シックス・センスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シックス・センス

[シックスセンス]
The Sixth Sense
1999年上映時間:107分
平均点:7.05 / 10(Review 694人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-10-30)
ドラマホラーサスペンスファンタジーミステリーオカルト映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-11)【イニシャルK】さん
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監督M・ナイト・シャマラン
助監督ジョン・ラスク
アンドリュー・モンドシェイン(第二班監督)
演出伊達康将(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
キャストブルース・ウィリス(男優)マルコム・クロウ
ハーレイ・ジョエル・オスメント(男優)コール・シアー
トニ・コレット(女優)リン・シアー
オリヴィア・ウィリアムズ(女優)アンナ・クロウ
ドニー・ウォールバーグ(男優)ヴィンセント・グレイ
ミーシャ・バートン(女優)キラ・コリンズ
ケイディー・ストリックランド(女優)訪問者
M・ナイト・シャマラン(男優)ドクター・ヒル
グレン・フィッツジェラルド(男優)ショーン
菅生隆之マルコム・クロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
矢島晶子コール・シアー(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
勝生真沙子リン・シアー(日本語吹き替え版【ソフト】)
唐沢潤アンナ・クロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊藤和晃ヴィンセント・グレイ(日本語吹き替え版【ソフト】)
林玉緒キラ・コリンズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
長克巳ドクター・ヒル(日本語吹き替え版【ソフト】)
近藤玲子(日本語吹き替え版【ソフト】)
後藤敦(日本語吹き替え版【ソフト】)
亀井芳子(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
落合弘治(日本語吹き替え版【ソフト】)
内田直哉マルコム・クロウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
堀越真己リン・シアー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
島本須美アンナ・クロウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
平田広明ヴィンセント・グレイ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小林沙苗キラ・コリンズ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
佐久田修ドクター・ヒル(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
森川智之(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
伊倉一恵(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
青山穣(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
磯部勉マルコム・クロウ(日本語吹き替え版【機内上映】)
伊藤隆大コール・シアー(日本語吹き替え版【機内上映】)
駒塚由衣リン・シアー(日本語吹き替え版【機内上映】)
田中敦子〔声優〕アンナ・クロウ(日本語吹き替え版【機内上映】)
井上倫宏(日本語吹き替え版【機内上映】)
脚本M・ナイト・シャマラン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
編曲ブラッド・デクター
ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影タク・フジモト
製作フランク・マーシャル
バリー・メンデル
キャスリーン・ケネディ
配給東宝東和
特撮スタン・ウィンストン・スタジオ(特殊効果)
美術フィリップ・メッシーナ
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集アンドリュー・モンドシェイン
字幕翻訳清水馨(字幕翻訳)
その他ピート・アンソニー(指揮)
あらすじ
小児精神科医マルコム(ブルース・ウィリス)と妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムス)宅にある晩、嘗ての患者ビンセントが押し入ってきた。彼は自分を治せなかったマルコムを恨んでおり、マルコムに向かい発砲、自殺した。 一年後、未だにあの日の事件を重く引きずっていたマルコムは、妻とは会話もない冷えきった生活になっていた。そんなある日、マルコムは心を閉ざす一人の少年、コール(ハーレイJオスメント)と出会う。彼にビンセントの影を見たマルコムは、必ず彼を助けようと決心する。だが、コールには大きな秘密があった・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

