326.《ネタバレ》 登場人物が多く話の内容が複雑で、もう一度改めて見たい作品。1950年代のノスタルジックな雰囲気が再現され、警察による手段を問わないやり方(もちろんすべてが全てではないが)を映し出しているところは好感が持てた。黒幕が一般人(黒人3名)ではなく、警察の上層部にいるという展開はこのような警察を描いた作品においては珍しくなく、今回のダドリー・スミス警部が事件に関係していることも推測は難しくはない。しかし、多くの犠牲者が出るので、黒幕の冷徹さが必要十分に表現されていたのはよかった。ジャック、バド、エクスリーの3人の刑事のそれぞれの異なったパーソナリティーが丁寧に描かれているので、事件の捜査過程といっしょに楽しめる。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-11 16:19:18) |
325.《ネタバレ》 とても豪華な出演陣。エンターテイメント作品としての完成度が非常に高いです。ジャック・ビンセンス、バド・ホワイト、エド・エクスリー、それぞれのカラーがあり、それぞれの信念に基づいて行動するのが熱いですね。まるで『現代版三銃士』のような趣があります。 また、今作はいろいろ注文をつけがちな作品にも関わらず、『じゃあ面白くなかったのか?』と聞かれると、『めちゃくちゃ面白かった』と思えてしまう不思議な作品です。とにかく勢いがあります。 本作の主人公はやはりエドでしょうか。彼は『三銃士』でいうところのダルタニアンっぽいです。信念が最初からぶれておらず、本作で最も成長を遂げる人物。『出世の虫』と劇中言われていましたが、どちらかと言えば自分の正義を具現化・体言化するために、出世を利用していると感じます。清濁併せ呑む覚悟があるのでしょう。ですからエドだけは、その信念・正義においては終始一貫していたのではないでしょうか。 そしてエドの迷わない、ある意味『若く青く純粋な正義感』に、ジャックとバドが警官を志した頃の自分を思い出し、エドに協力していくのは胸がアツくなります。 ストーリー的には、もっと大ドンデン返し、もしくはもっと衝撃的なミステリーを期待してしまったので、単純なヘロイン絡みのイザコザだったのは期待はずれでした。ダドリーが怪しいのは誰の目にも明らかで、別に驚きもしません。 本作は、『出題された問題』は面白かったのに、『答え合わせ』してみると、『なんだ、そんなことか』って、大したことない真相にちょっとがっかりしちゃう感じですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-17 14:36:06) |
324.荒っぽい捜査でやたら銃をぶっ放す映画は私が最も嫌いとするところ、おもしろくなかったら代金はお返ししますの宣伝文句につられて見たのだがおもしろくなかった。役者は皆顔なじみだったが、役名が最後まで覚えきれなかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 2点(2014-10-18 21:30:34) |
323.《ネタバレ》 モーテルで殺されていた若い俳優志望の検死にて「胃に◯◯が残っていた」はちょっとリアルすぎやしないかい? 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-08 21:19:58) |
322.90年代はそれなりに面白いと思ったけれど、今みると案外普通の映画。 |
321.《ネタバレ》 「新しいフィルム・ノワールの傑作」と聞いて飛びついたが、まさかこんなキャラ映画だとは思わなんだ。 うーん、ヒロインに魅力が感じられない。元ネタの一つとされるフリッツ・ラングの「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ」を見れば一目瞭然だ。この映画のヒロインに「ビッグ・ヒート」のグロリア・グレアムのようなファム・ファタールとしての魅力は皆無。女がほとんど出ないフレンチ・ノワールならともかく、こう女ばかり出てくるのに女に魅力が無いだなんて致命的だぜ。フィルム・ノワールとしては0点。でも、普通の犯罪映画として見れば充分すぎるほど良い映画だと思う。 でも登場人物が多すぎんだよ!誰が誰だが解んねえよ!!整理するか大量に間引く(ログアウトさせる)かどっちかにしろや!!! 余計な奴が多すぎる。モブでいいだろあんなの・・・エドにバドにバズっざけんなゴラアアアッ!!!!・・・・・・・・なんて思いながら楽しんで見てしまおう。 姿形は似ていようとも、奴らの見せる表情と魂はまったく違う。 かつてフィルム・ノワールの祖となった偉大なる作品「暗黒街の顔役」やフィルム・ノワール「三つ数えろ」においてもそれは言える。 