119.今頃になって気づいたのですが、実はこれ、意外に奥が深い作品なのではないでしょうか。中心の3人は、出発点の時点では、明確に自分の立ち位置と方向性を定めています。何もなければそのままに終わるところ、結婚式という本番を前にして、徐々にズレが生じ、すれ違いになり、それがどこかでぶつかり合うところにドラマがあるわけなのです。その感情の動きの描写についても、いきなり事件やエピソードに飛びつくことなく、ちょっとした繊細な揺れを注意深く取り扱っていることが、よく見ると分かります。ジュリア・ロバーツも、もしかしたらこれがベスト・アクトのような気がしてきた。キャメロン・ディアスとの共演シーンに顕著な、明るい作品の雰囲気の中に見え隠れする絶妙なネチネチ感が楽しい。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-09-23 01:51:50) |
118.《ネタバレ》 当時の制作の意図としては、ジュリアを久々にコメディの場に引っ張ってきたことと、新進気鋭人気上昇中のキャメロンを起用したことで成功間違いなし、と思ったんじゃなかろうか。四半世紀ほど経ってからこの作品を観ました。で、断言できるのはこの映画の美質は音楽とR・エヴェレットの存在であるということ。キャメロンの音痴カラオケ、親戚の集う会食での合唱そしてラストシーン。ポップスの心地よさを最大限に生かした演出には心掴まれました。 さらにジュリアの親友役のルパート、彼が良い塩梅に差し水をすることによって話が硬直せずにすんでいます。絶対にジュリアと恋仲にならない設定=ゲイ、としたことでラストのダンスも厚い友情を感じる大変爽やかな名場面になっています。 不満も多々ありますが。キャメロンの造型が甚だ浅く、若いだけの可愛い子ちゃんであること。なによりダーモット・マローニーがどうハードルを上げ下げしてもジュリアとキャメロンが必死に取り合うような素材に見えないこと。わたし的には大味顔のジュリアより各パーツの整った小顔のキャメロンが贔屓なのですが主役をジュリアに譲っていること、などです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-13 23:54:10) |
117.コメディタッチであったとしてもジュリアンの陰湿さにちょっと辟易してしまうので、途中で嫌な感情が起きてくる。 最後はハッピー・エンドになるだろうという雰囲気は全編に漂っていて、もしかすると安心して観られる映画だったのかもしれない。ところどころで出てくる音楽の使い方は悪くない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-10 19:42:59) |
116.そこそこ笑えるラブコメだがいくら薄っぺらさで覆ってもジュリアンの陰湿さは不快になる。類は友を呼ぶ感でマイケル、キム、ジョージらの人間性まで軽薄そうに見えてくる。20代だったヒロイン二人の魅力だけは伝わってくるが。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-03 15:28:09) |
115.キャメロン・ディアスは年相応のキャラでよいのだが、ジュリア・ロバーツはいい年してやってる事がバカげているので、コメディーから逸脱しておりイタイ人でしかなく笑えない。ジュリア・ロバーツがアラサーで、キャメロン・ディアスが二十歳の女子大生という設定のようだが、実年齢は5歳しか違わない。20代の5~10歳違いってかなり大きな差ではあり、スレた女と初々しい女の新旧女優対決みたいになっているが、当時20代だったと思われる2人も今や40代になってしまい、時の流れを感じさせられた。 年齢差というのは加齢と共に無関係になるわけで、中年になればその凝縮度合とそれまでに形成された内面とで総合的に判断されるんだろう。2人のその後という感じで中年バージョンの続編を作ってみると面白いのかも。あと、シカゴの町並みは相変わらず絵になると確信。 |
114.《ネタバレ》 ジュリア・ロバーツは一時期、イメージを変えようと果敢に挑戦していましたが、ことごとくコケてしまいました。そしてこの作品で久しぶりにラブコメに。 まず、わざわざジュリアンに付き添い人を頼むキミーはちょっと意地悪だわね、他にいないはずないし。 だいたい昔フラレた女を結婚式に呼ぶってどーゆーこと?ココがそもそもおかしい。呼ぶようにもっていったのはキミーじゃないの?。。。付き合う相手の過去は知ろうとしないこと! 彼女はマイケルのジュリアンに対する気持ちがどうなのか相当不安だったんだろうなあ、表向きはジュリアンが嫌な女のようになってるけど、わりと単純でストレートに感じるのよ。 天然ぽいけど実は結構ずる賢いというか、したたかなのはキミーだと思うんですよね、こう感じるワタシってイヤな女ですかね?(笑) ネットのお悩み相談なんかで結婚するとなったらそれまで仲が良かった女友達との確執、トラブルが表に出たなんてハナシをひっきりなしに目にするし「ベスト・フレンズ・ウェディング」というタイトルには何か皮肉が込められてるような気がしないでもないです。 この監督の「ミュリエルの結婚」を観ると女の本音?実態?そんなものを描こうとする監督なんだとわかるように思います。あら、「キルトに綴る愛」もそうなのね。 女性を描く監督さんなんだ?フィルモグラフィーの中にあるキャシー・ベイツ主演のに興味シンシンになりました、すごいキャストだぁ 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-04 19:09:13) |
