21. 16ブロック
良いですね、こういうの。男の友情を描いた映画は大好きですよ。この映画のポイントは何と言ってもブルース・ウィリス演じるアル中で腹が出てる少し走っただけで息切れする主人公の親父なのです。本当にそこらへん探せば見つかりそう・・・うん、斬新と言えば斬新だ。したがってそこまで派手なアクションはなくどちらかと言えば地味なアクションが続く。それでも面白いのだからこの監督は腕が良かったのでしょう。最近の見せかけだけのアクション映画よりかはずっと良い。それとアクションの合間合間に挿まれるちょっとしたドラマが良かった。最初はジャックとエディ・・お互い面倒な仕事だ、信頼できない奴だなどと考えていたけどちょっとしたドラマが挿まれるごとに少しずつ2人の間に友情が芽生えていく・・・それと同時に観てる自分も少しずつあの2人に感情移入してしまうのですね。こういう「男の友情」ってのは女性には理解できないのかもしれません。ラストシーンにはジャックだけでなく俺まで嬉しくなってちょっと涙目になってしまいました。バスの中での少女との会話も良かったかな。面白い作品だ、感動できる作品だ・・と身構えてもらっても困るけどなかなかの良作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-03 00:23:55)(良:1票) |
22. シャイニング(1980)
俺の中ではホラー映画の頂点に君臨するのがこの映画。「シャイニング」はただのホラー映画ではない!何と言ってもジャック・ニコルソンが強烈であった。人生で初めて「この人演技うめぇぇぇ!」と思ったのはこのジャック・ニコルソン。あの迫真の演技が素晴らしい。彼に対する恐怖も勿論ありましたがそれよりも凄いと言う気持ちの方が勝っていた。父親役が彼以外だったらこんなに点数高くしなかったでしょう。そこらへんのホラーとは違うんですね。ホラーというジャンルはストーリーがペラペラの物が多いけどこれは別格(ホラーとしては)・・そのせいで分かりづらくなり、分かりやすいホラーを期待してた人には不評のようだが・・・・家族愛、少しずつ狂ってゆく父親、父親が狂う前から何かおかしいあのホテル・・・父親が妻と息子を襲い始める過程を丁寧に描いている。あのじわじわと来る恐怖が非常に良い。ただ単に殺人鬼かモンスターが出てきてワッーと襲ってくる分かりやすいホラーはそこらじゅうに溢れているんです。しかしこういうのはなかなか無い。音楽はまさに芸術家キューブリック・・といった感じ。あのくそうるさい音楽が何故かこの映画には合っている。始まった瞬間から不気味な音楽で始まり緊張感を高めてくれます。キューブリックはホラー映画をも芸術的に作ってしまうのか・・。 どうでもいいけどメイキングのシェリー・デュヴァル対スタンリー・キューブリックも凄い。あんな感じでストレスが溜まったからあんな怖い顔になったのですね?シェリーさん。ハっ!もしやそれがキューブリックの狙いだったのか!わざと冷たく接したのですね! [DVD(字幕)] 9点(2007-01-24 23:50:06) |
23. JAWS/ジョーズ
これも「ジュラシック・パーク」と同じぐらい子供の時に好きだった作品。小学生ぐらいの時よく父親がジョーズのテーマを口ずさみながら自分に向かって突撃してきたことを覚えている。そんな思い出のある作品。今観ると・・どうなんだろう。 [ビデオ(吹替)] 8点(2007-01-22 23:39:14) |
24. ジュラシック・パークIII
観た当時中学1年生の自分でもつまらないと感じた映画。中学生にそんなこと思われてしまう子供向けの娯楽作品なんて駄目だと思うんですが。 [ビデオ(吹替)] 4点(2007-01-22 22:36:41)(良:1票) |
25. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 2回鑑賞。生まれて初めて購入したDVDがこれ。この映画に相応しい言葉は「爽快感」という言葉だろう。勿論全てが爽快感で構成されてるわけではない、ブルックスの話などそういう衝撃的な話があったからこそビールの一件やラストのあの爽快感を得られたに違いない。レッド役のモーガン・フリーマンの語りが凄く好き。淡々と語っているのに盛り上がるところでは盛り上がり、爽快感があるところでは爽快感が得られる。素晴らしい語りです。この映画で彼のちょっとしたファンになりました。 9点でも良いかななんて思ったけど何故10点か?理由は2つ、やはりラストの後味のよさにやられてしまったこと、これほど素晴らしい爽快感が後に残る映画は他にない。それとこの映画から俺の映画人生が始まったこと。これ観てなかったら多分映画ファンになってなかったな。この映画と映画の製作者に感謝したい。心に残る1本ってやつです。 [DVD(字幕)] 10点(2007-01-12 01:00:49)(良:3票) |
26. シックス・センス
《ネタバレ》 冒頭のシーンもあったし、世間が散々驚いたと言うからオチは読めてしまった。 良いことだけどちょっとフェアー過ぎたかな。ちょっとぐらいアンフェアーでも良かったのに。ミステリでもないのによくあそこまでフェアーに作ったな。 しかしそんな事はどうでも良い事。良い話だね。この映画にホラー要素は求めてはいけない。ホラーテイストの良い話。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-01 22:20:44) |
27. シザーハンズ
《ネタバレ》 これだけ評価良いのだからきっと俺も良い作品だと思えるはず・・・そう思ったのが間違いだった。 切ないと言うより酷いと感じた。 まず、あのおもちゃみたいな蛍光色の家。あれはない。まあそれはこの監督の持ち味という事でしょうがないとして・・・・・いきなり受け入れてもらえすぎだろう。展開的には普通逆じゃないのか。 あの街の人が酷すぎて酷すぎて・・・ ペグなんて最初は散々優しく接して、まるで1番エドワードの気持ちを分かってるかのようにしてたのに最後は「やはり連れてくるべきじゃなかった」って・・・そりゃないよ。勝手につれてきたのはあんただろうが、と突っ込みたくなった。 あと、あの「悪魔が・・・」みたいな事言ってた変な人は一体何だったんだろう。1番の謎だ。ああいう人間はハサミが手の男以上に怖いと思うぞ。 エドワードをいきなり襲うwあのおばさんも謎。やめてくれよ気持ち悪い。 そしてあの町にひどく似合わないチンピラが浮きすぎ。あの車は・・・・ 行動が意味不明。何であの子供を轢こうとしたんだろう。結局犯罪犯すなら最初から全部自分でやれば良かったのに。 何故あんなにエドワードを嫌うのかが分からない。 いや、まあバカだからの一言で済んでしまうのだけどラストの方はもう狂人だったじゃないか。 そして1番ひどい奴がヒロイン。 口ではエドワードかわいそう、みたいな事言ってるのに何故か自首しない。きっと自首して助けるんだろうな、ああ良い話じゃないかなんて思ってたのに全く自首する気配が無い。なんだやっぱり自分が1番可愛いのかよ。がっかり。 それ以降はなんだ口だけかと思ってしまい、俺の中でチンピラと大して変わりない存在となってしまった。 あと、何故エドワードを好きになったのか分からない。好きになる過程がなかった。タイタニックじゃあるまいし・・・ 良い人そうだったのはあの父親と警官の人だけかな。 という事で俺にとっては不愉快で謎な映画となってしまった。結構期待もしてたからなおさら残念。 [DVD(字幕)] 2点(2006-12-29 21:31:29) |