41.パート2は前作に比べ、オリジナルストーリー色が濃くなっていた。だけど、やはり漫画からのエピソードをいくつか持ってきていて、いうなれば、漫画のエピソードをバラバラにして、独自に再構築して、そこにオリジナルな要素をちりばめた感じか。うー、実に評価に悩む。原作が好きなだけに。いや、僕は原作を最高におもしろいとは思うが、原作で泣いたことはない。だが、この映画では泣けた。脚本に穴があったりして、そこ説明になってないとか、原作の展開を無理やり入れ込んだなとは思うのだけど。ツツーっと頬をつたう涙。これはどーゆう事だ。役者の演技力?音楽の力か?それとも監督にしてやられたのか?パート1同様、映画の1シーンで、ここは原作のあのエピソードをもってきてるなとか、相変わらずチェック気味ではあったが、パート1よりは、映画の世界に入り込めてたみたいだ。地下鉄のすさまじい殺陣シーンや、必死で逃げるシーンなど、迫力も邦画にしては良くできてる。いや、邦画らしい迫力だった。この雰囲気は洋画に出せないと思う。そして、ラストだ。なるほど。これは相当がんばって出した答えではないだろうか?みんな元どうりでは陳腐すぎる。かといって、死んだままじゃ、せつなすぎる。ガンツ破壊?駄目だ安直だ。戦いは続いていく?ジャンプの打ち切りみたいだ。そう考えると、終わってない原作に、映画としてちゃんと結末を描くなら、もうこれしか解答はないかもしれない。でも、意表はつかれた。そーなっちゃうわけだ。観覧車のシーン、せつないが希望はある。そこにまた泣けた。しかたがない。負けだ。僕にとって面白いと認めよう。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-09-29 10:34:43) (良:1票)(笑:1票) |
40.前作は、「設定」というものに引きずられて硬直化してしまった、という印象。敵の奇抜さで何とか魅力を保ったものの、映画全体を通じて「本作の設定はこうなんです」と念を押され続けた挙句、そのまま終わっちゃった、という感じ。それに比べると、このPERFFECT ANSWER(なんだそうです)、話が変則的に広がり出して、その点では確かに楽しいのです。ま、敵キャラの魅力という点では前作の方に軍配が上がるかも知れませんけれども。電車の中や商店街といった日常に非日常的戦闘を持ち込む面白さは、前作以上でしょう。ただ。オチをつけようとした本作でより鮮明になってしまったのが、やはり、「死んでも生き返る」という“可逆性”の、つまならさ、です。まあ、神話性の体現として映画のクライマックスに一人くらい生き返る作品にまでケチはつけませんけれども、さすがにこのGANTZという作品、ここまで図式的にやっちゃうとマズいでしょう。盛り上がるものも盛り上がらない。映画の魅力って、基本的に、“変化”とか“非可逆性”とかの方にあって(引き返せない、取り返しがつかない)、それと対立しそれを強めるためにこそ“不変””可逆”が映画の中に配置されるのではないですかね(その逆も、ありうるかも知れませんが)。と言う訳で、このGANTZというオハナシ自体、どうも、映画というものと相性が悪いように感じてしまった次第。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-03-30 17:41:51) (良:1票) |
39.それぢわさいてんをはじぬる。 意味わからなすぎ2てん。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-17 15:46:10) (笑:1票) |
38.原作未読。電車のシーンは、なかなかの迫力。よく出来ていると思います。ただ、結局ガンツってなんだったの?という答えに全く回答が無いまま終わった、“コレ”をパーフェクトアンサーと言ってしまっていいのだろうか?なんだかもやもやが残ります。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-05-03 10:12:39) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 原作変わらず未読。前作よりも面白かったが、途中でラストが予感できてしまい、悲しくなってしまった。他に方法はなかったのだろうか。 そもそも誰がgantzを作り上げ、あんな理不尽な事(自殺者は除く)をしなくてはならなかったのかと、最初の疑問に逆戻り。 でも、アクションシーンは良かった。地下鉄のシーンは迫力があって見ごたえがあった。 ただ、ラストの観覧車のメッセージを見て、我慢していた涙がポロリとこぼれた。 【べるぜ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-11 11:19:12) (良:1票) |
