ある日どこかでのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ある日どこかで

[アルヒドコカデ]
Somewhere In Time
1980年上映時間:103分
平均点:7.36 / 10(Review 113人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-01-31)
ドラマSFラブストーリーロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-06-05)【イニシャルK】さん
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監督ジュノー・シュウォーク
演出神尾千春(日本語吹き替え版【ソフト】)
キャストクリストファー・リーブ(男優)リチャード・コリアー
ジェーン・シーモア〔女優・1951年生〕(女優)エリーズ・マッケナ
クリストファー・プラマー(男優)ウィリアム・F・ロビンソン
テレサ・ライト(女優)ローラ・ロバーツ
エドラ・ゲイル(女優)ジェヌヴィエーブ
ジョージ・ヴォスコヴェック(男優)ジェラルド・フィニー教授
ウィリアム・H・メイシー(男優)ミルフォード大学での演劇上演に来ていた批評家(1972年)
リチャード・マシスン(男優)髭剃り後のリチャードの顔に驚き呆れるホテル客(1912年)
マイケル・ウッズ〔米男優〕(男優)ディナーの客(1912年)
てらそままさきリチャード・コリアー(日本語吹き替え版【ソフト】)
田中敦子〔声優〕エリーズ・マッケナ(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆ウィリアム・F・ロビンソン(日本語吹き替え版【ソフト】)
鳳芳野ローラ・ロバーツ(日本語吹き替え版【ソフト】)
松岡文雄アーサー(日本語吹き替え版【ソフト】)
塚田正昭(日本語吹き替え版【ソフト】)
星野貴紀リチャード・コリアー(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
恒松あゆみエリーズ・マッケナ(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
西村知道アーサー(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)
浦山迅(日本語吹き替え版【ネットフリックス】)/(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
佐々木功リチャード・コリアー(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
甲斐田裕子エリーズ・マッケナ(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
羽佐間道夫ウィリアム・F・ロビンソン(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
定岡小百合ローラ・ロバーツ(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
茶風林アーサー(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
佐々木梅治(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
魚建(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
森なな子(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
原作リチャード・マシスン「ある日どこかで」
脚本リチャード・マシスン
音楽ジョン・バリー〔音楽〕
作曲セルゲイ・ラフマニノフ"Rhapsody on a theme by Paganini"
撮影イシドア・マンコフスキー
製作スティーヴン・ドイッチ〔製作〕
レイ・スターク
配給CIC
美術シーモア・クレイト(プロダクション・デザイン)
編集ジェフ・ガーソン
字幕翻訳戸田奈津子
その他ジョン・バリー〔音楽〕(指揮)
あらすじ
劇作家のリチャードは偶然に古いホテルを訪れ、そこに飾られていた写真の中の美しい女性に運命的な恋をする。だがその女性は70年近くも昔のエリーズという女優だった。危険な情熱で時を越えたリチャードは1912年の時代でエリーズと出逢う。二人はやがて深く愛し合うのだが・・・。ジョン・バリーとラフマニノフの音楽が情感を盛りあげる。切なく美しい隠れた名作。DVDソフトのメイキングは必見。
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113.《ネタバレ》 まず、スーパーマン x ボンドガール x ジョーズ2 (の監督) 、という、無茶苦茶な組合せにして、この内容である。だから映画は作ってみるまで、どうなるかわからない (笑) この映画は、始めから最後まで、一部の隙も無く美しい。その映像美もそうだが、もちろん主演二人の容姿もそうだ。ジョン・バリーやラフマニノフによる旋律も、甘く切なく美しい。アンティークな美術品の数々は、「時間」の流れが優雅で美しいことを感じさせてくれる。本作を、まるで過去の恋人のように、忘れられない大切な映画の一つ、という人も多いようだが、それも頷ける内容である。 なお本作は、タイムトラベルもの、として認知されているようだが、私の考えは違った。私はこのストーリー全て、リチャードの「Running light」(走馬灯) 、と思う。彼が死ぬ間際に一瞬だけ脳裏をよぎった、永遠の愛の話。ある日どこかで、愛した人がいるなら、きっと最後にまた逢える、、。 最後の旅は、(最も美しかった) 過去へと時間を旅することに近いのかも知れません。 誰にとっても。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2024-08-15 23:42:41)(良:1票)