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694.ブルース・ウイリスが実は途中で死んでいたそうで、そのあたりが(他人から指摘されるまで)最後まで全くわかりませんでした。退屈の2時間でした。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2024-11-09 19:32:19)
693.《ネタバレ》 昔、大道に客を集めて踊る紙人形を売る香具師がいた。江戸川乱歩の時代の話みたい。でも実はいまも見かけます。
客に自分の周りを円形に囲むよう呼び掛けた男が、人の輪のまん中に人形を置く。ピエロの絵が印刷された紙の胴体に紙テープの足がついただけのお粗末な代物です。男が呪文をとなえると、人形がピョコンと起き上がりひょこひょこ踊るような動作を見せます。たしかに奇妙な光景ですが、人の輪の外から見ている者には仕掛けは一目瞭然。踊る人形を感心して見ている人々の中に一人、ポケットに手を半分突っ込んで何やら指を動かしている人物が。
集まった客の中にサクラが仕込まれているんです。
じつは人の輪を見えない糸が横切っていて、一端を立木や手すりに結び、反対側をサクラが手に持っている。
糸の真ん中の位置に人形があるというわけ。
ほかの客と一緒に踊る人形を面白がって見ているサクラが実はその人形を操作している。
テレビで演じられるマジックでも、マジシャンの手際にびっくりしている客がじつはタネの大部分を操作してるなんてのがあります。
メディアリテラシーとか、いろいろに啓発的です。
僕の知り合いにもこれ買っちゃったやつがいるくらいなので結構騙される人もいるのでしょう。
人の輪があってサクラがいる状況でしか再現できないおもちゃなんて持っていても何の意味もない。買って帰って仕組みが分かった瞬間にゴミになってしまう。
騙して売れてしまえばそれでオーケーという商品です。
「シックスセンス」ってそんな映画です。
観客を騙すこと一点に全振りした映画ですね。
騙されたことに爽快感を感じるような映画、たとえば「スティング」などはありますが、「シックスセンス」はそれとは違う。
この映画の登場人物には、映画のシーンに現れる以外の生活時間は存在しない。あるとすればこのお話は完全に破綻してしまうのです。
主人公の小児精神科医は、自らの患者に腹を撃たれます。その後看ることになった少年は幽霊が見えるという症状を持っています。少年は語ります。「幽霊は自分が死んだことに気づいていないんだよ」と。
ほら、公明正大だろと制作陣は言うでしょう。
しかし映画に映っていない時、彼はなにをしているのでしょう?
寝たり風呂に入ったりしないの?
少年を看ることになった経過は?依頼人とは会ったの?
少年の家でその母親と一緒に腰掛けて少年を見守っているシーン。
この状況ってまったく会話せずにいられるもの?
会話のない妻には無視されていると感じるのに少年の母親にはそれを感じないの?
むちゃくちゃ好意的に考えれば成立しないわけでもないのかもしれません。
物に触れることはできないが、念動力を使うことができる。
それを自分では手でドアを開けたり機械を操作したりしていると思い込んでいるとか。
他人とのコミュニケーションも取れていると思い込める。でも妻との間でだけはなぜかそれが成立しないとか。
幽霊ってどんな設定でもできるから便利ですね。
移動ができない地縛霊と移動できる浮遊霊がいるのを筆頭として。
目に見えないが写真や鏡には写る。逆に目には見えるが写真や鏡に映らない。
物に触れることができない。逆に人に触れて驚かすことができる。
自分が死んだことに気がつかない。逆に死んだことを覚えていて人に恨みをぶつける。
ものを考えることができる幽霊とできない幽霊はこの映画にも登場します。
幽霊から幽霊が見えるのか見えないのかもご都合次第。
幽霊からは人間が見えないなんて設定の映画もありました。
いったい幽霊ってなんなんだ?人間の想像力って大したものですよね。
ところで、「シックスセンス」の冒頭にはブルース・ウィリスからのお願いと称して「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というメッセージが表示されます。
これは全く余計なお世話というか、必然性が理解できません。
観客はこのメッセージを見たことで、どんな秘密があるのか推理を始めてしまいます。
その結果だいたいこの秘密に思い当たってしまう。ぼくもそうでした。
騙される快感を自ら奪ってしまっています。
といったことを僕は2002年頃に自身の雑文サイトに掲載しました。
ところが数年前に書店で松本人志さんの著書を立ち読みしていたところ、これと全く同じ内容のことが書いてあるのを見つけてしまいました。
原稿の雑誌掲載も僕の雑文と同じ時期。
このシンクロニシティにはびっくりしました。というのも大げさで、結局は誰もが思っていたことなんでしょうね。
本当にこんな余計なことをしてなにをしたかったんですかねえ。
かずくんさん [DVD(字幕)] 6点(2024-07-31 01:27:56)
692.《ネタバレ》 もう何回も観ているのに、BSでやってたのでまた観てしまい、そしてまた号泣させられた。作中に仕掛けられたトリックばかりが注目されるが、実際にはこれは心を通わせることによって魂を救済する物語だ。終盤、自分の使命に気づき、受け入れ、一回り成長したオスメント君は、クラスの演劇で見事に主役を張る。それまで常に眉間にしわを寄せて不安な表情だったオスメント君が、初めて子供らしい無邪気な笑顔を見せる感動の場面だが、客席に母親の姿は無い。ラストの車内のシーンで、母親はハンドルを握りながら、オスメント君の顔も見ないで、「発表見に行けなくてわるかったわね、忙しくてね」などと素っ気なく言う。一見冷たそうに見えるが、ここまで映画を見てきたぼくらは、この母親は、実は、とっても良い母親だとわかっている。このシーンの母親の演技、演出はすごいと思う。オスメント君もそんな母親のことが分かっていて、自分の秘密を告白しようと決心する。この世に思いを残して亡くなった者が、救いを求めてオスメント君に取り憑くわけだが、おばあちゃんがオスメント君に取り憑いた理由は、娘(つまりオスメント君のお母さん)と心を通じ合わせることができなかったから。最後、オスメント君から、自分がおばあちゃんからどんなに愛されていたかを知った母親が、無防備な子供のような表情になるシーン、あそこで必ず号泣させられてしまうのだけど、あの場面では、お母さん、おばあちゃん、オスメント君、それぞれの魂が同時に救済される、映画史上屈指の感動的なシーンだと思う。。
すらりんさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-06-19 17:46:20)
691.《ネタバレ》   
とても久しぶりに見た。やっぱり面白かった。
どんでん返し映画的な評価が高いけども、
当時の宣伝文句がどんでん返しがあるから、見た人は誰にも言っちゃダメみたいな煽りが多すぎて、
個人的には途中で、あ、そういうどんでん返しね、と気づいてしまった苦い思い出がw

