★79.《ネタバレ》 第55回アカデミー賞で、この映画「評決」は、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞にノミネートされていましたが、何一つ受賞出来ませんでした。
特に、過去5回も主演男優賞にノミネートされながら、一度も受賞した事のないポール・ニューマンが、今回はきっと受賞するだろうとの下馬評が高かったのに、その力演も空しく、「ガンジー」で一世一代の名演技を披露したベン・キングスレーに敗れ去りました。
ポール・ニューマンが主演するこの「評決」を、オスカーが無視した背景として、彼が人権擁護に積極的な民主党員であり、1968年には同党のコネティカット州の代表に選ばれ、当時のカーター大統領の時代には国連軍縮特別総会の米国代表候補にされたという、反戦運動家としての政治的キャリアが災いしたとも言われています。
「核問題は全ての事より大切なんだ。非合法移民、インフレ、失業、レイオフの問題よりもだ。だって核の問題で読み違いをおかしたら、他の問題など吹き飛んでしまう」と、ある雑誌のインタビューに答えて、自分の政治的な信条をはっきりと表明するような彼は、華やかで、当時の保守的なハリウッドのアカデミー賞の会員にソッポを向かれ、アメリカ国内の既成の権力に対して反抗的な内容の「評決」が、同じ性格のコスタ・ガブラス監督、ジャック・レモン主演の「ミッシング」と同じ冷遇を受けたのは、アカデミー賞の限界を示すものだと言えるのかも知れません。
この映画「評決」は、陪審制下の"法廷もの"であり、また"医療ミス"を題材にした、弁護士出身のジョン・リードの原作の映画化作品です。
かつてはエリート弁護士でしたが、陪審員を買収した上司を内部告発しようとして失脚した、負け犬でアル中で女にも弱い弁護士のギャルヴィン(ポール・ニューマン)を立ち直らせたものは何なのか?
落魄したうつろな自分をそこに見るような、生命維持装置に繋がれた悲惨な患者の姿なのか? 真実を追求しようとせず、金だけで解決しようとする安易な法曹界への反発なのか? 支配階級であるWASPへの憎悪なのか? それとも謎の女ローラ(シャーロット・ランプリング)への愛情なのか? --------。
この映画は、自らを失っていた弁護士ギャルヴィンの"人間としての自己回復、魂の再生のドラマ"を静かに、しかし、熱く描いていくのです。
酒と人いきれにすえたような暗いパブ、その片隅で弾けるピンボールの虚しい響き、悲惨な状態で長期療養病院に横たわる植物人間と化した患者の姿、厚味のある色調のボストンの街並み、寒々しい法律事務所の雑然とした室内、重々しく緊張感に満ちた法廷----、これらを静かに、厳しく映していくポーランド生まれのアンドレイ・バートユウィアクのカメラには深い情感があり、デービッド・マメットの脚本には濃密な味わいがあります。
監督のニューヨーク派の名匠シドニー・ルメットは、「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」「ネットワーク」で三度もアカデミー賞の監督賞の候補になりましたが、受賞しないままです。
ギャルヴィンの相棒に扮するジャック・ウォーデン、ギャルヴィンの法廷での強敵となる、被告側の弁護士コンキャノン役の名優ジェームズ・メイスンの演技は、共に白熱した演技を示しています。
そして、コンキャノンのスパイとして、ギャルヴィンを誘惑するローラを演じるシャーロット・ランプリングは、「愛の嵐」以上に神秘的な妖しい魅力を発散させています。 挫けそうになるギャルヴィンを叱咤する彼女の姿には、スパイではなく本当の愛がのぞいているように感じます。
この映画のラストで彼女がベッドからかける電話、それを取り上げようとしないギャルヴィンの思いは、複雑で切ない余情を感じさせてくれます。
法廷のシーンで自己の人間としての復権を賭け、絶望的に不利な状況の中で、ギャルヴィンが陪審員に向かって静かに訴えかける言葉------。
「正義を与えるためではなく、正義を我がものにする機会を与えるために法廷があるのです」
「法とは、法律書でもなければ、法律専門家でもなく、法廷でもありません。そういうものは、正しくありたいという私たちの願望のただの象徴にすぎないのです」
