【TERU】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-08-04 19:36:45) |
176.《ネタバレ》 “Crimson Tide”『深紅色の潮流』。うん、解るようで解らない。アラバマ大のフットボールチームを中心とした、スポーツチームの愛称なんだそうな。うん、舞台はUSS.アラバマだけど、なんでこの映画のタイトルにしたのか、解るようで解らない。 潜水艦映画に良い作品は多いですが、この映画も例に漏れずです。ゴチャゴチャ思ったこと書いてるけど、面白いです。 いよいよ核戦争か?という緊張感の中、通信不能に陥って、艦内を二分する争いに…劇中、ロシアのクーデターも、本国からの指令も添え物になり、外界から孤立した艦内では、ベテラン艦長とエリート副長の判断能力の戦いとなっていく。 艦内の緊張感についつい見落としがちだけど、叛乱軍のアクラ型原潜は何してたんだ?アラバマは通信障害を抱えていたけど、通常なら魚雷攻撃される以前に、核攻撃中止命令を受信していたはず。同時刻アクラ型にも、叛乱はロシア軍により鎮圧されたって情報は入っていたと思うんだけど?なんでアラバマ撃ったん?そっちも通信障害?まぁ、潜水艦映画は地味になりがちだから、ほんのちょっぴり派手さの華を添えたんだろうね。 ※もしかしたらクーデター失敗後、未だに任務を遂行、核の発射準備をしているアラバマをヤバいと思った米ロ両国首脳が、近くに居たアクラ型にアラバマ撃沈を命じた可能性も…? それより何より驚いたのは、食事中の原爆の話題。「広島と長崎に原爆を落としたのは間違いか否か?」って。上手く答えを濁すハンター副長と、ズバッと言うラムジー艦長。当時の日本軍には逆転勝利の目はない状態。にも関わらず、戦争が長引いてアメリカの若者がじわじわ殺されるのを防ぐために、非戦闘員を含め、一瞬で21万人も殺した作戦。文明人であるなら、それが正解だったとは思ってほしくない。 叛乱軍ラドチェンコの核攻撃対象は、アメリカ本土だけでなく日本も入っているって、もう何なの?アメリカ人もロシア人も。どんだけ日本に核落としたいの?…とかって映画の面白さと関係ないところが気になってしまう今日このごろ。 世界を滅ぼす能力がある艦なら、ワンちゃん乗せるスペースあるなら、通信手段の2つや3つ、余分に積んどこうよ…頼むわもう… 【K&K】さん [地上波(吹替)] 6点(2024-03-04 22:27:00) |
175.《ネタバレ》 緊迫感があって良かった。 どちらの主張も正しい。 どちらもかっこいい。 いい映画でした。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-02-26 18:08:52) |
★174.《ネタバレ》 原潜パニックものといえば必須条件であるところの密室・圧迫感・狭い環境下でこじれる人間関係。それらをきっちり押さえた上でトラブルに次ぐトラブル、と畳みかけるような緊張感の連鎖はさすがトニー・スコット、と思わしむる手練れ演出であります。通信は切れるわ魚雷は向かってくるわ指揮官同士で揉めるわ、でこれだけでもドラマ大盛りのところをデンゼルとなじみのヴィゴMにハックマンの方を選ばせる苦い心理戦をも挟んでくるとは。脚本のサービス精神も一級です。 ところで個人的な意見ですが、原潜内部でトップ同士で諍いを起こすなんてことは指揮系統に及ぼす心理面の影響が甚だしく(クーデターなんてもってのほか)この艦長も副艦長もどちらもよろしくないと思います。だからラストのあり得ないほどの大甘裁きの審問には苦笑してしまいました。誰も責任を取らないなんて現実には無いですよね。その逆の理不尽裁定ならば星の数ほどありましょうが。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-17 23:14:52) |
173.艦長と副長の主導権争いも双方が徒党を組んで武装するに至ってバカらしくなってしまいました。二人の最終的な処分のご都合主義全開さがバカらしさのとどめです。テロップの核発射権限は大統領が持つというのに、「そりゃ、こんな体たらくで、地獄絵巻に引きずり込まれたら泣くに泣けんよね」と思わされたところに点数の全て。野暮な事を言いますが、艦内に連れ込んだ犬にオシッコさせてる&艦内でタバコスパスパの演出にも萎えてしまいます。ハンス・ジマーの勇壮な音楽も浮いてしまっている残念な力作です。 |
172.《ネタバレ》 一番素晴らしいのはこの緊迫感ですかね。ここまで全編張り詰めた空気が持続する作品というのも珍しいです。核兵器撃つ撃たない、という特大のスケールのお話を、潜水艦という極限の密室に封じ込めた状況設定にリアリティまで十分に備えるという、非常に優れたコンセプト&題材選びの目の付けドコロだと思います。登場人物の毅然とした態度にもキレ味があり、戦争・軍事映画としての見応えまで持ち合わせていますし、その意味でも秀逸なジャンル作品だと思いますね。潔いハックマンが少しホッとさせてくれる様なラストも中々爽やかで好みです。 オーラス、米軍では今ではこのような問題は発生しないぜ!というテロップがしれっと出てきますが、これは嘘でしょう。戦争というカオスで想定不能な状況下では、様々な場面で今作の様に個々人の決断が必要な場面が発生し得る筈です(直接核兵器を使用する・しないという話に留まらず、間違い無くその引き金になってしまう、という様なキッカケを、という意味でも)。軍令の整備とそれを確実に実行する軍人の育成も重要なのでしょうが、それ以前にそのもたらす影響の甚大さを勘案した軍人の持つべきポリシーというものも不可欠なのではないか、と思われるバカリです。 【Yuki2Invy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-02 13:57:54) (良:1票) |
