おおかみこどもの雨と雪のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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おおかみこどもの雨と雪

[オオカミコドモノアメトユキ]
The Wolf Children Ame and Yuki
2012年上映時間:117分
平均点:6.41 / 10(Review 130人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-07-21)
ドラマファンタジーアニメ動物もの
新規登録(2012-05-21)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-08-18)【イニシャルK】さん
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監督細田守
宮崎あおい
大沢たかおおおかみおとこ
黒木華
西井幸人
大野百花雪(幼年期)
加部亜門雨(幼年期)
谷村美月土肥の奥さん
麻生久美子堀田の奥さん
菅原文太韮崎
林原めぐみ草平の母
中村正[声優]細川
大木民夫山岡
片岡富枝韮崎のおばさん
小林隆韮崎の旦那さん
染谷将太田辺先生
碓井将大
多田野曜平校長
上白石萌音毛野
荒川ちか文子
津田英三
今井麻美自然観察センター受付
原作細田守「おおかみこどもの雨と雪」(角川書店刊)
脚本細田守
奥寺佐渡子
音楽高木正勝
北原京子(音楽プロデューサー)
作詞細田守「おかあさんの唄」
製作市川南〔製作〕
日本テレビ(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会/製作幹事)
マッドハウス(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
角川書店(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
東宝(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
電通(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
スタジオ地図(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
読売テレビ(「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会)
企画スタジオ地図
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)
川村元気(アソシエイトプロデューサー)
制作スタジオ地図
配給東宝
作画貞本義行(キャラクターデザイン)
末吉裕一郎(原画)
大杉宜弘(原画)
井上俊之(原画)
山下高明(作画監督)
美術上條安里(美術設定)
衣装伊賀大介
編集西山茂
録音東京テレビセンター(録音スタジオ)
上田太士(光学リレコ)
その他マッドハウス(プロダクション協力)
東映アニメーション(アソシエイト)
GAINAX(アソシエイト)
丸山正雄(スペシャルサポーターズ)
あらすじ
国立大学に通う花は、教室に一風変わった青年を見つける。聞けば彼はこの大学の学生ではないらしい。興味を持った花は彼に積極的に話しかける・・・。 トリッキーなアイデアを駆使して「子育て」について描く、細田守監督のアニメーション作品。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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130.《ネタバレ》 妻投稿■花の子育てスタンスが気に食わない。一見すると子供を全肯定し、安っぽい親子ドラマで子供ひっぱたいて「自分はお前を大切に思っているんだ」と表現するような馬鹿親と一線を画しているように見える。が、周囲の人がびっくりするからという理由で自宅分娩し、健康診断にも顔を出さず、アパートの隣人が怒鳴るからという理由で田舎へ引っ越し、子供たちにも自分の素性を隠すように厳命する。要するに排斥に次ぐ排斥を受け入れてしまっている。それでいて子供たちに「みんなが嫌っていても、私は味方だから」と、親子の空間と社会の空間を隔絶させてしまっているのだ。■花がこうした行動をとるのは、子供を狼人間という汚い生物(「だから自分が守らないと」)と思っているからに他ならない。こういう味方のされ方をしたから、雪は「学校を追放されるかも」と心配して過剰に女の子らしくしようとし、雨は野生児を選択してしまった。「子供を肯定する」というのは確かに大切だが、それ=「味方をする」という事では必ずしもないと思う。「赤ちゃんが泣くのは国民の受忍限度だ!」と隣人に啖呵切ったり(ちなみに裁判の判例でもそのようになっている)、「この子は狼子供なんです」と開き直って子供の安全の為に児童相談所の人間に相談し、健康診断を受ける事、それこそが厳しい現実でも子供が「自分は不当に酷い事をされなくていい存在なんだ」と思える事=肯定する事ではないのか。■作画、演出レベルから5点はあげようかとも思ったが、やはり(現実的に野生児になるという選択権のない)マイノリティーのお母さんに「こーひっそりとする義務があるんだよ」と要らぬ心的負担をかけそうなこの映画、0点としたい。
