233.スピルバーグがオスカーをとりに行くために、ホロコーストを使うというのは、いかにもユダヤ系のスピルバーグらしい逸話である。それでも、スピルバーグらしいリアリティは、この映画で全面的に生きている。 【みんな嫌い】さん 7点(2004-10-25 10:55:32) |
232.この時代のアカデミー賞はすばらしいですね。ロードオブリング3などとは比べられる物ではないですよ。これから出る映画にこれ以上の作品を期待したいものです。 |
231.全編リアルな迫力があり、最後まで衝撃の連続でした。最初の山場、ゲットー解体の場面では本当に震えました。本当にあった話か?、というより、嘘であって欲しい…と思わずにはいられないほど残酷な場面の連続。最後のご本人達の登場で、これがたった約60年前の出来事だという現実を改めて知らされます。映画だから全てを事実に忠実に再現したわけではないかもしれないけど、ホロコーストの悲劇の生々しさをリアルに再現し、物語もきちんと作られているあたりはとても見事です。あまりにショックで三日連続で見てしまいました。 【プミポン】さん 9点(2004-10-07 02:12:21) (良:1票) |
230.《ネタバレ》 3度目の正直で見た映画。実を言うと2度ほど借りたのだが、忙しさ&長編映画という事で見れなかったのである。で、やっとこさ見たのですが、本当に良かった。感動しました。3時間という長さも全く感じなかったし、話のテンポもとても良かったです。ユダヤ人虐殺は歴史上有名な話なので、悲惨なシーンに対しては感覚が麻痺していたところもあったけど、それ以上にこれが実話に基づいた話だったことに感銘を受けました。シンドラーが千人の人を救っているのに10人の人を救えなかった事に対して悔やみ涙するシーンは胸が熱くなりました。シンドラーの民の子孫が現在6000人になっており、さらに今後数万人に膨れていく事を考えると・・・凄いですね。正味な話、マイ・ベスト3には入りそうです。おすすめ映画です☆ 【諸星わたる】さん 10点(2004-10-06 02:50:35) (良:1票) |
229.重いしいたたまれない。でもシンドラーの後悔の涙に感涙。 【はなこ】さん 8点(2004-09-09 20:54:39) |
228.「ET」以降のスピルバーグは全然面白くないのでこの映画もずっと敬遠してたんだけど、素直に感銘(「感動」とはちょっと違う)を受けましたね。「カラーパープル」や「プライベート・ライアン」にはしらけたけど、本作には彼なりの魂がこもってたと感じました。どの辺にって言われても説明できないんだけど。劇中でシンドラーが「アーモンだって戦争中でなかったら普通の男だ。戦争は人間の一番悪い部分を引き出す。」って言ってたのが印象深かったです。特別な人間でなくても、人は環境によってあそこまで残忍になれてしまうんだなぁ。決して他人事では無いと思いますよ。自分自身の良心に「それは果たして自分の意見か?」と問い続けなければ、今の世の中簡単にマスコミやらなにならにマインドコントロールを受けてしまうんですから。そしてシンドラーが行った「偽善?」は悪い事?もしそうなら彼はどうすべきだったのでしょう?「一人の命を救うものが世界を救う」というのは素晴らしい言葉です。まさにイラク情勢に関してなんか「多少の犠牲はしかたない」って姿勢が米国だけでなく日本にもあるように感じますし。そう考えると、この映画では特に崇高な志を持った人ではなくシンドラーという金儲け主義の普通の人間が主人公であることに大きな意味があると思います。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-09-02 11:42:01) (良:3票) |
227.《ネタバレ》 今まで俺はスピルバーグ作品を本当にたくさん観てきた。時には「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズ」などのシリーズでワクワクさせてくれて、「ジョーズ」や「プライベート・ライアン」では自然・戦争の恐怖を教えてくれた。この「シンドラーのリスト」は、これらでは後者のほうに当たるが、映画自体はそれまでのスピルバーグ作品の風習とは全く違っていた。ほぼ全編モノクロで当時の実写映像を見ているかのような感じでリアルさがより伝わってくる。この手法は大正解だったと思う。ユダヤ人虐殺を題材にした映画は、俺はこれまで「戦場のピアニスト」しか観た事は無かった。勿論あの映画も非常に良い仕上がりで衝撃も高かったんだがこの映画での衝撃はそれを超える。特に「赤いコートを着た少女」。モノクロの映像の中で1人カラーで逃げ回る彼女が後に死体焼却の場面で死体となって現れる姿を見て、普通の全編カラーで観る時よりも遥かにショックが高かった。あの所長のアーモン・ゲートだが、劇中で彼がやっている事は決して大袈裟な表現ではなく全て事実。暇つぶしとして気に障るユダヤ人を次々と撃ち殺すと言う信じられないような行為も平気で行う姿には、当時のユダヤ人の人権がどれだけ無視されてきたのかが痛烈に感じ取れた。俺も含めて誰もがシンドラーの行動は正義の行動と思われていたが、ラストで彼が「もっと多くの人を救えたはず」と叫び泣き崩れるシーンには、「自分のした事を決して偉いとは称えず、自分がもっと早く行動を起こしていれば更に多くの人が助かるはずだった」と自らを責める姿勢に心を揺さぶられ、俺自身も涙が出た。最後にシンドラーの墓を大勢の生存者が参拝するシーンを見て、このユダヤ人虐殺は何百年も前の事ではなく、本当に最近起きた出来事なんだと改めて感じた。この事件を風化させまいとノーギャラでこの映画を製作したスピルバーグの不屈の精神に敬意を表して10点を捧げます。 |
