ゴジラvsコングのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴジラvsコング

[ゴジラバーサスコング]
Godzilla vs. Kong
2021年上映時間:113分
平均点:6.07 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-07-02)
公開終了日(2021-11-03)
SFファンタジーシリーズもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2021-03-06)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-02-16)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督アダム・ウィンガード
キャストアレクサンダー・スカルスガルド(男優)ネイサン・リンド
ミリー・ボビー・ブラウン(女優)マディソン・ラッセル
レベッカ・ホール(女優)イレーヌ・アンドリュース
小栗旬(男優)芹沢蓮
エイザ・ゴンザレス(女優)マヤ・シモンズ
ジュリアン・デニソン(男優)ジョシュ・バレンタイン
カイル・チャンドラー(男優)マーク・ラッセル博士
デミアン・ビチル(男優)ウォルター・シモンズ
津田健次郎ネイサン・リンド(日本語吹き替え版)
芦田愛菜マディソン・ラッセル(日本語吹き替え版)
坂本真綾イレーヌ・アンドリュース(日本語吹き替え版)
尾上松也バーニー・ヘイズ(日本語吹き替え版)
田中裕二ジョシュ・バレンタイン(日本語吹き替え版)
田中みな実マヤ・シモンズ(日本語吹き替え版)
田中圭マーク・ラッセル博士(日本語吹き替え版)
小栗旬芹沢蓮(日本語吹き替え版)
山路和弘ウォルター・シモンズ(日本語吹き替え版)
山野井仁(日本語吹き替え版)
笠井信輔(日本語吹き替え版)
落合福嗣(日本語吹き替え版)
出演ヴェラ・ファーミガエマ・ラッセル博士(写真)
原作マイケル・ドハティ(原案)
テリー・ロッシオ(原案)
東宝(「ゴジラ」キャラクター創造)
脚本マックス・ボレンスタイン
音楽トム・ホルケンボルフ
主題歌MAN WITH A MISSION日本版主題歌「INTO THE DEEP」
撮影ベン・セレシン
製作トーマス・タル
エリック・マクレオド
ワーナー・ブラザース
製作総指揮坂野義光
ハーブ・ゲインズ
ジョン・ジャシュニ
ロイ・リー
ダン・リン
配給東宝
特撮トム・ウッドラフ・Jr(ミニチュア効果スーパーバイザー)
ウェタ・デジタル社(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術トム・ウッドラフ・Jr(クリーチャー・デザイン)
録音イーサン・バン・ダーリン
字幕翻訳松崎広幸
その他エリック・マクレオド(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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【クチコミ・感想】

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123
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43.《ネタバレ》  最近の国産ゴジラ、『シン・ゴジラ』といい『アニゴジ』といい『ゴジラSP』といい、なーんかピンと来ないのよね。どれもゴジラ(怪獣)をダシにして描きたい事(押し並べてスノッブなナカミ)を披露するばかり、みたいな。ゴジラ(怪獣)を他のモノに置き換えたって全然構わない程度の扱い。

 大体、これまでレビューで何度も何度も何度も書いてきてるけれど、怪獣と人間ドラマは水と油の関係、どっちも両立させようなんてのは無理なのよね。人間ドラマ描いてる間は怪獣をどっかにただ置いておくしかないし(海の中とか怪我して休んでますとかのんびり移動してまーす、みたいな)、怪獣が暴れてる間は人間は為す術なく右往左往して逃げ回るしかなくて。そしてそれでも無理して両立させようとすると超能力で怪獣と繋がってますとか、科学者や兵隊さんなのでいちいち怪獣の前に出ちゃいますとか、こじつけるような設定、展開をさせるしかないのよね。

 で、前置きが長くなったけれど今回の映画はかなり割り切ってるのね。あくまで怪獣が主役。人間はドラマなんて抱えてなくて、ただ怪獣を動かすお膳立てをするためだけに登場するの。
 もう人間達、かなりいい加減だわ。なんでも判ってるかのような科学者が何人も登場してはしたり顔で解説してくれたりして(あの陰謀論者はだからそこら辺を皮肉ってもいる存在ね)。昭和ゴジラや昭和ガメラの科学者みたいなモノよ。悪役は悪い事してます、って判り易さだしね。毎回悲壮感漂わせてる父ちゃんは今回ただ出てくるだけ。観客から「お前何してん?」ってツッコまれるだけの役。
 その上トンデモ科学みたいなのも色々登場して。轟天やスーパーXなみに「それ、どう見ても飛ばないわよ?」みたいなスーパーメカ出てくるし、アレはVSキングギドラと機龍のハイブリッドみたいだし。
 更になんかメカの中に入ったら動き出しちゃって悪の秘密基地に到着しちゃうとか、システム止めるにはコレがいちばんとか、あんた達、昭和ガメラのお坊っちゃん達なの? 悪の組織、セキュリティガバガバ?