はち-ご=さん [映画館(邦画)] 0点(2012-08-05 02:57:14)(良:9票)(笑:1票)
129.《ネタバレ》 多くのシーンからたくさんのことを感じました。とてもいいものを観させてもらいました。
「手のかかる子供を育てる母」と「自己の人生を選択する子供」の物語です。ありふれた母子のお話と言っても良い内容です。子供たちに狼の血が入っていることを除けば。瞬時に人と狼の姿を入れ替える雪の無邪気さは「幼児」の可愛さの象徴でしょう。壮絶な姉弟ゲンカは四つ足で取っ組み合うこと以外は、オロオロする母親を含めて人の姉弟の日常の一端だと思います。身近に見覚えのある情景だから、特異な設定でも感情を移入しやすい。ファンタジーという分野の容量を活かして、人の日常生活の機微を最大化して豊かな情感のなかにまとめた秀作という意見です。
自我の芽生えと共に、人間社会へ馴染む道を選ぶ雪と自然へ帰って行く雨。幼い頃のそれぞれのベクトルを転換させることを「成長」と捉え、正反対の道を進む両者を個々の人生として肯定しています。このスタンスがとても好感です。特に母と息子の関係が見どころだったと思います。自分の守備範囲を超えた世界へ行こうとする息子を引き留めたい。でも、彼女は最初から人間と狼の両方の選択肢を与えながら育てていました。母の感情と理性の葛藤が分かり易く描かれる。たとえ住む世界が違っても、親子であることに変わりはありません。「絆」という言葉が頻繁に聞かれる昨今ですが、別れることによって強調される関係こそが「絆」なのかな、と思いました。
もうひとつ。父親の亡骸をゴミ回収車に投げ込むシーンは強烈でした。残酷な描写ですが、あくまで現実の社会システムの中で進行するストーリーであることを植え付ける意味があったと思います。この辺りに、監督の才覚を感じます。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 9点(2012-07-28 01:27:54)(良:6票)
128.《ネタバレ》 初日の六本木は老若男女で溢れていて、つくづく日本人は日常的にアニメに親しんでいる民族なんだなぁ、と。この映画はそんな日本人のアニメを見る能力「アニメ力」に安易に依存してしまっている気がしてなりません。茶色のトレスラインの花畑寝ころびによって一発で『魔女の宅急便』のオープニングに繋がるイメージ、『トトロ』のさつきとメイのように庭を駆けめぐり、みんなで大きな口を開けて笑う、それは監督のジブリコンプレックスと言うよりも観客の既視感、既に成立しているアニメというものに対するイメージに依存しながら映画を運ぼうとしているように思えるのです。そういう判りやすいアニメの文法をあえて無視して脚本や演出に目を向けると、この映画、隙間だらけという感じ。人の心の移ろいが悉く点で描かれていて、その流れは「観客に備わったアニメ力によって行間を埋めておいて下さい」という甘い作りになっている感じがします。母の子を育てる意志も、雪の人への心の目覚めも、雨の野性への目覚めも、村の人々が家族に向ける善意も、転校生の雪を信じる意志も、全部が隙間だらけで、それが善良なるアニメ文法の映像によって描かれる事で観客側で自動的に善良なる方向へ補完されてめでたしめでたし、みたいな。それでいいのか?と。誰かに褒めて貰いたいのかな。そもそも誰に見せたかったんでしょう? 先生に褒めて貰いたくて自分の言葉を失った作文みたいな映画だと思いました。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 3点(2012-07-22 00:24:03)(良:6票)
127.《ネタバレ》 大きくは、子供の自立と自分の母性との葛藤(花)、狼と人間どちらとして生きるか(雪・雨)が主題だろう。
まず、花は「笑顔でどんなことも受け入れる人」なのだからそれはそういう設定でいいとして、
しかし、そんな花ですら受け入れられないこと=「雨の狼としての自立」に直前まであんなに反対していたのに、夕日の中の遠吠えでその承認への決心がつくって…
直前の気を失っているシーンで、雨が父に重ねて見え、その動物性や男性性に他者性を感じて納得した、ってのなら腑に落ちるけど…
いや、記号として、狼の象徴としての遠吠えってのはわかりますよ、もちろん…