36.《ネタバレ》 原作既読。 良い意味で邦画らしいラストでした。 限られた時間内で色々詰め込み過ぎるよりストレートで、しかも簡潔明瞭。 でも含みたっぷりな終わり方は宜しいかと(笑) 多恵を思い、そして友を思い、人を愛した玄野が出した答えは…とても悲しいですが。 結局、誰かを守るなんて半端な気持ちだけでは出来ないという強烈でストレートなメッセージは悲しくもあり、また切なくもあり、またある意味正しい答えだと思いました。 GANTZが何なのか、星人がなんなのかを解明するのがPerfectな答えと思っていましたので、その辺りは肩透かしをくらいましたが、なんでもかんでも答えがあるもんでもないですし。人生もそうですが。 その辺、謎のまんまで終わってもいいのかなと。原作も終わってないですし。 今の世の中、悲しい出来事が起きて終息する時…玄野の様な自己犠牲で終息する事も多いかなーなんて思ったりも。 最後の観覧者のシーンは反則ですよ。絶対泣かそうとしています(笑) 何もかも忘れてしまったそれぞれのメンバーが普通に日常を送る中、多恵だけには玄野への強い思いだけが残され、自分で描いた玄野の似顔絵を見て号泣。 犠牲になったのは玄野だけではなく、人を愛する心でもあった…なんて。 悲し過ぎますが、これが現実なのかなと。 下手にハリウッドで作るより良かったと思います。 チャンバラアクションはカッコイイ!と素直に思いました。 今をトキメク(?)アイドル俳優が主演だったので、アイドル映画っぽくなるかと思っていましたが、予想外にもメッセージ性も強く、また含みのある悲しいラストに高得点つけちゃいましたっ。 観るのだったら1と2続けて観賞する事オススメしちゃいますっ! 【じゅっこ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-05-12 23:57:31) (良:1票) |
35.個人的な意見としては、前作の良かった部分が消えて、悪かった部分が際立ってしまった印象でした。具体的に言うと戦闘のシーンと会話のシーンです。本作のストーリーの主軸はGANTZのシステムの解明である為でしょうか、前作の様な、謎の星人との荒唐無稽な戦闘シーンは大幅にカットされています。それと対照的なのが会話のシーン。前作ではキャラクター同士の会話は必要最低限に抑えられていたような印象を受けていましたが、今作ではキャラクター達が喋る喋る。どーも私は前作からこの監督は会話を撮るのが下手だと思えてならないんです。会話が始まるとシーンの動きが完全に止まっているような、とにかく戦闘シーンで楽しかったスピード感は感じられない。本作では前述した通り、戦闘のシーンより会話のシーンの方に比重が偏っているので、ハッキリと言いますとかったるく感じてしまいました。オチについては大した結末でもなければ、納得できるものでもなかったので、感想は割愛します。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-05-10 23:15:57) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 今回も前作同様、また楽しませて頂きました。原作を知らないがゆえに、何がどうなってそういう事になってるの?っていう興味をずーっと引っ張って行って。もっとも、今回、そのワクワク感があったのは松ケン復活までの前半部分までかなぁ。星人との戦いの描写が少な過ぎではありましたが、地下鉄内での戦闘なんて笑っちゃうくらいの頑張りっぷりで。それが後半の、由里子嬢がターゲットになって、ってあたりから、ワクワクではなくてイライラが生じてきて。それまで星人をターゲットにしていたGANTZが彼女をターゲットに指定する意味が説明されてはいても納得はできなくて。そこで生じる葛藤や仲間割れもドラマになってゆかず、由里子嬢の「すげー生命力だな、おい」って末のドラマもニノがなんとなく流してしまってる感じで「それでいいの?」みたいな。あとね、蛇足ですが同じ週に『婚前特急』を見てしまっていて、清純なフリして猛禽なヒロイン、六股目だよねー、って感じに見えてしまったのがなんともかんとも・・・。で、結局のところ、星人って何? GANTZって何? ついでに山田孝之の存在意義って? っていうのが全然語られないままに終わっちゃったりするんですが、じゃあ、納得できなかったかって言うとそうでもなくて。死人が甦るっていう部分を始めとして結局のところファンタジーなワケで、最後も寓話としてキレイにオチてるんじゃない?と。前後編を通じて今の時代を映すファンタジーとしてイイ感じの作品として成立していると思いました。色々ガチャガチャとした映画ですが、ココロを語ってますもんね。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-05-09 20:36:59) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 いや、そりゃあんなに吉高由里子がかわいかったら守りたくもなるよね。 原作を読んでない人は、物語の設定を理解することを求めてはいけない映画。 純粋に二宮君と松山君のアクションを楽しむ。 吉高由里子のわけのわからない不思議な魅力を楽しむ。 それでも、冒頭の電車内の格闘はかなりの見応えがあった。 そこに加点。 |