「金持ちは常に勝ち、貧しい者は無力。正義はあるのか? 私たちは自分の信念を疑い、法律を疑う。しかし正義を信じようとするなら、自分を信じることです。正義は、私たちの心の中にあるのです。あなたが今感じていることこそ正義なのです。」 【dreamer】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-08-28 08:36:07) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 ラストシーンの秀逸さゆえ、他の凡百の法廷映画とは一線を画す作品になっていますね。欲を言えば、敵役J・メイスンとガップリ四つに組んだ丁々発止的攻防が、法廷内でもっと大掛かりに繰り広げられるのかと思いきや、意外にあっさり片が付いてしまったのが少々惜しまれる。メイスン自身、彼らしい演技のしどころがなく困っているようなもったいない役どころ。うーん・・・、でも「ハスラー2」なんかより、こっちでアカデミー賞獲得した方が、ニューマン自身も絶対嬉しかっただろうに・・・。「熱いトタン屋根」「ハスラー」「暴力脱獄」あたりの、ギラついてた若かりし頃はともかく、銀髪のオッサンになってもこんなカッコいいオーラを放ってたスターって、なかなかいるもんじゃない。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-08-13 21:41:06) |
77.《ネタバレ》 本作は公開時劇場鑑賞しているのですが、生卵入りビールを飲むポール・ニューマンらしからぬグダグダ飲んだくれ模様以外記憶に残っていません。 お目当てジェームズ・メイソンはベルベットボイスでの見た目上品性根下品なコンキャノンを貫禄たっぷりに好演。ただ、彼にとっては通常運転の演技でオスカー受賞ならずも渋々ながら納得でした。 ポール・ニューマンはオスカー受賞すべきでした。 人々の手助けを成す「師」「士」の付く職業での正義感。それの為に落ちぶれてそれに目覚めての一念発起も依頼人を置き去りにした独り善がりでとどのつまりに陪審員の情に訴える有り様。そしてラストの電話越しの無言会話。それぞれの内面が滲み出る絶品演技に魅入りました。また、随所に見られた見事なカメラワークでの演出も素晴らしい。 ナチスものの判事のような度が過ぎる描写に怒りよりも現実味を感じない点が残念でした。 来年元日鑑賞作も決まっており、それまでの新たな作品・人物・レビューと出会いたいと願うところです。 |
76.大好きなポールニューマンの佳作。酔いどれ弁護士の挫折と再生の物語。このテーマ好き。ニューマンが、ジョッキに生玉子とビールを入れて飲むシーンが好き。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-28 05:40:29) |
75.「評決」というタイトルであれば評決に至るまでの過程が重要だと思われるが、陪審員による協議内容は全く出てこない。あえて触れてないのだと思うが、私はここがポイントだと思う。陪審員らは本当に受付嬢ケイトリンさんの証言を考慮にいれないであのような評決に達したのだろうか。裁判長が証拠ととして採用されないとか無視するようにと言っても、あれほどの証言は鮮烈に耳に残るはずだし、傍聴人として映画を見てる側にも真実は明らか。映画としてはこれで良いと思うが、現実だったらどうだろう。裁判のルールや法令に基づかない評決に危うさを感じるのは私だけだろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-02 20:44:36) |
74.《ネタバレ》 シブい映画。医療事故ってのは古今東西あるもんなんですね。ポールが裏切った女をグーパンチでド突いたところにしびれた。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-01-02 22:30:14) |
73.《ネタバレ》 法廷ものとしては並で全体的な人間ドラマのパワー不足は否めない感じだった。 酒浸りの弁護士が再起をして立ち向かう姿は勇敢だけど材料的に敗訴濃厚な中、視聴者にこれだ!と迫力シーンないまま勝訴。 フィクションならではの運頼り。女には同情しない。一度裏切った奴は何度も裏切る! |
72.面白かったです。が、全編通して抑揚なく淡々と進むので、若干退屈な感あり。眠い時には見ない方が良いかと思います。終始しっとりだった中で、最後のニューマンの上から回りこんでくるようなカメラワークには、おお!となりました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-23 17:57:05) |
71.《ネタバレ》 タウラ-医師には腹が立つ。保身のためにウソをついたから。看護師へ事実を証言しないよう圧力をかけた病院にも大いに問題がある。 一見正しいことを言うようで、その実主人公へしつこく意趣返しする判事も嫌いだ。最後に主人公が勝って嬉しい。弱者が二度踏みつけにされないで良かったと思う。しかし被告人有罪に至った評決は証拠主義をかなぐり捨て、 主人公に感情を煽られた結果であることは明らかで、これもまた看過できない。思えば、同監督の「12人の怒れる男」と真逆の結論と なったもので、陪審制度の危うさを知らしめたのだと思う。そして主人公だが、この人もその場しのぎのウソを何度も何度も付いている。 この人に積極的に運命を任せたい人はいないだろう。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-08-13 19:30:33) (良:1票) |
