シンドラーのリストのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 シ行
 > シンドラーのリストの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

シンドラーのリスト

[シンドラーノリスト]
Schindler's List
1993年上映時間:195分
平均点:7.81 / 10(Review 373人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-02-26)
ドラマ戦争ものモノクロ映画歴史もの実話もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-18)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督スティーヴン・スピルバーグ
演出山田悦司(日本語吹き替え版)
キャストリーアム・ニーソン(男優)オスカー・シンドラー
ベン・キングズレー(男優)イザック・シュターン
レイフ・ファインズ(男優)アーモン・ゲート少尉
キャロライン・グッドオール(女優)エミリー・シンドラー
エンベス・デイヴィッツ(女優)ヘレン・ヒルシュ
ノーバート・ウェイサー(男優)アルバート
マルゴーシャ・ゲベル(女優)ヴィクトリア・クロノーシュカ
アンジェイ・セヴェリン(男優)
フリードリッヒ・フォン・サン(男優)
マーク・イヴァニール(男優)
アーウィン・レダー(男優)SS将校
堀勝之祐オスカー・シンドラー(日本語吹き替え版)
上田敏也イザック・シュターン(日本語吹き替え版)
田中秀幸アーモン・ゲート少尉(日本語吹き替え版)
弘中くみ子エミリー・シンドラー(日本語吹き替え版)
佐久間レイヘレン・ヒルシュ(日本語吹き替え版)
梅津秀行ポルデク・ペファーベルグ(日本語吹き替え版)
糸博ユリアン・シェルナー(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ミラ・ペファーベルグ(日本語吹き替え版)
巴菁子カジャ・ドレスナー(日本語吹き替え版)
秋元羊介(日本語吹き替え版)
小島敏彦(日本語吹き替え版)
清川元夢(日本語吹き替え版)
大滝進矢(日本語吹き替え版)
小室正幸(日本語吹き替え版)
幹本雄之(日本語吹き替え版)
小関一(日本語吹き替え版)
茶風林(日本語吹き替え版)
津田英三(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版)
伊藤栄次(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
石井康嗣(日本語吹き替え版)
小野英昭(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・ザイリアン
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
ジェラルド・R・モーレン
製作総指揮キャスリーン・ケネディ
特殊メイクマシュー・W・マングル(メイクアップ・アーティスト)
特撮ILM/Industrial Light & Magic
美術アラン・スタルスキ(プロダクション・デザイン)
エヴァ・ブラウン(セット装飾)
衣装アンナ・B・シェパード
編集マイケル・カーン
録音アンディ・ネルソン[録音]
チャールズ・L・キャンベル
スコット・ミラン
字幕翻訳戸田奈津子
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
あらすじ
1939年、ナチス党員でもある一人のドイツ人実業家、オスカー ・シンドラー。 軍の幹部に取入り、工場経営に乗り出した彼は、ユダヤ人という無償の労働者を使うことで事業の成功をみる。だがナチスの非道によるユダヤ人の惨状に次第に心を動かされ、救済の使命感を持つようになるのだった。原作はトーマス・キニーリーの『シンドラーズ・リスト─1200人のユダヤ人を救ったドイツ人』。シンドラーによって生き延びた人物の話しをもとに書かれたこの原作に忠実に、スピルバーグが映像化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678910111213141516171819
