7.大戦下の、英国の一家族の日常を記録したエッセイ風な作品です。ただ、エッセイは好きですが、一本の映画にまとめるには話の起伏が平坦なので、心にすとん、と落ちるといった読後感に欠けます。もう少し話を盛ろうという色気はなかったんだろうか。 主人公は男の子で、この子を取り巻く近所の悪がき達の戦時下にも関わらずといった伸び伸びぶりは良かった。爆撃で学校が焼けても、子供っていうのは喜んじまうんだなー。まったく大人とは違う時間を生きている奴らだ。原題とは大きく離れた苦心の邦題は、この子供たちを指しているんでしょう。子供パートの場面が一番印象としては鮮烈ですもんね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-04 00:52:19) |
6.《ネタバレ》 このサイトではえらく評価が低いですが、本作は隠れた傑作、J・ブアマンのベスト・フィルムですよ。日本では戦時中の庶民の暮らしを描いた映画では反戦というよりもどうしてもウエットで感情的になるのですが(そりゃ悲惨な負け方しているのでしょうがないですが)、本作に出てくるありふれたイギリス人たちの生活は、別に生き生きしているわけじゃないが戦争もまるで天災の様に生活に同化してゆくたくましさが見事に表現されています。 あのI・バネンのおじいちゃんが良かったですね、後半S・マイルズと姉妹が郊外の実家に集まるところなぞ、谷崎潤一郎の小説か小津安二郎の映画みたいな風情すら感じられました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-10 18:47:07) |
5.《ネタバレ》 戦争映画なのに、和やかに話が進んで行くんですね。子ども達はどんな状況下でも強くて元気で、癒されます。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-16 16:45:01) |
4.妹のスージーがめっちゃかえらしい☆戦争を舞台にしているけれども、それほど恐怖感を感じない。終盤はイギリスの、のほほ~んとした田舎って感じだし。戦争ってこんなに清々しいものじゃないだろうけど。それでも、こういった身内が誰も死なない戦争映画ってのもアリなんじゃないかな。ラストもスッキリです。 【西川家】さん 7点(2003-11-04 19:36:19) |
3.戦争ものって、アクションの興奮であったり、人間の業の凄惨さだったり、極限の感動ものだったりするじゃないですか。でも、人が生きるってことは、神経症な部分だけで成り立つわけがなく、戦争と言えども、退屈とも言える日常の部分が必ずあるはずで・・・、ホームドラマとして銃後を見せてくれた感覚はユニークで、とても和みました。 【bd】さん 8点(2002-12-22 00:30:15) |
2.監督名と題名に引かれて見ました。温かみのあるところは好きなのですが、見ていて退屈してしまいました。 【チャベス】さん 2点(2002-08-27 16:02:40) |
【017】さん 0点(2002-07-12 00:11:15) |