366.《ネタバレ》 もう何度見たか分からない。
そして定期的に見てしまうこの映画。
ホロコーストを描き、2時間以上という長い作品でながら、この映画はなぜ私にそうさせるのか?
理由は大きく4つだ。
1)娯楽性が高い
ホロコースト映画でありながら、女好きなシンドラーの女がらみの笑えるシーンがある。
秘書選別のシーン、両親を雇ってほしいと頼んでくる女をダサい恰好だと追い返すのにめかし込んでくると部屋に入れるシーン…
それに、どんな相手でも巧みな交渉術で、自分の思い通りにしていく場面も、娯楽性が高いと感じる。
(特に、アホなアーモンに「王様は許すものだよ、アーモン大王」って言って人殺しをさせないようにしたり
アーモンのメイドを買い取るといってトランプ勝負を求めるシーンなど
アーモンとのいくつもの駆け引き場面も娯楽性が高い。)
『ライフイズビューティフル』もそうだが、ホロコーストを描いても、主人公が魅力的で
娯楽性のある場面を挟むことで、最後まで魅了する映画になるのだ。
2)シンドラーの心の変遷
最初から善人ではなく、だんだん善人になっていく、主人公の心の成長に引き込まれる。
主人公の心の変化のきっかけを感じさせるシーンがサルでもわかるほど、シンプルで分かりやすいのも良い。
3)テンポがいい
シンドラーが交渉をして、ユダヤ人のために動いている場面は、
交渉してる場面のあと、カチッと、シンドラーの思い通りになっている場面にきりかわる。
これがとても小気味よく、軍人さん、ひっかかっとる…アホやなぁ…と愉快痛快でもあるし
テンポよく話が進むので、だれることがない。
まだ素直にユダヤ人を助ける気持ちが整ってなかった頃に
両親を雇ってほしいと頼んできたユダヤ人女性をいったん怒鳴りつけて追い出して
アイザックシュターンにも愚痴と文句を言ったのに、その後で
「その両親を雇っておいて」って、ムスッとしながらもシュターンに言う…その流れのテンポもよい。
4)悪役がイケメン
悪役っていうと、いかにもワルそうな顔の俳優がやることが多いが
この映画ではレイフ・ファインズという美形イギリス人俳優がやっているので、顔のドアップとか出てくると
キャ~~~ってなる笑
私がアーモンのメイドなら、喜んでほいほいお世話しちゃう笑
(アホなレビューでスミマセン)