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1.  キング・コング(2005)
映画史上余りにも有名なキャラクターであり、“怪物映画”の原点とも言うべき「キング・コング」を最新テクノロジーを駆使してリメークしたのが、P・ジャクソン版の本作。ここまで徹底して映像化してくれれば、リメークした意義があろうと言うもの。SF映画の古典のリメークとしては、スピルバーグが「宇宙戦争」に今日的な味付けを施し、その独自の切り口と驚愕の映像で我々を魅了したのが記憶に新しいが、本作はあくまでも正攻法で描ききった、見所満載の超一級品と呼ぶに相応しい作品だと言える。ストーリー・ラインも然ることながらデティールにおいてもオリジナルと大差なく、また数々の名場面はそのまま踏襲されているが、CGでダイナミックに再現された映像は、古き良き冒険活劇としての味わいを些かも損なってはいない。計算され尽くした画面構成の巧みさと映像表現に於ける技術力とセンス。そして得意の長尺ドラマの組み立て方など、P・ジャクソンの魔法のような演出は冴えに冴える。こういったド迫力の超大作を撮らせたら、今まさに“旬の監督”と言えるのではないだろうか。特筆すべきは、やはりオリジルをも超越した言ってもいいほどの、野性味溢れるコングの仕草の数々。いかにも密林の王者らしいふてぶてしさとその雄叫びの凄まじさ、時折見せる物憂げな表情など、息づかいまでも感じさせ、CGとは思えないほどの完成度の高さである。ただ、恐竜たちの描き方は迫力あるものの、画一的で面白みに欠けるし、また谷底での巨大化した無数の虫の襲撃シーンはインパクトがあり過ぎ、恐竜たちの存在を霞ませてしまうだけで、少々余計な気もする。時代設定に拘りを見せているのは、夢とロマンが溢れていたあの時代だからこそ成立し得たオリジナルへのオマージュともとれるが、やはりエンパイア・ステートビルでのクライマックスの攻防戦に焦点を絞っていたからだろう。それはコングを攻撃するのはあくまでも複葉機でなければならないからであり、蝿を追い払うかの如く叩き落とされる複葉機に対し、ビルの頂上で雄叫びを上げるコングという構図が「キング・コング」という映画の最もシンボリックな部分である以上、最新のジェット戦闘機では絵にならないのである。エンパイア・ステートビルの向こうに広がるパノラマは“カラー作品”ならではの鮮やかな色彩設計で、コングとアンを包み込むように束の間の至福感を見事に描出している。
[映画館(字幕)] 10点(2006-01-29 17:55:14)(良:2票)
2.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
タイトルバックにはあまり凝らないと言うか、拘らないのがスピルバーグ作品の流儀なのだが(それは本編に自信があるからこその裏返しともとれる)、今回ばかりはレトロっぽいアニメを今風にアレンジして、これから展開される作品世界に我々を誘ってくれるには、実に効果的なオープニングだ。陽光眩しいのんびりとした60年代の雰囲気の中、全編にわたり軽妙洒脱な語り口で魅せるこのスピルバーグの新作は、まさしく原初に立ち返ったような印象を受ける。SFXをふんだんに駆使したSFでもなければ、ド派手なアクションもない。あるのは贅肉をそぎ落とした、彼本来の姿そのもの。