112.《ネタバレ》 テレビ放送でコレを初めて見たのは、高校生ぐらいだったと思うんですが、どの番組枠だったか、トンと思い出せません。ひっそりと深夜に放送されてたのかな。何せ、タイムトラベルもの、というSFネタの映画なのに、まあこの地味なこと。むしろ意識的にSF要素を排除して作られた映画のようにも思われます。
タイムスリップを起こす描写ですら、過去に行くのは「寝て、起きたら、到着」だし、現在に戻る場面に至っては、コインを手にしたクリストファー・リーヴがヘンな格好で固まるだけ、という描写で、まさに地味一直線(しかしこの彼が固まったヘンな格好が、妙に忘れられないんですけどね・・・)。しかも、“現在”の人間が過去に行くオハナシなのに、“現在”の知識なり道具なりを過去で活かすどころか、「“現在”を思い出してはいけない」という、およそSF的発想とは真逆の設定があって、主人公もひたすら過去の世界に自分を合わせようとする。アンチミステリ、ってのはよくあるけど、これは一種のアンチSF、ですな。
しかしコレ、主演がスーパーマンで良かったんですかねえ。不器用な感じがイイのかも知れないけれど、ちょっと不器用過ぎかな。映画が重たくなっちゃう。こんなメロドラマに出てるヒマがあったら、ニュークリアマンといつまでも戦っとけ、と言いたくなるのですが(いや、当時まだスーパーマンは2作目くらいですかね)。
その野暮ったい彼が、昔の女優の写真に一目ぼれし、タイムスリップを試みる。映画女優、ではなく、写真の中の女優。この時点ですでに、静的な雰囲気が漂います。
で、彼は野暮ったいまま、彼女にアタックし、どういう訳かウマく行ってしまう。それじゃ物語が盛り上がらずツマランので二人の仲を割こうと、クリストファー・プラマーが登場。恋を邪魔する人物の登場で、さらに恋が燃え上がる、だなんて、いやもう、何というシンプルな設定。そんな邪魔しているヒマがあったら、エーデルワイスをいつまでも歌っとけ、と言いたくなるのですが。
で、まあ結局、二人の恋は「時間」によって引き裂かれ、忸怩たる思いだけが後に残る。ちょっとしたミスが二人の別れに繋がるのだけど、人生、そういうもの。取返しがつかない過去を思い、ため息をつく。老いるとは、そういうこと。
鱗歌さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-02-25 11:51:26)(良:2票)
111.《ネタバレ》 白馬の王子様を夢見る少女向けって感じでしょうか。おっさんにはキツイ内容だったけど、ヒロインが美人だったので なんとか最後まで観られた感じ。
コインが原因で戻っちゃったのに、そのコインを握ったまま戻ろうとする??
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-15 15:01:06)
110.高評を目にし 鑑賞することに..う~ん、幼稚で 退屈なストーリー..ツッコミどころも??..期待してたのに 残念...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 3点(2019-07-01 23:09:35)
109.《ネタバレ》 心惹かれた異性が、同じように自分に惹かれていることを悟った後で盲目的に恋に落ちる時の何とも言えない心の波立ちと切なさを思い出させてくれる良い作品だと思いました。アングロファイルさんが言うように懐中時計がもっとタイムトラベルの かなめ的な役割をしたらよかったかも。
しかしもしも視点を変えて、主人公の家族、母親か妹目線でこの映画作ったらホラー映画ですね。生霊から死霊になる老婆にとり殺される男の恐怖の結末。
壱歯科医師さん [DVD(吹替)] 7点(2019-05-29 20:31:54)
108.《ネタバレ》 SFラブファンタジー。時を戻る方法=SF設定は、疑問だらけ、矛盾だらけであるが、ストーリーの展開が良く、気にせず最後まで見られる。切ないファンタジー
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-24 14:44:50)
107.《ネタバレ》  1972年のある日、劇作家志望の学生が見知らぬ老婦人から金時計を贈られる。そこから始まるファンタジー恋愛劇。 
 1912年の情景はパステル調の色使いが印象的で、湖畔での出逢い、そして湖でボートを漕ぐシーンが秀逸。エリーズ(J・シーモア)は一際綺麗で衣装も洗練されており、壁に掛けられた肖像画(「モナ・リザ」のような)は今にも動き出しそうなほど生き生きしている。舞台劇で語られるリチャードへの真実の思いが切ない。
 お気に入りはホテルの宿帳で自分のサインを確認するシーン。ハインラインの小説「夏への扉」(役所の結婚記録によるD・B・デイヴィス名のサイン)を連想させて面白い。幼いアーサーの存在とともに、タイムトラベル映画の妙味を味わう。
 甘美な音楽は映像と融合し、幻想的なラストは余韻が残る。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-20 21:46:07)(良:1票)