70.《ネタバレ》 法廷劇としての爽快さはありません。主人公はダメな弁護士と言っても良いくらいで、実質的には負けています。評決が勝訴になったのは、証拠として採用されなかった証人の言葉を陪審員たちが受け入れたからでしょう。ラッキーな結果ですが、最終弁論で陪審の「良心」に訴えた主人公の「気持ち」が功を奏したとも言える。本作を見る限り「正義」の行使は単純では無く、社会派と言われる監督の作品らしい見応えを残します。 見どころは主人公の演技です。アル中弁護士が楽勝と思われた裁判で地獄を見るような目に遭います。思い通りに事が運ばないもどかしさや、ギリギリのところで踏みとどまる執念が鑑賞側の緊張感を保ちます。焦り、気負い、苛立ち、後悔、と云った喜怒哀楽からは外れた微妙な感情が渋い演技の中に封じ込められて表現される。彼は「ハスラー2」で初めてオスカーを手にする訳ですが、個人的には本作がベストパフォーマンスです。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-27 01:14:20) (良:2票) |
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69.《ネタバレ》 ストーリーは王道、すべてアウェイのなかで、アル中のエリートコースを外れた初老の弁護士が挑む。ポール・ニューマンの演技があってこの映画があるね、陪審員に熱くもないが、言いたいことを言ったのが象徴的。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-10 21:04:46) |
68.《ネタバレ》 とりあえず法廷ものとしては面白かったんだけども、逆転の一手はひねりが少なかったかな。82年製作となると、製作側の伝えたかったことが、法廷の現実なのか、ニューマンの哀愁なのかあいまい。あの正体不明の美女の扱いが謎。ラストの沈黙も。余韻ということなのかな。元看護士ケイトリンの吐露の場面が迫力が有った。ニューマンに免じて、いや敬意を表して7点。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-01 19:11:14) |
67.《ネタバレ》 今回30年ぶりに鑑賞。ニューマンの醸し出す雰囲気が素晴らしい。 ローラは、途中までマジでスパイ。黒人医師の情報を流してた様だが、 看護士情報は流さなかった。コンキャノンからお金貰った後で改心。 コンちゃん、なぜ裁判途中でローラに振り込んだ?。勝訴を確信したか?。 その後、原告に有利な看護士の証言とコピーは、証拠として却下。 改ざんの可能性があるのにオリジナル優先なんて、実際にあるだろうか?。 なんだかんだあっても評決は原告勝利。その過程は、1秒も描かれない。 長時間かけて原告不利ですよと描きつつ、最後に正義は勝つ…良かったね?。 う~む。当時は、その脚本でも良かったのかも知れないが…。 証拠不十分でも「評決」で撃ち殺してしまえって乱暴さがアメリカ的に思える。 例えば、内通者だったローラが「やっぱり、あの人たちの不正を許せない!」と味方に付く、 立場を告白しギャルビンとも和解、彼女の活躍もあって受付の看護士が見付かる、 看護士の証言で劣勢がひっくり返り勝訴!…の方が素直で良かったんじゃないか?。 ブルースW(当時28歳)が出演と書いてあったので、再確認。 KC証言の際、ドア際に立ってる裁判所職員が似ているんだが…。 【じょるる】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-23 19:10:46) |
66.《ネタバレ》 アル中弁護士が再起をかけての裁判で逆転勝ち。決してそんなシンプルなサクセスストーリーではない。彼は過去のトラウマから「正義って何?」と常に考えていたとても真面目な男なのである。酒を浴びながらも考えていたのである。そんな彼の所に舞い込んできた示談必至のケース。とりあえず撮影したベッドに横たわる原告のポラロイドは、まるで事件被害者の死体ではないかと、彼が忘れていた情熱を再び燃え上がらせたのも当然。しかし情熱と正義感はあるものの経験が無かった彼は、裁判に勝つテクニックを全く持っていなかった。裁判はテクニックなのである。どうやっても不利な原告側。もう何もできない。苦し紛れの最終弁論では陪審員の正義に問いかけることしか出来ない。裁判記録は消せるが、たった今目の前で見たものは記憶から消すことは出来ない、その正義を信じて。(同じように彼女の裏切りを記憶から消せなかったのだが。)まさに裁判とは水もので、同じ案件でも弁護人と裁判長を変えれば全く別の結果に流れるのだろう。今回たまたま勝てたフランクは喜びも満足感も味わうことなく、むしろ脱力感だけが残るラスト。セリフではなくポールニューマンの無言の演技だけで読み取る作品。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-17 15:13:45) (良:1票) |
