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フライトプラン

[フライトプラン]
FLIGHTPLAN
2005年上映時間:98分
平均点:5.03 / 10(Review 238人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-01-28)
ドラマサスペンスミステリー
新規登録(2005-06-29)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-02-08)【イニシャルK】さん
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監督ロベルト・シュヴェンケ
キャストジョディ・フォスター(女優)カイル
ピーター・サースガード(男優)カーソン
ショーン・ビーン(男優)リッチ機長
エリカ・クリステンセン(女優)フィオナ
マーリーン・ローストン(女優)ジュリア
グレタ・スカッキ(女優)セラピスト
カーク・B・R・ウォーラー(男優)グルニック
クリスチャン・ベルケル(男優)葬儀場長
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(男優)
マット・ボマー(男優)エリック
戸田恵子カイル(日本語吹き替え版)
森川智之カーソン(日本語吹き替え版)
磯部勉リッチ機長(日本語吹き替え版)
小林沙苗フィオナ(日本語吹き替え版)
石住昭彦オバイド(日本語吹き替え版)
高島雅羅(日本語吹き替え版)
久保田民絵(日本語吹き替え版)
根本泰彦(日本語吹き替え版)
西凜太朗(日本語吹き替え版)
宇垣秀成(日本語吹き替え版)
堀越真己(日本語吹き替え版)
滝沢久美子(日本語吹き替え版)
藤貴子(日本語吹き替え版)
宮本侑芽(日本語吹き替え版)
脚本ピーター・A・ダウリング
ビリー・レイ
音楽ジェームズ・ホーナー
編曲ジェームズ・ホーナー
ジョン・キュール
コンラッド・ポープ
撮影フロリアン・バルハウス
製作ブライアン・グレイザー
タッチストーン・ピクチャーズ
製作総指揮チャールズ・J・D・シュリッセル
配給ブエナビスタ
美術ケヴィン・イシオカ
衣装スーザン・ライアル
編集トム・ノーブル
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
最新型の超大型旅客機に乗り込み故郷を目指す母子二人。彼女たちは最愛の夫(父)を亡くし、傷心の極みにあった。心も体も疲れ果てた彼女たちは、空席を見つけ寝入ってしまう。しかし、母親が目覚めた時、愛娘の姿は忽然と消えていた。乗員の協力を得て機内をくまなく捜す母。しかし、乗客の誰も娘の姿を見かけておらず、更には乗客名簿から娘の名前は消え去っていた。果たしてこれは妄想なのか?それとも巧妙に仕組まれた犯罪なのか?空を飛ぶ密室の中で一体何が起きてしまったのか?
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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238.多くの人のレビューとと私の見解とが違うようなので、敢えて満点をつけてこの映画のうらの意味を述べさせて頂きます。( あくまで個人的見解、又は妄想 )■この作品の本当のテーマはアラブ人にひどいことをしながら謝罪もしない、自分の子供のために全乗客及び客室乗務員達を巻き添えにして不安のどん底に落とし込んでも子供のためという大義名文にかこつけて、他人の迷惑を何も感じようとしない、身勝手な母親のはた迷惑な正義です。そう、この母親こそ、身勝手な正義 ( 民主主義というかつてはあったかもしれない虚妄、今や親アラブ意見の表明不可能な自称・言論の自由な民主国家 ) のために一般人が乗る大型ジェット機 ( つまりは地球ですな ) を、下手すれば墜落させかねない、地球における最強国家アメリカを意味しているのです。もちろんこんなテーマで映画を作ることを、ユダヤ資本に牛耳られているハリウッドが許すはずがありません。だからこそ、ジョディフォスターという客を呼べる賢い大女優を使って、娯楽作を仮装しながらしっかりと言いたい事(つまりアメリカの地球へのはた迷惑な行為、アラブへの非道)を告発したのです。ジョディフォスターがアラブ人に謝罪しないのは当然なのです。非常に静かなる細き声ですが。その映画人の良心と勇気を讃えて満点にしておきます。
マンフロントさん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-11 22:09:34)(良:7票)(笑:1票)
