【TERU】さん [映画館(邦画)] 4点(2024-09-17 21:21:00) |
【afoijw】さん [DVD(字幕)] 3点(2023-03-16 03:07:20) |
250.《ネタバレ》 疲れていると却って世界観に入り込みやすいタイプかもしれない。 いくらでも深読みできる映画でもあり、単純にボーイ・ミーツ・ガールとして楽しめる映画でもある。 あまりにも荒唐無稽すぎて、リアルとファンタジーの境目がなくなる形がラストに集約されている。 海から生まれ進化し続け、陸に上がった人類は最後に海(=死)に還っていくみたいに。 身勝手なことができるのが人間の特権であり、その世界を良い方向に変えられるのも人間である。 そんな愛おしい気持ちを持ち続けたい、ある種の人間賛歌だ。 |
249.正直、がっかりした。映画館に行かなくて良かった。とうとう力尽きたか。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 3点(2022-05-17 19:58:18) |
248.《ネタバレ》 まったくの幼児向け作品だと思って何の予備知識もなく観たのですが、実際にはトトロ以上に難解な要素をはらむ内容でした。端的にいえば、トトロが「森」の物語であり、ポニョが「海」の物語ですね。人間は、切り開かれた陸上世界にしか関心をもちませんが、トトロを見た子供はきっと「森」のことを考えるだろうし、ポニョを見た子供はきっと「海」のことを考えるでしょう。フジモトは人間を憎んでいましたが、意外なことにグランマンマーレは人間に寛容だった。グランマンマーレがリサに何を助言したのか分かりませんが、おそらく彼女の目的は、宗介とポニョを通して、人間と海を調和させることなのでしょうね。 アンデルセンの人魚姫を下敷きにしていますが、あえて「人魚/マーメイド」などの言葉は用いずに「人面魚/半魚人」といったバケモノを意味する日本語を使っています。ここにはおそらく2つの意味がある。ひとつめは、ポニョの存在がたんなる空想ではなく《魚類⇒両生類⇒哺乳類》といった生命史を内在させている点で人間と同じだということ(そのためポニョが人間になる過程でカエルのような形状になります)。ふたつめは、アンデルセンの人魚姫が最終的に「人間」になるのに対して、ポニョはあくまでも「半魚人(半分が魚)」だということ。宗介はそのことを理解するようにグランマンマーレから要請されます。この結果、宗介は、もはや海を「他人ごと」でなく「自分ごと」として捉えねばならなくなる。ここに本作のもっとも重要なメッセージが感じられます。 宮崎駿の諸作品を考えるうえで興味深いモチーフもたくさん散りばめられています。フジモトとポニョの物語は、父を否定する娘の物語であり、これはどちらかといえば宮崎吾朗の作品に共通している。フジモトは地球の生命史を原初からやり直そうと試みていますが、ここには「ナウシカ」との関連性がうかがえます(フジモトはなぜ日本人の名をもつのでしょうか?)。陸上では、港町に暮らす船乗りの家族の生活が営まれてており、ここには「コクリコ坂」との関連性がうかがえます。グランマンマーレは「granma(太母)」と「mare(海)」の造語だと思いますが、ディズニーの「モアナ」に出てくる《テ・フィティ》に似ていますし、これが日本の《観音》に比定されるのも興味深い。冒頭の海中シーンは、まるでヨーロッパのアニメーションのように幻想的でしたが、半神半人の川の女神《ワルキューレ》を描いたワーグナーの歌劇を海に置き換えた感じもあります。 2008年の映画ですが、まるで大震災の死者からのメッセージのように読み取れてしまうのは予言めいていて驚きでした。波の描写は、北斎の《Great Wave》を思わせます。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 8点(2022-05-08 16:50:35) |
