4.《ネタバレ》 芥川龍之介の小説が大好きで地獄変も何度も読み返しているんですが、映像化するにはこれ以上はないってくらい良くできてます。
とにかく画面が美しい。あとキャストが完璧。
これ以外は考えられない。
この映画が存在するのを知る前から良秀は仲代達矢が合うよなぁと思ってたらやってくれてるじゃないですか。
小説は芸術至上主義だった良秀が政治的な発言をするのもまた興味深い。し良秀を渡来人という設定にして唐絵と大和絵の対立や娘の結婚を許さなかったりと現代の問題を反映している点については人によっては拒否反応を示すかもしれません。
ともかく小説とはまた一味違う地獄を見せてくれます。