63.《ネタバレ》 ベトナム戦争の帰還兵の心の苦しみや葛藤を生々しく描いた作品です。 強気に愛国心を自負する主人公のロンは意気揚々と志願兵として戦争に参加しますが、戦場はそんな甘っちょろいものでは無かった。自ら大怪我を負って帰国しますが、身体障害者となった彼を見る世間の目・・・、反戦運動が各地で起こり、“無意味な闘い”という事実が身にしみて分かってきた時、彼は明らかに後悔し始めます。ロンの転落の人生を見ていて思ったのは、頭の中で考えている事と現実とでは大きな違いが有り、一度失敗しないと分からないのが人間なのかなと痛感した。 ロンはメキシコで知り合った友人(チャーリー)の助言もあって、正直な自分の気持ちを解き放ちます。帰国後、率先してデモに参加して反戦を訴えかけるようになり、ロンは人生の新たな一歩を踏み出すことになります。この作品は、本当の愛国心とはどういうものかということを強くメッセージとして伝えています。 ただ、一つ気になったのは、この作品中では“卑猥な発言や表現”が随所にでます。それが必要以上に多くて諄いんですよね。“包み隠さず”というのは分かるのですが、やりすぎて下品なイメージが先にたっているのが残念です。 あと、作品とは関係ないのですが、何故トム・クルーズはオスカーを獲れないのでしょう。海外の有望な作品のリメイク権をとって自分で主演したり、アカデミー賞好みな作品に多数主演してみたりと、かなり努力をしているように思えるのですが・・・。確かに演技は上手いとは言えないが、「ラスト・サムライ」ではノミネートすらせれませんもんね。なんか可愛そうになってきました。 |
★62.オリバー・ストーンが監督のせいなのかそもそものテーマのせいなのかはよく分からないけれど(多分両方)、思想強要的な脂臭いアプローチが鼻につく。主人公(ひいてはアメリカ)の壮大な自作自演を見ているようで、始まって比較的すぐからげんなりして来た。トム・クルーズやキーラ・セジウィックが若い。でも後半にちょっと出て来るリリ・テイラーはもっと若い。ちょっとびっくり。ウィレム・デフォーはあんまり変わらない。 【ひのと】さん 4点(2004-02-03 23:02:47) |
61.この映画を劇場でみたとき、トムクルーズが浮いているように思ったのを覚えています。前にどなかたかかれていますが、トムクルーズに華がありすぎて、逆にこの重いストーリーの中で浮いているように思いました。まー、だからといって、この映画の価値が失われるわけではないのですが。。。別の役者で撮ったら、もっと違う雰囲気になっていたと思います。 【あまね】さん 6点(2004-01-30 12:53:44) |
60.ウィレム・デフォーがいなければどうなっていたことでしょう。反戦映画として悪くはないが訴えかけてくるものがちょっと足りない気がしました。ロン・コービックは今も健在なのでしょうか?2人の熱演に6点。 【ヒューマンガス】さん 6点(2004-01-24 13:40:33) |
59.トム・クルーズの熱演に感嘆。心情の揺れと移り変わりが、痛いほど伝わってきました。かつてはトップ・ガンを張っていた男が……。余談ですが、オリバー・ストーンの作品にはウィレム・デフォーがよく似合う。 【眉山】さん 8点(2004-01-21 14:53:31) |
58.オリバー・ストーンの作品の中では、それほど評価できないかなぁ。オリバー・ストーン好きだけど。戦争は悪だろうし、その戦争に行く者も愚かではあるが、アメリカという国が別の方法で解決することができるとも思えない。ベトナムの過ちを今も繰り替えしている。オリバー・ストーンに今このような映画をつくるパワーもないだろうし、他につくれる監督も見当たらない。主人公が一生かけて体験したことは、また誰かが体験している、悲しいことだけど。この映画に欠けているのは、アメリカ側の悲惨さばかりを描いて、ベトナム側への配慮が欠けている点。なぜ悪なのかという視点が自己中。ほんとは反省していない。 【wish】さん 8点(2004-01-18 23:00:20) |
【ムレネコ】さん 6点(2003-12-30 09:53:44) |
【虎尾】さん 3点(2003-12-13 00:33:12) |
55.クルーズが役者魂をみせた快作。戦争映画というのは、どちらかの視点に偏ってしまうのは承知の上。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2003-12-12 12:33:20) |
54.我がJTNEWSのシネマレビューでは6.18なのに対し、IMDbでアメリカ人が7.0をつけているのは、この手の映画はアメリカ人には受け入れられるということなんでしょうね。みんなで被害者意識をあおって、敗戦の現実を忘れようという雰囲気が(私には)伝わってしまい、戦争批判意識が薄れてしまいました。たしかにトム・クルーズは車椅子で熱演しているけど、ちょっと長すぎるなぁ。せめて90分くらいにまとめてください。 【オオカミ】さん 6点(2003-12-02 00:25:12) |
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53.これはちょっと評価の難しい作品ですね。映画としてどうなのかと言われれば、特にスゴイところもなければマズイところもないような気がするんだけど・・・時代性をきちんと描こうという監督の姿勢に共感できなければまず、NGでしょう。トム・クルーズが社会派ドラマに挑戦!?というフレコミにビビッてしまい、長年おあずけにしていた作品ですが、恐れていたほど悪くはなかったです。ただメッセージ色が強すぎて、映画自体が見えなくなってしまうところはありますね。オリバー・ストーンの作品ってだいたいそうなんですが。好き嫌いの別れる映画だと思います。私はまあまあ好き、ぐらい。 【anemone】さん 7点(2003-11-29 18:30:42) |
52.《ネタバレ》 クルーズ渾身の演技はある程度評価してあげてもいいところだろう。序盤のベレンジャーの軍服姿がまばゆいほど格好良く、特別出演ながら本作のテーマを浮き彫りにしている。すでに多くの方がご指摘の通り、正義の名の下に軍事行使を正当化するアメリカ批判こそがストーンの主張なのだろう。『JFK』の犯人特定と違い、本作のような主張は扱った人物の人権侵害になる可能性も低く、個人的には許容できる。 【恭人】さん 7点(2003-11-28 14:36:17) |
【STYX21】さん 5点(2003-11-27 21:30:49) |
50.トムじゃなかったら間違いなく見なかったと思います。これよりはプラトーンの方がいい作品だと思います。どーにも監督は、観る人に作品の評価をゆだねてるのではなくて、自分の論を主張せんがために、映画を利用している。そう私は思います。これと、JFKは特に強く感じる。そこをどうとるかじゃないですか?映画ってそういうもんなんですかね。だから3点。 【たかちゃん】さん 4点(2003-11-19 23:23:44) |
49.戦争が終わって帰ってきても、兵士の気持ちの中では心身ともに後遺症が残り、実際湾岸戦争後、帰ってきた兵士は自分の奥さんを撃ち殺すケースもかなりあるとか。若い頃見たけどあまり私の胸には響かなかった。日本人だからでしょうか、、。でもトムクルーズとても熱演だったと思います。 【fujico】さん 6点(2003-11-14 13:06:07) |
48.どうなんでしょう?反戦というより反アメリカと感じるんですが、勝って帰ってきても国家を批判したのだろうか?反戦をうたったのだろうか?たしかにベトナム戦争の残した負の遺産を赤裸々に綴っており、全体的に重苦しく痛々しく、監督の言わんとするところは伝わってくるんですが、どうもしっくりこない。 【R&A】さん 4点(2003-11-13 15:23:15) |
47.世界に向けた反戦メッセージ映画というより、アメリカ国内向けなんだと思う。国のためと信じて戦って心身共に傷ついた兵士が、帰国したアメリカでは敗戦・反戦の声で暖かく迎えられなかった。そういう事実に対するアピールというか抗議メッセージの感じがする。だから日本や他国の評価が今ひとつなのも無理からぬことかと思う。じゃあベトナムはどうなんだって言いたくもなるけど、それはまたここでは別問題なんだよね。トムは熱演。 【キリコ】さん 7点(2003-11-05 14:28:15) |
46.「プラトーン」が戦争中の暗の映画でこの「7月4日に生まれて」が戦後の明の映画と受け止めました。オリヴァー・ストーンが映画監督で良かった。 【tomomi】さん 10点(2003-10-30 02:46:09) |
45.中学生の時に見て、「こういう戦争映画もあるんだ」と感動し、同級生に勧めまくったんだけど、ことごとく受け入れられなかったなぁ。トムクルーズは好きではないけど、この映画は別です。 【犬】さん 7点(2003-10-27 00:00:37) |
44.戦争について考えさせられるっていうか、重いメッセージが伝わってくる映画。トム・クルーズがどうとかってんじゃなくて、この映画はいろいろ訴えかけてくるよね。ベトナム戦争に限らず、戦争って喜ぶ人より悲しむ人の方が明らかに多いんだよなあ。 【ブン】さん 6点(2003-10-26 01:35:36) |