6.《ネタバレ》 スパイ大作戦(あえてそう呼ぶ)テーマ曲の低音が効いたアレンジVer.と火花が散る導火線!
お馴染み、本編ダイジェストのオープニングから傑作の予感が・・・
『スパイ大作戦』は『奥様は魔女』とともに幼少の頃によく見ていたTVドラマだ。
そのテーマ曲が今風にアレンジされて (007のテーマよろしく)ここぞ!というタイミングで鳴り響く♪
思わず条件反射で、唾液が...いや、気分が高揚する。
“ノンストップ・アクション !! ”と宣伝される映画は数知れない。
しかし、今作はアクションが終わったと思った瞬間、次のアクションが間髪入れず始まる
本当にノンストップなアクション映画だった。
加えて各シーンが絵としてとても美しく撮られており映画としての品格すら感じる。
撮影監督ロブ・ハーディの功績は非常に大きい。
トム・クルーズは、新旧の映画を実によく研究している。
崖のアクション(文字通りのクリフハンガー)を例にとっても
・007ユア・アイズ・オンリー
・インディ・ジョーンズ魔宮の伝説
・クリフハンガー
・ロストワールド(ジュラシックパーク2)
・ブラックパンサー
それぞれの良い部分を組み合わせて再構築している。
他のアクションシーンも総て、原点となった映画が思い浮かぶが、
パロディやオマージュに留まらず、新しい背景やリアリティが加えられていて新鮮に見える。
もしかして・・・これは、年齢的にも限界を感じ始めたトム・クルーズが、やりたかったアクションを総て詰め込んだ作品。
命がけのアクションからの〝華麗なる卒業式〟なのかも知れない。