1.《ネタバレ》 主人公の男の子が終始、向こう見ずで短絡的な行動を繰り返す為、ストーリーに共感できませんでした。
せめて家出した理由の一つでも明かされていれば多少は違ったのかもしれませんが、
その辺の境遇も劇中ではノータッチ、まあこの主人公なら大した理由でもないんでしょうけど。
さて、この映画は最後の主人公の決断、いわゆる二者択一な選択が賛否あるところだと思います。
最後の主人公の選択自体に文句がある訳ではありませんが、
何かを犠牲にする選択を主人公にさせるなら、尚のこと主人公の生き方や人柄は重要だと思うのです、
応援したくなるようなキャラクターにしてくれないと、どちらを選択したにせよ反感を抱いちゃいますよ、
「決断」なんて大仰に書きましたけどこの主人公、別に悩んだりしてませんし
徹頭徹尾、自分のやりたいように振舞ってただけですから。
例え同じストーリーラインだったとしても
主人公の家出に相応の理由が用意されていて、常識の範疇に則った行動をしていれば
最後に主人公がどんな選択をしようと、気にならないと思うんですよね。
グダグダ書きましたけど、結論言えば自分はこの主人公が嫌いだったってだけです。
映像、音楽始めアニメーションの質に関しては文句のつけようがありません。