607.《ネタバレ》 自分の中でこれは面白さがハンパない。
スティーブンキングで刑務所が舞台のものでは
だいぶ前にショーシャンクの空にという映画を1回だけ見たけど個人的にはそれよりも面白かった。
布に包まれたコーンブレッドが忘れられない。
僕がスティーブンキングの映画を好きになったきっかけの一つ。
スティーブンキングの世界にある神秘的なものを最も見事に映像化している作品の一つ。
余談だが二人の少女というとシャイニングを思い出す。
デビッドリンチもそうだけどスティーブンキングは日常にある霊的なものをとらえて
それを物語にしているような気がする。
だからファンタジーでも人の心の奥にあるもののような気がする。
パーシー役は凄い!よくもここまで憎ったらしい役を演じられるものだ。
ぶっちゃけパーシーはこの拳でぶっ殺してやりたい。
それに比べるとビリーザキッドの入れ墨の男の方は問題児だけど陽気で全然憎ったらしくない。
やったことの酷さを抜きにすると彼にはユーモアさえ感じる。
個人的に、一期一会もそうだけどトムハンクスの役は吹き替えで見たほうが魅力が増す。
彼のブロッコリーのようなキャラと吹き替えが見事に合っているからだ。
本人が喋った英語のほうが深いけど、思ったよりも暗い印象だったから。
・・・ネズミがいい!今まで見てきた映画に出てくる動物の中で断トツに可愛過ぎる。
ジョンコーフィーの不思議さがまた良い。
無実どころか最も心の優しいコーフィーを救うことのできなかったことに心の痛さを感じる。
おぞましいシーンや憎ったらしいシーンもあるけれど、
人の心の痛みや優しさを教えてくれるこの映画は最高のヒューマン映画であり、
いってしまえばスピリチュアル映画だ。
これは余談だがコーヒーとコーラって飲み物の名前の人が二人も出てきた。
それから変な話、この作品でオシッコがキーワードの一つみたいだ。
登場人物のうち3人がオシッコ漏らす(これは正確な言い方ではないが)という確率の高さ。
この飲み物と尿の関係は何かありそうだ(ないか)。
子供のころ3回くらい見て強い印象が残っていたが、
映画をたくさん観賞するようになってからは初めて観た。
今「好きな映画は?」と聞かれれば間違いなくこの作品を挙げる。
それくらい自分の中では断トツな映画だ。