同じようなスーツに身を包んだ悪党ども、 「偽善」を吐くゴミ野郎どもを次々から次へと地獄に送りまくる最高の“悪”アンチ・ヒーローたち、 記憶に焼き付ける間もなく忘れ去られ散っていく人々の残像。それは群像劇として一瞬の輝きを帯び、とても魅力的に思えてくる。 次から次へとスリリングな展開が続くハラハラドキドキなストーリー。 生と死は光と闇。ケビンの壮絶な生き様と死に様は正に光と闇だ。 ただ、話が余りに複雑すぎる。これはもう一度見ないと真の面白さは味わえないだろう。みれば見るほど病み付きになるタイプだとは思うが。 それに「フィルム・ノワール」ってほど曖昧な感じはしない。でも、俺にはかなり面白かった。「パルプ・フィクション」みたいな映画が好きな人にはオススメ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-29 23:17:47) |
320.なかなか面白かった作品でした。ストーリーが破綻してないどころか、キャスティングとうまく溶け込んで面白い。バランス良く作り込まれ、素直に観ることができますね。二転三転のストーリーや、強烈などんでん返しで刺激の欲しい方にはものたりないかな。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-21 22:08:07) |
319.《ネタバレ》 本作で一番面白かったのは何と言ってもキャスティング。特に物語の核となる三人の刑事達のキャストは完璧ですね。頭はキレるし正義感もあるんだけれど生意気な新米刑事にガイ・ピアース、しょっちゅう暴れ回る暴力刑事に私生活でも暴れ回ってるラッセル・クロウ、TV業界への露出が多い曲者刑事にケヴィン・スペイシー。彼らは本当に役にピッタリ嵌ってた。 ストーリーは腐敗した警察で巻き起こる内部抗争ですが、主人公が実質三人もいる上に、それぞれの性格が全く異なっている上に、誰の視点から描かれている訳でもないので、話がどう転んでいくか予想のつかないサスペンスが連続するという凝った作りになっています。 ただ50年代のロスを描いたにしては、画面があまりに綺麗に写りすぎている気もしました。いかにも現代で当時を再現しましたって思ってしまいましたが、その辺りはどうなんでしょうね。 【民朗】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-05-19 23:41:39) (良:1票) |
318.《ネタバレ》 ロス市警の暗部に迫り刑事のあるべき姿を表現した王道刑事サスペンス。人物相関と呼び名が複雑で前半は四苦八苦でしたが、反発する二人の刑事が分かり合いタッグを組んでからの展開には引き込まれました。黒幕は意外と身近に。喧嘩シーンや戦闘場面は白熱。熱血刑事をラッセル・クロウ、若き野心家刑事をガイ・ピアース、曲者で殉職した刑事をケヴィン・スペイシーがそれぞれ熱演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-02 23:28:25) |
317.演技、脚本、演出どれも素晴らしい。最高レベルのサスペンス映画です。ラッセルクロウを好きになったきっかけの一本。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 23:38:43) |
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316.出世第一主義のエド(ガイ・ピアース)、暴力刑事バド(ラッセル・クロウ)、汚職刑事ジャック(ケヴィン・スペイシー)など、個性的で存在感あり。謎の娼婦役キム・ベイジンガー(当時40半ば)も中年女のフェロモン満開。 エドが刑事になった理由でもある、殉職した父を殺した犯人ロロトマシのエピソード。その名が罪を逃れて笑う男を指して、真相解明へとバッチリ効いているのがオシャレ。 ストーリー、キャストとテンコ盛りの内容でエンターテイメントとして面白いんだけど、最初見たときはいろいろ盛りすぎてごちゃごちゃしてしまったような印象。わかりにくくなっている部分もあって、じっくり見直してみると真犯人側の刑事たちの中にカーライルの死亡とか初見では見過ごしていたのもあった。なので、ネタバレした二回目でも十分楽しめるし、印象が前よりも良くなる。 マフィアのミッキー・コーエン、、用心棒のジョニー・ストンパナート、その愛人のラナ・ターナーが実在の人物で、その関係性を知るとまた別の観点でも興味深い。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-12-17 20:53:43) |