113.《ネタバレ》 オープニングの歌で観るのやめようかと思った(笑) オープニングを男一人で見ているのを、もし誰かに見られていたらと思うとぞっとします(笑) いきなりどうでもいい話をしてしまいすいません。 では感想です。 ジュリアン・ポッター(ジュリア・ロバーツ)、途中までは良かったのですが、中盤から後半にかけてさすがにしつこい。辟易します。非常に主観的な感想を述べるなら、彼女はやりすぎです。(もちろん脚本のせいですけど) 私はストーリーを先読みする悪い癖がありまして、今回もキミー(キャメロン・ディアス)とマイケルの婚約が破談しそうになったら、結局親友の幸せのために、二人の仲が修復するように、ジュリアンが奮闘し始めるんじゃないかと、勝手な予測をたててしまったのです。だってタイトル、『ベスト・フレンズ・ウェディング』ですよ?どこがベスト・フレンズやねん。本当の親友であれば、親友の幸せぶち壊すようなことするんじゃねーと思います。 キミーがダメ人間であれば、ジュリアンの行動も理解できたのですが、キミーと結婚すれば高い確率で幸せになれるんだから、もう少し早いタイミングで応援してほしかったです。 ですから、普通だったら、1点とか、2点とか・・・ ただ今回は、映画の出来が個人的な好みを上回ってしまい、観ているときも観たあとも、それなりに面白かったんです。それに、ジョージの存在は、この作品の嫌な面を緩和するのに、非常に良いアクセントになっていると思います。 で、最終的には6点くらいかと。このストーリー、脚本に共感できる人であれば、この映画はその人にとって最高の1本になるかと思われます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-04 14:50:53) |
【K】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-25 13:28:09) |
111.《ネタバレ》 ラブコメはこうでなきゃね。とっても気分良く鑑賞終了。もちろん、ジュリアロバーツのオーラもずっと振り撒かれてる。話の運びは少し物足りないところもあるし、前半はちょっとかったるい。でも後半から盛り上がってくるし、後味も良い。いい人ばかりで。ジョージ役はオイシイ役どころだったな。印象に残る場面も多いんだよなあ。時折挿まれる音楽も良い。レストランで皆で合唱手拍子になっていく場面、トイレで二人が仲直りして拍手する場面、ラストのダンス。特に好き。ジュリアの演技持ち味が炸裂してるんだよね。感情豊かな。キャメロンディアスの持ち味でもあるはじけるような無邪気な笑顔も良かったです。大好きな作品です。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-16 14:46:09) |
110.《ネタバレ》 なんだか凄くジュリア・ロバーツが魅力的だった。好きな人が突然結婚するってなってなんとかしようとする。必死に何とかしようとしているジュリアン(ジュリア)がいい。やっていることには酷いこともあったが、あまり嫌な気がしなかった。マイケルからは酷いことをされつつも、それ程にも愛してくれていたと、という言葉が。そして思い叶わなかったジュリアンには最後にジョージがやってきて・・・という感じで、落ちた後のフォローがちゃんとしていたから、最終的にはストレスを感じない内容となっていてグッドだった。また、数々の挿入歌も物語の演出上効果的に働いていて、それがアメリカ的でもあり良かったと思う。 【スワローマン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-14 23:11:21) |
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109.《ネタバレ》 偽装メールもそうだけどそんな短時間でコロコロ気持ちが切り替わるのかな?と後半からはリアリティがなさ過ぎると言うか、腑に落ちないモヤモヤした気分でしたね。 最後にハグして出て行く辺りからはその感じも何か納得できてしまいましたけど。 個人的には1シーンしか出ないポール・ジアマッティが良かった。 カメオ出演なのかな? 【かめきち】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-05-12 03:37:33) |
108.《ネタバレ》 最低なオンナね!! 他人のパソコンから偽メール送信、元カレを解雇に追いやって結婚を台無しにしてやろう!なんて…完全に犯罪行為でしょ。 ジュリアンは元恋人のマイケルが結婚するって聞いてただ単に勿体なくなっただけ。 大して遊んでなかったオモチャでも他の子供にあげることになった途端に惜しく感じちゃうってのと基本的には同じよ。 それなのに勘違いしちゃって、アノ手コノ手を使って結婚式をブチ壊してやろうとする彼女の姿は痛々しい上にホント最低、完全にアウトよ! でも!!なぜか彼女の気持ちもわからなくもない気がしてきちゃうのは…やっぱりジュリア・ロバーツのコケティッシュな魅力と演技のおかげなんでしょうね。 おちゃらけてる割に妙に達観したトコのあるゲイのジョージも、底抜けに素直で明るいキムも、真面目で優しそうなマイケルもみんないい味出してくれてるから、ともすればイタイ最低オンナの笑えない映画になってしまいそうなお話も後味サワヤカに終われてる気がするわ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-19 17:50:02) |