 一方でゴジラとコングはココロ持ってて感情剥き出しで、ふきだしポワンと出して「やっつけろ」「りょうかい」とか会話しだしてもおかしくないくらいだわ。

 だからね、今回の映画は昭和、平成、ミレニアムのゴジラにぐーっと寄ってるカンジなのね。前作から続くレジェンダリーチャンピオンまつり感は更に強まったの。とにかく怪獣がどつきあいしてナンボ。でっかい生き物が大スクリーンいっぱいに暴れて壊してみせればそれで十分、それ以外に何が必要?みたいな。アタシの中にある怪獣映画って、そういうモノだし。
 街並が怪獣の足で破壊されて、カメラがぐーっと上を向くとビルの間に巨大な怪獣の姿があるって、もう「コレコレ!コレが見たかったの!!」って。斜に構えた映像じゃなくて、日本から絶えて久しい、真正面から怪獣を捉えた怪獣の映画。2021年の技術で表現された昔ながらの怪獣映画。

 「バカで結構」こそが『ゴジラVSコング』の矜持、誇りなんじゃないかしら?
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2021-07-03 17:48:36)(良:4票)
42.《ネタバレ》 ついに実現したジャイアント馬場とアントニオ猪木の一騎打ち。どちらが勝つのだろう。ファンの期待は不安を孕みながら膨らんで行く。不安とは、贔屓の敗北に失望したくないからだ。しかし、ゴングから5分後、タイガー・ジェット・シンの乱入で勝負は台無しに。馬場と猪木が対シンで共闘する。無言の共闘ではあるが、なぜが息がぴったり合っている。そして、シンを撃退。シンが上田馬之助に促され花道に消えた後、目的性が消失した時間帯、馬場と猪木はただ視線を交わし合うのであった…。
本作は昭和プロレスのストーリーをほぼ完璧になぞっていました。そーいう意味では、昭和の怪獣たちに適応したお話。実力的にはシンが最も強そうだったので、微妙な見応えが残りました。
はい、昭和プロレスのファンですよ、私。馬場と猪木は、スタン・ハンセンとブルーザー・ブロディに置き換え可。
アンドレ・タカシさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-08 01:15:11)(良:1票)(笑:2票)
41.《ネタバレ》 ゴジラをあんまりスワスワと流暢に泳がせるのヤメてほしいな〜
海底をノッシノッシと歩いて横断してるってイメージあるんですよね〜

タイトルこそ、ゴジラvs という形での冠名になっておりますが、実はキングコング映画にゲスト出演されたゴジラさんという感じです。
言うなれば、ゴリラの出塁率が5割5分5厘で、ゴジラ2割4分5厘くらいな感じです。
そして然程面白くもない人間ドラマが、1割9分9厘9毛で、小栗旬が0割0分0厘1毛っていう位の感じです。
3737さん [ブルーレイ(吹替)] 3点(2021-11-28 21:40:17)(笑:2票)
40.《ネタバレ》 書き込む人も少なくなってだいぶ寂しくなった当サイトだが、今でも私はここの評価を一番信頼している。
過去2作のハリウッドゴジラを酷評した私は、好みが合わないと判断し、今作は観るつもりはなかったのだが、多少の例外はあるにせよ信頼するレビュワー諸兄の比較的高い評価点の連打に強く興味を惹かれて鑑賞。
なるほど、三作目にして思い切りよく“子供向け”に舵を切ったわけですね。
この内容に、大人の目線であれこれ評論するのは野暮ってもんか。
小学生目線で見れば8~10点、中高生でも7点はあげられそう。
でも、だいぶオジサンになってしまった私はこの点数で。(それでも3作中では一番)