山の主の役割がイマイチ不明なため、なぜ豪雨だと山の主として雨が必要かがわからない(端的には「巣が落ちた雛」への対応みたいなものなんだろうけど)。雨の自立への意識の変化が見えない。というかこの偶像として「山の主」ってのを持ってきたってのが混乱の原因だと思う。

花に行かないでと言われ、それでも行くとなった時、花が追いかけてくることは予想がつくだろうに、そこへの配慮を見せて決別する、といった形では精神的な成長の演出はない。
そうではなくて「森を守るという使命感の獲得」として雨の成長は描かれる。いや、獣らしい本能的思考といえばそれまでだが…それって成長なのか…
この辺の、人間としての成長、狼(動物)としての成長がなんともごちゃごちゃになってるのが本作の一番しっくりこない点だと思う。

一番ストーリーを薄くしてるのは、二人の選択の差が、単に女性の方が社会性を早期に帯びやすいというその一点に見えてしまう点。
花のセリフを借りれば、「狼なら大人の」10歳という地点が、人間の生育環境上どういった時期か、という一点で決まるって、それってドラマとしてどうなの…。
しかもその選択は個人の葛藤としてはほぼ存在せず、兄弟間の意見対立としてのみ描かれている。
「二人は狼でもあり、人間でもある」ということを、人間で「しか」無い花が言うことの虚しさによる親子の対立とか。
激しい兄弟げんか後に生じるであろう互いの、この選択でいいのか?って疑念とか葛藤とか。
一緒に育ってきた姉弟が道を分かつことへの不安とか。
そういう心理描写がどんどんスルーされていくのがきつかったです。
楊秀清さん [映画館(邦画)] 4点(2012-07-27 19:18:25)(良:5票)
126.《ネタバレ》 重!もっとドタバタしたコメディーでよかった。
重いテーマを重い進行でやるのは私は芸がないと思う。
こういう話こそ、90笑って10泣いてみたいのがいいのに。

母親の花はいつも笑ってるという設定だが、それにしては暗く見えてしまう。
ちょっと暗い天然ボケの女の子。
これは完全に脚本の不備だ。母のエピソードがいい加減だからだ。
そもそもこの母親があまり魅力的に見えない。
子供に対する愛情はあるのかもしれないが、愛情とは裏返せば執着でありエゴだと思う。
それが描かれてない。夫が野垂れ死んだ時、
私が花なら、他人にバレちゃうとか変に思われるとか関係なく夫の遺骸にしがみつき、抱きしめ
キスをし、泣き叫ぶだろう。
ところが花は諦めてしまう。ほんとに愛してたの?
雨が去る時だって簡単に諦めて、がんばって~、しっかり生きるのよおなどと送り出してしまう。
かなりドライな母ちゃんだ。

監督は大げさなドラマを廃したかったんじゃないかという狙いはわかる。
でも、それが逆に「都合良さ」をいっぱいうんでしまった。
例えば
何も知らない夫婦ふたりで自宅で出産しました→だいじょぶでした。
薬を誤飲→たいしたもんじゃありませんでした。
その後も自分も子供もたいした病気にかかりませんでした。
農作物がうまく育たない→みんなで助けてくれました。
クマに出会いました→行ってしまいました。

それにしてもこの映画の対象は何歳なんだろう。間違いなく子供にはウケないと思う。
では現在子育てしてる親か?いや、あまりに重くて、コレ見ても強く共感はできるが
(たぶんボロボロ泣く親が多いと思う)
泣けはするが、決して元気になれるようなしろものじゃない。
子育てに疲れてる親は絶対見てはいけない。
それでいいのだろうか。

ラストのアンサリーの歌もあまりよくない。曲はいいのに彼女の安易な歌唱がだめにしてしまった。
同じ傾向の歌では・・例えばコクリコ坂の手嶌葵のものすごさには到底及ばない。

