115.《ネタバレ》 本日、ANAで747型の運航を終了したという報道があったが、狙って投稿したのではなくたまたまである。 まず航空会社のPRとしては、こんな心許ない乗務員が登場するのを許す会社の鷹揚さに感心するが、中身には全部目を通しているはずなので、劇中の出来事は基本的に会社の考え方を反映しているものと考えられる。具体的には勘違いの鳥マニアは明らかな危険要因だが、飛行機オタクは迷惑なことはあってもいい関係を保っておく必要があるらしい。一方で乗客は何を怒鳴ろうがわめこうがあくまでお客様であり、どれだけ理不尽でも誠意をもって接すればかえって上客になってくれる、といったようなクレーマー対策なのだと思われる。航空会社としては緊急事態の場面は容認しても、お客様を悪役扱いすることだけは絶対避ける方針なのがよくわかった。 そのほか実際どうかはわからないが、運航乗務員の心構えとして「こういう時はまず笑え」というのは個人的に好きなタイプの物言いである。 ところで劇中で可笑しかったのは、とぼけた機内放送を聞いて吹石一恵が険悪な顔をしているのに、綾瀬はるかが天真爛漫な笑顔で客と一緒に笑っていた場面である。本来はこういった主演女優の持ち味を楽しむ映画だというのはよくわかる。 ただ個人的にはそれよりも、裏ヒロイン?であるグランドスタッフ(演・田畑智子)の方に注目してしまった。あまりに頑張って疲れてしまって不平を言いながらもなお頑張らなければならなくなって、それで少し貸しを返してもらうつもりでちょっと職場を抜け出したらどうやらしあわせの道が開けてきて、それで元気をもらってまた頑張ってしまって、というような感じだろうか。何か非常に愛しく思える人物だった。 ほかにも同僚のグランドスタッフなど各部署の出演者が多彩で楽しめる映画になっている。平岩紙さんに関してはサイドストーリー「歯医者発、しあわせ便」も必見である。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-03-31 21:49:24) (良:1票) |
114.《ネタバレ》 実はこの作品、キルギス共和国ビシュケクの映画館で見たのです。ちょうど政変や民族紛争が終わって2年後くらい。JICAの日本フェスで上映されていました。パイロットが無線を間違える場面でキルギス人は大爆笑していました。あと、鬘のシーンでも大爆笑していました。ほとんどのキルギス人が映画上映中ほとんど大爆笑していました。しかし映画が終わって友人のキルギス人に感想を聞いてみると、「いやー、いまいちかなー」ってあんた手を叩いて笑っていたじゃん!! そう突っ込むとスペクタクルが足りないと。で、その後映画館の2階のカフェでお茶を飲むと、知り合いの知り合いのそのまた知り合いのおばちゃんが集まってきて、その中の10歳くらいの娘さんとドラえもんの映画で盛り上がりました。「恐竜」から「銀河超特急」まで熱く評論しました(余談だがその後行ったカザフスタンでも現地の若い人とアニメの話ばっかりやっていた)。キルギス人の男性とは綾瀬はるかで盛り上がりました。まあ、日本で見ればそこそこおもしろい映画で終わったのでしょう。しかし、僕には忘れられない作品になりました。映画ってのはそういうものです。平均点が5点台の映画でも、それだけの力があるのです。 その力がなんか「日本で映画を見ている環境だと感じられない気がする」というのは変な懐古主義になりそうなのでやめますが、最初から評論家気分で見ないで「自分の映画の見方」ぐらいは変えてみようかなとは思いました。久しぶりの夫の方の投稿でした。 【はち-ご=】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-11-16 22:51:25) (良:2票) |
113.《ネタバレ》 矢口史靖監督の作り込み感がたまらない。斎藤(綾瀬さん)には、過保護気味に育てられた前振りはあったもののちょっと、イラッ。タルト・タタンで挽回してほっとした。乗客としては戻されても“ハッピー”フライトなのか?(命が助かったからおk?)後味爽やかな良作。 【kagrik】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-10-31 11:13:52) |