171.《ネタバレ》 軍隊に限らず、組織であれば上層部の意見の食い違いによる命令系統の乱れなんてどこにでもある。故に何らかの組織に属しているである観る者を惹きつける。ただ、下の者にとってはコロコロと指揮官が変わり180度の方針転換は勘弁して欲しいものである。潜水艦映画の全ての要素がこの1本に詰まっています。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-22 02:26:29) |
170.《ネタバレ》 冒頭から最後まで無駄な場面がなく一本の映画を撮り切った感がある作品です。タランティーノの脚本とトニー・スコットの演出は相性がいいのかも。たたき上げの上司とエリート部下の葛藤という昔ながらのフォームを使いながら潜水艦内の活動をしっかりリアリティを追及して描き、核戦争を引き起こすかもしれないという緊迫した事態の中で艦長派と副艦長派という周りの部下の人間関係もしっかり絡めて狭い空間内の権力闘争というドラマを見せて飽きさせません。一番感心したのは最後の査問委員会以降のやり取りですね。上層部は艦長に対してかなりシンパシーを抱いているが、当然組織としては今回の艦内の擾乱は到底見過ごすことはできない。しかし、彼らは結果は出したのでどう処分すべきか悩むところだが、今回の件で艦長自らの引き際を理解し引退を申し出、さらに副艦長に後を譲るという提案を容認し、そう決定を下した。登場人物の感情の流れと物語上の軍規違反の裁定が見事にシンクロしているエンディングはまさに体操競技での着地も決まり満点という感じ。ただ一つリアルじゃないのは潜水艦に犬は絶対ないだろう・・ただそれだけ。 【エリア加算】さん [地上波(吹替)] 9点(2020-11-08 23:06:30) (良:1票) |
169.《ネタバレ》 長々と講釈を垂れるラムジー艦長は、いかにもな感じの軍人気質で自信家ぶりをみせる。対するハンター副長は冷静沈着。対照的な二人の人間性が物語を引っ張る。音楽は過剰で、アラバマ潜航時などのコーラスが時にうるさい。「眼下の敵」の話はいいとしても「スター・トレック」気取りやゴムの話、馬の話などマニアックな小ネタにこだわり過ぎ。 時節柄、艦長と副長の対立が現米大統領と前米大統領の関係に見えてしまう。……………おっと、現大統領と一緒にしては艦長に失礼かな。ミサイル発射の中止命令か発射命令かの判断がポイントで、不確かな情報でもイケイケドンドンはその後のイラク戦争にも通じるような感あり。 艦長復帰後の中止命令・核戦争回避の展開はほぼ予定調和で、最後は両者の顔を立てた形で事を収めた。曖昧な日本人の私としては、妙に納得。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-25 15:44:47) |
168.最初から最後まで緊迫した空気があってよかった 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-18 15:19:36) |
|
167.2005.4月鑑賞。もう10年以上前になるのか? なんとなく「眼下の敵」に似ている感じがした記憶があるが・・。再度観たい作品。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-19 21:29:06) |
166.緊迫感溢れる映画。 何となく筋書きは読めるものの、最後まで惹きつられる。特に軍がどういったものかの矛盾を含めた一端が分かりやすい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-12-06 23:59:43) |
165.間違いなく最高の潜水艦映画でしょう。 デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマンの熱演がひかり、潜水艦という限られた空間で男同士の決断の対決。面白かった。 あ、これタランティーノ脚本なんだw |
164.《ネタバレ》 「潜水艦映画にハズレなし」と言われる中でも一番おもしろかったかも。 みなぎる緊迫感で釘付けにされる。 敵の攻撃から母国を守るために一刻も早く先制核を撃ちこもうとする艦長と、もう一度命令を確認するまで自重すべきとする副艦長の激しい攻防。 どちらも自分が正しいと信じての行動だけに妥協の余地はなく、自分の信じる最善を尽くすなら妨げとなる相手を潰さなければならない。 結末はなんとなく早くから予想はついたし、結局その予想通りではあったけれど、それでも息詰まる緊迫感にしびれた。 ジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンのせめぎあいが魅せてくれる。 ただ、ラストはちょっと物足りない。 裁判もあやふやな灰色決着で、艦長は退官するもののお咎めなし。 愛国から出た行動なら、規則を破って全面核戦争に陥ったかもしれない危機を招いたことにも目をつぶる。 そんなハリウッド映画らしいハッピーエンドに、少し腑に落ちないものは感じる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 9点(2015-01-25 18:35:06) (良:1票) |