サマーウォーズは高く評価するが、これは残念ながら評価できません。失敗作です。
次回作に期待します。

うさぎさん [映画館(邦画)] 5点(2012-07-21 19:43:25)(良:5票)
125.《ネタバレ》 対象年齢がよくわからない作品。周囲は親子連れが多かったが子供達は途中で飽きたようでざわめいていた。
どうも女性視点からするとオイオイと突っ込みたくなる点がいくつかある。
つわりが来てから妊娠判明したということは妊娠6週目を越えていて2~3ヶ月か。
安定期に入る前に妊婦を街中で振り回すなよ流れちゃうよ!とうっかりハラハラ。
雪も雨も幼児期に予防接種もワクチンも受けてない、もちろん狂犬病予防接種も。
あんな田舎で育てるならフィラリアの薬くらいは飲ませようよ~…
あんだけ本読んで勉強しておいてなんでそういうところ無頓着なんだろう
あーそりゃーおおかみ絶滅もするわなーと観ていて思いました。
雪と雨の子供らしい描写は素晴らしかったです、自分には姪と甥がいますが
まさしくあのまんま、元気なお姉ちゃんに引っ込み思案の弟といった感じで観ていてほのぼの。
そうした観察描写は上手いのに、肝心の花に共感できないのが自分でも不思議。
夫が亡くなった時にあそこでへたり込んでしまうのがよくわからない。
監督はサマウォ製作時期にお母様を亡くしてるようだが偶然にも私は同時期に父親が亡くなっている。
これ以外にも何度か夫側の葬式に立ち会ったことがあるのだが出棺等最後の別れの瞬間に
妻の情念の深さというか禍々しさにも近い激情がほとばしる瞬間を何度か目にしている。
私の母も等しくもれずそうだったのだが、そうしたシーンが欠如している辺り
「死」に対して真正面から向き合おうとせず煙に巻かれた気がしてならない。
雪(♀)が人間の道を選び、雨(♂)がおおかみの道を選んで人間のコミュニティから脱していく経緯は
どちらかというとおおかみというより猿の生態に近いような気もした。
総合的にみれば綺麗にいい作品としてまとまっているのだが
花への共感部分が少ないだけに、ラストにカタルシスを感じられないのが残念。
どぶん子さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-01 18:26:34)(良:4票)
124.《ネタバレ》 「しっかり生きて」
自らが選んだ「道」に向かい親元を離れ旅立つ我が子。その背を見送りつつ、母親は絞り出すように、でも力強くそう言い放つ。
そこには、母親としての悲しみと喜び、その相反する二つの感情を平等に抱いた深い愛情が見事に表現されていて、涙が止まらなかった。

自分自身が人の親になって一年が経つ。
“子を育てること”の難しさを感じるなんてレベルではまだまだなくて、“新しい生命と生きていくこと”の難しさと果てしなさを日々感じている。
きっとどこまでいっても、その難しさが解消されるなんてことはなくて、むしろそれに伴う諸々の問題と共存していくことが、子を育て共に生きていくということなんだろうと思う。

この映画で描かれる「親子」の12年間には、まさにそういう親と子が共に生きていく上での普遍的な難しさと過酷さ、そしてそれらがあるからこそ生まれる惜しみない愛情が、数奇な運命に彩られて満ち溢れていた。

自然と人間の関係性、人間と異形種との関係性、親と子の関係性、この映画にはそういった様々な関わり合いにおける対峙を同時に描き、そして現代に置ける的確な“こたえ”を導き出していると思えた。
決して安直な「共存」を描くのではなく、それぞれの“良い部分”と“悪い部分”をちゃんと描き、必要な「距離感」を踏まえて明確な「価値」を導き出していると思った。
そういう簡単ではないことを、親子の物語としてそれぞれの人間描写の中で地に足を据えて堂々と表現している。

激情家で野性的だった少女は「人間」の道を歩み、軟弱で大人しい少年は「狼」の道を歩む。
それは、人間と狼の中間の存在として育った姉弟のそれぞれが、人間世界の素晴らしさ、自然世界の素晴らしさを見出した故の結論であり、二人には自らが選んだ「道」に対しての「覚悟」がきちんと表れていた。

そして、この二つの決断を生み出した礎は「母親」の存在に他ならないという事実。
ごく普通の小さな人間だった主人公が、「母親」という存在になることで、突如訪れた数奇で過酷な運命をすべて受け入れ、二人の小さな生命を守り生き抜いていく愛おしい力強さ。