でも久しぶり見返してみると、とっても優しくて優しくて優しい映画。
愛されているか不安に思っても、必ず誰かが愛してくれているという思いにあふれる映画でした。
もちろん映画として、反する人や表現もあるけど、
伝えられなかった思いや、死してなお愛し続けている思い。そして死者への慈しみ。
エンディングに向けて、優しく柔らかく軟着陸するような、
そんな余韻を、ゆっくりと残してくれる映画。
こっちゃんさん [インターネット(字幕)] 10点(2024-02-08 23:01:35)
690.《ネタバレ》 全体的に良かった。子供の演技、重厚感と芸術性ある質感、わかりやすくもスッキリしたオチ。
ただ一つ、コールの家のロビー?でコールくんの母親とソファで向き合ってる時って、初めてマルコムとコールくんが会った時ですよね。
マルコムを見えてない母親とまったく喋らなかったことは解るんですが、そもそもなんでマルコムはあそこにいるの?
1年後にどこかからコールくんのことを患者として知り、職務的に面談に行くのはいいとしても、マルコムはアポなしで勝手に家に入って勝手にソファに座ったわけ?
どこのまとめサイト見てもわからん、すごく不可解。
460さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-02-07 22:32:49)
689.《ネタバレ》 幽霊が見える子供の話。はっきりいって付いて行けなかった。俳優は皆さん素晴らしい演技だったと思うし、映像も音楽も美しい。名作の雰囲気に満ちているが、幽霊が見えるって統合失調症ですか。全然治療していないんですけど。途中何度か寝た。
主人公の名前がマルコムだとわかってなかったので、ラストシーンで奥さんはマルコムという浮気相手の名前を口にしたのだと理解してしまった。ココの書き込みを読んでようやくオチがわかった次第、オレってアホですか・・・
ブッキングパパさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-10-15 19:44:16)
688.二度とこの衝撃を味わうことはできない。
TERUさん [映画館(字幕)] 9点(2023-04-07 22:07:17)
687.ヒーローも悪役も出さず、社会や人類を揺るがすような大きな事件が起こるわけでもない。他人に話せない秘密や小さな後悔といったどこにでもいそうな平凡の人たちのありふれた感情を丁寧に描いただけで大ヒットした、そう考えるとちょっと驚異的な達成かもしれないです。仕掛けられたギミックは大衆に訴求する最低限の娯楽性を持たせるために必要だったのでありそれほど重要な要素ではありません。偉大な州の歴史を語ろうとし悲惨な歴史を無視しようとする教師、父母が揃った家族像を前提としたCM、この二つは明らかに批判的に描写されています。マッチョとはほど遠い小児精神科医とシングルマザー家庭を主役に据えたのもハリウッドのメインストリームから距離を取る意図があったと思います。のちのM・ナイト・シャマランの作品はギミックやシチュエーションへのこだわりとドラマのバランスが悪く、物語のリアリティまで失ってしまっているのが残念です。
Сакурай Тосиоさん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-23 23:29:15)
686.《ネタバレ》 - The Sixth Sense - “第六の感覚”SixじゃなくSixthだったんだ。
この映画の面白いところは、『死者が見える(自称)』というコール少年を、如何にしてカウンセリングで救済するか。
マルコムは小児カウンセラーとして名声を得ていたところに、彼が救済できていなかった少年ビンセントの凶行で、振り出しに戻るどころか夫婦関係までこじれたマイナスから始まる、言わばやり直しの物語。
マルコムがカウンセラーとして名声を得るということは、相当の数のケースを診てきたんだろう。多くの症例は解決しても、患者とはそこまでな関係。ビンセントもたくさん診てきた中のひとり。彼が侵入した時、10年経っていたとは言え、パッと名前が出てこないところは、そんな表現だろう。