247.《ネタバレ》 「男の子と女の子が出会って、相思相愛になって良かったね」という内容。 幼児だからキス止まりだが、もし大人ならベッドシーンがある内容。 男の子は元気な少年で、両親が健在。やる気満々の両親だ。 女の子は男の子を上回る元気さで、両親が健在だ。 やる気満々の男女の恋愛ストーリー。 女の子がすごい積極的! とりあえず私にとって必要な内容じゃない。 古屋勝悟氏の仕事を貶した宮崎駿監督の発言が不愉快。すごく不愉快。 監督が原作と脚本を兼ねている。 誰のために作ったのだろうか。 幼児は楽しめたのだろうか。 私は楽しめなかった。 私は幼児じゃない。 金魚は水道水で死ぬ。海水でも死ぬ。 宮崎駿は死んだのか? 制作当時、すでに死んでいたようだ(作家として)。 黒澤監督の晩年は悲しかった。宮崎監督の晩年も同じになった(そんな気がする)。 【追記 2022.01.29】 この映画はフィクションだし、そもそもアニメだが(主人公の)児童を乗せてとても危険な運転をする母親が出てくる。それを不愉快に思った観客はとても多いようだ。 なぜ児童は自分の母を呼び捨てにするのか。母親は一度も注意しないが、監督が意図的にやったことで、理由があり、明確な意図があるはずである。監督は一度も言及していないと思うが。 さて、宮崎駿監督は81歳だが、今も自動車を運転しているのだろうか。20代から(フランスの)シトロエンを運転していたようだが。 新作の公開予定は来年2023年以降で、もし公開中に飯塚幸三受刑者(90)のように交通死傷事故を起こしたら、公開中止になるのだろうか。「なぜ免許返納しなかった」などの非難を浴びるのだろうか。既に返納したのかもしれないが、そんな気がしないのである。彼は理屈より感情を優先する人のイメージだし、世界的に引退宣言をしたのに…反故にした人だから。 【激辛カレーライス】さん [地上波(邦画)] 5点(2022-01-29 18:51:35) |
246.《ネタバレ》 確かに子供向けを意識して作ったという感じでこの年になって初めて見たら物足りない部分も多いし、リサの危なっかしい車の運転や、初期の「クレヨンしんちゃん」のしんのすけの如く両親を呼び捨てにする五歳児などちょっと気になるところはあるし、突っ込みどころも探せばけっこうあるのだが、逆に子供向けを意識したのが良かったのか最近の宮崎アニメにあった説教臭さや堅苦しさという物が抜け、気軽に何も考えず楽しめる映画となっていて、「となりのトトロ」よりは劣るが、「もののけ姫」以降の宮崎アニメの中ではいちばん良かった気がする。(「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」にあったグロテスクな描写が抑えられているのも○。)最近のアニメでは珍しくなった全編手描きによる作画もどこか優しい感じでとても好きだ。声優陣も山口智子、所ジョージ、長嶋一茂などいつものように有名人でかためているが、その演技も今回は安心して見られるレベルだったと思う。ここからは完全に私事の余談なのだが、この映画、知り合いの娘さんがスタッフとして参加しているらしいのだが、エンドクレジットがよく読めず、名前を発見できなかった。(ちなみに現在はジブリを退社しているらしい。) 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-03-13 15:42:24) (良:1票) |
245.《ネタバレ》 まあまあ面白かったのは覚えてるけど、記憶の残ってるのは断片的で、等身大ポンポン船と序盤のポニョがちょっと気持ち悪かった事ぐらいで、ストーリーとか全く覚えてないな。子供と一緒に楽しめそうだとは思います。もう一回観たいかと言われるとそうでもないですw 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-07-31 18:16:25) |
244.がっかりしました。大人は楽しめないんじゃないでしょうか。 ポニョはちょっと気持ち悪かったですし。 宗介が、ポニョを見て、「かわいいでしょ」と言ったことに!!?ってなりました。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-01-28 12:46:03) |
243.子供を危険にさらす最低な親がでていましたね。 その最低加減に制作側が気付いていないのが痛いとおもいました。 【マントタヌキ】さん [インターネット(邦画)] 0点(2017-12-26 00:23:16) (良:1票) |
