嘘が加わったせいで、日本人が国土を失ってしまうという悲劇、経済大国として勝ち得てきた豊かな暮らしが今後数十年数百年にわたって失われてしまうという悲劇が全く感じられなくなってしまいました。そういう映画にしたくなかったといわれたらそれまでですが、いっそのこと観客を絶望のどん底まで突き落とし、劇場を出たら即座に防災グッズを買いに走らずにはいられないような映画にしても良かったんじゃないでしょうか。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-17 14:50:45) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 いや~~泣きましたぁ。前半の間延びしたシーンの連続に「う~~ん。どうなのよ。イマイチかも・・」って思い、後半のラブシーンにも「邪魔。ウザ!」って思ったくせに、最後のエンドクレジットが流れた瞬間から涙が止まらなくなり、結局、映画館出てもまだ泣いてる始末。ううう。なんでそこまで泣けるのか自分でも不思議。やっぱり最後の大地さんの台詞にやられちゃったのかもしれません。俳優陣はホント豪華ですねぇ。金田一耕助を演じた二人の俳優やら警部さんやら出てくるし、富野監督もちょい役でいるし(笑)そしてN2地雷ならぬN2爆弾だし。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 6点(2006-07-17 00:12:56) |
9.《ネタバレ》 「誰だ!この映画を作ったのは!!誰が『さよならジュピター』をリメイクしろと言ったぁ!!」と見終わって思わず海原雄山のようになってしまいました。言いたい事はいっぱ~い!あるんですが、全然書ききれないので要約して書いてみます。構成平板で、大惨事感じず、日本の危機感じず、気がつけばいつの間にやら沈没進行、安易に実写かスチールにCG合成、特撮シーンを全部途中で切るか炎や水で埋めて誤魔化し、俯瞰ばっか「神の視点」ばっか、監督特撮マインド喪失?、草彅大根リアクション薄い、ドラマ嘘臭い、人間ドラマ政治ドラマリアリティなし、脚本ツッコミどころ満載、ダサい音楽鳴りまくりでウザい、人の避難風景、単なる飛行機や道路の実景だらーっと映すだけ、エド・ウッドでもできる、数千万の犠牲者が出てるようには全く見えない、っていうか全く描いてない、見たいシーンが全然足らないのに一方で間延びして退屈な草彅と柴咲のシーン・・・えーと、原作や前作との比較以前に問題があり過ぎちゃって。ただ言いたいのは、あちこちの企業、組織の思惑、力関係を元に映画作るんじゃなくって、もっとマジメに映画作りましょうよ、いい加減閉じたオタク思考で映画作るのやめましょうよ、って事。「N2爆弾」とかって、バカじゃないの? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-16 23:21:50) (良:2票) |
8.わりと真面目に作ってあった印象でした。しかしもうひとつ感情移入できなかったのは、なんでだろう... 監督さんが、自分のシュミに真面目に取り組んだ結果かな。オタクなネタもちらほら。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-07-16 23:00:37) |
7.《ネタバレ》 突っ込みどころ満載。。CGや特撮は迫力あったんだけどなぁ…何が足らないんだろ。 あ、小野寺、阿部両氏の恋愛模様は足らないんじゃなくて余計だったか。 うーん…何かスッキリしない映画でありました。 【静葵】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-07-16 22:48:17) |
★6.《ネタバレ》 群像劇や政治ドラマで面白く出来るはずなのに両方とも深くは描かれずただただすごい特撮をずっと見せられてしまったハリウッドかぶれの映画という印象。とくに「デイ・アフター・トゥモロー」を強く思い出した。ラストも「アルマゲドン」のようでなんだかなあという感じでつまらない。橋本忍脚本の73年版は前々から見たい見たいと思いながら未だ未見なのだが、このリメイク版がこのような出来だったのでなおさら期待が高まってしまった。本来なら3点というところだが、石坂浩二と豊川悦司という市川崑監督の金田一もので金田一耕助を演じた二人の俳優に加えて加藤武まで出ているのが市川ファンとしてはちょっと嬉しかったのでこれに免じて4点。 【イニシャルK】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-07-16 20:41:19) |