237.《ネタバレ》 んえ!?何で?普通にハラハラドキドキ、面白かったじゃなーい。娘を探し出そうと、恥も外聞も他人の迷惑も顧みずに孤軍奮闘するジョディ・フォスターの姿には素直に感動したし、クライマックスの攻防戦は「エイリアン2」のシガニー・ウィーバーのようでした。やっぱ子を守る母はつおいのだ。「トリック」が杜撰だという意見もあるけど、んでもあんまり緻密で完璧なトリックにしちゃって、実際に真似されたら困るじゃん、ねえ?アラブ系の人の扱い方も、あれで良かったと思います。ただ、、敢えて難を言うとラスト、娘を抱えながら毅然と歩むジョディ・フォスターを周りの乗客が「すげえな」とか言いながらザワザワするというシーンになってたけど、あそこでもう一回「拍手」させればより良かったんじゃないかなあ。つまり中盤の「拍手」と全く意味合いの違う拍手を繰り返すことで、より感動的になったんじゃないかな(ただしBGMはそのままで。音楽まで感動的にしちゃうと安っぽくなるから)、とちょびっと思いました。■<おまけ>:少し前読んだ鴻上尚史のエッセイに、イラク人捕虜を虐待した容疑で処分された米軍人の妻が、処分に対する不満を訴えた、という話と、イラクで人質になった日本人の家族が日本政府に自衛隊のイラクからの撤退を求めてバッシングされた話を例に、「個人と集団(≒共同体。日本的な言い方をすれば『世間』)」という概念の、日本人とアメリカ人との違いみたいなことを論じていた。乱暴な言い方をすれば、アメリカ人は「集団」と「個人」を対等なもの、時には対立しうるものと見なすのに対し、日本人は「世間」を前にするとどうしても萎縮し、個人よりも優先させてしまいがち、という事。だからって別にアメリカ人が日本人よりも成熟した「個」を確立しているとか、日本人の方が公共意識が高いとか、そーゆー単純な話ではないんだろうけど、この映画のジョディ・フォスターの振る舞いに対して不快感を示す人が多いというのも、ひょっとするとお国柄の表れなのかな?と、思いました(もっともアメリカ人の一般的な観客がどう感じたか知らないので、比較は出来ないのだけれど)。

ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-13 18:42:23)(良:4票)(笑:1票)
236.《ネタバレ》 アラブ人に対する謝罪が無い事への批判が多くあるみたいですが、僕はそうは見えませんでした。ジョディ・フォスター扮するカイルは母としていなくなった娘ジュリアを必死に探す訳ですが、その際他の乗客に対する配慮は一切ありません。暴走と言って間違いの無い程の「母の愛」なんです。一方そのせいで多大な迷惑を被る他の乗客(他人)は娘がいなくなった母の気持ちなど知った事ではない、という態度。セラピストとの会話の途中で娘が描いたハートマークに気付き、現実に引き戻されたカイル(映画的にもこれで妄想では無く、娘が機内にいる事を示している)はこの後手錠をかけられ乗客からとても冷たく嫌らしい拍手で迎えられます。その時のカイルの何とも冷めた表情。そう、どうでもいいのだ。娘は間違い無くいるのだから。そして見つかった後、乗客からは自分達が信じなかった、非を認める様な台詞やシーンは一切ありません。これでいいと思いました。お互いに他人はどうでもいいのだ、という描き方をしているんだから。監督はそんな幼稚なシーンは意図して演出しなかったんでしょう。そんな中、唯一代表として謝罪したのが機長である。客は個人個人感情があるだろうけど、機長は全乗客の生命の安全を守る義務から、信じなかった事を謝罪したのは妥当だと思いました。そしてあのアラブ人。誰も信じなかった、冷たい仕打ちを受けたカイルが見せたあの微笑みとほんとに微かな会釈は、カイルにとっては最大限の反応であり、互いに理解しあえた、謝罪以上の「和解」だったと感じました。不穏な雰囲気を孕んだ暗く冷たい地下鉄のOPから母娘揃って光の中へ向かって行くラストシーンとの対比が素晴らしかったです。
mikiさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-23 20:59:48)(良:4票)
235.若い頃、遊園地のお化け屋敷って好きじゃなかった。
ちっとも怖くないから、ショボさだけが目に入っちゃうから。
「初デートで初めて手を握り合い...」なんて妄想が実現しなかった恨みもあるw。
でも、結婚して、子供が小さい頃に行ったお化け屋敷は楽しかった。
入る前、子供が「怖くないかな~」って不安そうな顔で言って、自分が「お父さんがいるから大丈夫だよ~」って言う。
で、出てきた後、子供が「全然怖くなかったね!」で笑顔で言うのが楽しかった。
遊園地のお化け屋敷って、むしろ怖かったらいけないんだってことに気付いたもんだった。
え?何が言いたいのかって?