106.《ネタバレ》 自己暗示がタイムスリップの方法というのは、人を愛するのは一途な思いを振りかざすことを思い起こさせてくれます。映像と音楽の効果もあいまってクリストファー・リーブとジェーン・シーモアは神々しいまでの美しさでした。敵役のクリストファー・プラマーは二人の前にはさすがに霞んでいましたが、しっかりと二人を引き立てていました。結末は悲しいですね。彼には彼女のように長く生きてもらいたかった。珠玉の逸品。酔わされました。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2017-06-26 00:07:43)(良:1票)
105.《ネタバレ》 念じるだけで時空を遡れてしまう大人のお伽話にしては結構心に残る映画。突然主人公が現実に引き戻されてしまうのでビックリする。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-29 17:59:09)
104.《ネタバレ》 とてもファンタジー先行な作品で、理屈でどうこう考えるとダメだなと思うんですけど、
そういうツッコミも野暮だなって思うくらい突き抜けて描き切ってくれてるわけですね。
申し分ない美男美女、露出過多の幻想的画作り。
辻褄がどうこうなんて関係ない。とにかく愛の甘美さを見せたかったんだよ、みたいな。
個人的には、ジョン・バリーの音楽が本当に素晴らしいなと思いました。
この愛の地平線を、見事なまでに音楽で表現してくれてましたね。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-05-23 23:05:10)(良:1票)
103.《ネタバレ》 どこで感動すればいいのか全くわからなかったが、別離によって廃人になってしまうのは妙にリアリティーがあったかな。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-18 11:43:53)
102.理屈上、特にタイムトラベルが無茶苦茶だが、解釈の仕方によっては全てが架空の物語とも言える。
途中までは退屈なところもあった。それでも、最後の最後はとても感動する。これ程の純粋な愛情に対する映画はそうそう無いのではないかと思える。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-13 11:18:24)
101.《ネタバレ》 まさか時空のジャンプ手段がソレとはなー…。
ソレを使った代償は、未来SFものの、仮想体験マシーンと同じで、仮想体験の中で良い思いをして目覚めると現実ではなかったことに絶望する点で、その意味では非常にSF的であったというメタ構造に点を贈りたい。
その主演がスーパーマンという点でも、時空飛び越えもののファンは一度は見ておくべき作品だと思いました。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 5点(2016-09-10 03:12:38)
100.《ネタバレ》 SFは常識や倫理を無視してその先に何を見せるかが重要だと思うんやけど、これはとびっきりの愛を見せてくれました。
ラストは原作の方がしっかりしてるけど、映像表現である映画ではこのラストがベストやと思います。
粗を探せばいくらでも見つかりそうだけど、それは野暮というもの。
主役をクリストファーリーブが演じてることでそんな些細なことはどうでもよくなります。
純粋で一途な役を演じさせたらほんとうにはまりますね。
このことが彼の役者人生を苦しめたとしても、僕は大好きですね。
CBパークビューさん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-30 02:31:10)(良:1票)
99.《ネタバレ》 過去の舞台女優さんの写真に恋してしまい、時空を超えて、70年前にタイムスリップ。そこで、恋を実らせるが。実は夢の中。夢が覚めた後は・・・。
エンディングは何とも言えない泥臭さですが、それまでは美しい話でした。オススメの隠れた名作です。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 9点(2016-04-17 01:10:17)
98.《ネタバレ》 なるほど。あのころ(昭和50年代)の少女漫画が目指していたのは、きっとこのような世界だったのでしょう。あったとたんに一目惚れ、暗示の力でタイムトラベル。なんか、めんどくさいのをいろいろとみてきたので、そういうのってむしろすがすがしい。なにか気持ちいいのを観た気分です。…と書き込もうとしたのですが、えー1980年の作ですか。もっと時代のついたものと思ってました。
なたねさん [DVD(字幕)] 7点(2016-01-31 21:41:06)
97.《ネタバレ》  公開当時、私は中学生でした。某ラジオ番組でテーマ曲が紹介され「作曲者ジョン・バリーらしい美しい音楽だな」と思いましたが、映画館に足を運び損ねているうちに、某SF誌の書評で「観客の入りが悪く、短期間で打ち切られた」と知りました。さらに「タイムトラベルものだが、タイムマシンも出ないし派手な特撮も無いため、日本の配給会社は宣伝に困ったらしい。しかし恋愛映画として良く出来ている」と書いてありました。その後、高校性になり、クラスメート(男です)が、某名画座でローマの休日(1953年)を観に行ったときに同時上映されていたそうです。「ローマの休日はもちろん良かったけど、こちらも素晴らしかったよ!今まで全然知らなかったけど、何で有名じゃないのか不思議だよ!」と感激ぶりを熱く語ってくれました。