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
373.《ネタバレ》  当たり前だが、歴史は勝者が作るものだ。もう10年以上昔になるが、ホロコーストのガス室が実在したのかと疑問を投げかけた雑誌が廃刊に追い込まれる事件があった。当時はなんて不謹慎なことを言うのだと思ったものだが、ホロコースト神話は戦後ユダヤ人が作った可能性が高い。南京30万人大虐殺と同じぐらい胡散臭い。ってことを考えるとこの映画は、単なるプロパガンダ&フィクション映画として見たほうがいいと思う。アメリカ映画資本は、ユダヤが占めているのだろう。定期的にユダヤ人を悲劇の主人公にした映画が作られ、大量宣伝のもとに日本に入ってくる。戦後のドイツ人にした仕打ちやパレスチナ人に行ったことを題材にした映画も作られればいいのにな。今でもホロコーストを否定しただけで逮捕される国があるという。日本に生まれてよかったね。
パオ吉さん [DVD(字幕)] 1点(2008-02-17 01:06:35)(良:4票)(笑:3票)
372.日本製テレビアニメのような、具体的で説明的すぎる作りにせずこういった題材で作る手腕があったというところが凄い。映像面ではスタッフの力量による部分が大きいと思うが、元々映画は監督個人のモノではないのでそれも含めて凄い。

賞狙い、と揶揄去れがちな本作ですが、多くの関係者が狙っているわけです。元々。なにも悪いことではないです。それに93年に映画に触れたすべての人をがっかりさせる発言ではないかと思うので賞狙いという言葉はいかがなものかと思います。これ以外の作品も狙ってとれなかったわけです。お金を掛けて狙ってとれる賞ではないことを誰もが知っている海外では非常に評価が高いですし、実際精巧に作り込まれています。

少年少女をターゲットにした映画が得意とされ、その評価が固定してしまった監督が、娯楽作品をストップしてやりたかったこと、長年暖めてきたものを撮って良い立場を得るまでに大変な困難があったことは想像に難くありません。どうか日本独特のフィルタを通さず本作品を見てください。
黒猫クックさん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-15 14:38:49)(良:4票)
371.《ネタバレ》 私はこの映画を戦時における美談モノとしては価値を見出していない。それよりも「非常時において普通の人間はどのように変貌し得るか」というテーマを描いたものとしてみるときにこそこの映画は輝いて見えるような気がするのだ。
実業家オスカー・シンドラーと収容所長アモン・ゲート。二人はこのような非常時でなければ多分極普通の人間としてその生を全うしたのかもしれない。むしろ怪しげな山師的性格のシンドラーよりもゲートのほうがきっと真面目で世間により認められる人間になったとしてもそれは別におかしくもなんともないことだったろう。
だが、この狂気の時代にゲートはその気分で人間をあやめても平気な悪魔になり、山師シンドラーはその財(もともとユダヤ人を助ける羽目になったそもそもの目的)すらも投げ打ってユダヤ人を助けるのに奔走するようになる。この展開は本人すら思ってもみなかったことであったろうに。
悪魔のようなゲートにすら良心の呵責がまるでなかったわけでもなかろう。確かゲートがシンドラーにこんなふうに尋ねるシーンがあった。
「どうして君はそんなに満ち足りていられるのか?」
「それは赦しているからだよ、君にも出来るだろう?」
・・・君にも出来るだろう?だがそれを実行しようとゲートは試みるも、挫折し、またも些細な失敗をした囚人を虫けらのように殺してしまう。結局はその「赦している自分」に「今更そんなことをしたところで遅い」という悪魔の声がささやいたのかもしれない。今更!オレはもうとりかえしのつかないところまできてしまっているというのに!そんなことをしてどうなるというのだ?!と・・・