この映画は、「見る前は怖そうだったけど、全然怖くなかったね!」って、見終わった後に笑顔で語り合いのできる映画だっていうこと。
自分は楽しめた。公開時に映画館で見たかったなあ。
まかださん [DVD(吹替)] 7点(2011-12-11 02:53:17)(良:3票)
234.この飛行機には機内食もでないのか。
mimiさん [映画館(字幕)] 5点(2006-02-16 01:31:01)(笑:3票)
233.《ネタバレ》 演技や演出等については悪くはないけど、観終わった直後の感想は「なんだかなぁ」という一言にしかでてこない。とにかくこのプランは稚拙以外の何物でもない。
【以下完全ネタバレ】①離陸してフォスターはすぐに後ろの座席に移動して寝たが、もし後ろの座席に移動しなかったら、この計画は実行できたのだろうか。移動せずに窓際に娘を座らせて、横に母親が寝ていたら、とても連れ出すことは不可能。なぜ客室乗務員が共犯にいるのに、あんな真ん中の席にあの親子を配置させたのかが理解に苦しむ。親子連れの先入れを利用して、奥の目立たない席でかつ娘を連れ出しやすい席に配置させる位のことは必要だろう。結果論としてうるさい子どもの陰に隠れてジュリアが目立たなかったことが幸いしただけで、普通ならばあんな母親似の小さい可愛い子どもには誰か気づくはず(飛行機に32以上の子どもが乗っていたとして)で完全犯罪にはほど遠い。
②フォスターのバックグラウンドが描かれていないのでよく分からないが、旅行中でもなさそうなフォスターの旦那を殺せば、なぜアメリカに棺で戻るということが事前に分かるのかが不明。共犯に安置室関係者がいるのならば、旦那を殺す必要はなくただ事故死の情報を貰えばよいのではないか。そもそも航空保安官や客室乗務員がいるのに、わざわざ棺を利用する必要があるのだろうか。そんなにチェックが厳しいのか。そもそもフォスターが棺を開けっぱにしなかったら、この計画はお終い。
③娘がいたところに確か男と女が調べに来たはずだが、仮に共犯が調べに来ていたのならば少しは納得できるが、あんな目立つところに娘をおいておく神経がよく分からない。娘が見つかったらこの計画は全てお終いなのに。
④正当防衛とはいえ人一人殺した上に、三人に対して殴りかかり、飛行機内をメチャクチャにして乗客400名以上を恐怖のどん底に叩きこんだフォスターの行動には引くのに最後の感動ストーリーはないだろう。アラブ人可哀相すぎ。
⑤フォスターをハイジャック犯にしたてた後に爆弾で殺したとしても、その後、口座から金を引き出した瞬間逮捕されるのがオチ。
〇消えた子どものネタはいいネタなんだが、「フォーゴットン」といい、この映画といい使い方が間違っている。最初は「シックスセンス」の方式で攻めて、ラストにとんでもない大どんでん返しが待っているようにしないと観客は納得しないだろう。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 4点(2006-01-29 01:00:52)(良:3票)
232.《ネタバレ》 面白い!これは母親の物語でした。娘を見失った母親が必死になって我が子を探す。わめく、泣く、怒鳴る、威嚇する、とにかくみっともないジョディー・フォスターを意外な思いで眺めていました。しかし最後になってようやく彼女の演じた「母親」がとても母親らしかったことに気がつきました。一般的に母親というのは「いい人」ではありません。極端なことを言えば全世界が滅びようとも我が子だけは救い出そうと考えるのが母親の本能なんだと思う。だから母親は仏教の世界では餓鬼地獄に落ちると言われたりもする。ジョディーが演じた母親は、乗客たちの安全よりも、とにかく娘のことを最優先に考えていた。その自己中心的な姿に共感する人は少ないと思いますが、私はこれこそ真の母親の姿だと感じる。反対に「男」という生き物は、いつも世間体ばかり気にしてカッコつけようとする。今回のジョディーは、本能をむき出しにした母親を演じていたように思います。そこに偽善が一切ないのが好感が持てる。まわりの迷惑を一切考慮せずに停電騒ぎをおこしたり、逆ギレしてアラブ人を犯人扱いにしたり、謝りもせず、お礼もいわず、ひたすら「娘~~!!」