5.《ネタバレ》 下手なラブシーン、恋愛関係は入れない方がいいと思うんですが、不特定多数を引っ張るには恋愛の要素も無いと駄目なんですかね。お子様チックだったけどアレで満足なのかな? 演出力の無さか時間の無さか知らんけど、あんな悲惨な状況下でピンポイントで即座に気になる人々に会いにいける主人公の能力は凄いな。 主役二人に必死さが微塵も感じられないのは役者に問題があるのか?監督の技量の無さ、センスの無さか?魂の抜け殻のような面に終始する草彅の表現力の無さには脱力。柴咲のレスキュー隊員って設定も役作りが出来ていなくて現役の方々に失礼。ちゃんとリサーチして身体作って数ヶ月現場でしごかれて来いっての。だから日本映画はテレビドラマの延長に過ぎないと言われるんだけどな。ドラマを馬鹿にするわけじゃ無いけど、せっかくの大舞台なんだからさぁ。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-15 23:09:09) |
4.《ネタバレ》 残念ながら一言で言うと迫力がないんです。もちろん特撮なんかは前作とは比較にならないくらい素晴らしい出来なんですが、見ていてまったく怖さを感じられない。描写される場面の多くが、「地震が起きたその後」あるいは「避難した後の人気のない廃墟」ばかりで、何気ない日常生活が突然根底から覆されるという地震の持つ恐ろしさをまったく描いていないからではないかと。この辺りは「今更被災シーンを描写しても仕方ない」ということで意図的にそうしたらしいですが、狙いすぎてかえってコケてしまった感じ。廃墟となったビルが倒壊しても、津波を遠景で見せても、リアリティがないというか、怖さを感じない。むしろ、小さな地震なんだが居酒屋で手元のコップがカタカタ揺れ始めるシーンの方が恐ろしさを感じます。キャスティングでは、大地真央にあの役をやらせたのは如何なものかと。女がでしゃばり過ぎなんて言ったらいけませんが、いかんせん重みがなさすぎ。あとは延々と避難民が逃げていくのと、主演二人のラブシーンをダラダラ見せられて後半すっかりだらけてしまいました。前作で感じられた「沈んでいく日本への哀悼」というものが殆ど感じられず、個人レベルの描写に終始していたのも、監督コメントによると狙ってそうしたらしいんですが、その割に登場人物に感情移入できないもんだからすっかりはずしている印象。そんな中、唯一、山本首相の「何もせんほうがいい」にはほろりと来ましたよ。あと、説明のテロップ出しすぎ。これも狙って・・・以下同文。 【ひかり109号】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-07-15 16:18:33) (良:1票) |
3.特撮はそれなりの迫力。身近な風景が荒廃する映像も凄いし、個人的にパニック映画としては充分なのですが、ラブロマンス部分は余計でした。こういう映画でラブロマンスを見ると、どうも画面の端とかで名前もなくあっさり死んだ人とかの事を考えてしまい、主人公たちに「イチャイチャしてんじゃねえよ!(’A’」とイラッとしてしまうんですねえ。 あとは映画の外での広告の打ち方がちょっとしつこくて印象が悪いです(くさなぎ写真集とか)。稲垣がどんなにベタボメしてもくさなぎは大根だと思うし…。 (07年、DVDで再見。主人公が死んだのは意外だったけど、ヒロインの身内がいっさい死んでないってのは都合よすぎるよなぁ) 【えむぁっ。】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-11 02:23:18) |
2.《ネタバレ》 「日本沈没」のリメイクと言うより、日本限定の「ディープ・インパクト」か「ザ・コア」って感じ。このリメイクに私が期待したのは、最新技術によるディザスター映像は当然として、それよりも、リアルな政治シミュレーションであり災害シミュレーション。流石に特撮(及び音響)には30年以上の進歩を感じることが出来ましたけど、それ以外の部分は30年前のレベルと全然変わってなかった。「政治」がほとんど描かれず、トヨエツの役も古臭い一匹狼のマッド・サイエンティスト風。テーマである「日本人のアイデンティティ」を無視した上、リアリティの欠片も無い話にするんだったら、本作も前述のハリウッド映画風に、最初っから「プレート切り離しプロジェクト映画」(大体、何であんなにまどろっこしい起爆システムを使用せにゃならんのだ?)として作っておけば、まだパニック娯楽SFとして単純に楽しめたでしょう。ということで、良く出来てた特撮部分に+1点して、3点献上。 【sayzin】さん [試写会(邦画)] 3点(2006-06-28 00:04:56) |