しかし、CGもここまでくるといったい何を見せられているのかわからん感じですねえ。
これはもはや実写映画とは言えず、アニメーション映画ではなかろうか。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2021-07-10 00:26:32)(良:2票)
39.《ネタバレ》 ゴジラとキングコングの戦いを描いたモンスターバース4作目。同様の指向は「キングコング対ゴジラ」でもあったが、リメイクではなく、独自のストーリーになっているが、キングコングを島から船にくくりつけて運ぶシーンなどキンゴジへのリスペクトを感じさせる部分もあったのは良かったし、前作までと違って下手に人間ドラマを入れようとせず、(本来は人間パートも多かったらしいが、大幅にカットされたらしい。)ストレートに怪獣対決モノになっていて潔く、これぞ娯楽怪獣映画という気はするものの、やはりキンゴジが好きな分、普通にハリウッド超大作映画という感じの本作はキンゴジのような緩さがなく、そこに物足りなさを感じてしまった。(求めても無理なのは承知の上だけど。)ゴジラとキングコングの戦いに決着をつけるとのことだったが、その最中にメカゴジラが乱入し、ゴジラとキングコングが協力して戦うという展開になり、結局勝敗がうやむやになるのは見ていてモヤモヤする。それにどうせメカゴジラを出すならメカニコングも出してタッグマッチでもやったほうが面白かったかもしれない。でも、そのメカゴジラのデザインは中身むきだしのターミネーターがそのまま巨大化したような印象(実際、「ターミネーター」1作目の終盤のT800を参考にしているらしい。)で見ていてこれはメカゴジラじゃないと思ってしまった。(確かにかっこよくはあるけど。)さきほども書いたように人間ドラマ部分を廃したつくりになっているが、そのせいで前作まで出ていた芹沢博士(渡辺謙)の息子という設定で出てきた小栗旬演じる廉は背景や経緯が語られずモブのような扱いなのが、とくにファンではない身から見てもとても気の毒だった。
イニシャルKさん [DVD(字幕)] 5点(2022-11-25 22:43:57)(良:1票)
38.《ネタバレ》 娯楽コンテンツが多い現在、ゴジラとコングが戦うといった大昔なら大盛況であったであろう映画も話題性がいまいちで、映像がいくら凄くても、大衆は目が肥えてしまい、公開されてからあっという間にDVDがレンタルされ、店の棚の片隅に置かれ、すぐに家庭でも見れてしまう。三十年以上くらい前は、ヒット作のE.Tなんか、ビデオレンタル化されるまでに約6年、もったいぶらされている。現在はどんな映画も量産的で以前のような華が無くなってしまった感じがしてならない。
festivaljapanさん [DVD(吹替)] 6点(2021-12-30 09:18:02)(良:1票)
37.《ネタバレ》 そりゃコングさんが勝つに決まってんだろ!
根拠はないけどあのコングさんだぞ!
ついに来てしまったモンスターバースの四部作目。
この頂上決戦の前では今までの映画は全て本作のためのお膳立てな気がしてくるくらいだ。
でもそんな本作は相変わらず人間サイドのお話がやっぱり退屈…。

そんな長〜い伴奏からのゴジラ対コングの初戦はまさかのTVエヴァの「アスカ、来日」(絵コンテ:樋口真嗣)チックな船上での豪快バトル!かっけー!船から船に飛び乗っての熱いバトルは熱く熱いです!(あー勿体ない〜)
しかし怪獣バトルがないと前作もそうだけど退屈なのが本シリーズのアレなところ。

地下空洞のへ向かうあたりはコングさんのはしゃぎっぷりに癒され、斧を持ち勇者コングとなる下りには興奮しますがやっぱり人間サイドの話が面白くないっ!ピンチもなければドラマもない!
見所の小栗旬の出番もコックピットに居たのに、次のシーンでは突然会長の側にいたりと不自然にカットされちゃってますね。

まぁそんなどこまでも不甲斐なき人間達の分までコングさんはこの映画をゴジラと共に盛り上げてくれます。
ラストは二人の神聖なるバトルに水を差すヒールかの如く登場するメカゴジラ乱入!これがまた強い!ゴジラをボコボコにしまくって強いのなんの!そして悪い!技の一つ一つが全て悪役に徹した喧嘩殺法的闘い方が最高!!!絶対中に人入ってるよ!