226.《ネタバレ》 「太陽が輝く限り、希望もまた輝く」というシラーの格言を、「一つの命を救える人は、世界も救える」のセリフに当てはめたい。シンドラーの功績を偽善と言えようか?私は「NO」と答える。 【たまごくん】さん 8点(2004-08-24 09:11:09) (良:1票) |
225.これをみる前日にテレビでやってたスターシップトゥルーパーズと同じ目線で観ている自分に気付いた。私にとってこの史実は宇宙戦争と同じくらいにアンリアルなんだ。こんな自分を戒めるためにも、近々もう一回観ます。暫定6点。 【ぽめ】さん 6点(2004-08-17 18:26:30) |
【永遠】さん 2点(2004-07-22 08:43:59) (良:2票) |
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223.後悔に沈むシンドラーの姿に打たれた。精一杯がんばる、自分の力を最大限に出すというのは難しいことだと思う。むしろ不可能かも。後悔のない人生はありえないが、シンドラーの後悔は重すぎる。もう一つ評価したいのは戦争映画でありながら観客をちゃんと意識している(と思われる)ところ。長いけど飽きなかった。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-07-21 13:57:55) |
222.日本で生活していると、悲惨な目に合う機会はほとんどなく、 平和が当たり前に思えることもあるわけだが、戦争映画を観ると そういうたるんだ気持ちに喝が入り、身が引き締まる。 何事も無く一日が過ぎていくことが有難いんだなとしみじみ思う。 日常生活に感謝するためにも、こういう映画はたまに観るように しようかと思う。 とはいえ、冷房の効いた部屋でこんなこと書いても説得力ないよね。 「涼しい部屋で偉そうなこと言ってるんじゃないよ」 と自分で自分にツッコミを入れたくなってくる・・・。 【しまうまん】さん 8点(2004-07-08 21:08:51) |
★221.今まで、いろいろなナチ関係の映画を見てきたけど、その中でも一番ナチの恐ろしさを感じられた作品だった。これは、見る価値のある、というか見なければならない映画だと思う。 【夏目】さん 7点(2004-07-06 11:16:34) |
220.あまりにも賞狙いの意図が露骨に見えすぎていて、思いっきり醒めてしまいました。そういった色眼鏡を外して冷静にこの映画を捉えても、それほど優れた作品とは思えません。「戦場のピアニスト」でも思ったのですが、どうして映画はホロコーストを扱うだけでやたらと評価されるのでしょう? 私には理解できない構図です。 【K】さん 5点(2004-07-02 19:33:50) |
219.ひたすら重い。。。。白黒でまだえかった。。。。。 【ヒロヒロ】さん 8点(2004-06-22 22:32:37) |
218.最後のカラーになるシーン。スピルバーグは未来に残すためにあのシーンを入れたんですね、きっと。どんなに実話に忠実でもこれは映画だよねって安心して見ている側の心理なんか、本当にあの地獄を耐え抜いた人たちが生きて歩いてるところを見ると吹っ飛んでしまうよ。もう皆さん高齢だしあの人たちが全て死んでしまったら、昔こういうことがありましたで終わってしまいそうになるんだけど、それがただの歴史ではなくて現実だったんだと認識させてるのが最後のシーンだと思う。映画としてはあのシーンはいらないと思うんだけど、50年後、100年後には必ず価値のあるシーンになる。 【たろさ】さん 9点(2004-06-21 00:30:05) (良:3票) |
217.スピルバーグの唯一意味のある映画。一度は見たほうがいいです。 【ムート】さん 8点(2004-06-19 03:41:21) |
216.《ネタバレ》 イメージだけで避けてた映画。鑑賞して、映像の迫力、ストーリーの重さともに圧巻です。 もっと早く見るべきだった。シンドラーのラストの言葉「努力すればもっと救えたのにしなかった」は一部の人しか救えない慈善活動なんてある種の悪だと考えていた私の胸に強く打つ言葉だった。 【ナノーマル】さん 9点(2004-06-13 18:14:22) (良:1票) |
215.抹殺、絶滅、撲滅、一掃、根絶、…。一般的に我々が害虫や病原菌に対して使用する言葉が人間に対して向けられた時代。ナチ党員でありながら体制への些細な抵抗として試みた「ユダヤ人囲い込み」は、画面では知ることの出来ない綱渡り的な部分もあったであろう。収容所からシンドラーの工場へ移動できる“命のリスト”から漏れ、名前を呼ばれずに列に埋もれた人々のことを思うと心が痛む。白黒で撮られていること、一部カラーがあることの意味を、私たちは是非考えたいところである。 【やすたろ】さん 7点(2004-06-11 18:49:32) |
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