映画を観る側はマルコムの目を通じて、コール少年をビンセントと重ねて観るわけだ。何故ビンセントを救えなかったか、どうするのが正解だったのか。彼らの目線に立って、彼らが見ているものを信じること。死者が見える(自称)のを見えなくするのが解決ではなく、その先に何があるのか?を見て、死者の訴え(自称)を一緒に解決することが正解だった。
ビンセントとは築けなかった信頼関係を、コールと築くことが出来たマルコム。“病気を根絶するのではなく、病気と長く付き合う”のと同様に、解消するのではなく緩和から始める治療もある。「少女の死の記録が出てきて、実は殺人事件だったなんて、偶然にしても不思議なこともあるものだ」で、締めくくっても全然成立する。カウンセリングの報告書としても、映画としても充分に。

コール少年の問題は解決。ビンセントの失敗に縛られたマルコムの一年の苦悩も解決。さぁアンナとの夫婦関係の再構築と、ようやくやり直せたその一歩先に、実は・・・があったから、映画館で観た人は驚いた。私もしっかり驚いた。
エンディングばかりが評価されがちだけど、ソコが全ての映画ではなく、何回観ても楽しめてしまうのは、先に書いた通り。そして“やり直しの物語”にも関わらず、そこから再構築ではなく結末に繋がること。ここでもしマルコムの新たな苦悩が始まるバッドエンドだったら、ちょっと世にも奇妙なナントカみたく、安っぽくてガッカリだったと思うけど、結末の後味の良さがまた秀逸。とても美しかった。