母親のその“つよさ”が、この映画の最大の感動を生んでいる。
幼い我が子を両脇に抱えて、高らかに笑う姿には神々しさすら感じた。
なんて素晴らしい映画なんだろうと思った。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2012-07-22 00:56:02)(良:4票)
123.《ネタバレ》 「感動要素勢揃いだが…」
可愛いキャラが、恋愛、子育て、成長、別れを繰り広げ、感動要素勢揃いです。しかし社会人の私には、これで感動に持っていくのは、欺いて、感動させようとしているの?と思う位、気持ち悪さを感じた(ネチネチ言ってる私もキショい)。
・まず、二人とも貧乏なんだから、学生の間は、避妊しよう。学生結婚でも豊かになるヤリ手もたまにいるが、無職で二人も前途多難な狼人間作るとか、親にも子供にも不誠実では?そんな見切り発射はビックダディ級じゃないとできない。
・雨が山で生きる事を選んだ時、花が「まだ、○○もしてあげてない」と泣くクライマックスの一つは、あおいちゃんの可愛い声にウルっときたが、すぐにおいおい、親ならそこは止めるだろうとしか思えなくなった(または、いつでも帰ってきなさいよと念押し)。成犬(成狼)の姿だけど、この子、小学生位?人間の知能を持ってるのにそんなに早く進路を決めていいの?まともな親なら止めないと。小学生の判断力なんて凄く稚拙。仮面ライダー見て、ライダーになりたいとかに近い。雨が数年後に「やっぱ山もしんどいからさー、帰ってきたわ」ってなったら小卒ですらない。非識字、算数無理の知恵遅れ狼兄ちゃん。貧乏で学校行けなくても凄い人もいるけど、まともな親なら、小学生位の子がアイドルになるから田舎から東京行くとか言い出したら止めるでしょ。せめて中学出ろって。
・と他にも似た突っ込み所が山程あり、これが感動作扱いになってるのが本当なのか、ステマなのか…どちらだとしてもとても不安になったので、少数派の戯言を。
団スバーンさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2014-11-17 17:34:19)(良:3票)
122.若干20歳の子供から見れば、素直に感動出来ました。母親の強さ、暖かさははっきりと描かれていたと思います。優しい子になって欲しい、頭が良い子になって欲しい‥贅沢なことに願いはドンドン増えていきますが、"元気でいて欲しい"のこの一言が親が子に込める一番の切なる願いなのだと思います。ハナが雪との別れ際に放った言葉、そして満面の笑顔は素敵でした。
今年から一人暮らしを始めて、トイレットペーパーを自分で買い足すことに新鮮味を感じる身にとっては広島にいる両親のことを思い出すばかりです。母さんの作る料理を「まずくはないけど美味しくない」と言い、太っている母さんに「デブだね。」と言い、浪人した時に「80万あったら車が買えたわ」とボヤく母親に「なら働いたら全額返してやるわ」と喧嘩腰に突っかかったこともありました。情けない。本当に申し訳ない。「体に悪いから炭酸のジュースはもう買わん」というくせにいつも冷蔵庫には炭酸のジュースがそこにありました。そんな僕に甘すぎる母親に本当に感謝してます。昨日はクリスマス。母さんと父さんだけ。結構心配だ。親が子供の幸せを願ってくれるように子供も親の幸せを願っています。遅いですが、メリークリスマス。早いですが、来年も良いお年を。いつか大きくなった姿を見せれたらと思います。