112.矢口監督でしょ コメディでしょ だったら、CAとして西田尚美さんを是非ともご搭乗させてあげてほしかった え? もう若さが無いからダメだった? そんなことないでしょ 寺島しのぶさん使ってたじゃないか 今からでもいいから替えてよ 西田尚美さんを希望。そんな、誰を引きずり降ろしてだとか そんなえげつないことわざわざ言いませんから、あれだから。 飛んでゆかない組の面子では 安心してニマッと見れた 田畑の智子さんと平岩紙さんのご両名、和み組。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-23 22:45:03) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 肝心の綾瀬はるかのCAが、職業モラルも低ければ接客技術もCAとしてのトレーニングもなっておらず、見ていて苛々させるだけ。あのドジでノロマな松本千秋でも、いざ本番でお客さんの前に出たときには、人前に出して恥ずかしくない状態にはなっていたのを見習え。なおかつ、キャラクターとしても実は役に立っておらず、ストーリーの上でも、また危機を乗り切る上でも、ほとんど有効に機能していない。なので、最初から設定が成り立っていないのです。ほかの人たちもことごとくステレオタイプで面白みがないんだけど(客側含む)、唯一、自然な存在感を爽やかに発していた田畑智子に3点。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-09-23 02:05:44) (良:1票)(笑:1票) |
110.飛行機と空港の「なんてことない話」を、よくここまで面白くできたなー、という印象です。細かい部分で人間がよく描けているので、最初から最後まで入り込んで見れました。小ネタにもたっぷり笑わせてもらい、ちょっと泣けるシーンもあったりして、観終わった後の充実感がありますね。これぞ映画という感じ。無駄なシーンがなくて密度が高いところもポイントです。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-21 21:51:53) |
109.《ネタバレ》 航空会社や空港のあらゆるセクションの人にスポットをあてた作品でしたね。 これだけの職種を取り上げながらも、そこそこにトラブル→スッキリ解決(ハートフルコメディ&仕事への情熱を表現しつつ)と、まとめあげたのは凄いですね。 一応メインディッシュ的なトラブルもありましたが、全体的に小粒なエピソードの集合体と言った感じで、幼稚園の運動会を見ているような印象でした。 生温かく見守って、誰でも楽しめる内容はまさに万人受け。 ただこれが映画か?って言われちゃうと、いいえANAのイメージビデオですって言っちゃいそうな感じは否めません。 観てハッピーになれるからいいんですけどね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-14 20:53:26) |
108.ドジな新人CA(綾瀬)に頼りなさそうな操縦士(田辺)、役に立たなさそうな地上スタッフ(岸部など)が出てきた時は、ゆる~い感じのコメディなのかと思ったら、わりとちゃんとした内容で、飽きずに最後まで楽しめました。子供の頃に見ていた教育テレビの「はたらくおじさん“今日はひこうきのかいしゃではたらく人たちを見てみよう”」をお芝居で説明した、そんな感じにも見えましたが・・・。この内容、シリアスなパニック映画にも、コメディにもなりそうでしたが、どちらにも傾き過ぎず、中間点で仕上げたので、多くの人が楽しめたのだと思います。それを「中途半端」と感じるか「ベストバランス」と評価するか、意見が分かれそうですね。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-19 08:25:29) (良:1票) |
107.《ネタバレ》 これは楽しめた映画。矢口監督らしい奇抜な発想から出発していない珍しい映画ですね、そのためか、実にバランスがいいまとまったいい話になっている。パニックものにならず、コメディに大幅に走らず、飛行機を飛ばすとは、関係するあらゆる人、現場はこうなんだを飽きさせずにみせあげましたね。うまくまとまった話なので退屈な人もいると思うが、自分的には良策でした。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-30 20:27:59) (良:1票) |
106.コメディあり、パニックありでなかなかおもしろかった。主役は一応パイロットの田辺とスチュワーデスの綾瀬なのだろうが、それを上回る脇役陣の活躍だ。特に機長の時任とチーフの寺島の存在と安心感がすばらしい。パニックになっても平然と冷静な態度をとれるのはさすがベテランというものだ。この映画は専門用語がたくさん出てきても感覚的に理解できるし、何よりも大勢のチームワークが良い。飛行機に限らずだが、便利さより安全第一に願う次第だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-10-19 00:30:52) |
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105.《ネタバレ》 空港勤務の人間模様として、全体的によくまとまっていいと思うんだが、パニック要素は必要だったんだろうか?コックピットの混乱状況は(特に「パワー!」って台詞はトラウマになっている)日航機墜落事故を彷彿とさせるので、見ていてちょっと辛かったな。完全なコメディーに作品にして欲しかったと思う。 |