と叫びながら鬼気迫る形相で、善人の機長に食ってかかる母親はもちろん「いい人」じゃありません。乗客全員から悪意のこもった拍手をされているシーンが特に印象的です。しかし彼女は悪びれる様子もなければ自分の行っている行動に微塵の疑いも持っていない。それは「ははおや」だからです。全世界を敵にまわしても我が子を守ろうとする強い意志を感じました。私はそこに潔さを感じる。最後に殺す必要も無い犯人を爽快にぶち殺して、さっぱりした顔で娘を抱いて出てきた母親をみたとき、私は呆れるよりもむしろ感動してしまいました。いやはや痛快です。これぞ母親!これぞジョディー・フォスター!
花守湖さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-12 20:56:58)(良:2票)
231.《ネタバレ》 正直、予想した以上に面白かったです。最初から最後まで緊張感が途切れませんでした。少なくとも「フォーガットン」よりは真相が現実的だった点が良かったです。結局両者に共通するのは、母の愛が最後は勝つ、っていうことでしょうか。主人公が乗った飛行機のデザイナーで飛行機のことを知り尽くしていて、犯人と対決する、というプロットも以外と新鮮味がありました。他方、難点を言うとキリが無いのだけど、計画的に無理とか周囲が誰も娘に気がつかないのは変、などを除くとして、娘が窓にハートマークを書いた瞬間に、これってあの乗客消失の古典映画「バルカン特急」のパクリをやる気では、と予測させてその通りになってしまったこと。序盤でカーソンが、主人公に皮肉で「私も飛び降りたくなりますよ」と言った時点で、犯人が分かってしまったこと(なんでこいつは夫が墜落して死んだことを知っているんだ。これがなければ、その後に続く善人ぶった演技で、犯人だと気がつくのはずっと後になっていたのに)。あとは、やはり最後にアラブ人には一言詫びを入れるべきでしたね。アラブ人を疑ったことについては、完全に彼女の妄想だったのですから。そもそも、精神不安定の娘なら、飛行機で自分の座席の横に常に座らせて、抱いて寝ろよな、という気がしないでもない。「空いている席に移りましょう」とか言うところのわざとらしさが、どうしても鼻についてしまいましたね。
キムリンさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 15:47:41)(良:2票)
230.《ネタバレ》 某映画みたいに主人公が実はどうだったとかじゃないので、そういう映画を期待してると肩透かし食らって、更にその後の展開がおかしいので納得できないと思います。でも単なるサスペンスとしては普通に見れる映画でした。犯人の巧妙なテクとか対決とかいろいろ含めてとりあえずサスペンスしてましたし。でもラストあそこで起爆させるべきじゃないと思う。どうせ犯人閉じ込めた後娘を連れて外に出れば真相は明らかになるし、あれじゃ普通にジョディが殺人を犯したことになりますよね?大事な娘がいるのに何で。凶悪犯は死ななきゃ映画的に収まらないんですかね?その部分だけあまり納得できずにマイナスです。
亜空間さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-30 22:45:16)(良:2票)
229.《ネタバレ》 この映画を見た後、偶然NHKの番組でジョディーのコメントを聞きましたが、もともと主人公は母親でなくて、父親だったそうです。ジョディーがこの役をやりたくて、大幅に脚本を書き直したそうです。これで、この映画はよくなったのか、どうなのか。ぼくは、ジョディーはイラン事をしたなあと思います。
ジブラルタの星さん [DVD(邦画)] 5点(2006-11-27 21:27:45)(良:1票)(笑:1票)