私がそうだけど、この結末を予想できなかった人って、たぶん常識的な生き方を選ぶ人に多い気がします。きっと学校や社会で身についた常識に誘導されて、あの結末をハナから除外してるんですね。みりんみりんみりん…鼻の長い動物は?10回クイズの醍醐味は引っ掛からないことではなく、豪快に引っかかってワハハって笑うところにあります。引っ掛かる引っ掛からないが頭の良し悪しではなく、その瞬間を体験した同士の共時性とか、そっちの方だと思います。
なんかココでレビューを締めると、私までエンディングが全ての映画扱いしてそうなんで…
劇場で観た時、コールが辛そうな顔してブリーフ姿でトイレに駆け込むシーンで、私の右隣りの女の子たちツボったらしく「ブワハッ!」って吹き出して。
そしたら左隣のおばさまが『ウルサイわよ!』って感じに凄い顔して私を睨んだのね、いや私はこの子達の仲間じゃないし。右の子たちは『クックック』って笑い堪えてるし、左のおばさまは10秒近く無関係の私を睨みつけてるし…あの時はヒヤッとしたわ。
K&Kさん [映画館(字幕)] 9点(2022-12-17 20:31:22)
685.《ネタバレ》 二段落としのやり方が非常に素晴らしい。一段目のバラしもインパクトがあって、この告白は子供にとっては大変なものです。その上での二段目の落とし方があまりにもスマートで、完璧としかいえない流れです。マルコム(ブルース・ウィリス)の驚きはそれはもう世界がひっくり返るほどだったと思いますが、観客もそれと同じくらい驚いたハズです。勘ぐらずに純粋に映画の流れに乗った人は素晴らしい体験が出来たことでしょう。私もハマったのでメディアが新しく出るたびに買いなおす羽目になっています。。

マルコムの演技はもちろんのこと脚本・演出も非常に素晴らしく、本編鑑賞後にメイキングを見ると、もう一度本編を鑑賞したくなるという楽しい映画になっています。子役のコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の演技も抑えが効いていて非常に良く、この手の子供特有の疎外感や内向的な雰囲気がとてもよく表現されています。
また、この手の映画はどんでん返しばかりが話題になりがちですが、本作においては第六感はきっかけにすぎず、最終的にマルコムは妻へ、コールは母へ(母はおばあちゃんへ)、少女の霊キラ・コリンズ(ミーシャ・バートン)は親戚一同へ、と、全て家族の問題に帰属・収束する点が非常に素晴らしいです。この「愛」を語る脚本のおかげでこれほどの名作に昇華したのは疑いようのない事実だと思われます。

全体的にヒットしたのが納得できる素晴らしい映画です。難点は監督さん(M・ナイト・シャマラン)が二段落としの呪縛に一生捕らわれることですね。この監督さん、コレ以後もこの映画を超える映画が生み出せないようですが、それでもなお、、諦めきれないようです。お気の毒に。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2022-09-25 11:16:35)(良:1票)
684.《ネタバレ》 テンポが悪く見せ方が実に下手クソ。ブルース・ウィルスもミスキャスト。アンタに医者役は似合わない。しかも子役に食われている。ダラダラしていて観ていて途中、何度も眠くなった。ラストも最初、何だかよく分からず、衝撃が感じられず、あっそうといった感じ。最後くらいCGを使って空気を変えなさいよ。これだったら、最初から正体が分かっていて、似たようなラストで派手なエンディングをする「ゴースト/ニューヨークの幻」の方が何倍も良い。

※シャマランよ、君はシックスセンスよりも、まず、映画作りのセンスを磨きなさい。
festivaljapanさん [DVD(吹替)] 3点(2021-10-02 17:25:27)
683."衝撃の結末"と話題になったもののそれは装飾にすぎず、オカルトホラーと見せかけて、登場人物の葛藤と救済を描いた、真っ当なヒューマンドラマとして仕上げたところが良ポイント。その後、シャマランは変に奇をてらって、本作を超える佳作を未だ作れていない。多分に本質はあちら側で、偶然マッチした産物なのかなと思ったりする。
Cinecdockeさん [ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-30 22:43:25)(良:4票)
682.《ネタバレ》 初めて観たのは公開当時。中学生だった。予備知識なしでみたので、結末にはとても驚かされた。映画鑑賞数が少なかった私には信じられないほど度肝を抜かれた、鳥肌がたった。
大人になった今、再度鑑賞。
結末がわかっていても、集中してみられた。本当は亡くなってるから妻とのレストランシーンなど、違和感あるんですね。
中だるみもなく、結末も驚きがあり、良質な作品です。
ブリーバンデカンプさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-04 10:48:22)(良:1票)
681.《ネタバレ》 この映画で起きる色々なエピソードには「後悔」というキーワードがあてはまる。
それも、死のあとにも残るほどの後悔。

