1.《ネタバレ》 最後まで見て、ようやく題名の意味を理解した。
自分勝手な人間ばかり登場する本作。
人との関わり合いはあるものの、結局は皆、自分の穴の中で生きている。
皆、孤独なのだと。
何とも哀しい幕切れだ。
それはそうと、北原三枝は本作でも相変わらず美しい。
若々しい軽やかな身のこなし、美しい細い腕とウエスト、その全てが輝いていた。
一方の三國連太郎は、他の作品では見た事のないほどのジゴロぶり。
そして実にカッコ良い。
作品全体としてみてみると、テンポの悪さが気にかかった。
話は自体は興味深い内容なのに、見ていて何故だか退屈感がつきまとった。