【TERU】さん [地上波(吹替)] 6点(2024-05-31 22:21:58) |
103.《ネタバレ》 この映画の何に驚いたって、ニューヨーカーがお洒落に寿司食べてるの。なんかカキ氷機みたいなオモチャのハンドル回して、ポトリとシャリが落ちてきて。そんなの寿司じゃねぇぜ!って言いたい反面、田舎モンのお父さん(マーティン・シーン)は寿司を怪しんで匂い嗅いでるのとか、なんか日本文化が徐々にアメリカに進出しているのが実感出来た気がして、嬉しかったっけ。ゲッコーという名前も『月光?ゴードンに日本の血が?』なんて思ったけど、それは勘違い(Gekko=ヤモリ)だったぜ! 理想だけ高いお坊ちゃんバド。奨学金を返すより先に自分のこと優先。親より年収が上回ったのに「家に食費に車に駐車場に服に…」って、まさにガキの理屈。この辺日本もアメリカも一緒なんだな。で、真面目にコツコツ働く勤勉な親にお金借りて、デリヘル呼んじゃうんだからもう…。 ゲッコーに取り入るために親の会社のインサイダー情報まで出す向こう見ずさ。証券マンとしてそんなに才能があるとは思えないバドだけに、この後のトントン拍子に説得力がないけど、きっとゲッコーの力が、見えないところで後押ししたカタチだったんだろう。 正義(?いやこの場合、家族愛か?)に目覚め、ゲッコーに対抗するバド。極秘情報を持ったほうが勝つのが投資の世界なら、勝ったのはバドというよりライバル投資家のワイルドマンだろう。 6万ドルの絵画の価値が10倍になろうと、その絵画の持つ魅力は変わらない。裁判所に向かう車内でお父さん「あぶく銭を稼ぐための売り買いではなく、物を作れ。創造するんだ」お父さんの言葉はシンプルなだけに奥が深い。しっかりシートベルトをしてるお父さんと、シートベルトしてないバドの対比が面白い。 テルダー製紙の株主総会でカットされたシーンが、日本企業の進出に対する警戒だそうな。当時の日本は物作りの超大国。アメリカが日本を怖がってるって認めるのが腹立たしいから、カットしたのかな? 日本文化が世界に浸透した今、当時ほど物を作れなくなり、当時ほどお金がなく、当時ほど経済的脅威ではなくなった日本。以前と比べてハリウッド映画の日本描写が正確になってきたと思ったら、そうかもう、アメリカは日本が怖くなくなったんだ。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2022-06-06 23:17:54) |
102.《ネタバレ》 目的達成のため、手段を選ばないことには徹底しているゲッコーと、時おりためらいを見せるバドでは、いずれ衝突が起こるのは予想できるのですが、その過程がとてもドラマチックでした。ゲッコーのイケイケぶりと、カール・バドの親子関係で2倍楽しめます。ラストで敗北した主人公にもわずかに救いがあるのも良かった。(追記)「アンネの日記」で魅力を感じたミリー・パーキンスの出演記録をたどっていて、この作品に当たりました。作品自体には満足しましたが、ミリー・パーキンスについてはチョイ役で残念でした。主人公の母親役なのに・・・。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-12-28 11:59:17) |
101.《ネタバレ》 大富豪に取り入るまでは緊張感もあり、面白そうな展開だったが、取り入ってからはすぐに成功をおさめてしまってつまらない。ラストはこのテーマではお決まりのインサイダー取引で逮捕で終わり。シナリオが薄いし、特に何もないですね。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-02-23 21:25:57) |
100.どなたかが書いておりましたが、ホワイトカラーのギャング映画風味でつねに緊迫感と叙情感在り、とても面白かった。肌に合わないオリバーさん作品でもっともお気に入り。30年前以上のNY市場を堪能できただけでも嬉しい。 【460】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-08 18:18:51) |
99.以前観てとても面白かったと感じた。そして今でもまだ面白いとは思うけど当時ほどの緊迫感は多少薄れた。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2018-01-23 20:40:18) |
98.《ネタバレ》 賞をとってるだけあってマイケルダグラスの演技がいい。テンポ良く無駄のない話し方だけで、ゲッコーの超合理的な性格が伝わってくる。魅力的だけど常に緊張感を伴うこういう人って確かにいる。 【54dayo】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-01 23:58:55) |
97.ようやくゲッコーの伝説を見ました。80年代特有の画質の粗さが目立ちましたが、、ストーリーは非常に素晴らしいものでした。株式市場に疎い素人でも楽しめる作りになっていて、金のウネりが感じられて見ている側はとてもハッスルします。当時の日本もバブル絶頂期で、、おそらく同じようなインサイダーな光景が蔓延していたことだろうと推測されます。。(ゲッコーやバドのようにイケイケ押し押しの人もたくさんいました) 電子的な音楽、デカい携帯電話や2インチのコンパクトTV、骨董品のようなパソコンを自家用ジェットや別荘に置くなど、時代を感じさせる表現も目立ちます。これらの表現を控えていたらもっと古典として語り継がれたような気もしますので惜しいです。(30年も前の映画ですから仕方ないかな) シーン親子の親子役での共演やダリル・ハンナ嬢もまだまだ美しくて、映画ファンでしたら見る価値がある一本だと思います!(映画として古さを感じたのでマイナス1点です) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-20 10:31:43) |
96.ウォール街の虚業家たちの姿を批判的に描いてるのですが、マイケル・ダグラスの作り出す悪の魅力と存在感がその趣旨をぶち壊し、意外な魅力を作り出しています。 【TM】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-11-03 11:55:37) |