残念ながらゴジラ氏に負けちゃったコングさんも東宝キンゴジよろしく電気の力で蘇るのもそのリスペクトに涙ですし、最後は協力して姫路城…ではなくメカゴジラをやっつけるラストもナイスです。
若干決着のついてしまった終わり方でコング派としては若干残念ではありますが、コングさん的には故郷(髑髏島ではないね。)に帰れて、出番もゴジラの倍はあったし、めでたしめでたしという事で僕的に本映画は大満足です。

映画が終わった後ちびっこもコング!コング!と胸を叩きながらはしゃいでいたので主役はやっぱり勇者コングさんですね!!!
えすえふさん [映画館(吹替)] 8点(2021-07-13 18:25:43)(良:1票)
36.《ネタバレ》 ‶巨大なもの”って人をわくわくさせる特性がありますよね。ダムとか空母とか戦艦大和とか鉱物採掘現場の巨大重機とか。巨大物好きにとって堪らないのが本作。コングもゴジラもその巨体を余すところなく画面に躍動させていて、胸が躍ります。
「大きさ」を伝える演出が随所で光ります。ビル群と比較させるのは定番ですが、ワタシが今作シビレたのは海でのバトル。コングの頭上から鼻先をかすめて降下したと思ったら、ゴジラの喉元をせりあがるカメラワークが素晴らしい。大海原にそそり立ち、ゴジラの横っ面をコングが張り倒せば、返す尾をしならせてゴジラが反撃。木っ端のような艦艇、周囲を旋回する戦闘機をひっつかんでゴジラに投げつけるコング(パイロットが脱出する人道的配慮アリ)と、デカい怪獣が大暴れする様は近年の怪獣映画の中でも屈指の爽快感に溢れています。
コングが顔つき性格ともにやけに「男前」なのは、そこはやはりアメリカ製だからでしょうか。ラストにコングを一瞥して「あばよ」的に海へ帰るゴジラもキャラ的に悪くはないですが、造形としてはわたしはやっぱりハンサムな「シン・ゴジラ」の方が好きかなあ。
惜しむらくは人間ドラマのパートがつまらな過ぎることです。観てるのが苦痛なくらいです。早くゴジラ出せよ、とずーっと思いました。
tottokoさん [映画館(字幕)] 7点(2021-07-05 23:51:28)(良:1票)
35.《ネタバレ》 今作は、或る意味、正統で真っ当な1962年の東宝映画「キングコング対ゴジラ」のハリウッド映画化と言えるだろう。

思い起こしてみれば、“モンスターバース”と銘打たれたこのハリウッド版“GODZILLA”シリーズは、“アメリカ”という国ででゴジラ映画を愛し続けてくれた映画人たちが、その“オタク魂”を遺憾なく発揮し続けたシリーズとも言える。
だからこそ僕は、これまでのシリーズ作において、“核の取り扱い”の一点において拭い去れない「嫌悪感」を示しつつも、製作陣のゴジラ映画やそれに付随する数々の特撮映画に対する「愛」を感じずにはいられなかったし、本多猪四郎や円谷英二、伊福部昭ら、東宝特撮映画のクリエイター達に対する尊敬の念に裏打ちされた映像世界に圧倒されたことを否定できなかった。

そういう意味で捉えるならば、この最新作もとい“モンスターバース”の一つの終着作とも言える今作も、ゴジラ映画や東宝特撮映画に対する「愛」に溢れた映画だと言えるだろう。

ただし、だ。今作の場合、その表現方法が、あまりにも「馬鹿」過ぎた。
その“馬鹿さ加減”も含めて、1962年の「キングコング対ゴジラ」だと言われれば、全くその通りなのだけれど、ただただひたすらに、その馬鹿さ加減のみが、地球3周くらい回って勢いがついた挙げ句にひっくり返って、無様にのたうち回っているようだった。

SF映画や怪獣映画として、“ストーリー”と呼べるものはまるで無く、「馬鹿」といか言いようがない登場人物たちが織りなす行きあたりばったりなストーリー展開が延々と続く印象を覚えた。
ゴジラとキングコングの文字通りの「肉弾戦」のビジュアルは流石に凄まじかったけれど、本当にどうかしていると思えるくらいにストーリー的な上手さやドラマ性が皆無なので、決戦描写が激しくなればなるほどに、どこか鼻白んでしまった。