うーさん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-26 23:53:02)(良:3票)
121.《ネタバレ》 母と子の物語。勝ち気で好奇心旺盛で何をするにも楽しい姉の雪、臆病で引っ込み思案な弟の雨。ちょっとした仕草や言動などとても丁寧に描写しており実際によくいる幼い姉弟を見るようでした。小さな頃だと女の子の方が強いんですよね。その力関係がある程度の年齢で逆転するのも演出を含め上手かった。雪と雨の成長過程やそれに関わる人々、人生の選択に至る悩みの経緯、すべてを受け止める強さを持った優しい母親の花。想像して補完すべきところもありますが脚本も演出も優れていると思います。そして、それを包み込むような優しい音楽とエンディングの歌も抜群だった。 豊かな自然の中で奔放に生き生きと遊びまわる二人を見ているととても愛おしく、それを優しく見守る母親の愛と強さも感じました。母は強しだな、と。 宮崎あおいをはじめとした声優陣はとても上手く、キャラにハマっているので物語に集中できます。子育てに悩んでいる若いお母さんお父さんには特に観てもらいたいかな。素敵なおとぎ話でしたね。
ロカホリさん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-22 22:44:02)(良:3票)
120.《ネタバレ》  シングルマザーとして色々気を使いながら子育てする母親と、野性児だった雪(姉、可愛い)が成長と共に人として生きていこうと頑張る姿はそれなりに描写されていた。子供二人のシンボルカラーが、心境が変化した時に入れ替わる(雪:服の色が赤→青、雨:瞳が赤色化)所と、『狼と人どちらでも立派になって欲しい』と願っておきながら、いざ息子が狼として旅立とうとすると『狼の10歳は大人かもしれないけどあなたは・・・』と口篭るシーンは良かった。
 ただ『雪のクラスメイトである男子の問題が投げっ放し』『途中出てきた狼が何の関係も持たず終了』『父親の退場方法がいい加減、あっけなく死んだ的にするなら交通事故で十分』『全体的に緩急、浮沈が少ない』『傷だらけになる程の姉弟喧嘩をしておきながら、それ以降確執が生まれる等その後の展開に活かされることも無く気付けば仲直り』『主登場人物が多すぎて各人の描写が浅い』等展開のぶつ切り、中途半端、未補完な部分が結構多い。
 特に雨(弟)が狼として歩んでいこうとする描写が雪に比べ唐突で雑。きっかけになった『先生』の設定も上記の狼に当てこみ、捕まったのを逃がしたお礼に自然の事を教えてもらうとかじゃ駄目だったのかな。
ただ表面的にはそれなりに整っているので、ここまでなら6点なのだが、序盤母親が病院に行くのを止め、『自然出産』の本を手にするシーンがあり、『ああ、狼が生まれてきたら大変だもんな』と思っていると、『狼が生まれてくると大変なので自然出産をする事にしました』と、所々ナレーションが入る、個人的にコレは『映像作品で絶対にやってはいけない表現』だと考えている。
 そう言った事は『映像』で表現すべきで、『分かりやすくするための説明』なのかも知れないが、もうすこしボカして言えばいいのにズバリ言い過ぎ。その結果、映像から人物の感情を読み取る等と言った『感受性を使う楽しみ』が潰されている、上記の良かったシーンもそういった細かい説明が無かったからこそ良かったのに・・・・てかそこはちゃんと演出できてるのに何でそうなっちゃったの?