狂気の時代は、平凡な人生を送るはずだった人々を悪魔のような大悪人にもし、その反対に信じられないような善行を積むきっかけを与えたりする。もしも、もしも私がそのような時代に不運にも生きなければならないことになったら、そしてもしも普通の凡人の道を踏み外さねばならない事態になったとしたら、どうか悪のほうではなく善のほうに足を踏み出せるように・・・その勇気がひとかけらでも私の中にありますように・・・と、そんなことを考えさせてくれたのがこの映画。偽善的・あからさまな賞狙いなどいろいろな批判もある中、確かに私にとってはそれ以上のものがあったと、私自身は確信している作品である。
ぞふぃさん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-15 17:23:05)(良:4票)
370.「何ぃ?。アカデミー賞狙いのどこが悪い!オスカー欲しくない監督がいるんなら顔見てみたいね。だいたい、狙って取れるような賞じゃないぞ、あの賞は。」「まあまあ、そうムキにならずに落ち着いて下さい。別に、あなたの事を言っているわけではありませんよ、スコセッシさん。」
パセリセージさん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-03-24 23:46:01)(良:3票)(笑:1票)
369.《ネタバレ》 やはりシンドラーとユダヤ人従業員たちとの別れのシーンが一番印象的。もっとも偽善的に見える演出、セリフ、シーンかもしれないが、実はあの瞬間から、ユダヤ人たちには通常の日常が、シンドラーには本当の地獄が始まる。敗戦までは、明日をもしれない緊張感で気がまぎれていたかもしれないが、いざ平和になると、助けた人の数よりも、助けられなかった人への悔恨がふくらんできて、始終彼を悩ましただろう。金のボタン1個で人が1人救えたという勘定をしてしまうくらいだ、何を見ても聴いても、ことごとく人間の命に換算してしまったろう。幸せになれるわけがない。案の定、その後は結婚も事業も全てうまくいかず、晩年は不遇だったというテロップが流れる。彼は大勢のユダヤ人を救ったけれども、逆に彼らがどれほどの人数をもってしても、たった1人の恩人を救うことはできない。この矛盾は、あのラストでいぶし銀のように光っている。達成感のない偉業というのは、悲惨だ。
tonyさん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-25 09:57:38)(良:3票)
368.スピルバーグの第2のデビュー作とでも呼びたくなる、渾身の力作。本当に撮りたい映画を、本当に撮りたいように撮る(あるいは「撮らなければならないように」撮る)。熟練の映画人が集まり、新人のごとき意気込みで撮る。そんな時に、こんな映画が生まれるのでしょう。主人公は、一見何ということもない商売人、オスカー・シンドラー。しかしこの映画には、真の主人公が別にいて、それは数多くのユダヤ人たち。いや、そのユダヤ人の“数”というものこそが、本当の主人公のように、我々を圧倒します。その2つの“主人公”の交差が、この映画のドラマであります。この映画には、山と積まれたナベ、略奪された品、散らばる鞄など、数を象徴するものが色々登場します。顔写真の山。そして、連行される生身の人間たち。死体。これに対し、後半、シンドラーが救おうとするユダヤ人もまた、1100人いう数字で表現される。そしてその上での「あと10人、いやあと1人が救えなかった」という重い事実が、シンドラーに、映画全体にのしかかります。この映画、モノクロ作品ですが、パートカラーの効果がまさに圧倒的。高みから町を見下ろすシンドラーの視線の、その遠い先に、赤い服の少女が映された瞬間、その生々しさに、鳥肌が立ち、涙が出ました。このパートカラーの意味は映画後半で明らかになるのですが、それを抜きにして、印象に強く残るシーンでした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-08-23 14:42:46)(良:3票)