95.マナーゲームのスリルが伝わってくる映画でした。人の褌で相撲を取る職業に憧れを抱く時代はいつまで続くのでしょうね。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-30 15:22:30) |
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94.こんな世界があるのかぁと。チャーリー・シーンは今のぶっとんだイメージしかなかったので、こういう役者さんだったのねと初めて知りました。それでも、とにかくかっこいいのはマイケル・ダグラスだったけど。 【ネフェルタリ】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-01-10 14:15:03) |
93.《ネタバレ》 ベタだけど楽しめました、空しさが残るといいますか、すっきりしませんね。関係ないけどチャーリーは最近の映画ではパッとしないですね、TVで儲けてるみたいだけど^^; 【ないとれいん】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-08-05 07:40:53) |
★92.命の奪い合いこそ無いものの、やっていることはダークな騙し合いの世界。労働者や組合を美化し過ぎ、資本家を一方的に悪く描き過ぎっていうのはちょっと気になりましたが、上手く纏まった話だと思います。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-24 15:24:04) |
91.ちょうどこの映画の公開された1987年頃株に興味をもったのだが、ついに株に手を染めることなく今日に至る。良かったのか悪かったのか…ゲッコーのようにマネーゲームに興じることのできる人間には一種あこがれの気持ちがある。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-06-15 18:18:12) (良:1票) |
90.マネーゲームの世界と、そこに住む人々をうまく描いています。核となる役者さん達の演技が素晴らしい。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2013-05-03 23:42:52) |
89.《ネタバレ》 チャーリーシーンが、洗脳されやすい年代の若者を見事に演じきっていて良かったです。才能と情熱があふれる若者ほど、強いカリスマ性をもつ人の言葉と生き方に影響を受けやすいものです。 バドの父とゴードンは両極端な二人ですが、二人の生きかたや仕事や考え方に優劣をつけることは出来ないと思いました。ラストのバドの父のセリフはあたかも勝利宣言のようにも聞こえますが、ゴードン達のような人間や仕事もやはり社会を動かすためには必要不可欠なものだと思えるわけです。 「創作」が社会にとっての「血・肉」を作り出す仕事だとすれば、ゴードン達の仕事は「お金」というツールを使ってその栄養を社会全体に効率よく運搬する「血液」のような仕事だと思います。「血液」が「もの・人・サービス」を社会全体に効率よく届けることができれば、それは新しい「創作」につながり、ひいては社会全体に利益をもたらすのではないかと思います。 インサイダー取引についても、当然違法ですが、「もし法律で整備されていなければ・・・?」と考えてしまいます。ゴードンの、「世の中で、情報ほど価値のあるものはない。情報を集めることは悪いことではない。」のセリフは、血液の立場から言えば当然と言えば当然の主張。果たして悪だと言い切れるのか。 ほんと、いろいろ考えさせられる映画でした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-03-29 14:27:00) |
88.何度も見てますが、マイケル・ダグラスのカッコ良さが際立つ。 チャーリー・シーンの親子出演など、見所がたくさんあり、カネよりも大切なものは何かを改めて感じさせられる作品。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-03-03 12:07:51) (良:1票) |
87.《ネタバレ》 前に見たのがウン十年前…細部まで覚えてなかったせいで今回も十分楽しめたわ。 金融業界にはどうもアレルギーのあるアタシ、就職活動のときも節操なくあらゆる分野を受けた割に金融(と食品)だけは避けたくらい。 なぜかしら??って思ってたけど、昔見たこの映画のせいだってやっとわかったわ。 人様のお金を右に左にと転がして儲ける金融マンが、汗水流して一生懸命稼いだ他人のお金をしゃぶりつくす吸血鬼みたいに思えてねえ。 …純情だったのね、アタシ。 オホホ。 …今回見てはじめて気づいたけど、かなりの豪華キャストだったのね、この映画。 中でもマーティン・シーンと息子チャーリーの共演はやっぱり感慨深いわよね。 エミリオはどうしてんのかしら??とか思ったりして。 って違うか。 まあでもよくまとまってて面白かったわ。 ちなみに食品業界を避けたのは、なーんか太りそうって思ったからよ(←単純)。 オホホ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-12 13:42:47) |
86.マイケルダグラスにぴったりの役。 あんな割り切って金もうけしてみたい。 この映画でマーティンシーンとチャーリーシーンが親子って知りました。 マーティンシーン若いね。 続編もこの内容を忘れないうちに観てみたい。 |
85.《ネタバレ》 当時の金融界をリアルに映し出し、その在り方に警鐘を鳴らす。「ウォール・ストリート」の予告編を先に見てしまったからゴードン・ゲッコーが逮捕されるのは知っていた訳だけど問題なく楽しめた。バドの逆襲は特に良い。DVDに入っていた監督、キャストのインタビューではバドの父親役はジャック・レモンかマーティン・シーンかで選べと言われたチャーリー・シーンが実の父マーティンを選んだこと。そのマーティンはやたらとセリフを変えたがり、オリヴァー・ストーン監督を困らせたこと。葉巻を届けるシーンの撮影は58テイク、2日間にも及んだこと。監督はダリル・ハンナの演技に不満を持っていたこと。倒れた父を見舞うシーンでは親子の実体験からほとんど演技をする必要がなかったことなど、いろいろ面白い話が聞ける。45分以上あったけど、結局全部見ちゃった。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 13:04:32) |