 総評
 色んな事をしようとする意気込みは感じられたが無駄なシーンが多く『トトロ』の劣化版になってしまった。個人的には本作が面白いと思ったら『ももへの手紙(点差の理由はナレーションの有無と人物描写の深さと構成がしっかり筋が通っている)』をお勧めします。
ムランさん [映画館(邦画)] 5点(2012-07-22 00:28:31)(良:3票)
119.《ネタバレ》 他レビュアー諸氏の辛口批評を目の当たりにしてビビっております。
すみません、私はオオカミとして生きていく事を決めた息子を送り出す母、
「しっかり生きて」と言う台詞、そして崖の上で凛々しく遠吠えする息子狼の姿、
と言う一連の描写を経て涙腺崩壊致しました。
主人公である母親の言動等、たしかに突っ込み所満載の映画なのかも知れませんが、
女手一つで育て上げた子供達が立派に成長し、それがどの様な形であるにせよ、
子供達本人が納得した上で次のステップに踏み出す姿には人間の琴線に触れる普遍的な何かがあるのかと思います。
他にも、自らの秘密を打ち明ける雪と草平のシーンも素晴らしいと思いました。
良い時間を過ごさせて頂きました。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-06-14 14:06:08)(良:2票)
118.こんな映画がヒットするなんて世も末です。
見事なクソ映画でした。
この映画は過去にヒット作を作った監督のマスターベーションです。
この母親を見て、昔話題になった「ビッグダディ」と美奈子を思い出しました。
無計画出産で能天気に子供を育てるストーリーに終始ムカつきました。
こんな薄っぺらい話を子供に聞かせて、親子愛や自然の素晴らしさなんて決して教えられないと思いました。
クロエさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-08-02 20:11:38)(良:2票)
117.《ネタバレ》 なんだか花に素直に共感出来なかった…。。頑張ってるのはよくわかるし、苦悩している姿なんかは本当応援したくなるのだけれど、だったらまず無計画に子供とか作んな!っと思ってしまう。。そう、小星は無計画に子供を作る人は嫌いデス。あんなに頑張って大学行ってたんだから、せめて卒業するまで避妊はするべき。もう少しお付き合いしていたら、結果やっぱり死んでしまう運命だったとしても、人狼のことを理解する時間はあったのじゃないのかしらん。それとも、人狼は避妊出来ないのかな??でもきっと、雨にも雪にもこの先辛いことや辛い選択がたくさんあるはず。清々しくエンドしたのはいいけれど、まだまだ花の親としての責任が続くと思うとやりきれない。。。
小星さん [地上波(邦画)] 5点(2013-12-21 18:09:07)(良:2票)
116.《ネタバレ》 とても良かった。
話にリアリティがあるし、声優陣も素晴らしかった。
父親のおおかみが序盤で亡くなってしまう展開に驚かされたが、母親の花という女性が懸命に女手一つで子供を育てる姿を見られたことで身が引き締まる思いがした。
それとともに、自分の幼少期がいかに恵まれていたかを実感して涙が出た。
印象的なのは、雪が学校で草平に対して正体を現し、それを草平が受け止めるシーンでカーテンを効果的に使っていたこと。ひ弱で軟弱だった雨が、いつからか強靭な肉体と精神を持つまでに成長していったこと。それを見守る笑顔の花。
客観的に見ればかなり悲惨な状況の家族かもしれないが、私の心に沁みる作品だった。
mhiroさん [地上波(邦画)] 8点(2013-12-21 10:43:32)(良:2票)
115.《ネタバレ》 なぜこの映画が嫌いなのか。●名無しの旦那(狼男)は、どういう人生だったのだろう。天涯孤独で友人が「一人も」いなかった。そして東京の国立大学で無断で聴講中、(同じく)天涯孤独な女子大生・花(主人公)から声をかけられて付き合い始めた。●もし私が狼男なら、子供を作ることに躊躇する。だがこの狼男はすぐに作る。「できた」んじゃなく、凄く作りたかったんだと思う。●在学中の女子大生に二人も産ませて、育児放棄。家を無断でしばらく出て、あっけなく事故死する。●もし私が親なら、「特殊なDNA」を伝えた子供たちに申し訳なく思う。「産ませてすまん」と罪悪感に苦しむだろう。でもこの狼男は逆だと思うんだ。●無口の設定のようだが、どう育ってきたのか。それを子育てする「花」に色々と詳しく話すだろうし、義務だと思って色々とノートをつけるだろう。子育てを放棄しているんだからね(そう見えた)。●この映画、無責任な男女が何も考えず子作りした話だと思う。美談にしてるけど「逆だ」と思うから嫌いなんだと思う。●主人公・花は、二人の子供たちを実は祝福していないし、できないと思う。産んだことには罪悪感は全く感じていないようだ。むしろ、(旦那と同様に)狼男の遺伝子をつないだことを誇らしく思っているように思う。そこがね、何か嫌なんだな。「いいお母さん」のフリしているけど、あんたには「化け物!」と言われて阻害される恐怖がワカンナイと思うんだな。ふつうの人間だからね。●それで大ヒットでしょ。21世紀の宮崎アニメみたいに、「ブランドを有り難がる層」による大ヒットとしか思えない。だから腹が立つんだと思う。●この映画の脚本を書き、監督した細田守が大嫌いだ。さらに小説版を3種類も出していることに呆れる。でも売れてるらしい。「他に読む本あるでしょ」って思う(余計なお世話か)。