マルコムが成仏せずこの世に幽霊としてとどまったのも、仕事人間だったために妻との疎遠な関係を後悔していることや、
ヴィンセントを救えなかったこと(彼も幽霊が見えていた子供であったが、それをマルコムに理解してもらえないまま病気として解決とされてしまったことを苦に自殺してしまった)などが、彼の死後も心残りだったからである。

台所に出た傷だらけのおばさんは、夫のDVで苦しんで自殺したのだろう。
夫への恨みが消えないまま、こんな男と結婚してしまったことへの深い後悔が残っているのである。

毒殺された少女も、自分の死の真相を父親に知らせ、妹まで義理母に殺されかねない(お通夜で「妹さんも体悪いそうで」という会話から察し)のを阻止したかったが、それができないまま死んでしまった後悔があったから幽霊となってとどまっているのだ。

そんな中、後悔を心に残す霊と出会うたび、彼らの後悔を解決していくのがコール少年。

幽霊にとって、この世に残した人への思いを託せる頼れるメッセンジャーだ。


でもコール少年の一番の功績は、見知らぬ幽霊たちではない。
母親の母親(コール少年の祖母)のメッセンジャーとなり、祖母が母親に伝えられないまま死んであの世でずっと後悔していた思いを、母親に伝えたこと。

「ケンカしたあと、険悪な空気になってあなたは私がダンスの発表会には来ないと思ってたとおもうけど、実はちゃんとこっそり見に行っていたのよと伝えてほしい」

「お墓の前であなたが私にした質問した答えは、”YES”(「私を愛していた?」という質問だと察し)だと伝えてほしい」・・・

そうです、よくあることですよね、家族間で、心の中では思っていても言葉にして伝えていなくて、伝わっていないこと。

私はここで号泣した。
今思い出すだけで泣ける。。。。

私は鑑賞当時、中1の娘がいたが、この頃の娘は反抗的になりもするし、きまずい母娘関係になったりもする。
でも愛しているし、いつだって心配している。。。
それを娘はちゃんと分かっているだろうか?それをあらためて考えさせるシーンだった。

この場面が出てきたとき、背後でノンキにスマホをいじっていた娘に「私はあなたのことが大好きだよ」と泣きながら言ってしまった。
(娘は目がテン…)

あなたは、もし今亡くなってしまうとしたら、思い残すことはないか?

後悔することはないか?

思いを伝えるべき相手にきちんと思いを伝えられているか?

あらためて自問して、もしあれば、早めにそれをできるだけ解決していくといいのだと思う。

”今ある命、人生をいかに、大切にして生きていくか”