228.《ネタバレ》 めちゃめちゃ面白かった~! いやあ、ホントこんな大興奮を映画で味わうのも何だか久しぶりだなあ。で、ニコニコしつつ、この部屋を覗いてみたら何と「平均点5.05」。どひゃ~。私にとってこれが最大のドンデン返しでした(笑)。ま、いいんですけどね。さてこの映画、ストーリー的には何かと「無理」がありますけども、一目瞭然の「無理」であって、当然、製作サイドにしたって百も承知の「無理」、なわけですね。そもそも、何がしかの「無理」が伴うのはミステリーの宿命(論理性を重視したエラリー・クイーンの作品だって、多かれ少なかれ「無理」がありますわなあ)。作品を面白くするための「無理」なら大歓迎!なのであります(面白くてしかもツジツマもあってればさらに良いけどね)。さて本作の何がそんなに面白かったか、というと、「崩壊の感覚」の鋭さ、ですね。我々が信じている世界、一見堅牢な世界が、根底から覆される時の不安とカタルシス。これを表現するのはミステリの得意とするところですが、本作はこの「崩壊」をこれでもかと連続的に我々にぶつけ、怒涛のようなサスペンス感覚を味わわせてくれます。まず、一緒に飛行機に乗ったはずの子供が「実は元々いなかった」という、現実の崩壊。次に、その「現実の崩壊」が実は犯人によって仕組まれた虚構であったという、第2の崩壊。さらに、主人公が犯行に気付き、「犯人による虚構」が崩れ始める、第3の崩壊。そこから一気に、主人公と犯人の対決へ。前半で丁寧に築き上げた世界が、二重三重の崩壊を経てクライマックスへ向かう時の、まさに滑り出したら止まらないような、このスピード感! 実に、映画らしい、映画ならではの“ミステリ”ではないでしょうか。本作のストーリー上の「矛盾点」は、この世界観を演出するため、必要な「無理」であるように思います。あと、最初の方で窓ガラスに指で絵を描くシーンは、ヒッチコックのアノ映画を連想させますよね。これはオマージュ?パロディ? いやいや、これも一種のミスディレクション、と言えるかも。つい、「このシーンが後の伏線になるのでは?」と思い込んでしまいましたから・・・。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-07 23:15:42)(良:2票)
227.《ネタバレ》 飛行機から人が消えるのかという謎がまず成功の最大要因かな。密室殺人と同様に、謎解きにワクワクします。そして母親の強さが良い。乗客が迷惑がるとか、乗務員の指示に従わずわがままとか、普段であればそうだが、娘の命を考えたら構っていられないのは当たり前でしょうね。必死さに無理がなく、最後のどや顔も美しい。荷物を持ったついでに文句の一つも言おうと思ったアラブのおっさんも美しさに言葉を失ったと解釈したが。
パセリセージさん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-27 22:33:22)(笑:2票)
226.確かにストーリーにはかなり無理がありまして、自分としては映画観てる間は全然気にならんかったんですけど、終わってからここを覗いて、言われてみれば、そーやわ、と後で気づいたんすけど、そーゆう無理が気になるお方にはオススメできませんが、それでも、久々のジョディ・フォスターの映画やし、ダメもとで観るわ~っとこれから、この映画を観られる方に少しでも楽しんで頂く為のプランをちょっと考えました。題してフライトプランを楽しむプラン。その1、まず、出来るだけ部屋を暗く、出来れば画面大きめで、5.1chなんかあれば最高、な映画館的環境で観ることをオススメします。そして自分は飛行機の中にいるんだとゆう気分を盛り上げてみてください。それだけでサスペンス映画よりパニック映画的な体感気分が味わえます。ジョディ・フォスターに感情移入できれば、一人パニックムービー。その2、どーか、ジョディ・フォスターのキャラを好きになって、あげてください。確かに彼女は娘がいなくなりウザイほどパニクりますが、そんな彼女を冷ややかな他の乗客目線で見るのではなく、彼女自身の目線で鑑賞出来れば、迫力あるジョディ・フォスターの演技と絡まって、ちょっと泣けたりします。自分の命より大事な人が突然いなくなったら、って想像するとパニクれます。その3、以上の観方で前半うまくテンションがあがれば、それを持続させたまま一挙に後半を乗り切ってください。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-24 23:05:50)(良:2票)
225.《ネタバレ》 面白かった!
