82.《ネタバレ》 前半は異様に平坦で退屈だし、中盤以降は、主たるエピソードとそれ以外の部分の力の入れ方に落差がありすぎてバランスを欠いているのだが、この作品を大きく救っているのは、二木てるみのスーパー子役演技に尽きる。はっきり言って、彼女が登場して以降は、物語は全部おとよを中心に動いているし、土屋嘉男や杉村春子でさえも、彼女に演技をリードされている印象すら受けるのである。この部分中心に一本作ってもよかったのではないでしょうか。前半まで全部入れるのであれば、本来は連ドラ向きの素材ですね。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-01 02:47:00) |
81.主人公は赤ひげのはずなのですが、その周りで起こっている出来事をいくつか並べてみましたっていうだけで、どちらかと言えば若大将がメイン。こういった本人が多くを語らずも、周りが勝手に踊ってくれるような構図は、今では割と当たり前だし、うまくいっている例もたくさんあるのですが、三船+黒沢の組合せとしては、物足りなさの方が正直大きい感じがしてしまいます。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-24 15:44:35) |
80.前半は不幸な人の身の上話を延々と聞かされてちょっと辟易したものだが、後半、おとよのエピソードからは泣かされっぱなし。終わってみれば、いい映画を観たな~、としみじみ思った。尺はちょっと長いがそれに見合う作品だ。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-23 11:50:57) |
79.香川京子のトークショーが目当てで、思いもがけず観た作品。 長さが気になる冗長さ。 話は悪くないが、優等生すぎるきらいがあった。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-10-15 12:31:55) |
78.最後に若大将の問いかけに対して赤ひげの「ふんっ!」ってセリフで終わるヒネクレた感じがシャレてて良かった。中盤佐八のエピソードがややだれるもののおとよのエピソードが抜群なので見終わった後にイイ映画を見たという満足感に浸れました。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-25 02:03:01) |
77.《ネタバレ》 二木てるみさんが一番印象的。傷ついた心のとき目と癒された後の目の違いがなんともいえない。赤ひげが「名医」であることを主張するより、病む人間の心をどう捉え、癒していく必要性を訴えている。減点対象はありません。 【プライベートTT】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-08-23 17:17:33) |
【なますて】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-26 14:53:30) |
★75.画面全体が終始輝いて見えた。左八の話が泣ける・・・。三船さんは医者になっても強い!! |
74.久しぶりに鑑賞。究極の癒しですね。一種のメルヘン。あざといといえばあざといのですが、それを気にさせない演出力と俳優たちの演技です。 テーマミュージックがあまりに心地よく耳に響くので、普通の長尺映画だったら早送りしてしまうインターミッションも、じっくり聞き込んでしまいました。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-25 06:00:56) |
73.素晴らしい人間ドラマ。前半はカットして後半のストーリをもっと深めた構成の方が良かったかも。 しかし、三船敏郎の演技力と赤ひげという魅力的なキャラに非常に引き込まれる。あんなにデキタ人間はいないですよ。 実は以前は黒澤明監督は侍映画しか作らないと思っていたがこういう映画も作れると・・この作品で初めて知った。この映画によって自分も治療された事に観終わった後気づく。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-12-31 20:21:50) |
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72.「よくあることだ」 赤ひげは理不尽な世の中に対する処世術を心得ている。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-09-27 13:51:14) (良:1票) |
71.いい意味では濃厚で多様な人間ドラマも悪い意味ではバラバラで脈略のない話の繋ぎ合わせに過ぎない。それがために作品が無駄に長く感じられる、素晴らしい作品であるが故にそこが少し残念。 【CPA】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-01 16:25:21) |
70.のほほん息子さんと同じように、私も前半が退屈でなりませんでした。冗長すぎです。(←これは多くの黒沢映画に言える事)そのせいで、後半はなかなかだったのに、その面白さが半減して感じました。2時間弱ぐらいにまとめてくれればなぁ・・・。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-06-18 14:00:24) |
【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-21 07:04:51) |
68.《ネタバレ》 治癒すべき病とは心体に根差すものだけではないのだと、強烈に感じた。圧倒的ともいえる厳しさと暖かさ、そして不器用さで。そして驕る事もなく。自分もそう生きて行きたい。名作だからそう感じた訳ではなく、そう感じさせるからこそ名作なのだなぁ、と。単純に思った。 黒澤作品に満点をつけるのは、なんとも安易!とも思うのだが・・・どうしようもなく、面白かった。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-27 07:21:45) |
67.全体的に、長く感じるが、飽きずに観られました。黒澤さんの映画なので、観るまでに時間がかかるが、観たら心が洗われるし、観て良かったです。個人的には、独特の存在感があった加山さんが、良かったけど・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-18 22:21:07) |
66.3時間という長尺だがそれを全く感じさせない構成はお見事。 あんな人格者がいたら会ってみたいもんだわ。 【weber】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-04-08 15:30:09) |
65.《ネタバレ》 とにもかくにも、力強く傲慢にならずそして何より包み込むように優しい赤ひげの人物描写が素晴らしい。冒頭で酷い所だという津川の話しを聞かされ、いかつい風貌の赤ひげから偏屈な人物を連想し懐疑的になる。だが、駄々っ子のようにする保本を頭ごなしに叱ったりするのではなく気持ちをちゃんと察する赤ひげの姿を見せられ興味が湧いてくる。この展開により観客と保本の視点は同一化され赤ひげの人柄に保本と共に触れていくことになる。人物観察を始めると様々な面が描出され徐々に好感を持てるようになってくる。お偉いさんの診療シーンで医者として折り紙つきの腕であることが判明し、法外な治療費の請求で弱きを助け強きを挫く彼の人物像が決定付けられる。その上、己の力を過信せず医術の及ばなさを嘆き、行為を下劣だと認め恥じている姿に潔さを感じマイナス面の存在に親近感が湧く。でも決して赤ひげが絶対という事ではなく、嫌気が差した津川も悪い人物として描かれている訳ではない。それが赤ひげが極めて特異な人物であるという事を証明しているようである。だがやはり、貧しい者のために小石川養生所で日夜全力を尽くす、名誉や金に無縁な赤ひげこそ医者の、いや人間の鑑だっ! 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-03 17:49:10) |
64.いい話。まかないのオバちゃんたちが良かった。イジワルそうだけど情も厚い。けどちょっと長い・・・。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-02 13:59:27) |
63.???なぜかまったく心に響かなかった…?期待し過ぎた…?要素抽出というか、ワザとらしさというか。色んなところでテクニックが垣間見えて?「感動させよう、感動させよう」と…?そのせいなんだろうか…。納得できないので、いつか時間と気力のある時にもう一度チャレンジしたい。 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-06 07:50:35) |