367.ナチスによるホロコーストを描いたものとしては現在最上の作品ではないでしょうか。この作品の前では他の作品の描写のなんと生ぬるい事でしょう。あたかも記録フィルムをつなげたようなモノクロの映像から伝わるリアリティはカラーで撮影された他の同種テーマの作品の方が嘘っぽく見えてしまう程の実在感があります。この、リアリティを追求するために敢えてモノクロで撮影するという発想自体が常人離れしていますが、実際に映像にこれだけの説得力を持たせられたという事実は賞賛に値すると思います。後世同種のテーマを扱った「戦○のピ○ニスト」という作品も作られましたが本作の前ではどうしても見劣りがします。ポ○ン○キーの実体験でさえスピルバーグのイマジネーションの前にかすんでしまったという事でしょうか。後半の展開が偽善的過ぎるとか明らかな賞狙いだとか散々批判されましたが、例えフィクションを交えてるとはいえホロコーストの本質を正面からこれだけ描こうとした意気込みは評価されてよいと思います。実際下手な記録映画を見せるくらいならこの映画を見せた方がよっぽど戦争の残酷さが体感できる筈。監督への好き嫌いはこの際横に置いて、一人でも多くの人に見てもらいたい1本。
MELさん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-07 03:20:45)(良:2票)(笑:1票)
366.ひさびさに泣きました。このような映画を娯楽として楽しんでいる自分に-1点(←偽善的)。皆さん偽善偽善と書かれてますが、いったい誰が偽善者なの?そりゃシンドラーさんは苦い偽善の味を噛みしめたはず。だって全員は助けられないんだから。映画監督は観客を楽しませるために映画を作ってるんだから、偽善という評価は当てはまらない。この映画を楽しめず、「偽善だ」としか評価できない人こそが、偽善者でしょう。この映画を観たら、ほかに考えるべきことがあるはず。これは評価されてしかるべき映画と思います。
よしふみさん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-06 12:44:47)(良:3票)
365.「ET」以降のスピルバーグは全然面白くないのでこの映画もずっと敬遠してたんだけど、素直に感銘(「感動」とはちょっと違う)を受けましたね。「カラーパープル」や「プライベート・ライアン」にはしらけたけど、本作には彼なりの魂がこもってたと感じました。どの辺にって言われても説明できないんだけど。劇中でシンドラーが「アーモンだって戦争中でなかったら普通の男だ。戦争は人間の一番悪い部分を引き出す。」って言ってたのが印象深かったです。特別な人間でなくても、人は環境によってあそこまで残忍になれてしまうんだなぁ。決して他人事では無いと思いますよ。自分自身の良心に「それは果たして自分の意見か?」と問い続けなければ、今の世の中簡単にマスコミやらなにならにマインドコントロールを受けてしまうんですから。そしてシンドラーが行った「偽善?」は悪い事?もしそうなら彼はどうすべきだったのでしょう?「一人の命を救うものが世界を救う」というのは素晴らしい言葉です。まさにイラク情勢に関してなんか「多少の犠牲はしかたない」って姿勢が米国だけでなく日本にもあるように感じますし。そう考えると、この映画では特に崇高な志を持った人ではなくシンドラーという金儲け主義の普通の人間が主人公であることに大きな意味があると思います。
黒猫クロマティさん 7点(2004-09-02 11:42:01)(良:3票)