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242.トトロのように 当たるお子様向けの作品をつくりたかったのでしょうか? でも生理的に無理でした。 ストーリーもいまいち。 主題歌が最悪。 声優もヘタ。 【みけら】さん [地上波(邦画)] 1点(2016-10-18 00:37:10) |
241.僕は職業漫画映画作家だったころの宮崎駿は大好きでした。 1980年ころ、未来少年コナンやカリオストロの城、テレビ版ルパンの死の翼アルバトロスあたりを作ってた頃の宮崎駿です。 そしてアニメ界で名アニメ作家として評価された彼は、アニメージュ誌に風の谷のナウシカで漫画家デビューを果たしたわけですが、そうやって自分の色を出しはじめてからの彼は、僕にとって「これじゃない」作家になってしまったのです。 ラピュタだけは古き良き漫画映画の最高峰という出来ですが、それ以外はどうしても「これじゃない」感が付きまとってしまうのです。 しかも作品を作れば作るほど、宮崎駿が年をとればとるほど「これじゃない」感は高まり、もはやどこをどう楽しんでいいのかわからない作品ばかり作るようになったのです。そんな僕的には、なぜ日本人がこんなにジブリ好きなのかが結構不思議でしょうがないのです。 ただ、このぽにょは、宮崎駿の個人的に嫌いな面があまり出ていなくて、荒唐無稽で脈絡のない、しかし暴走気味な展開が続く実験映画のような作品で、「派手なホラ話」とでも言うんでしょうか、これはこれで一つのアニメーションのあり方だな、と思える映画になっていました。 無駄に元気で妙に頭に残る「ぽーにょぽにょぽにょさっかなのこー!」の唄はこの映画を体現した名主題歌じゃないでしょうか。 なーんてちょっと褒めた風に書きましたが、点数をつければしょせん実験映画の評価なので6点くらいなんですけどね。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-15 21:57:31) (良:1票) |
240.宮﨑駿が自らの快楽を追求した結果がこれかよ!昔の映画のほうが遥かに見ていて気持ちよかったし、心に残ったよ。「子どものため」の映画が「子ども向け」の映画に成り下がるとこうなってしまうんですね。宮崎は本作で諦めたんでしょう。もう俺はダメだと。本作がなければ『風立ちぬ』がなかったかもしれないわけで、その点では評価していますが。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-03-02 23:57:12) |
239.《ネタバレ》 面白いじゃないですか!!ここでのレビューに厳しいものが見受けられたので覚悟して見たのですが。過去の作品がすばらしいため完璧を求めすぎているファンもいらっしゃるようですが、個人的には「もののけ」、「千と千尋」、「ハウル」などの作品よりもよっぽど(「カリオストロ」や「トトロ」といった万人が思い浮かべる宮崎アニメのイメージに近い)宮崎アニメらしい作品になっていると思います。映画評論家の批評を読むと「子供を乗せているのに車の運転が乱暴」とか「親を名前で呼び捨てにするのは教育上良くない」などと(この映画にとっては)枝葉末節にこだわっている方がいたり、ポニョの両親や世界設定に詳細な説明がなくわかりづらいなどと書かれていたりしますが、あまり気になりませんでした。むしろ車の運転に関しては「カリオストロ」や「ラピュタ」のような冒険活劇を求めるファンに向けてのちょっとしたプレゼントに思えたし、名前を呼び捨てにするのは日本が舞台なのでちょっと違和感を感じたのは確かですがそういう教育方針の家庭もないわけじゃないだろうし、設定の説明が省略されていても子供の頃に古典児童文学や童話、民話などを普通に読んでいればそれらの物語に類推してある程度自分の中で想像して補足することはできると思いますし、それでも話の展開が理解できないほど脚本が破綻しているとは思いませんでした。この映画は童話「人魚姫」が下敷きになっていますが、もともと童話では世界設定などの描写を省略したり、誇張表現があったり、現実ではありえないことがあったりなどということはよくあることです。この「ポニョ」も絵本や童話の拡大と思えばそんなに枝葉にこだわらなくても楽しめるのではないでしょうか。いろいろ批判めいたことを書きましたが、最後に一番に言いたいのは、ポニョがかわいい!その一言です。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-01-18 23:58:00) (良:4票) |
