忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954)

[チュウシングラハナノマキユキノマキ]
1954年上映時間:233分
平均点:6.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1954-10-17)
時代劇モノクロ映画歴史もの
新規登録(2005-10-27)【バカ王子】さん
タイトル情報更新(2017-08-05)【イニシャルK】さん
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監督大曾根辰夫
助監督的井邦雄(監督助手)
キャスト松本幸四郎(八代目)(男優)大石内蔵助
高田浩吉(男優)浅野内匠頭
高橋貞二(男優)多門傳八郎
山田五十鈴(女優)大石妻りく
月丘夢路(女優)瑤泉院
淡島千景(女優)浮橋太夫
北上弥太郎(男優)岡野金右衛門
田浦正巳(男優)大石主税
坂東鶴之助(男優)矢頭右衛門七
桂木洋子(女優)しの
幾野道子(女優)こう
瑳峨三智子(女優)つや
大木実(男優)戸田下総守
川喜多雄二(男優)土井甲斐守
柳永二郎(男優)柳沢出羽守
水島道太郎(男優)不破数右衛門
市川小太夫(二代目)(男優)井上団右衛門
北龍二(男優)小野寺十内
近衛十四郎(男優)堀部安兵衛
大坂志郎(男優)武林唯七
永田光男(男優)井狩左平太
戸上城太郎(男優)岡島八十右衛門
青山宏(男優)前原伊助
荒木忍(男優)吉田忠左衛門
香川良介(男優)大野九郎兵衛
山路義人(男優)梶川与惣兵衛
夏川静江(女優)たん
中村吉十郎(男優)八助
毛利菊枝(女優)わか
野沢英一(男優)田村家の用人
海江田譲二(男優)庄田下総守
寺島貢(男優)多川九左衛門
村田宏寿(男優)奥野将監
富本民平(男優)落合与右衛門
大邦一公(男優)大友近江守
寺島雄作(男優)吉良の間者
大友富右衛門(男優)姫路藩隊長
葉山富之輔(男優)間瀬久太夫
藤間林太郎(男優)奥田孫太夫
中野市女蔵(男優)吉良家の付人
天野刃一(男優)清水一学
堀正夫(男優)近藤平八郎
諸角啓二郎(男優)潮田又之丞
南光明(男優)田中清兵衛
竹田法一(男優)柳沢家の用人
市川男女之助(男優)伊達右京亮
保瀬英二郎(男優)大石瀬左衛門
加藤秀樹(男優)萱野三平
田中謙三(男優)高田郡兵衛
中田耕二(男優)小山田庄左衛門
宮嶋安芸男(男優)宝井左六
ヤサカ俊夫(男優)大高源吾
光妙寺三郎(男優)寺坂吉右衛門
笹川富士夫(男優)三村次郎左衛門
毛利二郎(男優)間十次郎
水上杢太郎(男優)杉野十平次
鈴木稔(男優)勝田新左衛門
溝口亮(男優)間瀬孫九郎
小宮山鉄朗(男優)菅谷半之丞
宮武要(男優)御坊主関久和
井上晴夫(男優)左右田孫兵衛
静山繁男(男優)安井彦右衛門
西田智(男優)柳沢の隠密
岡田和子(女優)赤穂藩士の女房
鈴木房子(女優)侍女
村上記代(女優)笹屋の女
大和久乃(女優)
大原みゆき(女優)花見の踊り子
清水将夫(男優)荒木十右衛門
山内明(男優)片岡源五右衛門
河野秋武(男優)原惣右衛門
滝沢修〔男優〕(男優)吉良上野介
薄田研二(男優)堀部弥兵衛
鶴田浩二(男優)毛利小平太
脚本村上元三
依田義賢
大曾根辰夫
音楽鈴木静一
撮影石本秀雄
製作総指揮大谷竹次郎
配給松竹
美術大角純一
水谷浩(美術考証)
編集相良久
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1
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5.《ネタバレ》 オールスター総出演が売り物で、今では貴重な史料映画。女優陣が充実しており、感情を出す細かな演技に秀でているように思われrた。前半、話は淡々と進む。忠臣蔵の講談をなぞっている感じ。ヒール役の吉良の扱いがぞんざいなのが難点。そもそもこの物語は、現代感覚からすれば、傷害事件の被害者である吉良老人を加害者の家臣が集団で殺すという「奇妙な復讐譚」である。吉良の悪人ぶりを前面に押し出さないと物語が成立しない。それなのに吉良の人物描写が弱い上に途中から終盤になるまで永い間登場しなくなる。これでは観客の「復讐心」が持続しない。なので吉良を討ち取ったときのカタルシスも少ない。演出でいえば、音楽をほとんど使っていない。同年制作の「七人の侍」では音楽が有効に使われているのに。天主や五重塔、城石などのホリゾント(背景画)が拙く、舞台の書き割りレベルだ。もうちょっと美術に凝ってほしかった。サイドストーリーは「最後の落伍者」と呼ばれる毛利小平太とその元婚約者しのの話。毛利は肺病が悪化し、討ち入りに参加できず、吉良家への途上で絶命する。しのは「不忠者」の汚名を着せられた父無き後、貧乏長屋で肺を病み、肩身の狭い思いをしながら暮していたが、毛利を見送ったあと自刃する。悲恋、不忠者の娘、肺病、貧乏長屋、自刃、無念の死と、こちらの方は煽情的に悲劇を盛り上げる。本話との演出に隔たりがあるので、違和感がある。クライマックスは討ち入りの場面。ここでカメラはそれまでになく、縦横無尽にパンやアップを多用し、流れるような殺陣さばきは美しく、絵になっており、それなりの臨場感を出すことに成功している。「七人の侍」に較べると迫力不足は否めないが、それは比較するものが偉大すぎるから。「古めかしい」という表現がぴったりする映画だが、「古めかしい」には「古めかしい」の良さもある。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-11 02:27:51)