364.《ネタバレ》 今まで俺はスピルバーグ作品を本当にたくさん観てきた。時には「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズ」などのシリーズでワクワクさせてくれて、「ジョーズ」や「プライベート・ライアン」では自然・戦争の恐怖を教えてくれた。この「シンドラーのリスト」は、これらでは後者のほうに当たるが、映画自体はそれまでのスピルバーグ作品の風習とは全く違っていた。ほぼ全編モノクロで当時の実写映像を見ているかのような感じでリアルさがより伝わってくる。この手法は大正解だったと思う。ユダヤ人虐殺を題材にした映画は、俺はこれまで「戦場のピアニスト」しか観た事は無かった。勿論あの映画も非常に良い仕上がりで衝撃も高かったんだがこの映画での衝撃はそれを超える。特に「赤いコートを着た少女」。モノクロの映像の中で1人カラーで逃げ回る彼女が後に死体焼却の場面で死体となって現れる姿を見て、普通の全編カラーで観る時よりも遥かにショックが高かった。あの所長のアーモン・ゲートだが、劇中で彼がやっている事は決して大袈裟な表現ではなく全て事実。暇つぶしとして気に障るユダヤ人を次々と撃ち殺すと言う信じられないような行為も平気で行う姿には、当時のユダヤ人の人権がどれだけ無視されてきたのかが痛烈に感じ取れた。俺も含めて誰もがシンドラーの行動は正義の行動と思われていたが、ラストで彼が「もっと多くの人を救えたはず」と叫び泣き崩れるシーンには、「自分のした事を決して偉いとは称えず、自分がもっと早く行動を起こしていれば更に多くの人が助かるはずだった」と自らを責める姿勢に心を揺さぶられ、俺自身も涙が出た。最後にシンドラーの墓を大勢の生存者が参拝するシーンを見て、このユダヤ人虐殺は何百年も前の事ではなく、本当に最近起きた出来事なんだと改めて感じた。この事件を風化させまいとノーギャラでこの映画を製作したスピルバーグの不屈の精神に敬意を表して10点を捧げます。
エージェント スミスさん 10点(2004-08-28 13:07:02)(良:3票)
363.最後のカラーになるシーン。スピルバーグは未来に残すためにあのシーンを入れたんですね、きっと。どんなに実話に忠実でもこれは映画だよねって安心して見ている側の心理なんか、本当にあの地獄を耐え抜いた人たちが生きて歩いてるところを見ると吹っ飛んでしまうよ。もう皆さん高齢だしあの人たちが全て死んでしまったら、昔こういうことがありましたで終わってしまいそうになるんだけど、それがただの歴史ではなくて現実だったんだと認識させてるのが最後のシーンだと思う。映画としてはあのシーンはいらないと思うんだけど、50年後、100年後には必ず価値のあるシーンになる。
たろささん 9点(2004-06-21 00:30:05)(良:3票)
362.《ネタバレ》 女子供や老人や弱者(に見える者)が無残に殺されれば、そこだけを見ると「なんて酷いことを!」と思うのが普通の人情。しかし、それはどの戦争や殺戮においても同じことです。では、ユダヤ人の場合、なぜそんな蛮行の標的にされたのか、そこのところをよくよく考えてみたことはあるだろうか? ユダヤ人についてあれこれ調べて行くと、信じられないようなことが次々と出てくる。僕がユダヤ人についてホロコースト以外の事で最初に知ったのは、金貨や金塊を通貨として使用していた時代に、それを金庫に保管して預かり証書を渡す仕事を始めたのがユダヤ人ということ。そして実際の金より軽くて携帯しやすい証書がそのまま通貨の代わりになっていき紙幣となっていったこと、金庫の中にどれだけの人のどれだけの金が入っているかを知っているのは金庫を持つ自分のみであることをいいことに、ユダヤ人は金庫の中身と無関係にいくらでも紙幣を刷って利子をとって大儲けするようになったということだった。この仕組みが現在異常な世界的不況や貧富の差を生み出す元になっているらしい。そこからユダヤについて調べていくと、ユダヤの教典タルムードってものがあって、「ユダヤ人のみが人間であり他は家畜」「世界はユダヤ人のみのためにある」「汝殺すことなかれとは、ユダヤ人を殺してはならないのであって、他の人間は殺しても構わない」みたいなことが書かれているらしい。凄い人種差別ですね。こういう民族が総スカンくらったりするのは当然なんじゃないかなーと思ってしまいました。「だからってユダヤ人全てが悪いわけじゃないし、幼い子供に罪は無いのに」という声が当然予想されますが、ホロコーストは本当にあったのかすら疑問の余地が出てきています。ヒトラーがなぜホロコーストに走ったのか、彼の正体を調べようとすると、またまた信じられないような情報も出てくる。