クライマックスである香港決戦の描写や、地球空洞説を踏まえた空想科学要素は、個人的に好ましいエンターテイメント要素ではあったけれど、よくよく考えてみれば完全に「パシフィック・リム」の二番煎じでもあり、決してフレッシュではなかった。

そして今作のストーリーテリング上では“サプライズ”として登場する“メカゴジラ”も、何とも不格好でダサく、あまりにも魅力的でなかったことが傷口に塩を塗り込んでいる。
モデリングの醜悪さもさることながら、それを創り出し操っている人間が馬鹿すぎるので、メカゴジラの存在意義自体があまりにも希薄だった。
そもそも前作で登場したキングギドラの骨(DNA)をベースにしているのならば、“メカキングギドラ”でいいじゃん!と、「ゴジラVSキングギドラ(1991)」の大ファンとしては思わざるを得ない。
(そして、小栗旬の役柄の不憫さったらない……)


と、呆れて物が言えないくらいの不満を覚えながら、改めて思い知ったことは、アメリカ人にとっての「ゴジラ映画」とは、まさに今作のベースである「キングコング対ゴジラ」以降の、“怪獣プロレス”を延々と繰り広げた昭和ゴジラシリーズに尽きるのだろうということ。
彼らにとって「ゴジラ」とは、どこまでもいっても“核が生み出したヒーロー”であり、それは即ち自らが生み出したこの星の“都合のいい守護神”なのだ。

実際に、プロレスブーム全盛の昭和ゴジラシリーズが存在し、アメリカのオタクたちが愛した怪獣映画がそれらである以上、その結果生み出された映画を「否定」することはもはやお門違いなのかもしれない。
それでも、日本のゴジラ映画ファンの一人として、この映画が、馬鹿馬鹿し過ぎる作品であることは否定できないし、玉石混交のゴジラ映画シリーズの中においては、或る意味今作もその系譜に相応しい作品と言えると思う。


この「落胆」は、この国のゴジラ映画ファンとして、むしろ「安堵」と言えるものかもしれない。
「シン・ゴジラ」を特異点として、日本国内のクリエーターたちにおける“ゴジラ”に対する創造性は、「新解釈」と共に益々多様的に展開している。
アニメ映画版三部作や、今年(2021)Netflix配信されたアニメシリーズ「ゴジラ S.P」はその顕著でエキサイティングな産物だろう。

どれだけ莫大な予算や映画的人材を駆使したとしても、「ゴジラ」だけは、日本でしか描きぬくことができない。それは、この国の映画文化が最も誇るべきアイデンティティの一つなのではないかとすら思える。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 2点(2021-07-03 12:05:09)(良:1票)
34.《ネタバレ》 ゴジラ・キングオブモンスターにも言えるのですが、人命を軽視し過ぎで感情移入できない。初代ゴジラの鉄塔で最期まで頑張るテレビクルー、逃げるの諦めてお父ちゃんの所へ一緒に行こうねとビルの下で抱き合う母娘。ゴジラ対モスラで、櫓に上がって懸命に警鐘を鳴らす消防団員、国民を守る自衛隊の奮闘などなグッとくる名シーンがたくさんあります。
コロナ禍で世界中で人命の尊さが謳われています。怪獣の命も共存共栄も大切ですがモンスター映画の肝が抜けている感じです。着ぬぐみと模型なので昨今の映像と比べてかなり映像がショボいのですが心に響くものがかなり違うのです。
いかれたエイペックス社のCEOの娘マイア・シモンズ、イギ〇ス王室のメイ〇ン妃にかなり似ているのですがワザとなんでしょうか。ワガママな性格で最期結構悲惨な死に方をします。日本が一番最後ぐらいの上映なのでクレイムはなかったのでしょうね。あと、小栗旬、白目しか記憶に残らない。来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の主役なのにあんまりな役どころ。〇カ・ゴジラの造形もイマイチかな。次作があるとすれば人間ドラマをもっと入れて欲しい、平和を願うボストンかフィラデルフィア少年合唱団の唄を入れるとか、多くの人を救うために自己犠牲になるレスキュー隊員とかリアリティの追及や人間味、アナログチックなところも必要かなと思います。
色々書きましたが、ゴジラVSコングは頭を空っぽにしてジェットコースタームービーを観る感じだったら全然問題はないです。
SHOGOさん [映画館(吹替)] 6点(2021-07-02 17:29:48)(良:1票)
33.《ネタバレ》 ・ゴジラメインに描いて欲しかった…完全に主役はキングコング。
・ゴジラとキングコングが古来からライバル関係?!いやいや、前作キングオブモンスターズ見てたらコングなんて相手にもならんでしょ。
・ゴジラの宿敵は誰になんと言われてもキングギドラじゃーい。
・ストーリーが悲しくなるぐらい酷い。人間ドラマが中途半端に真面目路線なので、B級すぎて笑える等も無くただただ退屈。
・戦闘シーンは迫力あるけど、目を見張るシーン・もう一度見たいシーンなんかは無かった。
・小栗旬、喋ってる時間より白目向いている時間の方が長い説ある。
はりねずみさん [インターネット(字幕)] 4点(2024-04-17 23:19:37)《新規》
32.《ネタバレ》 公開時に4DXで鑑賞しました。
うーん、キングオブモンスターズは素直に楽しかったけど、キングコングとクロスオーバーとなると、コングメインの話で地下空洞の荒唐無稽なファンタジー世界が展開され、いったい何を見せられているんだ感が強く面白くなかった。
クライマックスのバトルはなかなか見ごたえはあった(置いてたコーヒーがぶちまけられるくらい椅子が揺れまくった笑)けど、ストーリーが壊滅的に面白くない。もっといろんな怪獣が見たいのに…。
次回作が近々公開ですが、予告編を観る限りまたコングメインっぽいのでもう映画館では観ないかな。