4.最後になって討ち入りに加われなかった毛利小平太を準主役にした忠臣蔵だ。描き方としてこういう描き方もあるのかもしれない。
映画は控えめな演出ながら、本格的に堂々と進む。松本幸四郎の内蔵助も、長谷川一夫や片岡千恵蔵と比べ遜色ないと思う。しかし鶴田浩二の小平太は雰囲気に合わないような気がするし、エピソードもそれだけが浮いている感じ。チャンバラの時間も長くて嫌だ。
ところで内匠頭の時世の句が読まれるのはわかるが、内蔵助をさしおいて忠左衛門の「君が為・・・」が朗々と読まれるのはなぜ?

ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-21 16:58:07)
3.先代松本幸四郎(←眼の辺り息子そっくり!)氏は、何を考えてるか腹の奥が伺えない「昼行灯」大石内蔵助に正にぴったりの配役だと思います。東映版の千恵蔵氏にしても、右太衛門氏にしても、大石にしてはちょっと凛々し過ぎるというかお顔がご立派すぎ。同じ松竹製作大曾根監督ながら、「大忠臣蔵」(4点)より、こちらの方が正統派忠臣蔵で面白いかったです。討ち入りシーンも迫力有り!・・・ただ、ちょっと真面目すぎるというか、映像的にこなれていないような感じですね。これが松竹という会社の昔からの体質なんでしょうか?毛利小平太(鶴田浩二)と、不忠者の娘のレッテルを貼られた、しの(桂木洋子)との悲しいエピソードを絡め新味を出そうとはしてますが。やっぱり自分は、オーソドックスな作りの長谷川一夫=カラー大映版が一番好きかなあ・・・。次点は、お祭り的な派手な賑やかさが楽しい東映三部作のいづれかか。滝沢修=吉良(←この人の「ええい、黙らっしゃい!」って有無を言わせぬ決め台詞好きっす!)、月丘夢路=浅野奥方、山田五十鈴=大石りくという配役もそれぞれに適役。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-14 10:06:08)
2.まず花の巻。忠臣蔵と言えば職場でのイジメ、いわゆるパワーハラスメントというやつ。権威をカサに着て、言葉でいたぶる、理不尽に叱る、必要な情報を与えない、等々。私のようなシガナイ勤め人にとっては実にオソロシイ話。ましてやパワハラの相手がタッキー滝沢修ときては、ああ、ぶるぶる・・・。と言いたいところですが、本作ではこの辺の描写はややあっさり。どっちかというと、その後の「赤穂城開城」の顛末が中心。おお、これはまさに現代においては企業倒産に等しいもの。これも勤め人には怖い話だなあ。身につまされます。以上が花の巻。続いて雪の巻。前半で時間を使いすぎた(?)ので、忠臣蔵の割には話がサクサク進みます。耐えに耐え、忍びに忍んで、という感じもあまりないまま、討ち入りへ。いやこれがなかなかスゴイ。カメラが、すべる、すべる! カメラが横へ横へと走りつづけ、チャンバラもまた空間的に際限なく広がっていく。こりゃちょっと、ハリキリ過ぎかな、とすら思える程(笑)。しかし結局、オイシイところは鶴田浩二が持っていく。ちょっとズルイぜ。それにしても、前半における彼の涼しすぎる眼差しは、実にまぶしい、まぶしすぎ。こりゃまるで、タカラヅカ。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-30 22:09:24)
1.54松竹の忠臣蔵。当然当時のオールスターで大石:松本幸四郎(白鸚)、浅野:高田浩吉、吉良:滝沢修を始め鶴田浩二、山田五十鈴、月丘夢路、淡島千景、瑳峨三智子、近衛十四郎などなど挙げ切れないほど(って他は5、6人しかわからんが・・・)。58大映版でも吉良をやってる滝沢修は流石にうまいし、女優陣なんかは尋常じゃないくらいみんな綺麗。見所の討入シーンは期待を裏切らない出来。家を破壊しまくり血しぶきも乱れてスピード感も凄い。ただ討入前の高揚感、討入後の達成感はそれほどなく鶴田浩二が余計。
バカ王子さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-28 23:56:23)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6120.00%
7360.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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