ヒトラーを祭り上げる群衆や資金援助をしていたのがユダヤ人って本当?! とビックリな情報もあるし、敵対する両勢力(国)にユダヤが資金提供して戦争をけしかけてボロ儲けなんて話も聞いたりすると、「ユダヤ人はヒトラーにひどい殺され方をしたんですとか言える立場なのか?」と思うようになり、むしろ、ユダヤ人の方が今の僕には怖くて忌むべき存在として疑わしく思う。何が真実であるかを確かめるのは本当に難しい。しかし、だからこそ、一方的にユダヤが被害者ぶっているだけの物語は疑問の余地が多すぎる。エジソンが特許料を請求するのから、払うべき金を払わずハリウッドに逃げて映画を作って儲けてきたというユダヤ人たち。この人たちが育てた映画産業自体、ずっとプロパガンダに利用されて戦争を煽り支えてきた道具にもなった。実際、この映画に出てくる赤い服の女の子は事実の描写なのか? (しかもシンドラーの本筋と無関係だし)。仮に事実だとしても、それはヒトラーだけが起こした悲劇ではなく、どの戦争でも殺戮でも同じような犠牲者は存在する。道徳心を失ってはならないが、マインドコントロールされてもならないと思う。反戦を描けば何でも良品というような評価は嫌いです。ユダヤ人大虐殺を扱った映画は数多く存在するが、ユダヤ人が何故それほどに憎まれたのかを説明してくれる映画と僕はまだ出会ったことがない。歴史的事実を扱ったとされる映画には、それが間違いなき真実であるかどうか、意図的に目隠ししている部分は無いのか、疑いの余地を持って見る目が必要なのではないかと考えるようになった。その点で、この映画の物語の描き方はアンフェアであり扇動的であり、歴史事実を考察する上での価値はかなり低いと考える。ラストの映像もなんか素直に受け取れない。この作品を仕上げるために『ジュラシック・パーク』の編集をルーカスに任せたというのは本当の話なのだろうか? 本当なら嫌な話である。
だみおさん [映画館(字幕)] 0点(2009-12-15 23:56:34)(良:2票)
361.人類史上指折りの悪行を描くのにお涙頂戴のシーンを入れてエンタメとして描くとは何事か?という批判は無視できないと思う。不必要にハラハラさせて安っぽくて不謹慎というのもあながち間違いではないかもしれない。賞狙いの意図や技巧的な部分のあざとさを感じ取れないこともない。でも、私は学生の頃、本作を観て映画館で泣いた。シンドラーが列車に水をかける行為にすらジーンとした。そのことで今でも私は恥ずかしいとは思っていない。単純なバカと思われても結構だ。本作は監督の出自からして、己の信念とアイデンティティをかけて作った映画であるに違いない。感情的に作った映画だろう。そこに不誠実な所は感じられない。スピルバーグのカメラは登場人物目線で、まるでその場で見ているかのような、いわば現実以上の臨場感、リアリティを映し出す。本当に撮りたいものをエンタメ畑で鍛え上げられた腕で撮った彼によらなければこんな心のこもった映像作品は作れないだろう。思うに、本作を貶める一方で客観的であるかのようにみえる冷静で多角的なドキュメンタリーを過大評価すべきではない。「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いに論理的に答えるのは不可能だが、この映画は個人の尊厳を踏みにじる行為が悪であるのは間違いないと理屈抜きに観客に確信させる。虐殺や人種差別の悪逆非道を憎む当然の感情を呼び起こし、その正当性を確認する。本作が偽善ならば偽善のどこが悪いのだろう?。この映画の力の前で偽善と言うのは空しいと思う。 その衝撃と強度によって芸術は倫理を支える力があると私は信じる。
しったか偽善者さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-27 19:21:21)(良:2票)