これは「母の愛」を描いた映画だと思います。
ジョディフォスターの圧倒的な存在感にやられました。

これは、人間の集団心理をすごくうまく突いた作品ですね。
記憶というのは非常に曖昧なものだから、たとえあの乗客の中に娘を見てた人がいたとしても、客室乗務員を始めほとんどの人が「見ていない」と証言されたら、「うん、自分も見てないかもしれない」「他の子と間違えただけかもしれない」と思わざるを得ないですよね。
離陸したのも夜だったから、寝る人もいるだろうしこどもが一人消えても気づかないことってあるのかもしれないし。
ただ、アラブ人を犯人扱いした上に、その後謝罪しないというのはどうかと…。機長だってちゃんと謝罪したのになぁ。この点が残念です。

他にも色々と「オイオイどうなんだよそれ?」という部分もあるけれど、全編を通して時に迷惑なほど(笑)、「母の愛」を感じる作品でした。
もしこの作品が「シックスセンス」的なオチで、娘は実は死んでました、精神が不安定な母親の狂言でしたって結末だったら、本当にただの迷惑パニック映画に成り下がると思うんですけど…。

飛行機に乗ってから娘が出てきたのは最初と窓ガラスにハートマークを描いたシーンくらいなんですよね。
しかも、母親以外の人間は娘を見てないと思わせる撮り方なので、結構そういうオチを期待されてた方が多いみたいですが、そういうオチじゃなくてよかったって思うのは私だけですかそうですか。
みさえさん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-30 10:32:58)(良:2票)
224.《ネタバレ》 飛行中の旅客機の配線をブチブチやったりかなりヤバい主人公、初見で随分無理筋な展開ながらも何故か引き込まれた作品。ネタバレしているにもかかわらずまた引き込まれてしまうのは、誰にも理解してもらえない孤独な母親についつい感情移入してしまうからか?最後に大破した旅客機から一人、娘を抱いての登場には思わずスタンディングオベーション。やっぱりサスペンスミステリ―のヒロインはジョディ・フォスターです。
ProPaceさん [地上波(吹替)] 8点(2019-01-14 21:40:49)(良:1票)
223.《ネタバレ》  母親っていうのは、子供のためであればおかしなくらい理不尽になれるものかもしれません。そういった意味では、ジョディ・フォスターは見事なまでにリアルな母親を演じていたと思います。
 そのリアルな母親だったからこそ、一緒に騙されました。
 ぼくはもう途中で完全にパニック。
 だって、あの母親だったらありえるじゃないですか。すべてが妄想だったってオチ。
 「え?娘は死んでいる?まさかすべて母親の妄想だったのか?」
 ってな感じで・・・お恥ずかしい・・・
 ですので、もう娘が出てきたときの衝撃といったらそりゃあもう。
 僕は単純なので、一緒に騙されて、一緒に「よっしゃあ」って思って、最後爽快で、アラブ人にはちょっとだけごめんね、って思いました。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-25 12:39:05)(良:1票)
222.《ネタバレ》 あ~面白かった。
後半は普通な感じだったけれど。
いや、僕は変な勘違いをしてた。
予告を間違えて解釈し「ジョディフォスターと少女以外の全員の乗客が消える」という内容だと勘違いをしていた!
