19.《ネタバレ》 日本で一番・・ていう映画観たのなら、こちらも観るべきとの事で・・消極的に試聴。
で、暴力団と警察のバランスは、どうあるべきですかね。締め過ぎると地下に潜って見えなくなる。
だから、適当に泳がせて置いた方が・・。という大上の持論。
大上が握っている警察上層部の弱みも、大上のワナだった可能性も否定できない灰色。
どこを見ても、真っ白は居ない世界。それでも大上はカタギから被害者が出たら許さないという
ボーダーラインを確立していた。
どうなのかな? カタギに被害が出ないようにヤクザが生きていける世の中が正解なのだろうか?
で、対照的な存在として日岡が相棒になる。ただの新米かと思ったら、実はグレーの警察幹部によって
送り込まれた内偵という展開。
話は面白いです。グロイ描写が多すぎて疲れますが、仕方ないのかも。昔のヤクザ映画は温かったけど
今時のそれらは、エログロばかりだし。
ただ、途中から極悪大上の印象が、急にいい人に変り過ぎて、置いてけぼりになってしまった。
一之瀬を裏切る日岡の動き方も、どーも不自然だし、いろいろと適当な流れが気になる。
いずれ背後から襲われる危険があるトコへ一人で捜査に行くとか、感情だけで話が進んでて違和感が残る。
まあ、大上亡き後を、日岡が完全に引き継ぐのか、改革を始めるのか気になるとこでエンディングへ。
ヤクザの仁義とか勝ち負けとかどうでもいい側からしたら、もっと豪快に暴れて欲しかったかなあ。
ヤッパリこの手の映画は苦手です。アクション映画と違って、苦痛ばかりの印象。
嫌いなので低評価にしようと思ってましたが、見る角度によっては光るモノがあると感じたのでこの点数で
逃避します。エロは並みですが、グロは耐性必要です。