この「シックスセンス」はただのサスペンス・ホラーでもトリッキーなどんでん返し映画でもなく、

『今ある命、大切に生きてください』

という静かなメッセージが込められた、深い作品だと私は受けとめた。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-03-19 09:05:51)(良:7票)
680.《ネタバレ》 公開当時、かなり話題になっていましたよね。でも、どうなんでしょう?ハリウッドのメジャー作品としては斬新な内容だったと思いますが、この当時でも「実は主人公は死んでいた」、そのネタ一本で勝負するのはちょっと苦しいものがあったんじゃないでしょうか?
同じネタというだけなら、もっと昔のもっとマイナーな作品の中に、これより練り込まれたものがいくつもありますので。
この後、シャマランは奇をてらったような映画を連発しますが、世間の評価は「何か凄い監督」から「ええ加減にしとけ!」に変わって行ったのは周知の事実・・・
J.J.フォーラムさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-03-09 09:58:41)
679.《ネタバレ》 15年くらい前に職場のテレビで放送されていて、冒頭、ブルース・ウイリスが銃で撃たれたシーンだけ見ました。
仕事中だったので、帰宅してレンタルビデオで見ました。
当時、全く予備知識がなかったため、ラストの衝撃は凄かったです。
で、先日テレビ放送されたので久々に見たのですが、オチがわかってしまっているせいか、なんだかダラけるシーンが多いように感じて、結局主人公と少年のその後はどうなったのだろうかと、余計なことばかり考えてしまいました。
なんとなく中途半端に終わっているように感じました。
でも面白い映画です。
人にオススメできる作品です。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-21 15:23:56)
678.《ネタバレ》 全体的な感想は可もなく不可もなくといったところ。ホラーはあんまり好きではないが、泣かせる話もあったりしてちょびっと感動。
でもなあ、無理があるよ、あのオチは。期待しすぎたせいか、また見たいとは思わなかった。ただ、ラストのオチへの伏線を再確認するために、完全版のDVDを見るのもまた一興かと。
(2020.5再鑑賞。私の好きなアンブレイカブルに共通する監督の雰囲気は同じで、静かでセリフも抑揚がない。主人公が正義に目覚めて生きる目的を発見するのも同じだが、こちらは盛り上がりに欠けるうえにホラーシーンも出てきて趣味が悪い。ラストに向けてポジティブな方向へ収束していくのはさすがの手腕だけど、ホラー好きじゃないかぎりおすすめしません。)
mhiroさん [地上波(字幕)] 5点(2020-05-21 10:12:57)
677.《ネタバレ》 公開当時に映画館で鑑賞して以来、13年振りの2回目の鑑賞で答え合わせ。確かに、伏線の張り方が素晴らしく、それでいて、1回目の鑑賞で全く気付かせることなく最後まで見せられたところは高評価。とにかく、映画史に名を残した映画であることは間違いない。結末が衝撃的な映画とは?で今後も必ず話題に上ることでしょう。
いっちぃさん [地上波(吹替)] 7点(2019-11-30 20:53:18)
676.一度観た映画は、すぐに観かえしたりしないのですが、この映画に限っては連続で観てしまいました。数年間レンタルも映画館も行かなくなった時期があるのですが、映画の世界に引き戻してくれた作品でした。。。追記、最後の方の親子が分かり合うところは泣けました。。。ネタバレ無しで楽しめたのはすごく良かったかも?【追記】中国嫁と再鑑賞、ホラーが観たいということで、こちらをセレクト、ホラーと見せかけて実はヒューマンドラマ&映画のオチという、二重のトラップを仕掛けてみました、楽しめたようですw
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 8点(2019-08-21 21:47:22)
675.《ネタバレ》 見た時は傑作と思えたのだが、今思い返して見るとそうでもない。思い出すシーン、記憶に残っている映像が皆無
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-27 22:44:11)
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【点数情報】

Review人数 694人
平均点数 7.05点
050.72%
130.43%
271.01%
3263.75%
4334.76%
5497.06%
68912.82%
714520.89%
820128.96%
99413.54%
10426.05%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.37点 Review27人
2 ストーリー評価 7.72点 Review44人
3 鑑賞後の後味 7.53点 Review39人
4 音楽評価 6.11点 Review26人
5 感泣評価 6.66点 Review30人
chart

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞ハーレイ・ジョエル・オスメント候補(ノミネート) 
助演女優賞トニ・コレット候補(ノミネート) 
監督賞M・ナイト・シャマラン候補(ノミネート) 
脚本賞M・ナイト・シャマラン候補(ノミネート) 
編集賞アンドリュー・モンドシェイン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
助演男優賞ハーレイ・ジョエル・オスメント候補(ノミネート) 
脚本賞M・ナイト・シャマラン候補(ノミネート) 

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