32.《ネタバレ》 前作よりかはかなり面白かった。思い切って完全オリジナルストーリーにしちゃったのが功を奏したのかもしれない。 特に序盤の地下鉄バトルは最高。黒服星人たちは本編のヴァンパイアをモチーフにしているのでしょう。GANTZメンバーVS黒服星人バトルを見ごたえ抜群。文句なしで面白いです。一度地下鉄の外に吹き飛ばされたくろのが、電車の中に多恵ちゃんを見つけて再び地下鉄に飛び込むまでのシークエンスが邦画とは思えないくらいかっこいい。 ただ中盤以降は冗長。特にVS偽加藤のバトルがくどすぎます。 今作はかなりバトルに力を入れているようですが、そればっかりにしちゃうっていうのは逆に刺激も面白さも損なってしまうようです。どーにも映画全体のバランスが悪い気がしてなりません。 それに、せっかくのGANTZなのに同士討ちをメインに据えるってのはもったいない。 もちろんエピソードの一つとして小島多恵編をもってくることに反対はしません。だけどやはり鬼星人、恐竜、大阪と面白いエピソードが原作にいっぱいあるんだから、もう一つくらいエピソードを突っ込んでほしかった次第です。 最後の近距離からの掃討戦は良かったです。映画の一番最後に最高に血生臭い見どころをもってきたのは良かったと思います。このシーンだけ壮絶の一言です。ちょっと眠気がきていたんですが、一気に目が醒めました。 くろのくんが次のGANTZになってみんなを生き返らせちゃうっていうのもまあ良かったんじゃないでしょうか。 そして何気に感じる反戦のメッセージも良かったと思います。 ただみんなから『何でそんなに強いの?』と言われていたくろのくんが、それ以降あんま良い見せ場がなかったのはちょっと残念。偽加藤にやられすぎです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-16 03:48:42) |
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31.《ネタバレ》 前編が非常に良くできていただけに、このPERFECT ANSWERは残念でした。 原作のGANTZは、暴力を肯定してでも〝守るべき者の為に俺たちが戦う〟という日本の漫画らしからぬ〝力で未来を切り拓く〟点がこの作品のアイデンティティです。その「(戦いに)行こう。」と、主人公が宣言するまでの流れを前編のGANTZは非常にうまく描いていました。 原作が未完の段階での製作とは言え、なぜ、PERFECT ANSWERは原作と真逆の〝緩い平和主義のお涙ちょうだい劇〟にしてしまったのか・・・破壊描写をファンタジーとして緩和する適度なユーモアも失われてGANTZではい凡庸で中途半端なものになってしまい・・・残念でなりません。 しかし、この結果を反省し、原作の魅力を最大限に生かすことで『アイ・アム・ア・ヒーロー』が成功したと思えば、本当の尊い犠牲になったのかも知れませんね。笑 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 3点(2016-12-06 12:09:34) |
30.原作からの切り張り感が半端なくて、これはどうかな~と思ってみていたけど、最後のオチでやられました。この作品にとてもあっているし、このオチだけで観た甲斐はありました。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-05-16 13:10:05) |
29.この方をやっつけにいってくだちい かんとく 佐藤信介 とくちょう おりじナルすぎ 好きなもの メロどらま 【sting★IGGY】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-05-04 18:14:58) |
28.《ネタバレ》 前作と同じで妙に間延びしたテンポが気になったものの、バトルシーンやオリジナルストーリーがなかなか良い感じ。 星人とのバトルをむやみに出さず、黒幕を作ったことも功を奏していた。 吉高は別としても、配役がしっくり来ているのは評価したい。 最後のオチは「そうきたか~」という感じ。原作にないだけに新鮮な驚きでした。 【mhiro】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-04-12 07:47:58) |
【センブリーヌ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-01-09 03:20:30) |