<追記>
<注意>『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のネタバレ有り。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の主人公は、息子のことを心配する。遺伝のことで、産んだことを自責する。それが親だと思う。だが、この『おおかみ』の両親は狼人間の遺伝子をつないだことを誇らしく思っている(ように見えた)。
現実に「おおかみ人間の遺伝」はない、存在しない。だから他の何か(国籍や部落)を意味しているのだろう。
『桃太郎』の鬼が、白人を意味しているように。
激辛カレーライスさん [地上波(邦画)] 0点(2013-12-21 02:08:06)(良:2票)
114.《ネタバレ》 花はよくやりました。頑張る母の物語です。と同時に親のエゴに近いものもテーマになっていて考えさせられた。おおかみとして生きていく決意をした雨をどうにか引きとめようとする花。人間としてはまだまだでも、おおかみとしては十分に生きていける。そのことを感じ取っていながら、「まだあなたに何もしてあげてない」という言葉が出る。もっと子供でいてほしいし、もっと母親をしていたいと…。引っ越す理由を「人間とおおかみ、どちらでも選べるように」と説明していたが、実際は人間として育てる気満々だったんだよね。これは親というより人間の自惚れなのかもしれない。しかし雨は巣立っていく。この後のシーンが最も印象的だった。そう、見送る花は笑顔になったんだ。この時、花に芽生えた感情は寂しさを一気に凌駕した。これが親の役目であり、幸せでもあるんだよ。そんな作者のメッセージ。映像は綺麗だし、宮崎あおいをはじめとした声優陣も素晴らしいし、これはもう満点。何もかもが太陽に輝いていた朝の空気、しっかり伝わってきました。
リーム555さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2013-12-05 00:51:01)(良:2票)
113.《ネタバレ》 すさまじい涙腺破壊力でした。「まだなにもしてあげてない!」「しっかり生きなさい!!」このセリフは胸に響きまくりです。花の何事にもひたむきな感じがいいし、雪の小さい頃のやんちゃな感じが可愛すぎる。サブキャラのツンデレじいさんや転校生なども良かった。欲を言えば雨が花が好きな感じがよくわからなかったので、その表現が欲しかったかな。花が大好きだけど山での人生を選ぶみたいな。エンディングテーマもマッチしすぎ。
とむさん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-20 20:52:16)(良:1票)(笑:1票)
112.《ネタバレ》  感動とも違う、恋愛感とも違う、友情とも違う何とも言えない感覚が残る映画でした。幼少期おてんばで強さを感じる姉の雪、そして対照的にどちらかというと臆病で内気な弟の雨が成長し雨が自立するまでを描いているのだが、色々なメッセージを感じた。
 先ず、母の花がとてもポジティブで誠実な生き方をして行く、それは花の父親が付けた名前に由来していた。
 田舎暮らしを選択して行き、花のとても陽気で誠実な人柄が受け入れられて行く。そして田舎を選んだ理由が子供達が人として成長しても、オオカミとして成長してもいいように選択をして行くのだ。姉の雪はおてんばからやがて女の子を目指し成長して行く。弟の雨は学校には馴染めず山に入り先生と出会う。
 このようなものから人は無いものに憧れて行くものを感じた。黒髪が茶髪に憧れたり、何かコンプレックスが人の行動を決定付けたりする。
 最後のシーンで亡くなった夫が花の臨死体験のような場面で登場しそして導くシーンがとても印象的で私は良かった。亡き夫が微笑みと安堵の中で言う「雨は大丈夫、自分の居場所をみつけたんだよ」と。雨が山に消える前、花は雨に「あなたはまだ10才でまだ子供なのよ」と言う。
 しかし夫は花を「大人なんだ」というニュアンスで導いて行く姿に何とも言えないいい風が心に吹いた感じがした。
 今の日本はという表現はあまりしたくないが、子供をあまりにも子供扱いし過ぎ幼い大人を沢山作っているような気がする。そのような中であのような設定は本当にいいと思う。
 そして山に消え行こうとする雨に母花は言う「何もしてあげれてない」と・・・苦労をして田舎にまで引っ越し、女で一つで10年間無償の愛を与えて来ても尚「何もしてあげれてない」これが母の母たる所以なんだと印象的でした。そして去って行った雨に「元気でね」と言う。この一言でこの物語を何とも言えない感覚にする決定的な言葉では無かったかと思う。「戻って来てね」とか「なぜ行ってしまうの」的な言葉とか色々あったと思う。でも母として「元気でね」はこれ以上ふさわしい言葉は無いぐらいの素晴らしい一言だったと思う。大和撫子をこの花を通して見事に描いて下さったと思う。
 100頭の駄犬よりも1頭の勇敢なオオカミの方が価値があるというのも感じさせられた。一人、山に入ることを決意し行動する雨のその姿にオオカミの血を引く勇敢さがある。
レスポーラーさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-06-14 23:45:20)(良:2票)
111.点数下げてごめんなさい。。点数さげちゃる!って反抗心なく、今までの人生で観た映画の中で断トツつまらなかったです。ツッコミどころが多すぎて、多すぎて多すぎて多すぎて、もう何回スクリーンに向かって突っ込みたかったか・・。途中で怒りすら湧いてきました。
ネフェルタリさん [映画館(邦画)] 0点(2012-12-10 22:46:47)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 130人
平均点数 6.41点
043.08%
121.54%
232.31%
343.08%
464.62%
51713.08%
62317.69%
72620.00%
82821.54%
9107.69%
1075.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.90点 Review10人
2 ストーリー評価 6.11点 Review18人
3 鑑賞後の後味 6.68点 Review16人
4 音楽評価 6.56点 Review16人
5 感泣評価 6.25点 Review16人
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