315.振り返ると豪華キャストであり、それぞれの正義や立場の描写も丁寧であり、画の作り込みも芸術的。でも、結果論になりますが観終わったすぐも何も心に残りませんでした。共感性や演出で何も残らないのであれば、スカッと痛快の娯楽モノやゲラゲラ笑うコメディなど、何かに特化したもの・記憶に残るものであったほうがマシ。 【460】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-09-03 14:16:24) |
314.何と言っても素晴らしいのはこの画の作りこみだろう。リタ・ヘイワースが出てくるようだから恐らく40~50年代だろうが、かなり丁寧に作られていて、時代に浸ることができた。そしてストーリーの有機的な絡まりは心地よささえ感じる。「ロロ・トマシ」の使い方も一級品。キャラクターの個性は素晴らしく、それぞれいい演技をしている。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-03 12:05:37) |
313.見事な構成力の作品、力作だと思います。でまあ、ミステリなので内容にはなるべく触れないようにしたいと思いますが・・・でも言いたいのは、クライマックスの銃撃戦。これ、ヤなんですよねえ、「はい、出血大サービスで銃撃戦もオマケしておきます」ってな感じで。いや、確かに見事な構成ではあります。ただし段取り臭い。多少映画がいびつになろうとも、ここはやはり「追いつめられた」感を徹底的に描いてサスペンスを盛り上げて欲しいところ。それを何だか、「はいはい次は銃撃戦ですね」「何しろ台本に書いてあるんだもん」みたいに、手際良過ぎないかい? と言う訳で、“オモシロ過ぎて、ちとイヤミ”な映画でした。ああ面白かった。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-22 21:49:22) (良:1票) |
★312.ストーリーの内容自体は、何か他の作品で見かけたような覚えもあるのだが、見せ方一つでこうも変わるのかと。サスペンス性とスリリングな展開に最初から引き込まれ、最後まで目が離せなかった。 一番印象的だったのは、キャスティングかな。三人の主役たちの個性がいかんなく発揮されていて、それぞれの役者さんにピタリとハマっており、特にエリート刑事を演じていた役者さんが良かった。 お薦めの娯楽作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-22 07:39:42) |
311.人物のキャスティングが全員見事にはまると映画ってこんなに楽しいんだ、と改めて思う。誰一人浮いておらず、満点の出来。ちゃらちゃらと軽いけどやるときはやるK・スペイシーが一番のお気に入り。うまいなあ。太めのスーツやクラシックな車、ネオンの過剰じゃない当時の街といった美術も丁寧で見惚れる。それともアメリカのひとなら小さな違和感あんのかな。ストーリーも先の読めないおもしろさ炸裂 ロロトマシでええーっ、です。大好きこの映画。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-08-14 16:59:40) |
310.役者をある意味評価できる作品だった。「セブン」以外では気の抜けた演技しか見せないK・スペイシーもやる気が少しは見えるし、目つきの悪いR・クロウも優等生?の演技。魅力を感じたことのないベイシンガーも素敵だった。ストーリーはちょっと作り過ぎだが銃撃戦などは見どころの一つだろう。観て損の無い作品だと思う。 【ヴィルトーゾ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-07 08:34:18) |
309.そんなにちやほやされるほどでもないと思ったのは私だけ? 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-06-13 13:53:04) |
308.イメージと全然違った。タイトルが仰々しいからもっとお堅い映画なのかと思ったら万人向けの王道を走る映画でした。脚本が面白いですね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-17 07:39:35) |
307.キャラクターの名前がもひとつ覚えきれなかった。 そんなに複雑なストーリーでもないのに、いまの誰のことだろうってぱっとわからないって、マットとかジャックとか、ひねりのない名前が多いからか? LAの警察は腐ってねーよ、って怒られなかったのかな? 【Skycrawler】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 01:17:51) |