107.《ネタバレ》 ○残念ながら主演俳優が全く魅力的ではない。設定上もそうだが、俳優としてもあまり魅力を感じない。ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアスに圧倒的に消されている。○二人の女性にしてもなんかいまいちなキャラ設定。最後にダンスをして終るのはまあまあ良かったが、それまでも釈然としない話。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-01-18 23:22:17) |
106.《ネタバレ》 意外と切なかった。展開は簡単に読めてしまうけど、 覚悟してたってきゅんとくる、、、。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-26 10:46:11) |
105.ジャンルとしてはラブコメになるんだろうけど、 この設定はもう最初から「ベストフレンズ」じゃないよね。 まあ何とも軽薄な序盤の流れだけど、またヒロインの奮闘ぶりがあまりにもしょーもなくて、 笑えないうえに、まったく共感できなかったのが致命傷だった。 一方、本作では脇役のキャメロン・ディアス。彼女のキャラは立ってないのに、一途でかわいい。 鑑賞している側は多数の男性が彼女を選ぶだろうし、ありえないほどのミスキャスト。 これじゃヒロインはまるでピエロ状態で、なまじ演出がいいだけに余計それが目立ってしまった。 ヒロインの切ない気持を表現することが本筋のはずなのに、 それに見合ったシナリオやキャスティングが用意されてないなんて・・・。 女性の方が、男性よりは感情移入できるかもしれないね。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 08:58:40) (良:1票) |
104.《ネタバレ》 これは面白かった。最後までどうなるか分からないのが良い。キャメロンディアスが歌ってるシーンで、あぁこれ一回観たなぁと気づいたのですが、再見でも面白かった。この頃のジュリアロバーツが一番きれいだったように感じました。でも内容は、あのモテモテの彼は自分勝手な男だなぁと思いましたね。まぁ離婚するでしょ、すぐに。こんな男のどこがいい?と冷めて観てました。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-29 23:49:22) |
103.《ネタバレ》 良く覚えてないんだけど なんか嘘メールを送っちゃって その後凄いあたふたしてる コメディエンヌ演技っぷりが 最高に良かったジュリアロバーツ。 だけどそこしか良くなかった。 でもこーゆーアメリカ人の作るアホなラブコメ好きですけど。 でも点数は4点で。 【Pecco】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-25 00:58:42) |
102.《ネタバレ》 ナカナカ面白かった オープニングが独特 全体的にオシャレなムード キャメロン・ディアスあんまり観たことなかったがやっぱりきれいだ(目がまぁ青い) オンチなのに一生懸命歌ってるシーンは…すごいね(感心) ※アメリカでもカラオケってあるんだね(笑) でもどちらかといえばジュリア・ロバーツのほうがいいなぁ 性格悪いけどおちゃめでかわいいとこあって、ちょっと強気なところもいい感じ♪ 全体的にラブコメの王道をいきつつも歌…みんなで歌うシーンはいいね!ミュージカル系なのは苦手だけどこの映画は嫌味がない …ダンス 二人で踊る最後もよかった の使い方がうまいいい映画でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-17 08:24:54) |
101.「ミュリエルの結婚」のP・j・ホーガンの作品らしく明るい軽快なラブ・コメディーで観てるだけで元気になる楽しい映画でしたが、監督お気に入りのハズ?せっかくのレイチェル・グリフィスを薄っぺらい役でほんの数分しか出さないのは勿体ない限りでした。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-08 22:10:51) |
100.テレビ放映の時、オープニングが丸々カットされていて、あそこ切っちゃったらダメでしょー!って。マリリン・モンローの映画みたいな、とってもイキなタイトルバックなのにね。ジュリア・ロバーツが女ジョン・ベルーシみたいな迷惑キャラになっちゃうこの映画ですが、精神的な弱さモロさを起点にしているので憎めません。ジュリアはキレイキレイした役よりも、こういう、ちょっとハズした役の方が私には魅力的に思えます。ベタベタなラブストーリーは苦手だけど、これはちょっとホロ苦くて、でも結構笑えて好きです。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 23:22:04) |