マイケル・ドハティ監督の復帰とゴジラ単体作を望みます。
eurekaさん [3D(字幕)] 4点(2024-04-03 15:14:42)
31.結局、こうなっちゃったのは、誰のせい、なんですかねえ。

アメリカでゴジラ映画作るたびに口を挟もうとする東宝のせい、のような気はする(少なくとも小栗旬だけのせいではないと思う)。
ついに、「ほぼ東宝」な内容のアメリカ版ゴジラ映画が登場。
しかしこれを、着ぐるみ&ミニチュアではなく、CG満載の超大作として作ってしまうと、ここまで虚しくなるものかと。いやはや、勉強になりました。
ギャレス・エドワーズが、いかにゴジラの巨大さを描くかに拘りぬいて作り上げた2014年版のゴジラ、あの面影はどこにも見当たらず、もはや今作に登場するゴジラは、2014年版とは同姓同名の赤の他人のように見えてくる。
ビルのCGを並べりゃ巨大に見えるってもんでもないし、破壊のインフレが必ずしも質感を表現するものでもないし。
地下空洞などという舞台を設定した割には、地表世界との立体関係が活かされる訳でもなし、鈍重で平面的な取っ組み合いに終始。
プロレスラーが試合中に、リングを降りて場外戦をやるのは何のためか、理解してるんだろうか?
2005年のピータージャクソン版キング・コングがどこまで褒められた作品かはともかく、少なくともあの映画ではもう少し、「視点の上下移動」ということが意識されていた気がするんですが。
と言う訳で、そろそろ1998年版ゴジラに復活願い、エメリッヒに「ゴジラvsインデペンデンスデイ」ってのを作ってもらおう。その企画なら東宝がいくら口を挟んでもらってもOKです。逆に、無視しないでね。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 3点(2023-10-28 04:39:00)
30.《ネタバレ》 なんかこのシリーズ、回を重ねるごとに脚本が酷くなってきましたね。ゴジラとコングが対決しても、東宝特撮の『キンゴジ』の例もあり勝負つかず引き分けというという予測通りの結末でしたが、ここにメカゴジラを登場させてゴジラ&コングvsメカゴジラの変則タッグマッチが用意されていたとは期待を良い感じで裏切ってくれました。でもそのメカゴジラを操縦するのは小栗旬、芹澤蓮なんて名前だから芹澤博士の遺児であろうと当然予測しますが、劇中このキャラについては一切説明がないのでわざわざこのキャラ名にしたのか意味が判りませんでした。「それだけはやって欲しくなかった…」と思わず呻かされたのは唖者の少女とコングが手話だかテレパシーだかで会話が出来るという設定で、これじゃあ昭和のガメラ・シリーズと一緒じゃんか!日本では『シン・ゴジラ』などから始まる『シン…』作品群が現実世界にシンクロさせたリアル路線であるのとは対照的です。そして頭を抱えたくなるのは真面目に“地球空洞説”を取り入れているところで、空洞内の原始的な世界がコングとゴジラの生誕の地なんだそうです。何故かその世界に埋まっていた化石みたいな銅剣をコングが見つけて振り回し始める、これまた何の説明が無いので事情が理解できませんが、これはコングがエクスカリバーを見つけたと解釈すればいいんですかね(笑)。またまたチャイナ・マネーの御威光か三怪獣の決戦の地は香港でしたが、どうせなら北京でゴジラが荒ぶって中南海あたりを廃墟にする画が観てみたい(笑)。 またエイペックスなる悪の秘密結社みたいな企業の内部告発者という役柄の男、こいつイルミナティまで持ち出すバリバリの陰謀論YouTuberなんだけど、こういう陰謀論者が真実を探り当てたみたいなヒーローにするのは、ほんと止めて欲しい不快です。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2023-04-01 23:23:18)
29.《ネタバレ》 冒頭からコングとゴジラは宿命の関係と説明が入る。
コングはドームに捕らえられており、少年との交流がある。
コング運搬船がゴジラに襲われる。
コング極地へ連行。スーパーX?みたいなメカ出動。
悪の組織が作成、メカゴジラ登場。
ゴジラ香港上陸。コング一旦KO。香港のビルのライトアップ凄いな・・
小栗旬、メカゴジラ操縦するも、白目むいて悶絶死。
メカゴジラ優勢、そこにコング参戦。
コング、メカゴジラにはめっぽう強い。
メカゴジラ、操作盤が酒でショートし操縦不能になり、コングに敗れる。
コング、自然に帰り大団円。

