不良少女 魔子のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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不良少女 魔子

[フリョウショウジョマコ]
1971年上映時間:83分
平均点:4.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1971-08-25)
ドラマ
新規登録(2016-06-02)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2017-05-17)【イニシャルK】さん
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監督蔵原惟二
キャスト夏純子(女優)魔子
宍戸錠(男優)安岡
小野寺昭(男優)
岡崎二朗(男優)洋次
深江章喜(男優)内海
藤竜也(男優)田辺
音楽鏑木創
撮影山崎善弘
製作日活
配給ダイニチ映配
美術木村威夫
編集鈴木晄
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3.《ネタバレ》 不良女子グループの徘徊>喧嘩・カツアゲ>ゴーゴーの繰り返しの後、小野寺昭らのグループやヤクザとのもめごとが絡み、最後は兄ちゃん藤竜也や小野寺昭を刺殺し、虚しさが漂って終わる。夏純子さんはよいし、当時のちょっとサイケっぽいヤングの風俗や昭和の渋谷などの風景もいい感じなのだが、いかんせんストーリー自体がグダグダで演出にもメリハリが感じられず観ていてだれた。
クリプトポネさん [インターネット(邦画)] 4点(2023-05-27 22:22:06)
2.《ネタバレ》 小野寺昭が若いですねー。でもあまり変わりませんねー。特にあの独特の、張りのない声が。
さて本作、暴力・犯罪に明け暮れる破滅的で無軌道な若者たちの群像劇、といいたいところですが、もう一つ、不良指数が上がらない。まあ、結構ワルい事はしてて、お陰で敵対組織とのイザコサに発展するにはするのですが、結局のところ、主人公たる不良少女・魔子、ってのが、意外に古風な女性なんですね。だから、どちらかというと、湿っぽい方向に物語は進んでいきます。誰のせいかって? それはもちろん、小野寺昭。
魔子が兄の藤竜也を刺してしまうまでの一連のやりとりを描く場面は、なかなかでした。他はイマイチ。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 22:26:44)
1.《ネタバレ》 世代限定の映画のような気もするが、とりあえず思ったことを書かせていただく。
まず題名の「少女」が意味不明である。主人公をはじめとしてみな外見的にはオトナに見えるわけだが、あえて「少女」なのは精神的に未成熟だということか。主人公に関していえば、自由に生きたいのに邪魔ばかり多い、と当人は思っていたかも知れないが、現実にはどこまでも優しい兄の庇護があってこそのやりたい放題だったわけである。誰かに守られていながら反抗するという甘えの構造は、劇中では兄だが親に置き換えても同じだろう。これではただの駄々っ子である。
またこの映画では、主人公が盾突く相手が国家権力などではなく市井の暴力組織であり、国家が諸悪の根源だといった責任転嫁ができない設定になっている。劇中では社会の表も裏も関係なく、どんな世界にもその場その場の仁義がある、という極めて当たり前のことを若年者に突きつけていたように見えたが、それを主人公は全く認識できていなかったようで、そういう点でも人になり切れない少女ということだろう。
もしかすると当時の感覚としては、単純に若者の反抗や女性の暴力を小気味いいものとして捉えるとか、あるいは劇中人物の閉塞感と苛立ちを自分のこととして共感するような見方が普通だったのかも知れないが、世代も年代も違う自分としてはそれをそのまま肯定することはできない。普通に見る限り、どこまでも好き勝手に生きようとして周囲を巻き込んで破滅してしまい、結果的に“魔”の字にふさわしい役回りになった少女の悲しい愚かさを描いた映画に思われる。
主人公にしても、一途に妹を思う兄の苦しい立場がわからなかったはずはないのであって、劇中で自分が唯一共感できるのはこの兄だった。

なお主演の夏純子さんは当時日活の専属で、これ以前からスケ番映画の主役をこなしてきていたが、この映画の後に日活がロマンポルノ路線に転換したため松竹に移籍したとのことである。その後もしばらく各種映画に出演していたが(脇役か端役)、個人的にはこの映画の直後の特撮TV番組「シルバー仮面」(1971)でのレギュラー出演が印象深い。日活でスケ番をやっていた頃は野性的と見られていたようだが、自分としては唇を引き締めてきりっとした顔に見える方が好きだ(惚れている)。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2016-06-28 22:13:59)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 4.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
5266.67%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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