 それから数年後…ようやくTVの深夜放送で、当時、買ったばかりのビデオデッキに録画して観ました。展開はクラスメートの説明通りだったので、もし【ストーリーだけで見せる映画】なら退屈したはずです。しかし他のレビュアーさん達と同様、ジェーン・シーモアの美しさは勿論、音楽と一体になった端正な映像が醸し出す【雰囲気】に魅了されました。また、主演のクリストファー・リーヴは、スーパーマンシリーズで有名ですが、けっして【マッチョ俳優】ではありません。役作りのために体格づくりをしたのであって、もともと演技力には定評がありました。この作品ではその実力を如何なく発揮していると思いました。お年頃だった妹にも観せると、最初は「なんだ、スーパーマンの人じゃない」と苦笑交じりでしたが、すぐ引き込まれていきました。

 あれから約30年後…巷でスターウォーズ・フォースの覚醒(2015年)が公開中に、妹一家と会いました。そのとき妹が「子供の頃、スターウォーズと共にスーパーマンもヒットしたけど、スーパーマン役のクリストファー・リーヴさんと言えば【ある日どこかで】も良かったね」と言ったのです。妹は映画を熱心に観るタイプではありませんが、この作品は心に深く刻まれていたのです。「あの写真を撮るシーンが…/あのコインさえ無ければ…」と次々と名場面に話が弾みました。私たち兄妹にとっても【時を越えた作品】と言えるかもしれません。また、この30年間で、世間では、ゴースト/ニューヨークの幻(1990年)がヒットするなど、ファンタジーの要素を含む恋愛映画はポピュラーなものとなり、当作品も受け入れられやすくなったように思います。私にとって、今観ても全く色あせない作品であり、ラフマニノフのラプソディーを聞くたびに思い出し、つい涙腺が緩んでしまいます。他のレビュアーさん達と感動を共有できることを嬉しく思います。

さて、採点ですが…ヤノット・シュワルツ監督は、私にとって、ジョーズ2(1978年)などアクション映画の続編監督の印象が強いのですが、当作品が最高傑作だと思います。【雰囲気】にはまれるかどうかで好みが分かれると思いますが、今は亡きクリストファー・リーヴやジョン・バリーをはじめ、当作品に携わった方々への敬意を表し、10点を献上させていただきます。
せんべいさん [地上波(字幕)] 10点(2016-01-10 15:24:20)(良:1票)
96.《ネタバレ》 おそらく今まで観たタイムスリップ作品の中でこれ以上にふわふわしたものはないだろう。ふわふわしたというのはタイムスリップの方法もそうだが劇中で繰り広げられる恋愛劇もそうだ。何か地に足が着いた心地がしない。まるで夢でも見ているかのよう。それを作り手が狙ったのだろうか。

多くの感想の中でこれは彼の妄想なのではないかという意見は興味深い。これが彼の妄想だったならこのふわふわしたものの辻褄が合ってくる。自己催眠というとんでもないタイムスリップの方法も、彼の一方的過ぎる情熱に彼女が驚くほどすんなり応えてくれることも、彼の想像の産物ならありえる。

個人的には現代に戻って来てからもう一展開あればとも思ったがこれはそういう映画ではないらしい。これは悲恋なのだ。あまりのショックに衰弱して死んでしまう彼も悲劇だが、彼がいなくなって数十年彼を探し続けていた彼女のことを想像すると気が遠くなるし切ない。

それにしてもクリストファー・リーヴはスーパーマンのイメージが強いが背が高くハンサムで笑顔もまぶしく素敵な俳優だったと再確認。ジェーン・シーモアはあまり知らなかったがとても美しくこれなら一目惚れも無理はないかなと思わせる。

ホテルの彼女の写真が撮られたシーン。素敵な瞬間だった。
さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-12 23:24:50)(良:1票)
95.《ネタバレ》 表面的に綴られたストーリーは、あまりに稚拙であざとい。
しかし、その裏に見え隠れする「意図」に気がついた時、この映画に対する価値観は一変した。
その意図が、真の狙いか、偶然的なものかは定かではないけれど、結果的にちょっと“深追い”したくなってしまう作品であることは間違いない。

「思念」のみで時空を時空を越えるというアイデアが持つ脆さと深さ。
一見すると、ストーリー的にはあまりに稚拙で、中盤からラストにかけての顛末も陳腐と言わざるをえない。

しかし、鑑賞後、ふとある疑念が浮かび上がってきた。
すなわち、主人公にとってこの物語は果たして「現実」だったのか?という疑念だ。
スランプに苦しむ劇作家が、ふと訪れたホテルで肖像画の美女に盲目的な恋をし、その“焦がれ”のみで時空を越えようとした「妄想」だったのではないか。

「妄想」というキーワードが浮かび上がると、稚拙で陳腐なストーリー展開も途端に腑に落ちてくる。
主人公の独善的な“願望”なのだから、整合性もリアリティも関係なくなってくる。

実際にはこの映画の顛末に、そのような「妄想」を暗示する要素はないけれど、描かれる「時間移動」に明確な根拠がないからこそ、この映画世界において、「現実」と「妄想」の境界は曖昧になる。

主人公を演じるのは、元祖「スーパーマン」のクリストファー・リーブ。
彼の「スーパーマン」以外の映画を観るのはこれで二作目だが、改めて非常に良い俳優だったのだと思えた。
類まれなルックスは勿論、その俳優としての息吹は、はまさしく映画スターのそれであり、もし存命であったなら若い頃とは違った存在感をスクリーン上で見せてくれただろうと残念でならない。


すべてが主人公の妄想と錯乱だと考えたなら、それはあまりに悲しいけれど、その悲しさに対比するようなあまりに美しい“うつつ”に、心が惑い、やがて締め付けられる。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-02 01:09:44)
94.《ネタバレ》 一向にストーリーに乗っていけないハーレクイン的ラブロマンス。
二人が時を超えてでもそこまで強烈に愛し合う理由がわからないので、さっぱり感情移入できない。
飾られた写真を見て恋焦がれて――なんて、あまりにも浅すぎて…。
美男美女が互いに運命の人って感じたんだろうけど、たいしたエピソードもなくファンタジックな雰囲気だけではつまらない。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 3点(2014-08-30 20:54:39)
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【点数情報】

Review人数 113人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
343.54%
465.31%
554.42%
61614.16%
72320.35%
83228.32%
91210.62%
101513.27%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.77点 Review9人
2 ストーリー評価 7.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.11点 Review9人
4 音楽評価 9.27点 Review11人
5 感泣評価 9.00点 Review7人
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【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
作曲賞ジョン・バリー〔音楽〕候補(ノミネート) 

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