360.《ネタバレ》 実はこの映画を見てからもうしばらく経つが、あまりにも一言二言では表すわけにはいかない作品なので、レビューをしようとしてもなかなか上手くいかなかった。つたない言葉ではあるけど、記憶をたどってやっとレビューしてみようと思う。私はユダヤの映画が好きだ。どんな映画が好き?と聞かれてノンフィクションと答えるとかなり高い確率でシンドラーのリストは見たかと聞かれた。まだ見ていないと答えると見るべきだとたくさんの人が言った。ずーっと見ようと思っていたけど、その度に何故かためらう。暗い気持ちになる準備がなかなかできていなかった。レンタル屋でこのDVDを何度手にしたか。その度に「この中には凄まじい残酷が詰まっているはずだ」というまだ見ていないにも関わらず思い込んでしまっていた。そんなことを繰り返して何度もたったある日、遂に見ることにした。夏の夜中に一人で見た。3時間も経っていたとは。全然長さを感じず過ぎてしまった。まず白黒っていうのが良い。カラーよりもずっとリアルに写っただろうと思う。その証拠が赤いワンピースの少女のシーン。あのシーンは残酷ですよね。全裸で走らされるユダヤ人達の群れ。シューティングゲームのように無差別に狙われ打たれる人々。それをあたかもひとつのストレス解消法のように楽しむ中佐。地下のトイレに息を潜めひっそり隠れる少年。それらのシーンが印象的で今もなお鮮明に焼きついて忘れることができない。また、ラストにもっと多くの人を救うことが出来なかった自分にいらつき、後悔に暮れ泣き叫ぶシンドラーの姿はこの映画の鍵と言うか、なんというか言葉が浮かばないが、とても重要なシーンとしてみなさんの記憶にしっかりと残っているのだと思う。私も思わず泣いた。最後の最後にシンドラーによって命を救われた人々が出演俳優とシンドラーの墓に石を置いていくカラーのシーンもまた良い。実際の人々が出演することでこの人があのシーンの人か、あの少年は今は私の父親世代のおじさんになったんだ、とか時代の流れを感じることが出来るから。とにかくいい映画を見せてもらった。映画で歴史を知るってなんて素晴らしいことなのだろうと再度実感した。シンドラーの行動によって生きることが出来た人達の子孫がこの世に存在する限り、自分が生きているこの奇跡を知るためにもこの映画を次の世代に伝承して欲しいと願ってやまない。
未歩さん 9点(2005-01-12 21:09:47)(良:2票)
359.「偽善」の一言で切って捨てる。
永遠さん 2点(2004-07-22 08:43:59)(良:2票)
358.スピルバーグは基本的にモラルのない監督だ。暴力やセックスなどの映像表現の事じゃなくて、もっと根本的な部分の話。要するにジョーズが海水浴客を食い殺すのもTレックス&巨大トレーラーが主人公を追い掛け回すのも「観客を楽しませるため」と考えている節がある。彼は『ジュラシック・パーク』で、パークのオーナーにこんな事を言わせている。「ノミのサーカスから身を起こし、見世物興行なら何でもやってきた。だが一度だけ、客を本物で驚かせたかった」…このセリフは原作にはないので、スピルバーグが意識して付け加えたものと見ていい。おそらく「見世物監督」としての彼の本音だと思う。奇しくも『ジュラシック・パーク』の直後に本作が発表される。スピルバーグが見せたかった「本物」は『シンドラーズ・リスト』なのか…? 多分そうだと思う。彼は自分の欠点をよく承知していた。自分の苦手なタイプの人間を描く羽目に陥ると、途端に馬脚が出てしまうのだ。だったら徹底して外面から描こう。収容所の怖さを、内面ではなく外面から。トレーラーのように。ジョーズのように。Tレックスのように…それは成功しただろうか? ただの見世物に「本物」が持つ力を与え得ただろうか? 敢えて中間点をつけるのは、その評価がまだ脳内で出せないからでもあり、この作品に賭けた意欲と出来上がりのギャップを感じるからでもある。『シンドラーのリスト』以後のスピルバーグはまるで抜け殻のように無益な大作を作り続ける。テーマ性は薄く、表面的なモラルの衣までまとった映画を…この作品が転換点であったのは間違いない。作中でジュラシック・パークが崩壊したのと同じように、本物の力は創造者までも侵してしまったらしい。シンドラーは戦後、アル中になって報われない老後を送る。彼もまた、ナチスとは逆説的に《善》に憑かれた亡者であり、果たすべき役目を終えるとダメになってしまった…もしかして、今のスピルバーグはナチやシンドラーの「その後」の影に脅えているのだろうか?