軽いフットワークで撮った作品のように見られがちだが、恐竜や宇宙人などが出ない分、いわゆる誤魔化しが利かないため、演出力そのものが作品の出来を左右してしまう。それだけに今までの作品中でも、彼自身かなり力を込めて撮った様子が窺い知れるというもの。そしていかにも彼らしい壮快な作品に仕上がっている。とくにデカプリオの七変化の伊達男ぶりと、不変のスーツ姿のハンクスの対比が面白く、頭脳明晰で常に奇策に転じて逃れるレオに対して、極めてオーソドックスな捜査で追い詰めていくハンクスという構図が、ふたりのキャラを殊更際立たせている。痛快作ではあるものの、実話からくる重みを感じさせるラストも巧い。
[映画館(字幕)] 9点(2003-04-25 01:07:54)(良:1票)
3.  禁断の惑星
宇宙冒険SFの古典中の古典。人間の邪心や憎悪といったものが、そのまま怪物の姿となって襲いかかるといったアイデアが秀逸で、具体的な姿を見せない為、地面に足跡のくぼみが付いたり、階段の手すりが歪んだりといった描写や、探検隊との一大バトルを見せる本編との高度なアニメーション技術の合成も見事な効果を挙げている。また、劇中登場するロボット・ロビーの古典的デザインも素晴らしく、ロボットの一つのスタイルを確立して、玩具としても大人気を博した。今日のSF映画に影響を与えたという意味でも、当時としては画期的な作品だったと言える。
8点(2002-07-14 15:48:39)
4.  恐怖の報酬(1977)
オリジナルが世界映画史に残る傑作だけに、リメイクに挑戦するには相当の覚悟とプレッシャーがあったに違いない。そういう意味では、名作に果敢に挑戦したフリードキンの意気込みが十分感じとれる作品とはなっているが、如何せん、登場人物たち個々の描き方にはどうしても物足らなさを覚えてしまう。さらに重要ポイントでもある豪雨による濁流の中、今にも落ちそうな吊り橋を渡るシーンも、視覚的には実に効果満点だが、いくらなんでもあれだけ揺れたらニトロの影響は避けられまい・・・と思うのだが。ビデオに完全版が出ていたとは全く知らなかったが、ここではあくまでも劇場公開されたものを批評した。
7点(2002-05-12 17:20:40)
5.  キャッチ22
後ろの滑走路で輸送機が着陸に失敗し事故を起こしても、平気で振り返りもせず知らん顔でお喋りを続けている一コマを観ても分かるように、この作品にはマトモな登場人物は皆無なようで、軍隊というものを徹底的に茶化した作品である。そしてこういったバカバカしさを大々的にやるからこその面白さがここにはある。「キャッチ22」とは、狂人を装って出撃命令を拒否しても無駄だという皮肉が込められていて、自由への憧れと共に、真に狂っているのは誰か、怒るべき相手は誰かという反体制の側面と、笑って観ているうちにやがて笑っていられなくなり、本当の恐ろしさを感じる作品でもある。
8点(2002-02-03 18:22:13)
6.  北国の帝王
アメリカ大不況時代のさなか、ホーボーと呼ばれた浮浪者たちは、生き残るための最低の手段として無賃乗車で鉄道を利用して、野宿地から野宿地へと食べ物と寝ぐらを求めていった。正常な社会情勢ではケシからぬこの振舞いは、生きるか死ぬかの瀬戸際ではむしろ必要悪なのだが、ここで彼らに鉄道側と対決する必要性が生じる。この映画は、ふてぶてしいまでの生きる執念をみせる男たちと、それを阻止しようとする血も涙も無い鬼車掌との血みどろの闘いを、R・アルドリッチ監督がダイナミックかつユーモラスに描いた痛快作!