26.原作はずっと読んでるんですが、どうせ邦画だし…と思って今更見ました。いや、結構面白かったです。戦闘シーンも手に汗握ったし、CGはしょぼいけど。欲を言えばもう少しヒロインのエロさが欲しかった。せっかくのガンツスーツが暗くてよく分からないところがだめ。でも、原作読んでないと意味わかんないかも。人には勧められないかな。 【木村一号】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-21 22:27:23) |
25.《ネタバレ》 原作は部分的に読んだことがあるが、ともかくあれをよくここまで映画化したもんだとは思った。これは私の勝手な想像だが、作者の奥浩哉氏自身もどういうようにストーリーをつなげ、どういうオチをつければいいかわからないまま苦悩しながら連載が進んでいったのでは?という気がする。これは本作に限らず、奥作品に共通する印象。 そのため、シチュエーション設定や演出の断片断片は凝っていて面白い反面、人間心理(兄弟愛とか友情とか)はありがちなステレオタイプを越えられておらず、掘り下げや練りはない。感覚的にはいいものを持っているが、ロジカルな思考が深められないという言い方をしてもいい。テーマ性は希薄というか弱く、「正義とは何か?」とか「人間における暴力の不可避性」とかいちおうあるようだが、それらも突っ込みが足りず平板。 不条理がウリの作品なので、あまり細かいことをいってもしょうがないのだが、ラスト近くで星人たちと玄野たちが猛烈な撃ち合いをしたあと、いったい、どう落とし前をつけるのかと思っていたところ、まるでゾンビのように次々と人物たちが起き上がってきたのは、いくらなんでもない。 【delft-Q】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-06 00:20:18) |
24.原作から離れオリジナルストーリーとなり、なんとかオチをつけた感じのラスト。前作に比べて無駄の多い作り。率直に言ってあまり面白くなかったです。前作が結構面白かっただけに残念です。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-05 19:31:58) |
23.頭空っぽすると面白いんだけど、大小の黒玉の存在理由とか黒服星人とか復讐とか、映画の尺では描ききれなかったのかもしれないけど、???が多いなあ。吉高さんは演技させるとうまいというか存在感あるよなあ。とってもかわいらしかった。 【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-08-26 10:49:05) |
22.《ネタバレ》 テレビ放送を録画してまとめて観たので、うまく2作品に分けてレビューできる記憶が無いため、まとめてこちらの方に書きます。邦画にしてはかなり出来が良いと思いました。ネギ星人や田中星人(原作は田中星児をモデルにして笑いもあり何体も出て来るんだそうですね)もよく出来ていたと思います。マンガを読まないので原作のことも知りませんでしたが、この原作を読んでみたくなりました。映画の後半はシッチャカメッチャカな感じはありましたが、手のひらサイズの黒いボールという展開は『LOST』なみに引き込まれる新展開でした。理由も分からないまま他者を殺戮するゲームに投じられ、気がつけば自分たちが自己の利益(解放)のみにとらわれて理由無き殺人(?)をしていて、復讐に転じられるという展開は「あ、そうだよね!」と思わされました。誰かのためにともっともらしい「愛」の理由で、あるいは誰のためでもなく自分自身のために、他者を傷つけ点数を稼いでいく殺伐としたシステムで人を縛り付けながら「新しい朝が来た希望の朝だ」とラジオ体操の歌が流れる皮肉は『バトルロワイアル』原作の皮肉と共通する小気味よさで、それと同時に『2001年宇宙の旅』のモノリスのように、閑散とした小さな部屋に佇む黒い球体の無機質な不気味さが印象的でした。球体の中で眠る人間は一体なんなのか、あっと驚くほどのひねりでは無いけれど、良い落とし所だと思います(原作の落ちも気になります)。人間なんて「自分を犠牲にしても愛する者のために」などと言ってみても、多くの人が共通に理解できることでありながら、それは自分の日々の暮らしの実に小さな世界の中での極限られた存在に対して思うことで、それ以外の人間に対してまでは思いを巡らさない。人を愛したことのある人間なら「あるある」で世界中の人々が共感し合えることであっても、実際のところそれが世界をひとつにまとめてくれるわけではなく、冷たい無機質な「システム」は人間のそういう身近な対象だけへの「愛」を利用しながら、新たな搾取と淘汰の競争を強いて、システムを維持していく・・・そういう話かなと解釈しました。仏像との対決や電車内の格闘などは飽きが来る感じもありましたが、全体的なストーリーは素直に楽しめました。 【だみお】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-06-18 00:09:57) |