466.《ネタバレ》 「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。
戦争の悲惨さ、哀しさ、矛盾、
それらを抱えて自分の中でなんとか消化して、あの戦場で前に進む、人を殺すということ。
それぞれの人間に語られないストーリーがある、ということ。
親の哀しみ、普通に生きるということの静かな輝き、はわかる、でしょ。
そりゃ。描写わかりやすいもの。ねえ。
で?
と穿った見方をせずにいられません。
ドイツ兵の人間性が描かれないのはいわずもがな(マストではないにしても)、
はいはい、そこは差し引きましょう。でもね、、、
指令出す上層部からして「いい人」で、
あの時点で醒める...
いっくら偽善も善である場合もある、としてもだなあ。
で、あの星条旗...
繰り返しますが、「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。
スピルバーグ先生、もう一度、小津を見直して下さい。
監督違うが、「ブエナビスタ~」のラスト、ライ・クーダーで画が止まるとこ思い出した。
(メンバー紹介最後から二番めがライの息子) 笑。
厚顔無恥。ヴェンダースの指示なのか?小津大好きじゃないのか!
これも監督違いますが「パールハーバー」に世界一感動する日本の観客や、
ユダヤにはいいんでしょう。
「客=大衆に合わせた」んでしょう。
観客はそこまで馬鹿じゃないといいのだが、結構じっくり去勢されてるからなあ。
彼の映画は、例えばビートルズの歌の域までは行けない(彼らにも「差別」は存在したりするけど)。
スピルバーグという名に期待しなくなってスゴ~く長い時間が経っています。
あ、小学校のときだけか。子供騙し?
「リアル」な戦闘場面云々もねえ。そうなんだろうけど...
金かけて「リアル」を見せようとするだけの、
「入り口と出口が一緒」の映画、が世に溢れたが為に
CGと特殊メイクに毒されている方々~!
例えば、「蜘蛛の巣城」ね。
あれ、本物の矢だよ。手だれを雇って、至近距離からびゅんびゅん放って撮ったんだよ。
本物の弾丸で撃てるわけないだろ、って話じゃないよ 笑
そういう議論じゃない 爆
世間的にパワフル、とされている人は、
責任と自覚を持って、もっとスゴい作品を作ってよ。
客を驚かせてよ
という、いち客の無責任さから、この点数。
さもないと、どんどん衰退する。
実はもっと深い、の?ひょっとして 笑