65.《ネタバレ》 面白い。ポール・ニューマンがアル中弁護士というのも何故かよく似合ってる。まさにベテランの味か。J・メイソン、J・ウォーレンなど脇を固める役者もシブい。が、ちょっと考えれば・・・コピーの資料が却下された時点で普通に考えれば(裁判長にはちと腹がたつが)あの判決はあり得ない。そもそも、依頼人に確認もせず示談を蹴って、勝手に法廷に進めたことは重大な契約違反に思えますね。それに「敵事務所」から送りこまれたシャーロット・ランプリング演じる女の役割もいまいち意味不明気味。しかし、人間の弱み・利害や名誉やその他モロモロが交差する人間模様を得意とするルメット監督の本領発揮は、いわば目に見えない良心を描く内容であったかと。それはもろくも危うい陪審員制度をも表す深い結果を伴い、我々に何かを訴えたかったのか・・・。なかなか考えさせられる内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-02 22:05:06) |
64.正義を行なうチャンスとしての陪審制。たとえ汚れても正義に至る道は確実に用意されているはずだ、といういい意味での楽天主義。アメリカはどんなに自己否定しても、最後に「民主主義の国だぞ」という誇りだけは残る。気分によっては鼻持ちならないが、おおむね、拍手してやりたいぐらいいいと思う。あくまで植物人間にされてしまった人間の代理として闘い始めるわけ。組織に対して、こちらは手作りの味で勝負していく。でもラストはちょいと無茶だったか。コピーを無視するようにという裁判長の指示のくどさが裏目に出たってことでもあるんだろうが、ちょっと間違うと心証による判断ともなりかねず、詰めの甘さを感じた。この人、女性が絡むと弱くなるんだ。シャーロット・ランプリングは、いらなかったんじゃないか。『ネットワーク』のとき、フェイ・ダナウェイがいなけりゃなあ、と思ったのと同じで。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-10-25 09:48:40) |
63.《ネタバレ》 フランク(ポール・ニューマン)が行きつけのバーに行くと、シャーロット・ランプリングのような美女が当たり前のようにいて、さすが映画!と思ったら……映画でしたよ。 ミッキーがバッグの中から「ブツ」を見つけるのも自然な流れで、その後フランクに告げる場面がロングショットなのもいいネ。 正義の色の青い目のニューマンはくたびれていても品のいい二枚目だから、最初の方で卑しいことしてるのが似合わない気もして、顔がいいと損なこともある。 でもイーストウッドの「ザ・シークレット・サービス」にも通じるような、汚名を着せられた男の意地と信念への情熱がほとばしる、ルメットの法廷劇。 評決ではジャスティスで強引に持っていった感のある若干の甘さが、最後の渋さでカバーされてるんじゃないかな。 ローラは彼が出ないだろうとはわかっている。 フランクも彼女がそう思っているのは承知していて、「出ないからな」って伝えているような、大人の「会話」。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-09 07:00:08) (良:2票) |
62.裁判劇でありながら、主人公の人生の再起を図った人間ドラマでもある本作は、 双方ともあくまでオーソドックスなお話の流れで、特別斬新さや驚きは感じられないです。 そういった意味では、記憶に残る映画ではないかもしれないけれど、 鑑賞後は大方の人はまあ納得のできる内容に仕上がっているのではないかと思う。 ちょっとお歳の召されたポール・ニューマンは、この役柄にはハマってました。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-15 20:53:29) |
61.《ネタバレ》 アル中の弁護士が人生最後の賭けにでる裁判ストーリー。同じように苦しんでいるシャーロット・ランプリング演じるヒロインも新たなる人生の賭けに出ていたようだが、そのやり方が違い、交差するところが面白い。 ヒロインが「お酒は?」と聞かれると「ええ」と当たり前のように応えるところが、彼女もアル中なんだなと笑わせてくれる。 でも、この裁判で結局、証拠物件のコピーも立証人も取り扱われず、何故陪審員は被告側に有罪判決を下したのか?、ポール・ニューマン演じる弁護士の最終弁論だけでは、ちょっと甘すぎるのではないかと思った。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-01-09 02:14:28) |
60.《ネタバレ》 躊躇なく裏切った女を殴ったところと最後に電話に出なかったラストシーンがよかった。それにしてもポール・ニューマンはウィスキーが似合うなあ。 |