238.今までのジブリ作品だと「となりのトトロ」に近い子供にもわかりやすい優しい映画です。今回はCG無しということで宮崎監督が手書きで丹念に仕上げ、迫力がありアニメの美しさがしっかり伝わってきたので堪能できました。ストーリーが個人的には終盤、盛り上がるヤマが欲しいなと物足りなさを感じました。次回作も期待します。 |
237.《ネタバレ》 始まってすぐ、クラゲの柔らかさ、家の壁や柵などの質感からくる画の暖かさにちょっと感動しました。 風に揺れ動く葉の一枚一枚に至るまで丁寧に描き込まれた画のディティールには目を奪われます。 非常に精巧であるばかりでなく、魔法によって命を吹き込まれた波の妖しさなど、ものの動きの表現が非常に豊かで画面を見るだけでも十分満足させられる程です。 ストーリーの中ごろ、海が荒れて大災害になりましたが、とてもメルヘンチックな描き方だったのが特に印象的で、普通の大人ならニュースでよく目にする被害状況や救助の光景などに着目しがちですが、子供の視点で見る災害は何だかとても穏やかでふわふわした気分になれてしまいました。 また、リサの車の運転が荒いようにも見えますが、窓の外の景色が物凄く速く流れているように描かれていたのも、子供の目にはそう映るからかもしれません。 あらゆる場面で子供の目を意識した箇所が見受けられますが、宗助には海水と淡水の違いくらいはちゃんと分かっていてほしかったです。ポニョは鮭の一種か?(←大人目線でスイマセン) 【もっつぁれら】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-02-22 17:06:01) |
236.《ネタバレ》 もののけ姫以降の宮崎作品では一番マシな出来だったと思います。見終わった後には結構プラスの感情が残りました。やりたいことは「ポニョや宗助のかわいらしさを見せる」「愛情あふれるコミュニティを描写する」「感情の爆発を描く」というあたりかと思いますし、それはできていたと思います。投げっぱなしでまったく説明なしの世界観もなんとなくなく納得できました。そんなことはどうでもいいんですね。実際の世の中でも理解できていないことなんてたくさんあるし。ただ、絵柄が素朴すぎで迫力が感じられないのはマイナスですね。 【承太郎】さん [地上波(邦画)] 3点(2014-12-14 19:40:45) |
235.今さっき鑑賞終わったばっかです。 その瞬間の気持ちは 「ばかじゃねーのこれ…」 物語を通して気になるのは、ソウスケは本当の子供なのか? 両親をなぜ名前で呼ぶのか? 母親がかなりオカシイ。 物語で一番存在感の薄い父親らしい人物がいるがそっくりな人が何人も出てきて分からない。 所ジョージの声優。 ポニョが気持ち悪い。 ダイジョブ? そしてうってつけはエンディングの「ポニョポニョ」の歌… 宮崎映画の一番の駄作。 これからは対象年齢記入して公開してください。 【happy_pink】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-10-21 12:17:23) (良:1票) |
234.ひどい。ひどすぎる。こんなにイライラする宮崎駿の映画は初めて。 会ってすぐに「好き」と言えるポニョの感情も理解できないし、「リサ」と呼び捨てにする宗介の設定も理解できない。それ意外にも理解できないことばかりで、恐怖すら感じる映画。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 1点(2014-09-30 23:37:46) (良:1票) |
233.この映画の登場人物たちは、恐怖心という感情がすっぽりと欠落している。 そんな鈍感な人々のドラマにのめり込める訳がない。そこを除けば及第点といった出来。 【勾玉】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-08-12 16:23:02) |