エスねこさん 5点(2004-03-08 07:45:14)(良:2票)
357.誰がなんと言おうとこれだけの作品を作ってしまうスピルバーグ監督は天才だ。この撮影当時は「ジュラシックパーク」の撮影と同時進行して撮っていたというから信じられない。あえてモノクロにして、この当時のナチの言葉にできぬほどの非道行為をドキュメンタリーのように描いて見せる。戦争地域以外で誰もこんな現場を知ることはできないが、映画を見ることで多くの人がこの狂気を目の当たりにして嫌悪し、おぞましく思い、二度と繰り返してはならないとの思いを強くするだろう。シンドラーという一人の人間を通して奇跡的に救われたユダヤ人、救われなかったその何千倍ものユダヤ人、監督自身がユダヤ人であることでこの時代を記憶にとどめるべく渾身の思いを込めた映像に心から感動した。あの印象的な赤いコートの女の子は実在の人物で実話、他にも登場する子供の話は実話で、当人が撮影風景を見てそのままだと言ったそうだからエピソードの数々は限りなく真実に近いものがあるのだろう。最後に生き残った人たちがシンドラーの墓に俳優と共に石を置いていくシーンに涙が止まらなかった。今頃レビューを書いたので「戦場のピアニスト」を見るまでは、戦後ではこれが最高のナチ・ユダヤものだった。ポランスキー監督の作品は一人のユダヤ人の視点から見たもので、これも本作以上に監督の執念が伝わって圧巻だった。
キリコさん 10点(2003-12-21 17:14:00)(良:2票)
356.非常に鼻に付く、狙いすぎだし、気持ち悪く嫌悪感の抱く、コレだからユダヤは嫌いです。ユダヤのお涙頂戴映画ってナチのプロパガンダと一緒じゃないの。おまけに天国と地獄ですか、ある意味天国と地獄ではあるのだが、結局これがやりたかっただけじゃないの。
亜流派 十五郎さん 1点(2003-09-27 14:38:01)(良:2票)
355.スピルバーグが天才であることは認める。私も「ジョーズ」「E.T.」「レイダース」等は傑作だと思う。しかしこの手のドラマの演出の才能は皆無に等しく、観客は映画ではなく映画にある実話とされるエピソードに感動しただけである。それならノンフィクションの本を読んだほうがいい。(オスカー・シンドラーはユダヤ人を利用していただけで救う気はなかったのも事実だし)アカデミー賞を受賞したのはハリウッドがこれだけ稼いだ人物にはそろそろ賞を与えなければまずいとおもっただけ。いまのスピルバーグは金を稼げて賞を獲るためだけに映画を作っているに過ぎない(以前はそんなことはなかった・・・)この映画は駄作である。ホロコースト関連は他の映画・書籍をお薦めする。
nskwさん 0点(2003-05-16 17:12:38)(良:2票)
354.この映画を評価しない(というかできない)理由は2点。まず,第2次大戦当時のユダヤ人迫害の絶望的な様子が描けていないこと。スピルバーグ自身の意図は知らないが,妙に軽い。ダッハウ収容所跡で公開中のドキュメンタリー映画の方が数倍優れている。2点目は,偽善の臭いプンプンということ。これについては多くを語らないが,例えば94年2月に発生したヘブロンの虐殺を考えてみよ。スピルバーグはアラブ側の視点で第2の「シンドラー・・」を製作すればいい。
エリックさん 2点(2001-07-17 08:20:50)(良:2票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345678910111213141516171819
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 373人
平均点数 7.81点
020.54%
141.07%
251.34%
382.14%
471.88%
5184.83%
6308.04%
76016.09%
87820.91%
97820.91%
108322.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.96点 Review27人
2 ストーリー評価 8.47点 Review36人
3 鑑賞後の後味 8.10点 Review38人
4 音楽評価 8.53点 Review28人
5 感泣評価 8.36点 Review36人
chart

【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
作品賞 受賞 
主演男優賞リーアム・ニーソン候補(ノミネート) 
助演男優賞レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ受賞 
撮影賞ヤヌス・カミンスキー受賞 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]受賞 
音響賞アンディ・ネルソン[録音]候補(ノミネート) 
音響賞スコット・ミラン候補(ノミネート) 
美術賞エヴァ・ブラウン受賞 
美術賞アラン・スタルスキ受賞 
衣装デザイン賞アンナ・B・シェパード候補(ノミネート) 
脚色賞スティーヴン・ザイリアン受賞 
編集賞マイケル・カーン受賞 
特殊メイクアップ賞マシュー・W・マングル候補(ノミネート)(メークアップ賞として)

【ゴールデングローブ賞 情報】

1993年 51回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)リーアム・ニーソン候補(ノミネート) 
助演男優賞レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ受賞 
脚本賞スティーヴン・ザイリアン受賞 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS