27. 僕はこのシリーズを、全部は見てないし、みなさんのように歴史を語れません。しかしこの作品がシリーズでたくさん作られていて、みなさんの心の中に、ボンドのイメージができあがっているのは分かります。 いろいろ映画を観ると、あつかましいのですが、(みなさんもそうだと思うのですが、)この設定とストーリーなら僕の方が上手く撮れるよーと思える時があります。でもこれだけみんなが知っていてイメージが出来上がっている作品、シリーズをこんなに上手にリニューアルし、古くからのファンも新しいファンも獲得できる作品にすることは難しいと思います。単純に楽しめました。新しいボンドの蒼い目にも惹かれました。格好よかったです。次の作品にも期待します。 【たろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-27 21:08:50) |
26.《ネタバレ》 オープニングがかっこいい!カードのCGとYou Know My Nameが流れた時は期待感でワクワクしました。作品自体もアクション映画としては素晴らしい出来。体を張ってます。カジノの場面が長く緊張感も無いので飽きてしまったが、他はテンポが良くクスッと笑える場面も多く(あの拷問シーンも途中で吹き出した…)楽しめました。新ボンドはスマートでも無く色気もあまり感じなかったけど目が綺麗。なかなか魅力的です。 【Tweety】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-26 17:38:04) |
25.《ネタバレ》 世間では悪役顔、猿顔とか言われてますが、このワイルド色はS・コネリーに匹敵する。それだけでも高得点。中盤どうしようもなくなり、ル・シッフルを刺殺しようとする場面などは、今までボンドであれば考えられない姿。殻を破ろうという製作サイドの意気込みが感じ取れる。何人か述べていますが、まさに始まりという感じがして今後に期待大。007シリーズ未見の人でも十分楽しめると思う。 【キャラハン】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-12-22 19:14:40) |
24.《ネタバレ》 スマートでスーパーマン的な強さのジェームズボンドではなく、人間くさいジェームズボンドが良かった。真っ裸で拷問を受けるジェームズボンドなんて今までの007シリーズでは見たことない! 【ポテト】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-22 17:22:21) |
23.《ネタバレ》 意外に高評価なんですね?特に女性?見終わった007シリーズはどれも、その公開時期における現代で展開されてますよね、今回は007が誕生する話ですから、少し過去から始める創りになるのかと思っていましたが、やはりバリバリの現代の話なんですね。 自分がこのシリーズに求めているのは(勝手にですが)ボンドのキャラと映画の世界観が完成されている中でいろいろやって見せて欲しい訳で…サザエさんを見る感覚に近いと思います。ボンドは劇中では年をとりませんよね。ボンドはこの括りの中でやるんだよ的なモノサシがみなさんにもあったと思います。この作品はやっぱり違うなぁ。まったく0(ゼロ)から始めるならM=ジュディはミスキャストだと思います、中途半端に彼女を使うおかげで今までの作風を期待しちゃうじゃないですか。とは言えガンバルブのバキューンからオープニングタイトル場面&YOU KNOW MY NAME(このタイトル!)はチョー格好いいですし、ボムメーカーとのおっかけっこも、エアバス爆破テロの件もイイ!みなさんが言うほどカジノ場面は退屈もしませんでしたし、2時間30分はあっと言う間で、最後に紛れもなくボンドが誕生します!。次回作はこれの続編になるそうですが、エヴァ・グリーンのインタビューでは今回の登場人物が次回悪役と言うことらしいですが、ズバリ、ル・シッフル=ブロフェルドって言う線はどうですか?目にキズもありますし、今回撃たれて車椅子に…やっぱりミサイルの2~3本も撃って、テーマ曲ガンガンのチェィスシーンがないとこのシリーズ観た気がしないのは私だけではないですよね?JAMES BOND WILL RETURN! 【ビンセント・ハナ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-21 16:22:57) |
22.《ネタバレ》 007シリーズは余り見たことがなく、ほとんど初心者状態で見たのですが見終わった後 久しぶりに「映画ってやっぱり面白いなぁ」って心の底から思えました。特に良い男が拷問されてるシーンに萌え~~です(笑)グレイグさんの肉体美も素晴らしいけど、エヴァ・グリーンさんがこれまた美しい。同じ女でも一目惚れしました。溺死するとこなんてポセイドンのカート・ラッセルを彷彿とさせる素晴らしい演技でした。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-17 20:05:24) |
21.007の役を得た俳優たちはJAMES BONDの縫いとりのある透明なガウンを身につけているようなものだけれど、ダニエル・クレイグは受けとったそれをすぐには羽織らず肩にひっかけている感じ。 ムーアやブロスナンのような気取りもない。 インサイド・ストーリーらしく、今まで描かれることのなかった荒削りで読みの甘い、駆け出しスパイとしてのボンド。 でも生気と人間らしさは十分持ち合わせていて、野放図で一途。 M(ジュディ・デンチ)がシリーズ途中の「異動」なのは以前明言されていたはずだけど、彼女はここではボンドの誕生を見守る。そのかわりQやマネーペニーの姿はなく、彼らも時代的なものとして封印されてしまったのだとすれば残念なこと、ただでさえ英国風味は薄れたというのに。 グラフィカルなタイトルバックは視覚的に楽しく、気だるい女性シンガーが続いた後でのクリス・コーネルのヴォーカルも小気味よい。 アクションは立体的、シャワー室でボンドに寄り添う星の瞳のエヴァ・グリーンも印象的、クライマックスのベニスのセットもなかなかのもの。 007としては幾分物足りなさは感じるものの、1本の映画としてはかなり見応えあり。(ソニー配給だからとはいえ、VAIOやCYBER SHOT宣伝が目立つ新作) 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-17 18:55:20) |
20.ダニエル・グレイグが えらくカッコいいと聞いて 観にいきました。 「もう一回観たい」という女性が二人いたので。 そ~ね~ カッコいい・・・かな。 人間的なかっこ悪さも垣間見えて 中々面白かったけど ちょっと 長いかな 私には。 エヴァ・グリーンは素顔の方が綺麗。 【しろっぷ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-17 17:17:14) |
19.任務を遂行しながらも、頭の中は、昨夜寝た女のコトばかり考えているような好色漢で、身のこなしはスマートかつエレガント。何事にもアクティブで多趣味だが、いかにも頑張っているイメージには程遠く。ピタリと決まるキザなセリフも嫌味にならず、どこか人を喰っているような余裕すら感じさせ、それでいてそれらが決してマンガチックにならない。我々が記憶するJ・ボンドのイメージの一端を述べたものだが、半世紀近くリアルタイムでシリーズと接してきた者にとって、ボンド=コネリーの強烈なイメージは、そうそう拭いきれるものではない。世代によっては肩入れが違うのは無理からぬところで、、比較的若い人は、P・ブロスナンを推すようだが、あの金太郎飴のような表情の乏しさだけは許しがたい。今回の新作におけるボンドは果たして如何に?“ジェームズ・ボンド・ビギニング”と呼称してもいいような、ボンド誕生前史を描いているだけに、D・クレイグ=ボンドはやたら人間臭く、無鉄砲で、いかにも若々しいがむしゃらさを前面に押し出して描かれている。“21世紀のニュー・ボンド”と言うよりも“先祖がえり”という意味で、我々がイメージとして定着する前のボンドであり、シリーズに於ける過去のあらゆる約束事をブチ破りながら、ストーリーそのものと、ボンドという人物像を築き上げていくプロセスの面白さで、純粋なアクション映画としては上々の作品であり、見せ場作りの巧さでは定評のあるM・キャンベルの新たなる代表作と言っていいだろう。しかし、言い換えると、ここには本来の“お正月映画としての007”の楽しさと言うものは無く、むしろ異質のものに感じるのは致し方のないところ。全般に演出も演技も真面目で手堅いものの、遊びや余裕が感じられないのが、シリーズを楽しんできた者にとっては、やはり物足りない。談笑しながら見向きもしないで、的をものの見事に命中させる離れ業を見せたのが、「サンダーボール作戦」でのクレー射撃場でのひとコマ。そのあと、まるで射撃が初心者であるかのように「単なるまぐれさ。俺は何の取り得もない、つまらん男さ!」のセリフで相手を煙に巻くコネリーの不敵さと、この痛快極まりないシーンを編み出した、T・ヤングのハッタリ演出が、今では懐かしい。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-16 17:24:53) (良:1票) |
18.面白くなかった。ダニエル・クレイグは良かったけど、ストーリーが薄いのに長いというか。ドライ・マティーニと「ボンド、ジェームス・ボンド」の種明かしのための作品。あと、ソニーの宣伝ね。英国的ユーモアも物足りなかったし、ボンドの余裕みたいなものも感じられなくて、、、まあ、ここは007誕生だしクレイグ1作目ってことで仕方のないところか。ボンド・ガール的にはヴェスパーよりナッソーのコンシュルジュが個人的に好みです。 【太助】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-12-15 21:25:26) (良:1票) |
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17.《ネタバレ》 ボーンド。爺猿務不・凡人。・・という感じ、ううっ、、今度はこのお顔ですか、、。 イメチェンでいいとは思うんですが、 やっぱり、なんぼ鍛え抜かれた肉体でも、 老けたマッチョという感じが否めな、、あ、怒られそうやからやめとこ。。 ボンドガールは最初別の女性(人妻役の人)と思ってて間違えました。 意外にも貞操感を持ってやってきたヒロインさんは、 ペネロペ=キッドマン(笑)みたいな感じのエヴァ・グリーンさん。 常緑色の衣装はもとより、赤色が特に似合います。血と水の中の役ならまかせい、の彼女だけありますわい(笑)。 ほんで悪役のほうは、心も目もドライで(?笑)こちらも血を拭くマッツ・ミケルセンさん。私の高橋幸治様似でとても安定した演技(デンマークでは有名俳優)がいやらしくも心地よかったです。今回はかわいいQちゃんも、たのしいおもちゃ兵器も出てこなかったけれど、これは新ボンドの名刺代わりって感じの映画でいいんじゃないでしょうか。。 あ、半分ウソです。 前・中盤が迫力あって満足してるのに、終盤ええ?そんなに愛してたの?ほんまかいなーなラブストーリーにがっくり。新ボンド(の顔)、ラブシーンあまり似合いません(笑)。 /エンディングでは大勢の男性観客が速攻で立ち上がりまして、ロビーも無言の失望感が漂っておりました。。カジノシーンがお粗末な割りに細かい話の筋がその場その場でわかりにくいねんよコレ・・たぶんね・・私はそうでした。Mにクドクド説明さしない。 【かーすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-14 18:01:49) |
16.イロイロと意見はあるのですよ。まぁ、007シリーズ制覇してるワケぢゃない(全話BOX持ちしてるクセに)私がゆうのもなんなんですが…(-Д-;)。 まずですねぇ、「ボンド、ジェームス・ボンド」はウソくさい存在なんですよ。おまけに女に弱くてそれで十中八九窮地に陥るクセに妙に泰然としたトコがある。そして、ボンドはイギリス紳士であり、その血はホットでクール。 これらを考えると5代目ブロスナンはホントにはまり役。 一方、今回のダニエル・クレイグはっていうと、誠実で現実味があり、女に弱いというより女を愛しちゃうし、窮地に陥ると血も汗も涙も流すわけで、しかもその血はホットというよりウォームな感じ。何より彼はイギリス紳士ってゆーより、騎士なんだな~。 ………ぢゃあ、ダニエル・ボンドがダメかってゆーと、ノンノンノン。ありあり~(`▽´)。ステキー!! かっちょいーい!! 私的にはネ。 ただねぇ、でもねぇ、ちょっとねぇ、フォードに乗ったボンドは見たくなかったってゆーのと、Qが出てこないのは寂しーよ??? 【ちっちゃいこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-14 00:43:43) |
★15.《ネタバレ》 非常によく出来ている第一級のアクション映画。サービス精神旺盛で観客を楽しませようとゆうのが伝わってくる。 ダニエルボンドは今までのボンドとは全く違い、本当に存在するのではないかという、 現実感、リアルさがある。本当の殺し屋にしか見えない。 ピアーズの路線を続けていけば、シリーズが先細ると考えた製作者たちの路線変更の判断を是非はともかくとして賞賛を送りたい。 ただ自分個人としては従来の優雅でスマートなボンドも好きなので、ダニエルはどうも 合わなかった。 しかし映画の出来は非常に良い。シリーズ屈指の出来だと思う。 【リモ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-12 12:16:16) |
14.《ネタバレ》 この映画で号泣するとは思わなかった。悲しすぎるボンドの原点をポールハギスが詳細丁寧に描き込んだ。終盤まで残るボンドの「甘さ」が消えて、誰も何も信じない冷酷で非情な諜報員になる過程が実に見事だ。 ラストの「あの裏切り女は死んだ」というクレイグのセリフはしっかりと聞き取れなかったが、「ビッチ」という言葉も聞こえてきた。愛した女性をこう呼ばざるを得なかった悲痛がクレイグの全身から伝わってくる。 ピアースを非難するつもりは全くないが、本作を描くためにはクレイグでなくてはならなかっただろう。ピアースは既に「完全体」のボンドゆえ、この「不完全体」のボンドを描くためには、新しくかつ内面の演技ができる俳優である必要があった。 クレイグのボンドは、本当に荒々しく、しかも甘さが目立つ。 Mの言うことは聞かず、大使館で監視カメラに映るという失態も犯す、毒を盛られたり、大事なゲームにも敗退する。「裏」を読み込めずに、感情に流されて、職を辞すると言い出す始末だ。 ポーカーに敗れた後に「マティーニはシェイクか、それともステアか」と聞かれ、「どっちでもいい」と怒鳴った挙句に、ナイフを手にするシーンは、人間的にも諜報部員的にも未熟さや余裕のなさが窺われる。 だが、これらの経験が、我々が知る「ボンド」を形作ったかと思うと、なかなか面白い。 ラストにおいてホワイトを殺さなかったのも秀逸だ。ホワイトを殺せば、ただの「私怨」を果たしたに過ぎない。まだヴェスパーに未練があることが分かる。 「組織」のために生け捕りにすることで女王陛下のための完全な諜報員が誕生したことがよく分かる。決め台詞のタイミングも完璧だった。 ヴェスパーの人間像もしっかりと描きこまれている。首飾りをキーアイテムにして内面を描いている。恋人を裏切ることも、本気で愛してしまったボンドも裏切ることもできない。そのような苦しみが随所に感じられる。シャワー室で震える姿の意味も後から考えればより深まるようになっている。 演出面においてもキレがあったと思う。肝心のポーカー対決も見応えはあり、拷問シーンもなかなかのものだった(クレイグのユーモアも垣間見れるよいシーン)。 冒頭の追いかけっこにおいても、視覚的に観客を楽しませるのと同時に、圧倒的身体能力の差にある者に対して、ボンドの機転や大胆さや度胸でその差を埋めていっているのがよく分かるシーンでもある。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-12-11 21:17:55) (良:5票) |
13.《ネタバレ》 何度目かとなるリニューアル作ですが、過去のシリーズからの連続性を完全に断っているという意味では史上最大のリニューアルといえます。次回作は本作の続きになると言われていますから、カジノロワイヤルをスタートとして新生007を作る、ドクター・ノオやゴールドフィンガーといった往年の作品も現代風にアレンジして再映画化する計画でもあるのだろうかとも推測されます。だからこそ歴史を捨て去り、007の誕生をテーマにしているとのではないかとも思われます。また従来のボンド像にまったくそぐわないダニエル・クレイグを起用したのも、新シリーズ構築に対する計算があってのことではないかとも推測されるのです。そのような事情があってか本作に対するスタジオ側の熱意は並々ならぬものが感じられ、シリーズ中でもトップクラスの仕上がりだと評価できます。純粋に映画としての完成度が高いうえに、シリーズへの目配せも充実しており、ファンも初心者も両方納得させられる映画になっているのです。冒頭、トイレで裏切り者を始末するシーンはシリーズ中異色なほどの荒っぽさですが、007は殺しのライセンスを持った殺し屋なのだという本来のジェームズ・ボンド像を再確認させるのに十分な効果をあげており、また殺しとは鮮やかに決められるものではないというリアル路線を決定的に印象付ける素晴らしい場面だといえます。そこからいつもとは違ったアレンジでの「銃口」→主題歌となるのですが、定番を踏襲しつつも新しいというセンスのよさには唸りっぱなし。序盤ではチンピラのようなジェームズ・ボンドが、カジノロワイヤルに潜入するために服装の着こなしや酒の選び方を覚えていって007になっていくという流れも実に良くできています。それと同時に精神面の変化も大変な説得力をもって描かれており、ジェームズ・ボンドという個人が007というスパイに変わっていく過程がドラマチックに描かれています。そしてラストでは、個人を振り払い007となったジェームズ・ボンドがついに姿を現し、普段であれば第一声であるはずの「ボンド、ジェームズ・ボンド」の定番セリフを、本作ではクライマックスになって初めて口にするという粋な演出。そしてこれまた定番のジェームズ・ボンドのテーマがエンディングになってはじめて流れるのもこれまた粋。次回作への期待も一気に高まりました。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-11 00:59:10) (良:1票) |
12.今までの作風を捨てて結構シリアスに作り上げているので、これは007映画とは呼べないんじゃないかと思いましたが、今までのマンネリ化したジェームス・ボンドのキャラより数段良いとおもいます。“私を愛したスパイ”以降殆ど同じ路線で作り上げてきた本シリーズでしたが、本作品はジェームス・ボンドの人間性が随所に出てきて素晴らしい出来だとおもいます。さらにアクションも全く過去のものとは引けを取らないし、物語もしっかりしている。あえてケチをつけるなら、ボンドガールが知的では有るけどお色気という部分では若干役不足かと思いました。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-10 00:14:01) |
【amura】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-12-08 00:46:53) |
10.《ネタバレ》 オープニングの音楽とカードをあしらったシーンはおしゃれでした。 けれども、今までと違ってセクシーな女性のダンスではなく、新しいボンド、ダニエルさんをご紹介!という感じで。 ボンドガールもイメージ変わりましたね。 セクシーさを武器にボンドに迫るタイプではなく、知的でキュートなエヴァ・グリーンさん。 う~ん、007を観ているような気がしない(苦笑) セクシーな人も出て欲しかったなぁ。 私の勝手な思い込みですが、この作品の功労者はマーティン・キャンベル監督ではないでしょうか? 最近の「マスク・オブ・ゾロ」「バーティカルリミット」「すべては愛のために」 どれも今ひとつでしたが、この「007/カジノ・ロワイヤル」は「007/ゴールデン・アイ」に匹敵する良い仕事でした! この俳優ですよと言われたヒトを使って、その枠でこれだけ楽しませてくれるのですから。 しかし、「すべては愛のために」のクライヴさんさんアンジェリーナさんのコンビで「カジノ・ロワイヤル」を作ったら・・・ どんな豪華なものになったかな?とも考えました。 娯楽大作としてはとても良い出来でした。 カーチェイス、船、クレーン、建物の破壊・・・ 見所満載ですぐには思い出せないほど。 今年一番のはらはらドキドキでした。 評判が良いのも肯けます。 ダイエルさんは思ったより可愛いかった。 007初心者ですが、金髪のムキムキな人って言うと・・・ ロッテ・レーニャさん扮するNO.3にお腹を殴られ合格したマッチョさんのイメージがありまして。 ボンドじゃなくて、ドイツかロシアの敵役かい!と突っ込みたくなったのも事実です。 ジェームズ・ボンドはおしゃれでスマートなイメージです。 ダニエルさんのカジノでのシーンで、チップ(と言うのかしら?)を粗雑に崩しながら賭けていたのが気になりました。 ブロスナンさんなら?ムーアさんなら?コネリーさんなら? どんな振る舞いを見せてくれたのかなと。 新しいボンドのイメージなのでしょうが、ここはちょっと頂けないと思いました。 期待が大きかったので不満も出ましたが、面白かったしまた繰り返し観たいと思っています。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-07 22:44:54) |
9.前作のピアースの物とはガラリと変わってびっくり。マンネリを打破する今回のマッチョボンドによるリニューアルは満足しました。アクションシーンのおまけみたいなカジノシーンにもうすこし力をいれたらもっと面白くなったかも。 【srprayer】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-05 22:58:49) |
8. 007に出合ったのは高校1年。映画館で見た「ゴールデンアイ」。ここからあらゆるビデオレンタル屋を駆け巡り、007を借りた思い出があります(田舎だったので、全部の作品を置いている店がありませんでした)。ロジャー・ムーアの軽い感じも好きなのですが、繰り返し見たのは「女王陛下の007」「消されたライセンス」でした(「ロシアより愛をこめて」や「ユア・アイズ・オンリー」も好きです)。つまりリアル路線が好きだったのです。ボンドが人間的に感じるとき、それが最もアクションに力が入り、大きな映画的興奮を味わせてくれました。「消されたライセンス」のトラックのシーン。ボンドの怒りの感情がアクションに乗り移り、最高の興奮、そしてカタルシスを与えてくれました。さて近年の007。テクノロジーだけが進化し、ボンドはその波に飲まれたような印象です。ピアース・ボンドは、スマートでハンサムなのですが、スマートすぎて、人間的なリアルさを持ち合わせていませんでした。「トゥモロー・ネバー・ダイ」ではその良さが出ていたのですが、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」ではピアースのボンド像が中途半端なために、作品も中途半端になっていたと思います。そして今回。 リニューアルは私にはぴったり会いました。もうオープニングの銃口のシーンが、ハードに演出されていて大興奮!!。そして最高の主題歌!!ダニエル・グレイクのボンド起用は、斬新過ぎて不安だったのですが、今回の路線変更にはぴったりでした。リアルさやアクションで魅せてくれます。女性との絡みも思ったより悪くない。カジノシーンが退屈との意見もありますが、途中で挟まる殺しや毒のシークエンスはより緊張感を高めていたと思います。とにかくリアルなボンド、人間的なボンドが帰ってきたのが最大の喜びです。脚本も素晴らしい。後半はアクションでなく、ストーリーと俳優の演技で魅せるのだからたいしたものです。とにかくハードボイルド!拷問のシーンはダニエルだからできたもの。 ここまでの傑作を作ったので、逆に次の作品がこれを超えられるか不安。でも次もボンドはダニエルでしょうから、この路線が続いていくことには一安心。 【re-born】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-04 22:10:12) |