163.20年近くも前の映画ですが、ロシアを取り巻く国際環境は今また繰り返しつつありますね。最後までハラハラドキドキ感たっぷりのサスペンス映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-14 21:07:12) |
162.《ネタバレ》 潜水艦というだけで敬遠していたのですが、予想以上に面白かったです。これは潜水艦以外の設定であってもドラマとして成り立ちそうですが、やはり潜水艦という密室と、外部との連絡が断たれた状況での究極の選択が、緊迫感をより際立たせているように感じます。 火災の際の訓練については、ラムジー大佐に一票を投じます。それに反論・疑問を呈するハンター副官は、とても甘い。まさに実戦経験の浅いインテリらしい人物で、指揮官としては頼りなさを感じちゃいます。 しかし、外部との連絡が断たれてからは、今度はラムジー大佐の主観的で独断的な判断が目につきます。すると不思議なもんで、ハンター副官の冷静で大局を見る判断能力を支持しちゃうんです。 状況が変われば、その状況に適する人物もまた変わってくるということでしょうか。平時であれば優秀な人物が非常時に無能さを露呈することもあるし、またその逆もあるのでしょう。 この作品の面白いところは、ラムジー大佐をはっきりとした黒ではなく、白に近いグレーにしているところでしょう。ですが彼はその立場上、迷いを見せず、毅然とした態度で常に決断をしなければなりません。でも心の中では逡巡や葛藤があったかもしれないです。本国からの正式な連絡を待ったほうが良いという思いが。その思いを具現化したものがハンター副官であるとすれば、部下達はラムジー大佐の逡巡そのもの。だから艦長の任を解かれたときに素直に監禁に応じたのも、自分自身をクールダウンさせるきっかけにしたかったのかもしれないです。実際部下達が熱くなって大佐の部屋に行ったとき、優雅にクラシックを聞いているんです。おそらくラムジー大佐にとってハンター副官は優秀なブレーキとしての役割を果たしたのではないでしょうか。 映画を観ている最中には、ラムジー大佐が完全に間違っていると思ったときもありましたが、見終わってみると、ハンター副官の能力の高さや将来性を高く評価しているラムジー大佐は、素晴らしい上官であり指揮官だと思いました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-27 02:18:57) (良:2票) |
161.《ネタバレ》 とにかく映画の最後までずっと緊張感を持って映画に引き込まれてしまうストーリーがお見事。 頑固でたたき上げの艦長とエリートでインテリの副長のキャラクターがあまりに類型的すぎて鼻につくレベルなのがちょっとアレなんですが。 最後に副長にだけ事情聴取してないのは、彼のキャリアに傷をつけないように…という配慮からだと思うんでけど、違うんでしょうか? まさか本当に「彼は30年間付き合いがあってうそをつかない男だから」という理由で反対側の意見を聞いてないんだったら、そんな裁判怖すぎるわ… 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-08 00:29:49) |
160.《ネタバレ》 アクションでもなく「なんか真面目そうな」雰囲気だったので最初は眠く。。。(笑) でも途中から緊迫感に引き込まれてしまった。 超大国アメリカの潜水艦だし、全世界にピリオドを打つかもしれない判断なのに、あんなに簡単な内部抗争が起きていいの?という疑問は残りますけど。 また本物の潜水艦の知識はないけど、現代でもあんなにヌボーっとした船体なんですかね?水圧に耐えるため? いろいろありますが映画としてはそれなりに楽しめました。 |
159.魚雷戦や深海からの脱出など、緊迫感があり楽しめる。でも最後たやすく仲直り的な雰囲気は疑問かな。 【noji】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-01 17:15:33) |
158.《ネタバレ》 核攻撃に関する命令文が途中で切れてしまった事で、攻撃すべきとの艦長と慎重な副長が対立し、仲間内で銃口を向け合う事態に発展していくサスペンスアクション。緊張感があり、また名優の共演という事もあってとても面白かった。実際の軍事的なシステムや米軍規は知らないけど、この映画の中では副長が艦長を解任するところまでは正当。その後、艦長に同調する者が反乱を起こし、武力で副長側を制圧していく。規則で厳しく縛っていても、このような極限の状態では最終的には銃であり、それを持つ者の数で意思が決定される…みたいなことも絶対に無いとは言えないのかなと。それぞれの正義がぶつかりあうが、どちらが正しかったかは結果論になってしまう。「永遠のジレンマ」とはよく言ったものだ。そして、つくづく人類は恐ろしい兵器を作ってしまったのだと思わずにはいられない。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-16 15:03:22) (良:1票) |