1. 生きるべきか死ぬべきか
笑いのエッセンスは緊張と緩和とよく言われるが、当時、ナチスほどの笑いの材料はなかっただろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-11 20:46:39) |
2. インテリア
《ネタバレ》 才能はなくても表現の術を知る長女。直感力はあっても表現の術を知らない次女。売れない女優ながらも自分と折り合っている三女。そして、完璧でなければ死を選ぶ芸術家の母。最も悲劇なのは次女で、怖いのは自分が何者か知らないこと。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-15 23:46:08) |
3. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 ヴィゴ・モーテンセンは堪能できた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-15 22:26:07) |
4. イージー・ライダー
完成度はインディーズのそれだけど、名作と呼ばれている理由は、ピーター・フォンダの空虚な表情じゃなくて、ジャック・ニコルソンのイッてる目つきでもなくて、アメリカの疲弊やヒッピーでもなくて、良きアメリカのシンボルとしてバイクにある。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-02 22:25:25) |
5. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 イーストウッドは「役者」を大事にする監督だと思う。致命的だったのは肝心の「役者」に魅力を感じなかったこと。硫黄島で地下を掘るのにどんなに苦労したのか、 それで米軍が攻略にするのに予想以上に時間がかかった等々具体的な硫黄島の戦いは描いてない。説明する気がハナからなかった。アメリカ人監督が家族を想う日本兵を描いたのは画期的。自決する日本兵の狂気と、理不尽に捕虜を殺害するアメリカ兵の狂気を同列に描いたことにも好感が持てる。ただ、集団自決の場面は、あまりにもリアルすぎるためか、アメリカ人が描くことに対して、自分の中で湧き上がるものがあったことに驚いた。 [映画館(邦画)] 6点(2006-12-17 01:10:08) |
6. イン・ハー・シューズ
「家族は他人の始まり」兄弟、姉妹とはいえ相性はある。でも「血は水よりも濃い」とも言う。同じ母から生まれ共有する歴史がある。理屈じゃない。詩のように感じることが大事。靴の趣味、サイズが合うことで絆を確か合うこともできる。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-11 20:15:27) |
7. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
人間であれヴァンパイアであれ、外見が美しかろうと醜かろうと、美意識を捨てた者から哀しいバケモノに成り下がるのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-29 21:33:25) |
8. インサイダー
“プロフェッショナル”マイケル・マンのキーワード。この作品はアル・パチーノへマイケル・マンからの賛美。彼が映すアル・パチーノのかっこよさはそれほどまでに左様なのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-22 21:48:43) |
9. イングリッシュ・ペイシェント
そもそもアルマシーとキャサリンの恋愛が薄っぺらな三文ドラマにしか見えないから、いくら回想シーンで切り口を変えたり、広大な砂漠をバックにロマンチックに盛り上げられても、ピンとこなかった。 4点(2004-07-05 17:47:02) |