8点(2001-12-30 00:38:07)
7.  キス・オブ・ザ・ドラゴン
この夏、最高最大の興奮が味わえる、まさに「ニキータ」と「レオン」をカンフーで味付けした、全編シビレまくりの今年一番のアクション超大作。このテの映画には見慣れている筈だが、やはり生身の格闘技の凄さとスピード感には圧倒されてしまう。クライマックスの前門の虎、後門の狼を倒したあとの救出劇は案外呆気ない気もするが、この最後になって“キス・オブ・ザ・ドラゴン”の意味が解かるという仕掛には、思わずニヤリとしてしまう。
9点(2001-09-09 00:16:43)
8.  ギフト(2000)
S・ライミ監督作品は、ある種下品でハチャメチャなところから噴出する面白さにあるのだけれど、昨今の作品は何故か上品で手堅く小器用にまとめているという印象を受ける。それは本作にも言えることで、こういったスターバリューの作品からはどうしても上品な印象を受けるのは仕方ないとしても、テーマからしていかにも彼の作品世界そのものといったイメージがある以上、もっとオカルティックな作品に仕上げても良かったんじゃないかな。ヒラリー・スワンクはむしろハマリ役だと思うが、キアヌ・リーブスは「マトリックス2」までのギャラ稼ぎの為としか思えない。
7点(2001-07-01 00:08:53)
9.  キャスト・アウェイ
主人公にとって4年間の空白はあまりにも残酷で虚しい。が、そこはアメリカ人。漂流生活をフロンティア・スピリッツで生き抜いてきたのだから、これからの人生もきっと明るく生き抜いて行ける筈。十字路に立って進むべき道に迷うラストのT・ハンクスの表情が象徴的だ。
8点(2001-04-08 19:06:03)
10.  キング・コング(1933)
世界SFX映画史上のモニュメントで、まさに怪獣映画の元祖。南海の島での恐竜や翼手竜との凄まじいバトルに、この時代公開された作品を目の当たりにした観客たちが、さぞかしド肝を抜かれたであろうことは、想像に難くない。人形アニメというコマ撮りによる怪獣たちの動きのぎこちなさが、かえってもの凄い迫力を生む。エンパイア・ステートビル上での複葉戦闘機とのスリリングな戦いの果て、落下していくというシーンはやはり歴史的名場面で、胸に被弾し傷を負ったときのしぐさや、ヒロインに心底惚れ込んでしまったような表情がなんとも人間臭く哀れを誘う。
10点(2001-03-09 14:24:02)
11.  ギャラクシー・クエスト
一年を通じて観る事に躊躇する映画って、必ずと言っていいほど数本出くわします。当然、観なきゃよかったと後悔する作品と、観ておいて良かったと得した気分にさせてくれる作品とに別れます。で、この作品は明らかに後者のほうで、マニアックな雰囲気は噂に聞いていた程でもなく、又、作品の性格上コミカルではあるけれども決してコメディではなく、物語の設定のみユニークなむしろ実にオーソドックスなSFファンタジー・アドベンチャーに仕上がっています。本物の宇宙人に誤解される主人公たちの苦悩や、ラブロマンス、見事なアイデアの視覚効果や最新SFXによる一大バトル等々、きちんとツボを押さえた演出には好感がもてます。それにしてもこの作品がなぜミニシアター系での上映なのか不思議でならない。
9点(2001-03-09 01:09:54)
12.  キャバレー(1972)
愛も子供すらも芸のために捨てる。踊り一途の主人公の人生を大きな時代の流れが包み、暗い世紀が予見される。ファシズムの社会の風俗描写が素晴らしく、それは強烈なラストに集約される。しかしこの作品はライザ・ミネリの魅力がすべてで、ミュージカルとしていかにも映画的な楽しさが満ち溢れている。恋人との別れぎわ、一度も振り返ることなく片手でサヨナラしながら立ち去る彼女の後姿が、ことさら印象的なシーンとなっている。
8点(2001-01-07 00:53:58)
13.  キャリー(1976)
ブライアン・デ・パルマ監督の映像には、映画的表現という言葉がいかにも似つかわしく、彼が描き続ける「愛」と「恐怖」という二つのテーマはただひたすら美しく、そして恐ろしい。特にこの作品はその最たるものとして記憶に残る。中でも冒頭のシャワー・シーンでの初潮の血のイメージや、クライマックスの阿鼻叫喚の前段の、バケツに入った血がキャリーの頭上から降り注ぐまでのスローモーションの効果などは、改めて映画でしか表現しえないものと痛感させられる。ラストの“ビックリ”はこの作品から流行りだした。
8点(2000-11-18 23:48:55)
14.  キッド(2000)
描こうとしている事は良く分かるんだけど、J・タートルトーブ監督って演出が淡々としていてメリハリが無いんですよネ(そこが彼の持ち味でもあるんだけど・・・)。いい意味でのケレン味が無いので、本来感動的になるようなシーンにも涙腺を刺激されることもなければ、印象にすら残っていない。(だいたい子供時代の自分自身に対峙したときの、主人公のリアクションの少なさはいったいどういうことか?)いい話だけになんか惜しいような気がしてならないんです。
6点(2000-10-08 10:19:41)
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