104.想像以上に楽しめた映画だった。食わず嫌いだったことを少し反省。まあ主演級の二人の演技はイマイチだったが、脇を固める俳優陣が、機長、CA、タワー、管制、整備、グランドスタッフなど要所を固めており、そういう専門職の役割、責任感、緊張感を上手に表現していた。多少は大げさかもしれないけど、普段は知ることのない航空業界の厳しさのわかる作品であり、これだけ楽しめたのは筆者が航空機好きということだけじゃないと思うよ。好み35/50、演出12/15、脚本10/15、演技5/10、技術8/10、合計70/100→7/10点 |
103.いや~面白かった! 矢口監督らしい作品で期待通りの出来。 このくらいゆる~い演出がやっぱいいんじゃないかな? 窮屈過ぎず、かといって風呂敷を広げ過ぎても無い。 予定調和ではあるけれどそれが逆に良い。 個々の俳優陣もいい味だしてるし、友だちや家族で見る分には 充分なエンタメ作品でしょう。 旅行前の下準備に是非ご鑑賞を! 【シネマブルク】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-12 00:12:43) |
102.航空業界の職場を覗き見した感じ。パイロット、CA、整備士、管制官などなど多方面からのシーンがあり、一通り網羅してる。ただ、どれもこれも中途半端。笑いも少なければ、感動も少ない。もうちょっと何かに重きを置いた作品にして欲しかった。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-04-02 00:28:13) |
101.ANAの完全協力による社会見学もといお仕事の裏側密着映画。CAだったり管制官だったり個々の職業にスポットを当てたドラマというものはこれまでも多くあったが、ここまで裏方も含め航空業界の仕事をまとめ上げたものは無かっただろう。それもただの企業宣伝に終わらず、コメディタッチで小気味よくも、航空業界らしく緊張感を保ちつつ進む。唯一、ANAの協力の手前壮大なパニック映画にするわけにもいかず、アクシデントがもの足りない部分はあるが、それでもそういうことに極めてナーバスな業界であることを考えればがんばった方か。興味深く単純に面白い優れたエンターテイメントだ。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-10 04:22:04) (良:1票) |
100.矢口史靖という映画の作り手は、大体がこじんまりとした小規模世界のテーマを描いては次々とヒットを飛ばす、小市民的映画作家だと思う。これも例外にあらず。ただ、このテーマでは無茶ができず、展開に幅がなかった恨みがある。そのためか、退屈な時間が多かった。 【goro】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-02-15 23:46:39) |
99.フランクシナトラを持ってくるあたりが憎いですよね、いい点ついちゃいます! 【HRM36】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-02-14 16:47:57) |
98.《ネタバレ》 いわゆる業界もののお話で、興味をそそられました。さてさて、スケールの大きな設定なのですが、話は意外にこぢんまりとまとまっています。青竹踏みが強烈な印象でした。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-02-08 23:47:35) (良:1票) |
97.《ネタバレ》 キャビンアテンダントって大変そーって思いつつ、面白かったです。いろんなキャラクターのいろんなコミカルなシーンが詰め込まれていて、見ていて飽きる時間がなかったです。他の方も書いていますが、どのキャラクターも脇役にとどまってないのもよかったし、グランドスタッフとCAとか、別に展開しているともいえる話がキャラクター同士がつながっているのもよかった。テンポよく読めるオムニバス小説みたいな感じです。あんまりドキドキせず安心して見れて終わったあとは満足&ハッピーになれる映画。金曜日の夜に見るのにワイワイかるーく見るのがよい感じ。 【CEDF】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-02-01 11:45:55) |
★96.《ネタバレ》 正直あんまり期待してなかったのと、知り合いに航空会社関係者が多いこともあり感情移入が割とすんなり出来たので評価が高めです。思いつくトラブルを伏線張りながらで詰め込んで、とありがちな展開だとは思いますが、その詰め込みバランスが現実味とありえなさのいい感じのところで気持ちよく観賞できました。日本でも過去墜落事故が起こったということを踏まえると、感慨深ささえあります。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-01-23 01:36:46) |