5.《ネタバレ》 昔、よくあった正義の弁護士もの。今では、もう1回ストーリーの展開が常識だが、それがないので、もうひとつ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-21 11:12:31) |
★4.《ネタバレ》 見ごたえのある映画。
小林桂樹と仲代達矢の見事に心理描写された演技、それを支える周りを固める役者の演技、ストーリ展開、全てが、ドンピシャと決まっており、最後にどんでん返しまで用意されており、一気に引きこまれた。
最初に犯行シーンを見せて事件解決に到るまでの過程を描くという手法は、刑事コロンボ風ではあるが、法廷劇を絡めて心理描写、社会批判を物語の核に置き、主人公をヒーローにしないところが、今見ても目新しい。 外国映画であっても、このような展開のものはあまり観たことがなく、これが1963年の日本映画だということに、驚きを感じる。
この作品は、CSでたまたまやってたから観たのだが、巨匠に名を連ねる様な有名監督作品でなくても、まだまだこんな埋もれた名作があるって、日本映画、ホントにすごかったんだと思える作品。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-06 21:01:18) |
3.《ネタバレ》 無実の男が死刑になろうとしている…。真相を追う検事と真犯人の苦悩にスポットを当て、見応えある人間ドラマとして成立。近くに電車が通る部屋で落合(小林桂樹)が浜野(仲代達矢)から自白を引き出すシーンは素晴らしかった。その後で、もう一転するが個人的にこれはおまけです。俳優陣はお馴染みの人たちではあるが、豪華だし、とても安心して見ていられる(井川比佐志は若い頃から上手い俳優だったんだな~と感心)。真実を追い求める事よりメンツを気にする検察の上層部(小沢栄太郎がまた上手い)など昔も今も変わらない問題が提起されたりもしている。あえて後味を悪くしちゃう映画もあるけど、この映画のように人の良心を信じられるというのは良いもんだ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-01-27 21:04:25) |
2.よく出来た作品ですね。良心の呵責に最後まで苛まれる難しい役目が仲代達矢で良かった。小林桂樹さんは本当、庶民的で正義感ある日本人のイメージにピッタリで、刑事や検事の役が合う。松本清張原作で黒澤明作品でもおなじみの東宝製作陣がしっかり作りあげた作品でした。白と黒という題に反してカラーで作ったら面白いのに・・・ 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-11-04 23:21:50) |
1.《ネタバレ》 豪華キャストで描く二転三転するサスペンス劇。なんとなく見てたけど面白かった。先が読めない展開に、キャストの豪華さ。ストーリーはまぁ昔だったんだろうな…ってぐらいの自白偏重には驚く。あんなに自白の度に犯人変えてたら非難されるよ...。こういうどんでん返し的なのも悪くないけど、黒澤の「悪い奴ほど~」的なブラックさも欲しかった気もする。 【バカ王子】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-20 23:53:54) |