もしそうだと「空飛ぶ機内で姿を消した乗客たちはどこへ!?」といった物凄い謎が立ちはだかるのだから、それを見るのを凄い楽しみにして今まで鑑賞するのを先伸ばしてきた。
しかし、いざ見てみると消えるのは少女一人!自分の中でかなりのスケールダウンにガックシ(これは自分の問題)。
、、、話は変わり冒頭の地下鉄の空虚な雰囲気は好きだった。
あとジョディと少女が航空機の窓から見つめる場面が美しすぎた。
ジョディさん歳とったなぁ。この映画を見るちょっと前に「白い家の少女」をみたからそう思ったのかも。
ところで刑事さんは眠たそうな目をしていた。
僕はジョディに感情移入していたときは、かなり気まずかった。
日本語吹き替えでボソボソっと言う背景の言葉が胸に突き刺さる。
人は本当に愛するもののためには自己中になる。それは必死というのか。
しかしそんな必死なジョディを見ていると、周りの誰かにふと感情移入の矛先が変わり、
「この女うるさいなぁ」「周りの人が迷惑しているぞ」になってしまう。
これは自分の心の冷たさである。
なんのこっちゃ。
ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 5点(2010-07-13 03:05:36)(笑:1票)
221.バルカン超特急のサスペンスを、タービュランスの女の強さを、エア・フォースワンのアクションを、シックス・センスの不安感を、強い強い母の愛でまとめあげた作品のように感じた。それぞれのエッセンスの相乗効果で、最後まで目の離せないスリリングな快感を味わえた。それなのに平均点のあまりの低さに、9点献上をめげそうになった私はジョディかあさんの強さを見習わなきゃ。。
さそりタイガーさん [地上波(吹替)] 9点(2008-04-30 20:56:30)(良:1票)
220.《ネタバレ》 ●「スイッチを押して1秒で爆発する時限爆弾に1点」w
●事前から飛行機の機内構造研究をしていた犯人が対爆弾用個室の存在を知らないということに1点。
●女の子が誰にも気付かれないまま席まで移動できたことに1点
●女の子を犯人が誰にもばれないように抱き上げ移動できたことに1点
●一介の警官が遺体管理の所長とスッチーを買収できたことに1点
●911直後に手錠を機内に持ち込めたことに1点
●預け荷物に爆弾と銃を持ち込めたことに1点
●設定先行で、結局まとまりきらなかったシナリオとはいえ、中盤までその設定に、ただ忠実に、クオリティーと緊張感を与えまくったジュリアの女優魂に3点w
●あの程度の爆破なら、子供の死体が残ることに1点
●喋りすぎで解釈を強制する心理カウンセラーに1点。
●できれば後半は、犯人は警官だと思い込ませて、勘違いだったという間をいれておいて、銃に偶然気付いて、頭を超使う心理戦という展開をしてほしかったなあ。
●友達と観ていたら、観た後の突っ込み大会がたのしそーだなーと
しみじみ思ってしまいました。というわけで、映画点数は4点で、初デートに会話がはずむ点数が11点って、ことで♪



夢の中さん [地上波(邦画)] 4点(2008-04-13 05:34:03)(良:1票)
219.《ネタバレ》 あれだけ必死になって助けた娘が大爆発でも目を覚まさずに意識不明なのに病院にも連れて行かない そして目を覚ましていった一言が… ありえない
マーガレット81さん [ビデオ(吹替)] 4点(2008-04-07 23:47:36)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 238人
平均点数 5.03点
031.26%
110.42%
2145.88%
33414.29%
44016.81%
55723.95%
63815.97%
73012.61%
8114.62%
962.52%
1041.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.30点 Review20人
2 ストーリー評価 4.26点 Review34人
3 鑑賞後の後味 4.06点 Review31人
4 音楽評価 4.05点 Review17人
5 感泣評価 2.05点 Review18人
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