う~む、なんと言うか、盛り上がりも無く、監督が悪いのか・・
ahiru3さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2022-06-17 17:41:06)
28.「VS」となっているが,いつの間にか協力して戦うってありなの? プロレスかと思ったw
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 5点(2022-05-12 22:08:44)
27.《ネタバレ》 "映画館で観てなんぼ"系の作品なのは承知だけど、それにしても気持ちが乗らなかった。二大怪獣の共演だけどメインは明らかにコングの方。類人猿だけあってその表情には親しみが湧くが、戦いでは2連敗してモヤモヤ…。ゴジラはゴジラで爬虫類色が強くなって魅力半減。聞いたところによると東宝はゴジラ負けを決して許可しないらしく、そこへの当てつけかと勘ぐってしまった。2019年の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」はもっと面白かったと記憶しているが、監督が変わっちゃったんだね。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-05-08 21:35:43)
26.《ネタバレ》 東映のvsものも、vsなのに戦わないで協力して悪を倒すんだよね。今回もそういう事なんだな。
ストーリーはありません。スタイルのいいお姉ちゃんもあっさり死にます。ゴジラとコングの戦いの映像はすごいけど前作と大して変わりません。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-08 17:04:42)
25.《ネタバレ》 ゴジラの前2作は結構好きです。本作は、だいぶ趣変えてきたなぁと。軽いなぁとまず思いました。
今までのモンスターたちは、神の化身的な重々しさがあったかと思うのですが、そういうのがなくなりましたね。
というかゴジラさんは脇役という感じがしたので、これはキングコングの方の続編なんだなと思い直して鑑賞しました。
良いと悪いが混在している印象で、地球空洞説を今時持ち出してくるのは驚きましたが、
巨鳥が飛び回り地球の中心で岩が浮いているヴィジュアルはなかなか見てて面白いものがありました。
人間さんたちは居てもいなくても変わらんようなポジションで、ストーリーそのものは無いようなもんです。
メカゴジラさんのヴィジュアルもなかなか良かったです。ゴジラさんとの香港での戦いはメインディッシュでしたね。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-04-10 17:25:04)
24.《ネタバレ》 監督が変わるとここまで違うかというくらい、さっぱり面白くなかったでしゅ。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 4点(2022-01-07 00:45:19)
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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 6.07点
000.00%
100.00%
212.33%
349.30%
4613.95%
5716.28%
649.30%
7613.95%
81330.23%
924.65%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review6人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 6.25点 Review4人
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