21. 16ブロック
《ネタバレ》 この普通のラストにしたのは監督意図でしょうね。 実に最後の方は淡々と進んでしまった。 そこまでせっかく作りこみしたがあっさりなのはなんでなんでしょうかね。 ちょっと惜しい。 デビット・モースの演技力にブルースが方向性を変えたのがうまく絡んだのが良かった。12モンキーズを思い出してしまう。(モースはちょとしか出てないですが) 監督が2人の組み合わせにしたのは少なくと関係はありそうと自分は思った。 2人の元相棒刑事が目の動きと表情でその感情を表現しているのには実に見ごたえがあったと思います。だからこそ、最後までこの2人で押したかった。 もう囲まれての銃撃は読めちゃうべたなものなのがちょっと興醒め。 もともとこの手の話はストリーが決まっちゃっているんで、ラストまでもっと引っ張ってゆくべきと思います。 モス・デフの役はこの映画の重要な要素だからこそであるので、ちょっと私の評価は辛いですね。彼の純粋さにジャックが導かれるんですがどうもそこが完璧に自分を騙してくれない物足りなさを感じる。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-20 01:32:29) |
22. シン・シティ
《ネタバレ》 言われている程グロくなく、単に殺し合いだけを表現しているのでは無かったので、自分の中ではかなり良かった。タランティーノがかかわっている事も自分には拒否反応であったが、犯罪と言いながらもメインテーマは愛であり正義であると思った。それをコミックという仮想の中で描いていたものを、同じ仮想でも映画でどうやって表現するのかについては半アニメ・コミック感が成功している。しかし、なんと言っても閉塞感のある世界での男の心意気とでもいうのかそういう部分にグッとくるね。かなりオールドスタイルではあってもそこは人間が持つ一種の非現実と判っている娯楽なんじゃないだろうか。ブルースは元々こういうキャラが得意だから特にには無いがミッキー・ロークは単にメジャー映画に帰って来ただけでは無く、人間的にもいろんな事を経て変わったと思った。単に薄ぺらだった(猫パンチ)頃とは。そこが味になっているんだろうと思いました。点数は上位にはあげられないものの心に残る映画だった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-02 01:32:59) |
23. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 これは厳しいですねー。判ってても期待して観れるものと判っちゃおしまいのもで言えば後者だと思います。なんでヒントをあんなに出しちゃうんですかね。デップってだけでも主人公いかれると半部以上思わせている。もうそのシチュエーションで斬新さは無くなっているので、命のオチを先読みされてはどうにもならないと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2005-10-11 14:50:08) |
24. シックス・デイ
シュワちゃんのあんまりぱっとしない系の中では面白いんじゃないですかね。 ストーリーは良いと思いますよ。しかし、如何せんアクションになって、パイロットが大活躍ではお決まりパターンと言えるでしょう。 5点(2005-02-13 12:41:23) |
25. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 ちょっと前ブームのネタバレ厳禁映画の祖先のような映画ですね。でも、タイトル自体がそれを予感させてしまっているように思います。途中で挿入されている幻覚のモンスターやホラーを予感させる設定が期待感をどうしても持たせてしまうのだと思います。だから、実はこうでしたとうラストには、その盛り上げが何だったの?と感じざるを得ない。 5点(2004-02-23 01:32:38) |
26. ショーシャンクの空に
キング作品は原作先に読むパターンが多いので、僕の場合勝手に膨らんだイメージを、映画が打ち破りにくいのかも知れません。もう少しダーティーな感じの方がイメージに合ったかもとは思いますが、作品は面白かったと思います。僕の期待との差分でこの点です。 7点(2004-02-03 01:38:23) |
27. シャイニング(1980)
原作の方を先に見ましたし、違いについても認識しましたが、それはそれ。これはこれという感じ。キューブリックの描く怖さは音の無い不気味な孤独感と閉塞感に、目の眩むような赤とどす黒さが印象的でした。原作も映画もどちらも好きです。 9点(2004-02-03 00:50:40) |