122.《ネタバレ》 密室劇=潜水艦、人間ドラマは好きだから合うと期待大。
しかし私にはまるで時代劇を観ているような感覚・・
この作品をすでにごらんになっている方にはある意味わかってもらえるかも。
陰謀や策略は国どおしならばシュミレーションのように楽しいんですが、
戦国時代の内部謀反や会社の内部の派閥争いみたいな違和感・・
非現実的な大風呂敷を広げた設定の中身は、
実は本当に暑苦しい陰謀ドラマだったりする・・
「摩天楼を夢みて」のようなセールスマンの陰謀や裏切りドラマならわかる。
でもこれは一応はサスペンス・アクションなのでは・・
ラストが特に時代劇の感覚を強めた。
水戸黄門ですよ~!
両成敗めでたしったって・・
ロシアは何やってたんだか(爆)
途中経過を映してほしいよ(苦笑)
大統領やらいっぱい説明映像を映した冒頭は何?
まあハリウッド映画のいつものことなんだけれど・・
思わずニヤリとする人も多いと思うんですが、
私はどうも時代劇だと見てしまったので合わない。
似たような人間のばからしさや真実を問う映画では、
「戦争のはじめかた」の方が(ラスト似てます)のほほんと許される描き方がよい。
こんな奴らのせいで戦争は始まると呆れるコメデイです。
クリムゾン・タイドのほうは固いし熱い。
見ていて飽きるくらい息苦しい。
艦長の権限が代わる裏では営業よろしく人脈作りみたいな細かさ。
もうね、戦争映画にこんな現実的な社会を見たくない。
実はこんな世界なんだよということなんでしょうけれど、
それならば冒頭やラストの世界規模映像はいらないと思う。
時間を短くして全部潜水艦の中のほうが密室劇でいいと。
もっとテンポよく軽くするか、
そうだったのか!みたいな演出がほしい。
音楽も合わなかったなぁ・・
もう最初から時代劇だと見ているので音楽も演歌調にしか聴こえない(爆)
この配役の中で一番よかったのは意外と、
ヴィゴ・モーテンセンなのでした。
その他の人の中では存在感あった。
主役ふたりがあまりに熱いので違和感。
どっちかクールな役とかにすれば悪か善かわからない面白さがあるのに。
さすがにハックマンもワシントンもうまいんだけれども・・
真面目~!固い~!
顔のアップ!斜め画面の連続~!これ人気ある作品なんですが・・